【デスストランディング】登場人物(キャラクター)と声優・キャスト一覧
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『デスストランディング(デススト)』における、登場人物(キャラクター)と声優・キャスト一覧について記載している。キャラごとの設定や声優とキャストの解説も掲載しているため、デスストを楽しむ際の参考にどうぞ。
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サムの解説と声優・キャスト
デスストの主人公である「伝説の配達人」
声優 | 津田健次郎代表作品 ・遊戯王(海馬瀬人) ・テニスの王子様(乾貞治) |
キャスト | ノーマン・リーダス代表作品 ・ミミック(ジェレミー) ・処刑人(マーフィー) |
サム・ポーター・ブリッジズは、デスストの主人公だ。「伝説の配達人」と呼ばれており、BTの気配を感じられるDOOMS「能力者」でありながら、ヴォイドアウトから生還できる「帰還者」でもある。
サムは特異な体質を持つため、サムの排泄物は研究対象であり、排泄物からグレネードなどの武器の精製も可能だ。サムの特殊な体質も含め、物語終盤ではサムの真実が明らかになる。
キャスト:ノーマン・リーダス
ノーマン・リーダスは、テレビドラマ「ウォーキング・デッド」で知られるアメリカの俳優だ。小島監督作品には「P.T.」のラストにも登場しており、小島監督とは公私ともに交流のある仲である。
本作デスストランディングでは、プライベートルームの演出においても、自らアイデアを出しながらテイクを撮影した。小島監督とはお互いに才能を認め合っており、今作でも様々なアイデアを出し合いながら演技を務めた。
声優:津田健次郎
津田健次郎は、「遊戯王デュエルモンスターズ」や「テニスの王子様」などの有名な代表作を多くもつベテラン声優だ。デスストでは、口数が決して多いとはいえないサムのセリフを、存在感たっぷりに演じ上げた。
アメリの解説と声優・キャスト
北米統一に意欲を燃やす女性大統領
声優 | 井上喜久子代表作品 ・CLANNAD(古河早苗) ・ああっ女神さまっ(ベルダンディー) |
キャスト | リンゼイ・ワグナー代表作品 ・The Bionic Woman(ジェミー) ・600万ドルの男(ジェミー) |
アメリは、アメリカ初の女性大統領であるブリジットの娘で、新大統領に就任した女性だ。アメリカ統一のために奔走していたが、西海岸でテロリストに捕らわれていると、サムに協力を依頼する。
アメリの肉体はビーチに存在するため、アメリは時を経ても外見が変わらない。また物語が進むにつれ、アメリの特殊な力も明らかになる。
キャスト:リンゼイ・ワグナー
アメリ役を演じたリンゼイ・ワグナーはアメリカの女優で、テレビシリーズでのキャリアが特に有名であり、エミー賞を獲得している。小島監督はリンゼイの大ファンだったため、デスストへの出演をオファーした。
デスストにおいてリンゼイは、若い頃の姿でアメリを演じる。美人でありながらもミステリアスな魅力でアメリを表現した。
声優:井上喜久子
井上喜久子は、アニメ・ゲーム・映画の吹き替えにおいて多数のキャリアを持つ実力ある声優だ。妖艶な美女から優しく厳しい女性まで、幅広く役をこなす。デスストではいくつもの顔を持つアメリという難しい役所を演じきった。
クリフの解説と声優・キャスト
戦場で出会う謎の男
声優 | 山路和弘代表作品 ・ウィッチャー3(ゲラルト) ・PSYCHO-PASS(雑賀譲二) |
キャスト | マッツ・ミケルセン代表作品 ・007 カジノ・ロワイヤル ・ドクター・ストレンジ ・ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
クリフは、サムがBBと接続するたびに見るフラッシュバックの中に登場する人物だ。また、大嵐が発生した際にワープする「戦場」で、サムが戦う相手でもある。
クリフはBBに執着があり、BBを取り戻そうとサムに挑んでくる。そして物語終盤では、クリフの真実が明らかになる。
キャスト:マッツ・ミケルセン
マッツ・ミケルセンはデンマークの俳優で、「北欧の至宝」と呼ばれることもある。小島監督はマッツの大ファンで、マッツに自らオファーをし、デスストへの出演が決定した。小島監督は自身のゲームのファンとマッツのファンをも「つなげる」という目論見があったようだ。
