ラストオブアス2_評価レビューとプレイの感想

【ラストオブアス2】評価レビューとプレイの感想

編集者
神ゲー攻略班
最終更新日

『ラストオブアス2(The Last of Us Part II)』の評価・レビューをご紹介!良い点・悪い点や攻略班とユーザーの感想も掲載しているので、購入を検討している方は参考にどうぞ!

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ラストオブアス2の総合評価レビュー

映画ばりの人間ドラマが圧巻のサバイバル

ラストオブアス2_映画ばりの人間ドラマが楽しめるサバイバル

ラストオブアス2の最大の魅力は、人間の「憎悪」や「復讐」を徹底的に描いた映画さながらの物語。恐ろしいパンデミック世界を描きつつも、本当に恐ろしいのは「人間」だとまざまざと思わされる、シリアスな展開が満載だ。

特に前作プレイヤーだと衝撃を受ける展開が待っている。前作未プレイヤーであっても、海外ドラマを観るような感覚で、挑戦的な物語に圧倒されるだろう。好悪が分かれる物語だとは思うが、「ゲーム」という表現媒体の中で最上級の人間ドラマを描写していることは間違いない。

緊張感あふれるリアルなアクション要素

ラストオブアス2_緊張感あふれるリアルなアクション要素

ラストオブアス2のアクション要素は、シリアスな物語とマッチし、キャラの心臓の音まで聞こえてきそうな緊張感にあふれる。敵の背後に忍び寄って倒すステルスアクションゲームは数あるが、敵やキャラクターの作り込みによって、独特の緊張感が生み出されている。

さらに、使える武器の種類も多く、敵に対する戦略を何通りも立てられる点が面白い。じっくり時間をかけてステルスするもよし、火炎瓶や銃器で一層するもよし。多くのプレイスタイルを確立できる点も魅力だ。

スキルツリーなどの充実したシステム

ラストオブアス2_スキルツリーなどの充実したシステム

前作と違い、今作では「スキルツリー」などの要素が追加されており、ステルススキルにさらなる幅がもたらされている点が魅力。ステルス重視で行くなら「聞き耳」スキルを上げ、戦闘を重視するなら「武器工作」スキルを上げるなど、自身のプレイスタイルに合わせた育成が可能だ。

さらに、ボタン操作や難易度なども細かく設定が可能だ。ハードな物語に歯応えあるアクションと、一見プレイヤーを選びそうなゲームながら、きめ細やかな設定が可能なので、より多くのプレイヤーが楽しめる仕様となっている。

ラストオブアス2の良い点・悪い点

ラストオブアス2の良い点

ラストオブアス2の良い点

物語が映画のように重厚で本格的!
ステルスの戦略性が高く、攻略を考えるのが楽しい
武器工作やスキルツリーシステムなど自由度が高い
ボタン操作が複雑でなく直感的にプレイ可能
グラフィックが綺麗なので歩いてて癒される

ラストオブアス2の悪い点

ラストオブアス2の悪い点

人によっては物語があまりに悲惨、鬱展開かも…
探索して物資をコツコツ集めなければならない上、コレクションアイテムも多めな点は好き嫌い分かれそう
物語の主軸が「復讐」なので、ここに感情移入できないと若干殺伐としすぎてしまうかも
前作を少しおさらいしておかないと人物名や団体名などで若干の置いてけぼりを食らうかも

ストーリーの評価

良くも悪くも強烈に心を揺さぶられる

良くも悪くも大きく心を揺さぶられる物語

ラストオブアス2のストーリーは序盤から衝撃的な展開が続き、以降もずっと辛くシリアスな出来事が連発する。そのため好悪ははっきり分かれるだろうし、受け入れられないプレイヤーも当然居ることだろう。

