FGO

【FGO】蘭陵王の元ネタと史実解説

編集者
FGO攻略班
最終更新日
18時アップデートでゲーム内更新!
オルガマリークエスト攻略!
頁&証ドロップクエ追加!オデコ任務まとめ
新規高難易度追加!「サンゴ礁に眠る」攻略
学園シナリオ!?奏章2イドを攻略!

FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「蘭陵王(らんりょうおう)/高長恭」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

蘭陵王

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

関連記事
蘭陵王
蘭陵王
▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説

蘭陵王の元ネタ

蘭陵王のプロフィール

出典 北史、北斉書
地域 中国
時代 6世紀
誕生年 541年
死没 573年5月

蘭陵王の史実・伝承

蘭陵王の名前の由来

蘭陵王と言う名は、中国において諸侯王として得た称号であり、姓名は高長恭と言う。他にも羅陵王、高粛、高孝瓘とも呼ばれる。

諸侯王とは皇帝が定めた領主であり、国王ではない。

蘭陵王の出自

高長恭は541年に父・高澄の四男として生まれる。高澄は多くの妻がいたが、長恭の母親の名前は不明。高澄には6人の男子がいた。

549年に父が暗殺されると、高澄の弟・高洋が仇を討ち、北斉を建国。高洋は文宣帝として、北斉の初代皇帝になる。文宣帝は高澄の子どもたちを穏健に扱っていたそう。

559年に文宣帝が崩御し、文宣帝の長男である高殷が第2代皇帝・廃帝として即位。560年に長恭は徐州蘭陵に封ぜられ、「蘭陵王」の王号を得る。

蘭陵王の逸話

564年、北斉が隣国・北周に攻められ洛陽を包囲される。この時蘭陵王は武将の斛律光、段韶らとともに救援に向かう。

蘭陵王は騎兵500騎を率いて包囲を突破し、洛陽にある金墉城に到着した。しかしあまりにも早い援軍の到着に、城内の味方は援軍か疑ってしまう。

そこで、蘭陵王は兜を脱いで素顔を見せて援軍であることを証明。味方と分かった北斉軍は反撃を行い、北周に勝利した。

この逸話から蘭陵王を讃える「蘭陵王入陣曲」という曲が作られた。また、後世では「蘭陵王は自身の美貌が兵卒たちの士気を下げることを恐れ、仮面をつけて戦った」という伝説が誕生した。

蘭陵王の死因

565年、北斉の第5代皇帝として後主が即位した。しかし愚かな後主は数多くの武勲を持つ蘭陵王を嫌っていた。

後主の悪意を知った蘭陵王は、保身のために病の治療を拒否するなどして引退を計るも許されなかった。そして、後主は蘭陵王に対して毒薬を賜り、自殺を命じた。

妻である鄭氏から「後主に弁明すべき」と泣きながら訴えられるも、観念した蘭陵王は自死を選んだ。

蘭陵王の死後

蘭陵王は裕福だったために多くの人々にお金を貸していたが、亡くなる前に債券を全て焼き払っていた。

また、後主が蘭陵王や斛律光を粛清したことから北斉の国力は低下。蘭陵王の死から4年後に北斉は滅んだ。

北斉の正史を記載した「北斉書」では、「たとえ斛律光が死を賜わり、覆敗の兆しがあったとしても蘭陵王に全権を与えていれば結果は分からなかった」とも評されている。

宝具の元ネタ

蘭陵王入陣曲

宝具名 蘭陵王入陣曲
『いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり』
ランク C+ 種別 対軍宝具(自陣)
レンジ 1〜5 最大捕捉 レンジ内全て

宝具説明

その勇猛さと美貌を讃える歌は味方の士気を向上させ、敵を怯ませる。更に「音容兼美」とされた蘭陵王自身により、絶大な重圧とそれでも目を離せぬ美の恐怖を敵に与える。

宝具名の由来

宝具名の由来は、仮面をつけた蘭陵王の奮戦を讃え、兵士たちによって作られた曲「蘭陵王入陣曲」。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

第2部3章での活躍

第2部3章「人智統合真国シン」では、中国異聞帯にて芥ヒナコのサーヴァントとして登場。正体を隠していた芥ヒナコ(虞美人)とは生前からの知り合いだった。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 蘭陵王との関係
虞美人
虞美人
生前に知り合っており、彼女のよき理解者だった。

参考文献
wikipedia

関連リンク

関連記事
蘭陵王
蘭陵王
▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説

オススメの記事