目次
ブラウンダストストーリーのプレイレポートまとめ
- 『ブラウンダスト』の物語とバトルの面白さを引き継いでいる
- 小説のように細かな会話が追加された
- キャラクターの個性を活かした掛け合いが面白い
物語の面白さがより一層感じられるRPG
ブラウンダストストーリーはIP元である『ブラウンダスト』のストーリーを重視した作品であり、物語の面白さがより一層感じられるRPGだ。ボリュームの増したストーリーは小説のような読み応えと読みやすさがあり、『ブラウンダスト』の世界観をよりその目で体験できる。
加え、登場するキャラクターはサブストーリーによって深堀りされており、キャラクターの個性と相まって物語の面白さを高めていた。また、戦闘面はIP元の面白さをそのまま引き継いるため、『ブラウンダスト』のストーリーをより楽しみたい方におすすめの作品だった。
ブラウンダストストーリーとは?
『ブラウンダスト』がベースのビジュアルノベルRPG
ゲーム概要
ブラウンダストストーリーは『ブラウンダスト』のIPをベースにしたビジュアルノベルRPGだ。お馴染みの世界観やキャラクターが登場し、多様化したコンテンツを軽量化してよりライトに物語を楽しめる作品である。
物語は『ブラウンダスト』のシーズン1が描かれる
本作の物語はIP元である『ブラウンダスト』のシーズン1が描かれている。『ブラウンダスト』はアップデートに伴い、新たな主人公を軸にした新ストーリーを追加しているが、本作では懐かしの初期ストーリーを体験できるぞ。
平凡な傭兵団の冒険譚
本作の物語は平凡な傭兵団の冒険譚が描かれる。物語の主人公である傭兵団の団長は名高い貴族の息子だったが、父が反逆の大罪を犯したことにより一夜にして放浪の身となってしまう。
楽して生きたいと願うやる気ゼロの主人公は、稼ぎが良いという理由で傭兵になることを思いつく。物語は口うるさい副官の「エリーン」と切り込み隊長の「カーソン」の仲良し3人で傭兵団を結成する所から始まり、様々な人物との出会いや思いもよらぬ壮大な冒険が綴られるぞ。
物語は全体を通して傭兵団のドタバタした日常が描かれており、コメディ要素の多い話が中心だ。しかし、依頼を受けて戦闘が発生するシリアスなシーンでは、今までのコメディが嘘のような真面目さでギャップを感じさせ、より読者を物語に引き込ませる魅力があるぞ。
ストーリーの読みやすさに重きを置いた作品
ブラウンダストストーリーは同社が展開するスマホRPG『ブラウンダスト』のIPを活用した新作スマホゲームであり、各章の物語を細分化してストーリーの読みやすさに重きを置いた作品だ。『ブラウンダスト』では語られなかったストーリーを補完しており、一編の小説を読むような読みごたえのあるストーリーを楽しめる。
『ブラウンダスト』は独特なバトルが特徴のRPG
『ブラウンダスト』はキャラクターの配置や攻撃順が勝利のカギを握る「ディレクティブ・ポジション・バトル」を採用した采配バトルRPGだ。2018年3月に日本での正式サービスを開始し、その独特で戦略性の高いバトルが人気を博した。
ストーリー重視の本作ではあるがそんな『ブラウンダスト』ならではの戦略性の高いバトルはしっかり継承している。IP元を未プレイの筆者ではあるが、特徴的なバトル要素の魅力も後述していくぞ。
ブラウンダストストーリーのゲームサイクル
「冒険の書」のストーリーを読み進める
ブラウンダストストーリーはメインコンテンツである「冒険の書」のストーリーを読み進めていくゲームだ。各ストーリーは冒険の書の巻ごとに収録されており、今回の先行テストでは3巻まで読むことが出来た。
冒険の書に収録されている各巻はチャプターで区切られ、各チャプターはステージでさらに細分化されている。ステージはストーリーを読むだけのものと、ストーリーを読んだ上で戦闘を行う2パターンが存在する。
キャラを編成して戦闘で勝利を目指す
本作の戦闘ではターン制バトルが採用されており、最大9人のキャラクターを3×7の自陣マスに配置して戦う。キャラクターの配置は戦闘開始前に行え、戦闘が始まると配置したキャラクターが自動で攻撃する。最終的に敵陣マスに存在するキャラを全滅させたら勝利となるぞ。
プレイヤーは自陣マスであれば好きな位置にキャラクターを配置でき、キャラクターの攻撃順も指定可能だ。戦闘では敵味方含めたキャラの素早さで攻撃順が決まるため、厄介な敵を素早さの早い味方で先に攻撃したりできる。なお、ストーリーで発生する戦闘は自陣マスに配置できるキャラクターに制限があり、ストーリー上で登場したキャラクターのみ編成可能だ。
