【エリュシオン】評価レビューとプレイの感想

ヴァルキリーエリュシオンの評価スコア

ヴァルキリーエリュシオンの評価レビュー

ストーリーはテンポが良くエンドも豊富

ストーリーの流れはテンポ良く進み、説明不足な点はあるものの登場キャラが敵か味方か、自身のやっていることは正しいのかなどヴァルキリーの葛藤や疑念は上手く描かれていた。エンディングも4つあり、様々なストーリーを楽しめるのは良い点だ。

だが、メインクエスト自体の数が少なくボリュームも短いため、ストーリーがテンポよく進みすぎている節もある。世界観と濃厚なストーリーを描ききれていない部分があるのも事実だ。

グラフィックは全体的にキレイな仕上がり

新作かつPS4/PS5/PC向けタイトルという点で、本作のグラフィックは高水準だ。物語の都合上廃墟が多いものの、決して暗いエリアだけでなく、様々な環境を行き来することになるが、グラフィック周りで違和感を覚える箇所はなかった。

弱点攻撃でダウンを狙うシステムは面白い

『ヴァルキリーエリュシオン』は従来のヴァルキリーシリーズとは異なり、3DタイプのアクションRPGだ。エインフェリアを召喚して共闘しつつ、弱点属性のアーツや弱点武器を使用して戦闘するシステムは単純かつ面白い点だ。

また、『ヴァルキリーエリュシオン』は、戦闘中に装備などパレットを入れ替えられる。ステージやボスによって前準備をする必要が無いため、戦略性が薄くなっている反面、初心者には優しいシステムだ。

攻撃後の回避やガードへの派生が遅い

攻撃後の回避やガードへの派生が全体的に遅く、相手の攻撃タイミングを予測して自身も攻撃する必要があり、難易度が高い操作が要求される。無双系のような戦い方はできないため、相手の攻撃を避けて少しずつ反撃し、着実に攻める戦い方が重要だ。

宝箱や扉解放時のテンポが悪い

ダンジョン内には多くの宝箱や敵撃破時のギミックが存在しているが、演出のテンポが悪い。宝箱を開けるたびに中身確認の一時停止が挟まるるため、消費アイテムなどは画面にポップアップされるだけで良いと感じた。敵を倒して道が拓ける場合も演出が挟まり、操作できない時間が余計に増えている。

エインフェリアの数が4人と少ない

エインフェリアは共闘してくれるうえに、ヴァルキリーを属性強化してくれるため、召喚していて楽しいシステムだ。ただし、エインフェリアの数は4人と少なく、パレットにセットできるのも4人までのため、入れ替え候補がいないのは物足りない。

UIやロード時間など全体的に利便性が低い

『ヴァルキリーエリュシオン』は「欠魂花」など収集系のアイテムがあるため、画面端に常に表示されるミニマップが欲しいが、ボタンを押して開く全体マップしかない。アイテムや道のりを確認したい場合でも、全体マップを開いて閉じてを繰り返す必要があるのは不便だ。

また、クエスト受注時などのロード時間が長く、ストレスを感じる人もいると感じた。クエストが長いのに対して途中帰還すると収集状況やクリア状況も初めからとなり、収集要素である「欠魂花」などの取り逃しがあった際、クリアするまで入手できないのも大きな難点だ。

クリア後のやり込み要素が少ない

『ヴァルキリーエリュシオン』はエンディングが4つ用意されているが、全てを閲覧する難易度は低く、クリア後のやり込み要素が少ない。同データでの周回プレイができず、ストーリー全体を遊ぶには新しいデータを作るのが必要だ。収集要素も比較的簡単なため、クリア後にも遊べる要素は欲しい。

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