受け取り方は千差万別だが、確実に言えるのは、「ラストオブアス2」は人間の「憎悪」や「醜さ」を徹底的に描き切った物語、ということ。そしてゲームという媒体においてこれほど緻密に人間の暗部を描き切り、これほどまでにプレイヤー側の心を揺さぶる作品は稀有だということだ。

映画にすることもできるだろうが、エリーたちの過酷な旅を追体験してこそ、凄惨な物語が心に響く。心底憎らしい人物も、そして心底助かって欲しいと思える人物も登場する。良くも悪くも大きく感情を揺り動かされる物語は、「ゲーム」でしかなし得ない、唯一無二の表現に到達していると感じた。

ゲームシステムの評価

NORMALでちょうどよく楽しめる

ラストオブアス2_WLFと犬の巡回を回避しつつ進む

難易度については、NORMALでちょうどよく楽しめる。何度かミスしても、武器を選べばノーダメージでステルスキルで突破できる難易度で、攻略のしがいがある手ごたえだ。バトルがダルいということもなく、操作性の悪さもさほど感じず、全編通して楽しめるだろう。

やや手応えが欲しいプレイヤーはNORMALを基準に上げるといい。腕に自信がなかったりホラーが苦手なプレイヤーでも、NORMALでじっくり時間を掛ければ攻略は充分可能。ストーリーの重みをより味わうために、NORMAL〜で攻略し、ぜひ達成感を味わって欲しい。

バトルの評価

幾多もの戦略を考えられる自由度の高さがいい

幾多の戦略を考えられる自由度の高いバトル

バトルシステムは王道で、武器や投擲物を駆使して敵の徘徊するエリアを通過していく。武器の種類も豊富で、全てステルスキルするか正面突破するか、あるいは全てスルーして通過するか、プレイヤーのスタイルだけ攻略法があり、まさに「本当に戦っている感覚」を得られる。

例えば、弓や罠(設置爆弾)などの武器が豊富なおかげで、格闘が苦手なプレイヤーでも遠隔から敵を倒すことが可能だ。また、L1回避コマンドの追加により、近接戦闘をより生き生きと楽むこともできる。1度クリアしても、別のスタイルで突破したくなる楽しさがある。

スキルシステムの評価

スタイルに応じたキャラメイクができて楽しい

ラストオブアス2_スキルツリーなどの充実したシステム

サプリを消費してキャラを強化するスキルツリーでは、自分のスタイルに合わせたキャラメイクができて楽しい。例えばステルスメインで突破したいならステルススキルを上げ、煙幕を使って撹乱したいなら工作スキルを上げるなど、戦略をより複雑に考えられる。

武器強化も同じく、スタイルに合わせて強化できる点がいい。例えば弓を多く使うのなら「距離計」をつければ遠隔の狙撃がより正確に行えるし、ショットガンの攻撃力を上げれば近接戦闘が楽になる。強化素材も枯渇することはなくちょうどいいバランスだ。

攻略班のプレイの感想

かなりハードな物語に本気を感じる

ラストオブアス2_かなりハードな物語に本気を感じる

攻略班の感想
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ライターA
ほとんど海外ドラマ・映画ばりのシリアス展開!1つの物語が異なる視点から丁寧に作られてて、プレイ中にいろんな感情で楽しめた。
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ライターB
あまりに凄惨、鬱展開。重い展開だからこそ、人々の心に訴えかけられる作品。
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ライターC
人間の醜さが徹底的に描かれている。パンデミックより人間のほうがよほど恐ろしい。

パンデミック世界が舞台とのことで、ある程度シリアスな展開は予想していたものの、予想をはるかに超える人間の醜さや憎しみ・復讐といった負の感情の描写に驚かされた。ゲームという領域を大きく超え、映画や海外ドラマ並みの本気の重さがあり、プレイも思わず熱くなってしまう。

凄惨な展開が続くものの、「復讐」という大きな物語を異なる視点からから丁寧に描く手法で、感情の振り幅を楽しめた。本気で「お願いだから助かって」と思ってしまう、そのリアリティには何度も驚かされる。

キャラクターの表情も豊かでいい!