マッツは主役と脇役、または善人と悪役といった対照的な役も難なくこなす実力派俳優だ。今作では、複雑な設定を持つ「クリフ」を完璧に演じ切った。
声優:山路和弘
山路和弘は映画の吹き替えやアニメ、ゲーム、ドラマと幅広く活躍するベテラン声優だ。ゲームではウィッチャー3のゲラルトなど、いぶし銀のキャラクターを演じることが多い。デスストでも、クリフという難しい役どころを繊細にかつ暖かみのある声で演じた。
フラジャイルの解説と声優・キャスト
フラジャイル・エクスプレスの社長
声優 | 水樹奈々代表作品 ・NARUTO(日向ヒナタ) ・シャーマンキング(玉村たまお) |
キャスト | レア・セドゥ代表作品 ・007 スペクター(マドレーヌ) ・アデル、ブルーは熱い色(エマ) |
フラジャイルは、フラジャイル・エクスプレスの社長だ。サムと同じDOOMSで、BTを視認できる。また、フラジャイルは「フラジャイル・ジャンプ」という特殊な力を持っており、サムの移動を大幅にサポートする。
フラジャイルは過去にヒッグスと手を組んで配達業を営んでいたが、ヒッグスに裏切られた苦い過去がある。そのため、サムにヒッグスを倒すことを依頼する。
キャスト:レア・セドゥ
フラジャイルを演じたレア・セドゥは、フランス出身の女優で、『007 スペクター』でボンドガールを演じたり『アデル、ブルーは熱い色』で青い髪の女性を演じるなどの演技派女優だ。
デスストでは過去にヒッグスから裏切りを受け心に傷を負った脆くも強い女性・フラジャイルを、個性たっぷりに演じた。
声優:水樹奈々
水樹奈々は数々のアニメ・ゲームにおけるキャリアを持ち、歌手としての地位も確立している声優だ。デスストではフラジャイルの壊れやすく魅力あるキャラクターを演じた。
ヒッグスの解説と声優・キャスト
人類の分断を目論むテロリスト
声優 | 三上哲代表作品 ・サムライフラメンコ(今野明) ・THE REFLECTION(イアン) |
キャスト | トロイ・ベイカー代表作品 ・ストライキング・レンジ ・アルティメット・スパイダーマン ・ラストオブアス ・コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア |
ヒッグスは、アメリカ統治を阻害する分離破壊主義者(ディメンス)のテロリストだ。BTを召喚する力を持っており、BTを利用して何度もサムの前に立ちはだかる。自分の力を誇示するような行動の裏には、自分の価値を感じたいという渇望があるようだ。
キャスト:トロイ・ベイカー
ヒッグス役を演じたのはアメリカの俳優、トロイ・ベイカー。トロイにはデスストの他にも「ラストオブアス」や「コールオブデューティ」といったゲーム作品でのキャリアがある。デスストでトロイは、鋭くも危うい脆さを持ち合わせるヒッグスを表現した。
声優:三上哲
三上哲は、アニメ・ゲームを始め、映画の吹き替えも多くこなす実力派声優だ。魅力的な声音で、危ういヒッグスの声を表現した。
デッドマンの解説と声優・キャスト
ビーチと「つながり」に憧れる人造人間
声優 | 石住昭彦代表作品 ・うみねこのなく頃に(南條輝正) ・おとめ妖怪ざくろ(雨竜寿) |
モデル | ギレルモ・デル・トロ代表作品 ・シェイプ・オブ・ウォーター ・パシフィック・リム ・パンズ・ラビリンス |
デッドマンはブリッジズのメンバーで、ダイハードマンと共にサムをサポートする。サムの装備するBBのメンテナンスなどを担当してくれる。
また、デッドマンは体の7割が死人の臓器で出来ている人造人間だ。子宮から生まれた存在ではないがゆえにデッドマンはビーチを持たない。そのため、ビーチをはじめとする「つながり」に憧れ、ブリッジズに加入したのだった。
キャスト:ギレルモ・デル・トロ
デッドマンを演じたギレルモ・デル・トロは、メキシコ出身の映画監督だ。『パシフィック・リム』は『バンズ・ラビリンス』などのファンタジーやSFを得意とし、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ではアカデミー賞を受賞するほどの実力派監督である。
ギレルモは小島監督と公私ともに交流があり、ギレルモ自身日本のアニメ・ゲーム文化に造詣が深い。デスストで演じたデッドマンがサムと良いコンビとなっているのは、小島監督との良き関係を表現しているのかもしれない。
