【バイオ8】バイオ7との繋がりとストーリー解説

バイオハザード7とは？

イーサンが初登場したシリーズ

バイオハザード7は、8の主人公イーサンが初めて登場した作品となる。過去の作品では、「ゾンビ」「Tウィルス」「アンブレラ」がキーワードとなる物語だったため、シリーズの中では異色の立ち位置の作品であった。

3年前行方不明になったミアを探す物語

バイオハザード7の物語は、イーサンがミアを探しに向かう場面からスタートする。ミアは仕事で、少女の姿をしていたBOW「エヴリン」を移送していた。タンカーでの移送中にエヴリンが暴走しミアを除く乗組員は死亡。

近所に住んでいたベイカー家に助けられるが、住民全員がエヴリンの持つE型特異菌に感染し性格が豹変する。一家の異常な変化は、周辺の住人にも認知されており度々トラブルへと発展していた。

イーサンの活躍と苦悩

イーサンは、ベイカー邸でミアを発見するも、E型特異菌に感染していたため、治療方法を求めて屋敷を彷徨う。屋敷を探索する際、ベイカー家の娘ゾイと協力し、血清を入手するもゾイとは一緒に脱出は叶わなかった。

「END OF ZOE」で生存までの経緯が解る

バイオ7のダウンロードコンテンツで登場した「END OF ZOE」では、イーサンとミアがボートで脱出した後のゾイの物語が判明する。近所に住むジョーおじさんに助けられ、その後イーサンの救助要請で到着したクリスの部隊とともに脱出し生存している。

物語の結末

バイオ7の結末では、イーサンがエヴリンを倒して決着となる。エヴリンとの決着後、ヘリコプターで到着したクリスによって救出される。7の事件を切っ掛けにウィンターズ夫妻とクリスとの関係が強くなる。

イーサンとクリスは面識がある

クリスが到着したタイミングでのやり取りでは、イーサンが「ずいぶんおそかったじゃないか」と、語り掛けており、クリスとイーサンは以前から面識があると伺える。一般人のイーサンが何故クリスと面識があったのかはバイオ8クリア後も明かされていない。

バイオ8で解る情報

イーサンとミアの間に子供が生まれる

イーサンとミアの間には、娘ローズが誕生する。8の物語中では、4つの瓶に格納されたり、異能の力を持っている点に言及されており、エンディングでは成長した姿で登場している。

ゲーム開始時に探索できる冷蔵庫のメモではローズのごはんについてのメモ書きがされており、ハチミツ、黒砂糖がダメ。キノコ類は「絶対」NG！とメモされている。通常なら苦手な物で処理されるが、イーサンとローズの秘密を考えると深読みもできる無い様である。

ローズの検診結果

オープニングで家を探索するとローズの検診結果を確認可能だ。中には特記事項として、「検査協力機関のBSAAより別途連絡」とあるため、ミランダがローズの特殊な力を知った経緯はBSAAから流れた可能性が高い。

クリスの指示で東ヨーロッパに引っ越した

ウィンターズ夫妻は、ベイカー邸の出来事以降クリスと関わる場面が大幅に増えた。特に元々住んでいた場所から8の舞台の家へはクリスの指示で引っ越したと、クリス編でミアを発見したタイミングで名言されている。

BSAAがベイカー邸の事件を隠蔽した

トラウマパックで確認可能な「ベイカー邸事件　調査ファイル」にて、ゾイの生存が確認できる。ベイカー邸の事件はBSAAの指示の下「地中のガスによる悲劇の事故」として処理された。ニュースでの発表は、ベイカー家の人々はゾイを含めて死亡と発表されている。

主要登場人物

イーサン・ウィンターズ

バイオハザード7と8の主人公。過去に登場したキャラの中でもトップクラスにメンタルが強く、妻に腕を切り落とされる壮絶な経験しながらも、日常を取り戻し、子供も誕生している。

