2026年9月17日から9月21日まで開催された「東京ゲームショウ2026(以下、TGS2026)」 。ホール7の中央に設置されていた「NEXON」ブースでは、近日リリース予定の『マビノギモバイル』と『ファレイドリア』2作品の展示と試遊が行われていた。
本レポートでは、「NEXON」ブースで体験した『マビノギモバイル』と『ファレイドリア』の試遊内容に加え、ブース展示の内容をお届けする。
キャンプ場でたき火を囲んでのんびりと|『マビノギモバイル』試遊レポート
最初に訪れたのは、老舗MMORPGである『マビノギ』をスマートフォン向けに再構築した『マビノギモバイル』のエリアだ。エリアの入口には、復活ポイントの女神像が設置されており、周囲では本作に登場するキャラクターに扮するコスプレイヤーが案内していた。
なお、案内している方は時間によって異なるようで、筆者が訪れた際は、「ラサ」に扮する「タト」さんが案内を担当されていた。今回の写真はそのときのものだ。
たき火を囲んで『マビノギモバイル』をプレイ
ブースの雰囲気を感じつつ試遊用のスペースへ移動していくと、なんと今回の試遊スペースはゲーム中、何度も訪れることになる「キャンプ場」を模した作りとなっていた。来訪者がたき火の周りに座って遊ぶ形式だ。
ゆったりとしたBGMも流れており、偶然居合わせたプレイヤー同士で焚き火を囲みつつ、タブレットを抱えてのんびり試遊するという『マビノギモバイル』の世界観を前面に押し出したようなエリアであった。
ゆったり落ち着いた空間で試遊スタート
たき火を目の前にしつつ、10分間『マビノギモバイル』の試遊をスタート。TGS2026試遊版では、あらかじめキャラメイクされた10人の中から1人を選んで遊ぶ形式になっており、筆者は「魔法使い」を選んでゲームを開始させた。
シンプルかつ分かりやすい操作感
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ゲームを開始すると、早速目の前に敵が現れ、チュートリアルを兼ねた戦闘に。操作は、左側に移動用の仮想パッド、右側に使用できるスキルが並んでいるUIとなっていて、PC版とは異なる操作性だった。しかし、その違いで遊びづらくなっていたかというとそうではなく、タブレット操作でも遊びやすく、操作UIが整理されたものとなっていた。
マビノギといえばの案内役「ナオ」
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チュートリアル戦闘を終えると、場面はブースのモチーフにもなっているたき火があるキャンプ場へ。ここでは、本家『マビノギ』でも案内役を努めていたNPC「ナオ」と遭遇した。
本家『マビノギ』をプレイしていた筆者としては、『マビノギモバイル』になってグラフィックが大いに向上した「ナオ」に対して、懐かしさよりも驚きを感じてしまった。この十数年でかなり進化したものである。
※PC版『マビノギ』に登場するナオ(NEXON公式YouTubeより引用)
『マビノギモバイル』の進化に感心しつつも、今度はナオの操る馬に乗せてもらい近くの村へ移動することに。村長のダンカンに話を聞こうという流れになった。
羅針盤を使ってワンタップで次の目的地へ
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村に到着すると、ナオから「魔法の羅針盤」を貰った。「魔法の羅針盤」は画面右下に置かれ、ワンタップするだけで次の目的地へ自動で連れて行ってくれる便利なアイテムだ。
次にどこに行けば良いか分からなくなりやすい大規模なMMORPGを手軽に遊びやすくするための工夫だと感じられた。
防具染色で自分だけの見た目を作る
村長に挨拶を終えると、次のチュートリアルイベントへ。先ほどブース入口でもお会いした「ラサ」が登場し、プレイヤーへ色々な要素を教えてくれる。
まずは一番右にあった「染色」を選択。「エピック」以上のレアリティを持つ防具であれば、アイテムを使用して防具の色を変更できるとのことだ。そして、ラサに「これを上げるから染色してみて!」と渡されたのは今回のTGS2026専用の衣装ボックス。これを開いてみると…?
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なんと大量の衣装が手に入ったではないか! 短時間の試遊だからという点もあるだろうが、これだけの衣装を貰えるとなると、ウキウキしてしまうのがゲーマーの性。
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早速衣装セットを着用して、自分好みの染色を実行。カラーの設定は、ある程度パーツごとに行えるようだが、私はあえて全身を白で統一し、キャラクターを純白の魔法使いへと変えた。
最後に「ダンバートン」をちょっとでも見たい!
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こだわりながら防具の染色をしている最中、試遊の残り時間があと1分しか無いことに気づいた! まずい! せめて思い出ある「ダンバートン」の町並みだけでも見たい! ということでチュートリアルから「ダンバートン」に関するクエストを選んだ。
クエストを選ぶと、自動的に移動するようになっているのは先ほども紹介したが、少し遠い街になると、自動のファストトラベルもしてくれるようだ。これならダンバートンに間に合う!