声優:石住昭彦
デッドマンの声を演じた石住昭彦は、三枚目のキャラクターを演じることが多い演技派声優だ。デスストにおいてもデッドマンというキャラクターをコミカルに、時に愛らしく演じている。
ダイハードマンの解説と声優・キャスト
大統領に忠実なブリッジズの長官
声優 | 大塚明夫代表作品 ・メタルギアシリーズ(スネーク) ・ONE PIECE(ティーチ) |
キャスト | トミー・アール・ジェンキンス代表作品 ・ミュージカルのアラジン(ジーニー) ・ミュージカルのシンデレラ(ダンディーニ) |
ダイハードマンはブリッジズの長官で、サムにアメリの救出を依頼した人物だ。同時に、サムに助言を与え、サムの旅を遠隔でサポートする存在でもある。過去にクリフと繋がりがあったようで、ダイハードマンの過去も物語と共に明るみになる。
声優:大塚明夫
大塚明夫は小島監督の代表作品「メタルギア」シリーズのスネーク役としてあまりにも有名な声優だ。印象的な低音で硬派なキャラクターを演じることが多い。
デスストではダイハードマンを演じた。物語中の演技はもちろんのこと、ゲーム中にプレイヤーにミッション内容を伝える重要な役割も担う。
キャスト:トミー・アール・ジェンキンス
トミー・アール・ジェンキンスはアメリカの俳優で、ミュージカル俳優や声優、ミュージシャンなど幅広いキャリアを持つ実力派俳優だ。デスストではダイハードマンを演じ、仮面をつけ謎に満ちた一面と、クリフに忠実で弱さも持ち合わせる一面を見事に演じ分けた。
ママーの解説と声優・キャスト
赤子のBTとつながるブリッジズのメンバー
声優 | 坂本真綾代表作品 ・Fate/Apocrypha(ジャンヌ) ・エヴァンゲリオン(真希波マリ) |
キャスト | マーガレット・クアリー代表作品 ・LEFTOVERS/残された世界(ジル) ・ナイスガイズ!(アメリア) |
ママーはブリッジズのメンバーであり、サムの役に立つ装備開発を担当する。ママーは一児の母だが、赤子はBTとして「あの世」に生まれた存在だった。ママーはBTの赤子とつながっているため、自由な外出が出来ない。
キャスト:マーガレット・クアリー
ママーを演じたマーガレット・クアリーはアメリカの女優でありモデルだ。シャネルのランウェイなどのトップモデルとしてのキャリアや、映画「ワンス・アン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で個性的なヒッピーを演じたことで注目された。
今作でマーガレットは、ママーとロックネという双子を演じ分けている。複雑な過去を持つ「母」を、強く優しく演じた。
声優:坂本真綾
坂本真綾は数々のアニメ・ゲーム・映画での役を演じるベテランの声優だ。今作で坂本真綾は、ママーとロックネを演じ、芯のある女性を表現した。
ハートマンの解説と声優・キャスト
21分毎に心停止するビーチ研究家
声優 | 大塚芳忠代表作品 ・機動戦士Ζガンダム(ヤザン・ゲーブル) ・SLAM DUNK(仙道彰) |
モデル | ニコラス・ウィンディング・レフン代表作品 ・プッシャー ・ドライヴ |
ハートマンはブリッジズのメンバーで、ビーチ研究家だ。ハートマンは特殊な体質で、21分ごとに心停止し、3分間ビーチに行っては再び蘇生する。彼は死んだ家族を探してビーチをさまよっており、ビーチ訪問数は21万8550回を超える。
ハートマンはサムの体質について研究しており、排泄物からのグレネード開発なども担当する。ブリッジズの頭脳といった立ち位置で、サムの旅をサポートする。
キャスト:ニコラス・ウィンディング・レフン
ハートマンを演じたのは、映画監督のニコラス・ウィンディング・レフンだ。小島監督は、ニコラスの『ドライヴ』という作品を観てニコラスの大ファンになり、それ以来公私にわたる交流を続けている。
ニコラスは「ギレルモの演じるキャラより目立つようにしてくれ」と小島監督にオーダーしたそうだ。そのため、ハートマンは「21分間に1回心停止する」というインパクトのあるキャラクターになっている。
声優:大塚芳忠
大塚芳忠は、80年代からキャプテン翼や北斗の拳、またガンダムシリーズといった超有名タイトルに出演し続けてきた声優界の重鎮だ。デスストでは、サムに絶滅期に関する重要な情報を教えてくれるハートマンを、ユーモラスに演じた。