ラストオブアス2_キャラクターの表情も豊かでいい!

グラフィック面でもかなりの作り込みがなされている「ラストオブアス2」。キャラクターの表情やしぐさも細かく、実在する人物であるかのようなリアリティを感じられる点が魅力だと感じた。

物語は好き嫌い分かれそう

ラスアス2の物語はかなり悲惨な描写・鬱展開が盛り込まれているため、特に前作プレイヤーは強い衝撃を受けるだろう。エリーの復讐心や、物語を多面的に描く部分をどう捉えるかで、物語への評価は大きく二分されると感じた。

ちなみに攻略班では悲惨な物語も含めて楽しめた。確かに「虚無感」は残ったが、そこも含めてラスアス2という作品の魅力と捉えられた。序盤はさほど感情移入できなかったエリーも、そしてもちろんジョエルも、物語が進むにつれ大好きなキャラクターとなった。

ステルスの攻略法を考えるのが楽しい!

ラストオブアス2_ステルスの攻略法を考えるのが楽しい!

ライター バトルの感想
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ライターA
難易度ノーマルでバランス良く感じた。ありふれたバトルシステムだけど、おもしろい。ストレスのないデザイン。
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ライターB
敵に囲まれるとキツイけど、1人ずつ銃で倒していけば問題なく進められちょうどいい。エイムは若干やりづらかった。
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ライターC
TPSもホラーも苦手だが、NORMALで問題なく進められた。戦略の幅が広いので、ステルスに徹したプレイもでき、アクション苦手なプレイヤーでも攻略できるゲームデザインだと思う。

戦闘は、難易度ノーマルでも歯ごたえのある内容。敵の種類によって対処法・回避法も異なるので、敵の配置などをじっくり観察し、攻略を考えるのが楽しい。また武器も豊富なのでさらに戦略の幅が多い点もいい。

ライターCはTPS・ホラー共に苦手だが、遠隔から気づかれずに攻撃できる手段(弓・サイレンサー)の性能が優秀なため、気楽に攻略ができた。ステルスもじっくり取り組めば気づかれずに攻略できるため、ホラーやアクションが苦手なプレイヤーでも充分楽しめると感じた。

ホラーが苦手な人は辛い場面も多々あり

ラストオブアス2_ホラーが苦手な人は辛い場面も多々あり

ホラーゲームなので怖い要素があるのは当然だが、敵の動きや鳴き声など、生理的に怖がらせてくる要素があるので、ホラーが苦手な人は辛い場面が多そうだ。ただし、難易度をかなり細かく設定できるので、怖さの軽減は充分可能。ホラーやアクションが苦手なプレイヤーは難易度を低くして臨もう。

自由度の高いシステムが良い

ラストオブアス2_自由度の高いシステムが良い

ラストオブアス2ではスキルツリーや武器工作のシステムが搭載されており、自身の好みにキャラを育成できる楽しみがある。キャラ育成だけでなく、操作システムや難易度もかなり細かくカスタマイズできるので、自分に合った設定ができ、自由に楽しめる点がいいと感じた。

設定次第でどんなプレイヤーも楽しめる!

ホラーゲームということで一見プレイヤーを選びそうだが、設定を細かく変えられるため比較的多くのプレイヤーが遊べる仕様だと感じた。難易度をEASYにしたり、敵の強さはそのままに資源の数を増やしたりするなどして、自分の望むゲームバランスで楽しむことが可能。

「物語を楽しみたいけれどアクションは苦手」というプレイヤーでも、EASYでプレイすれば充分楽しめる。もちろん、ステルスやTPSのコアプレイヤー用に高難易度とやり込み要素も用意されている。プレイヤーの数だけプレイスタイルが存在する稀有なゲームといえるだろう。

『ラストオブアス2』の購入者アンケート

ユーザーの評価


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