イーサンは一般人

7と8に登場した主人公イーサンの経歴は「一般人」である。バイオシリーズでは、元警察官や軍人、エージェントなど特殊な訓練を受けたキャラクターが多く登場している。その中で、イーサンの職業は「システムエンジニア」となる。

ただし、初登場の7から既にチェーンソーで戦ったり、ハンドガンの弾をクラフトできたり、切断された腕をホッチキスでくっつけたりと、多くのプレイヤーから「お前のような一般人がいるか！」とツッコミが殺到し、「逸般人」と呼ばれる場面が多い。

8終盤で明かされるイーサンの正体を考えると納得の不死身っぷりだが、ミアとの間に子供が生まれている点を考えると不可解な点が多い。今後のシナリオで明らかになるかは不明である。

アンブレラの社員説

バイオハザード5に登場したアンブレラ社の死亡者リストに「イーサン.W死亡」と記載されている。イーサンの異常に強いメンタルと身体能力から、元アンブレラの関係者では？との噂が絶えないが、時系列を考えると7〜8に登場したイーサンとは別人の可能性も考えられるが真偽は不明である。

クリス・レッドフィールド

バイオハザード１から登場するメインキャラクターの一人。元々はラクーンシティの特殊部隊S.T.A.R.S.のメンバー。洋館事件を生き残り後にBSAA創設時の11人の1人となる。

バイオ8の段階で47歳となり、エンディングで成長したローズが「クリス」の名前を言及していることから、60歳を越えても物語上生存している確率が高い。

クリスの8での活躍

バイオ8に登場するクリスは、ハウンドウルフ隊と共に行動しており、ミランダの襲撃や変異後の村で菌根を発見するシーンが描かれている。8本編でのクリス登場シーンは短いが、物語冒頭から登場しており、イーサンの知らない所で活躍していた可能性が高い。

ゴリラ扱い

クリスはプレイヤーの評価ではゴリラ扱いを受ける場面が多い。特にバイオ5では超人と化したウェスカーと殴り合うシーンが存在し、終盤では大岩を一人で退かす馬鹿力を発揮する。

バイオ8ではハイゼンベルクから「あのゴリラ野郎」と呼ばれており、イーサンの知らない所でハイゼンベルグとクリスは1戦交えているようだ。

BSAAとの対立

BSAAは、バイオハザード1の主人公であるクリスとジルが創設に関わった組織であり、5以降の物語では主人公の所属する組織として認知されていた。

バイオハザード7では、青いエンブレムの「アンブレラ」へクリスを派遣しており、クリスが不満を漏らすシーンが描かれている。

トラウマパックの特典で読める資料には、BSAAからクリスへのメッセージも確認できており、BSAAと対立して行動している。特にバイオ8の終盤クリス編では、ハウンドウルフとは別に村に来ているBSAAと三つ巴の戦いとなっている。

エンディングでは、BSAA兵がBOWだったことが判明しており、クリスとBSAAの対立が深まっている。次回作以降では過去作に登場したBSAAメンバーがどう動くかも注目のポイントとなる。

エヴリン

バイオ7に登場した少女の形をしたBOW。E型特異菌を操る能力に長けており、感染者を精神支配できる能力を持つ。家族愛に飢えており、ミアに母親になるよう迫るが拒絶される。

バイオ7のラストでイーサンに倒されているが、バイオ8ではイーサンの精神世界で登場しており、超人的な能力を持つイーサンの秘密を語るために登場。エヴリンの力は、イーサンと、E型特異菌に感染していたミアの娘ローズに引き継がれており、今後の物語にも登場する可能がある。

ミア・ウィンターズ

バイオ7ではコネクションに関わりがあり、エヴリン移送の任務を受けていた所、エヴリンの暴走により行方不明となっていた。ベイカー邸事件の生存後、身分を隠して東ヨーロッパでイーサンと生活していた。

ヴェネヴィエント邸のミア人形やクリス編で登場した時のセリフから、ローズだけでなく、イーサンの体が特別であることを知っていた模様。

ガイド記事