ダンバートンに到着すると、町のムービーが流れ、懐かしい町並みを見ることが出来た…と思ったらそこで試遊時間終了。ダンバートンの中に入るのはリリースまでお預けに。
まとめ:『マビノギ』を継承したゆったりとした雰囲気で手軽に遊べるMMORPG
『マビノギモバイル』は、20年以上の歴史を持つ名作MMO『マビノギ』の世界観を引き継ぎつつも、スマートフォンで楽しめるように、カジュアルな遊び方を可能にしたタイトルだ。グラフィックが大きく進化したナオやダンバートンといったマビノギらしい要素とも再会しつつ、モバイル向けのカジュアルな楽しみ方ができるようシンプルに洗練されてた姿を楽しめた。
恥ずかしさを超えた先に非日常がある|『ファレイドリア』試遊レポート
続いて『ファレイドリア』エリアへと移動。『ファレイドリア』は元々『プロジェクトRX』と呼ばれていたタイトルだが、最近正式名称が発表され、一段と盛り上がって来ている期待作だ。
『ファレイドリア』エリアでは、試遊スペースの他、ゲームに登場するキャラクターたちとじゃんけんができるアトラクションや、キャラクターたちが生活している「黄昏館」を再現した展示も設置されていたので、今回はそちらも合わせてレポートする。
キャラクターたちと実際にじゃんけん!
『ファレイドリア』エリアの入口では、黄昏館のメンバーとじゃんけんをするスペースが設置されていた。モニターの前に置いてあるマイクに向かって「パー!」や「チョキ!」と声を出すと、じゃんけんができるようになっている。『ファレイドリア』の特徴である、声でゲーム内のキャラクターと交流できる要素を押し出したアトラクションだ。
じゃんけんに勝利すると、スタンプラリー用のスタンプが貰える。ブース写真のSNS投稿とゲームの試遊で残りのスタンプも集めれば、『ファレイドリア』のビッグ缶バッチと冷感タオルが手に入るので、筆者もいざじゃんけん! …残念ながら負けてしまったが、こちらに勝って喜ぶキャラクターのセリフもあり、目の前にいるキャラクターと実際に遊んでいるかのような体験が得られた。
黄昏館の暮らしが垣間見える?
じゃんけんもそこそこに『ファレイドリア』エリアを進んでいくと、今度はゲーム中に登場する黄昏館を再現した撮影スポットにたどり着いた。ここでは『ファレイドリア』に登場するキャラクターに扮したコスプレイヤーの方が入れ替わりで登場していた。
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今回訪れたタイミングでは、「ミニエ」のコスプレをした「あるさい」氏が登場。2階のスペースでポーズを取っていたり、部屋にあるやかんを持ちながら、ぶらぶら歩き回っていた。
スペースをご紹介していただいたスタッフの方曰く、時間によっては横のエレベーターの前にエレベーターガールが登場したり、下の和室スペースに他のキャラクターが登場していたとのこと。
黄昏館の雰囲気を堪能した後、試遊スタート
じゃんけんや黄昏館の日常で『ファレイドリア』の世界観や雰囲気を感じた後、ついに大本命の試遊を開始した。今回は15分ほどで簡単なストーリーとバトル2戦分を体験できたので、その模様をレポートする。
2階が影蛇に巻き込まれる事件が発生
ゲームスタートすると、まずは会話パートへ。「ミニエ(画面中央)」と「オハナ(画面左)」が雑談しているところに「シャミ(画面右)」が飛び込んできて、プレイヤーたちが暮らす黄昏館の2階が「影蛇」というものに巻き込まれてしまったと語られる。さっき2階に居たコスプレイヤーさん大丈夫かな…?
「影蛇」というのは触れたものを影に飲み込んでしまうものらしく、今回のストーリーでは、「影蛇」から黄昏館の2階を取り戻すために探検するという内容のようだ。
実際にキャラクターと会話しながらストーリーが進む
ストーリーを読んでいると、アドベンチャー型のゲームではよくあるプレイヤーの選択肢が登場。…だが、『ファレイドリア』の選択肢は、他のゲームとはひと味違う。
なんと、選択肢を決める際、PCに接続されているマイクに向かって話しかけることで選べるようになっているのだ。今回であれば「それは放っておけないな」と話せば、上側の選択肢に決定したこととなる。
実際に喋るというのはちょっと恥ずかしさもあるが、本当にゲームの中に入って、黄昏館の面々と会話しているかのように進行できるため、よりゲームに没入できる要素となっている。もちろん、コントローラーでも選択肢を決められるので、夜中等の声が出せないシチュエーションでも問題なく楽しめる。
いざ探索へ!
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ストーリーパートが終わり、いざ影蛇に侵食された空間へ突入! 探索パートでは、マップ内を自由に歩き回りながら、先を目指していく。今回、PS5の「DualSense ワイヤレスコントローラー」で操作をしていたが、基本操作は左スティックの移動、右スティックのカメラ移動のみのシンプルな操作感であったので、道中のキャラクターたちによる会話にも集中しやすくなっていた。
また、行動中、必要に応じて十字キーで操作メンバーの切り替え、R1ボタンでダッシュ、✕ボタンで攻撃アクションが行えるようにもなっており、敵に向かって攻撃を与えると先制攻撃ができるようだ。
カメラワークの自由度がとても「わかっている」
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探索パートの最中、操作ガイドに「拡大」と「縮小」というコマンドが存在しているのを発見し、いざ試してみることに。「拡大」と「縮小」はカメラワークをキャラクター寄りにするかどうかという操作なのだが、なんと最大まで拡大すると、自動的にUIが消えてくれるという「わかっている」仕様であった。
試遊の体験時間は限られているものの、この姿は絶対に残しておかねばならない! そんな執念でしばらく撮影タイムに没頭させていただきました。
常に敵も味方も動き続けるコマンドバトル
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撮影をガッツリ楽しんだ後、先に進むと、影蛇に飲み込まれてしまった人間と遭遇し、戦闘に入る。戦闘は、速度に応じて順番が変わっていくアクティブターン制であるが、攻撃技を選択するタイミングでも敵はちょろちょろ動いているので、これを利用しながら戦うのがミソ。
使うスキルによって攻撃範囲が設定されているので、上手く密集するタイミングを狙って発動すれば、多くの敵にダメージを与えられるようになっている。
また、キャラクターアイコン横に置かれている円形のゲージが満タンになると、他のメンバーの攻撃手番に割り込んで攻撃できるため、片方のスキルでデバフを付与しつつ、続けて広範囲の攻撃技で大ダメージを与えるといった戦略が取れる。
主人公とだけ会話ができるエレベーターガール
敵を倒して先に進んでいくと、突如として館が崩壊していく! 崩壊から逃げながら走っていると目の前にエレベーターの入口が登場し、中に入ると、謎のエレベーターガールが登場し、会話パートに入っていく。
エレベーターガールは、主人公(センター長)が話しかけたときだけ答えてくれるようで、他のメンバーが聞いても何も反応せず。なぜエレベーターガールがこのような形になっているかは試遊版ではわからなかったが、本リリース以降判明するのだと思われる。
もう一人の自分たちとラストバトル!
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エレベーターガールによって「中庭の桜の樹」に移動すると、そこには今回の事件の原因となった影蛇に加え、先ほどまで操作していた3人と瓜二つの影が見えてきた。どうやら影蛇が最後の悪あがきで3人をコピーしたとのこと。影蛇のコピーを打ち倒さないと黄昏館に平和は戻らない! いざクライマックスだ!
相手の攻撃範囲も考えながら戦う頭脳戦
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相手はコピーであるがゆえに使う技は3人と全く同じもの。そのため、できるだけ味方の3人が近づきすぎないように場所を調整しながら戦う必要がある。例えば、1直線状に並んでしまうと、コピーオハナの必殺技で全員が大ダメージを追ってしまうことに。
ポジションを上手く調整しつつ、コピーの3人を囲うような形で動きながら、スキルを使ってダメージを与えていき、最終的にはギリギリで勝つことが出来た。戦闘終了画面ではキャラクターを間近で見られるのが嬉しいポイント。
クリア後は黄昏館の日常が見られる…はず
コピーを倒すと、今回の試遊版ストーリーは終了。残り時間の間は黄昏館の中を巡って色んなキャラクター達に声をかけられる…はずだったのだが、残念ながらここで試遊時間が終了。黄昏館の日常を垣間見るのはリリースまでお預けとなってしまった。
まとめ:本当に会話に参加しているように楽しめるアドベンチャーゲーム
『ファレイドリア』は、実際に話すことで会話に参加しているような感覚を得られたり、敵の動きを観察しながら、スキルを切り替えて立ち回る指揮官としての楽しみ方が存在する没入感の高さを強く持つゲームだった。
どうしてもゲームに向かって喋りかけるというのはハードル高く感じてしまう部分もあると思うが、そのハードルを1つ乗り越えた先には、黄昏館での没入感ある非日常ライフが待っている。
『ファレイドリア』の配信時期はまだ未定ではあるものの、今回試遊した印象では完成度は既に高く仕上がっているように感じたので、センター長に就任する日が楽しみだ。
全体まとめ|2作品を試遊と展示の両方で楽しめた
「NEXON」ブースは、『マビノギモバイル』の持つ、穏やかなファンタジー世界と、『ファレイドリア』の持つ騒がしくもワクワクする非日常の世界という、2つの異なる世界を試遊と展示の両方から楽しめるブースだった。
たき火をみんなで囲み、タブレットで遊ぶ『マビノギモバイル』。実際にキャラクターたちと声で交流できる『ファレイドリア』。各タイトルの世界観を再現し、その世界の中でゲームをプレイすることができるよう。没入感を高める仕組みがいくつも盛り込まれており、高い満足感を得られた。
『ファレイドリア』のリリース日は未定だが、『マビノギモバイル』は、2026年10月7日のリリースが決定している。どちらのゲームも世界にのめりこめそうで楽しみだ。
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