また、各ストーリーで発生する戦闘に勝利すると固定報酬を獲得できる。固定報酬はキャラクターと入手するのに必要な「ソウルストーン」や装備品、ガチャ用のダイヤなど、ゲームを進行していく上で貴重なアイテムが多いぞ。
キャラクターの入手には「ソウルストーン」が必要
本作でキャラクターを入手するには、キャラクターの欠片である「ソウルストーン」が必要だ。各キャラクター毎のソウルストーンを10個集めると契約できるようになり、傭兵団の一員としてチームに編成可能となる。
ストーリーで登場するキャラクターは、契約に必要な10個のソウルストーンがステージのクリア報酬として用意されているぞ。よってストーリーを進めていけば、必然的に編成できるキャラクターも増えていく仕様だ。
入手したアイテムでキャラクターを強化
ゲーム内に登場するキャラクターは入手したアイテムを使用して強化が可能だ。キャラクターの育成要素はレベル、装備品、昇級の3つで構成された非常にシンプルなものであり、難しい要素は無い。
なお、本作の特徴として装備品は各キャラクター専用となっており、指定された装備品しかキャラクターに持たせることは出来ない。キャラクターに持たせられる装備品はストーリーの報酬で入手できるほか、製作所で作ることができる。
製作所では戦闘をクリアした際にドロップするアイテム素材を使って装備品を製作することが可能だ。製作できる装備品にはレア度が存在し、指定されたより珍しいアイテムを集めれば強力な装備を作れるぞ。
レベルアップ | レベルが上がると全体のステータスが上昇。経験値アイテムを使用してキャラクターのレベルを上げられる。なお、キャラクターのレベルはプレイヤーレベルと同じ数までしか上がらない。 |
---|---|
装備品 | 装備品は「武器」「防具」「愛蔵品」「傭星バッチ」「ルーンの宿った石」「水晶」の計6つをキャラクターに持たせられる。各装備品にはレベルが存在し、余った装備品を合成することで強化可能。 |
昇級 | 昇級はキャラクターの総合的な能力に加えてスキルを強化できる。各キャラクターの「ソウルストーン」を指定数集めることで昇級が可能。 |
ガチャでは装備品やソウルストーンを入手可能
本作のガチャはキャラクターと装備品の2種類に分かれている。キャラクターガチャではキャラクターとの契約や昇級に必要なソウルストーンがランダムで入手でき、装備品ガチャではレア度の異なる装備品がランダムで入手可能だ。
ブラウンダストストーリーの魅力
小説のように細かい会話が追加された
ブラウンダストストーリーはIP元となる『ブラウンダスト』からさらに厚みの増したストーリーが魅力の作品だ。前述した通り本作のストーリーは巻、チャプター、ステージの順で細分化された結果、より細かな会話が追加されており、小説を読んでいるかのようなボリュームの物語を体験できる。
加え、ストーリー上で登場するキャラクターの表情は場面や心情に合わせて細かく変化し、より本作の物語に没入感を与えてくれる。笑顔はもちろん、ジト目をしたり眉をひそめたりとバリエーション豊かな表情と高クオリティなイラストで、一層物語の面白さを引き立てているぞ。キャラクターの表情も一辺倒ではなく、キャラ毎に違う表情がしっかり用意されていた。
キャラの個性を活かした掛け合いが面白い
物語の面白さを語る上では欠かせないキャラクターの個性だが、本作に登場するキャラクターはどのキャラも際立った個性を持っている。特に主要人物にあたる傭兵団の初期メンバー3人は、登場回数に比例して印象に残るやり取りも多かった。
例えば物語序盤、傭兵団の仕事を受けるため隣町の依頼所に向かうことを提案したエリーンは、面倒臭がるやる気ゼロの団長を見越し、依頼所にいるのは最高の美人だと伝えた。普段は昼寝することが訓練になるとまで言ってしまう団長だが、手の平を返しすぐに依頼所へ向かうと宣言した姿は、超がつくほどの単純さとそれを理解して利用するエリーンの腹黒さが垣間見えてとても面白かった。
また、本作では入手したキャラクターのサブストーリーが見れ、キャラクターが現在に至るまでのバックボーンを知ることができる。メインストーリーだけでは知り得ないキャラクターの細かい設定が分かり、見ればより物語の深みが感じられるぞ。
継承された戦略性の高い戦闘
本作の戦闘は『ブラウンダスト』の面白さをそのまま継承しており、変わらぬ戦略性の高いバトルを楽しめる。自陣に配置できるキャラクターは「攻撃」「防御」「魔法」「支援」の4つのクラスタイプを持っており、配置する場所によって戦闘に大きな変化をもたらすぞ。
基本として4つのクラスタイプは防御だったら前衛、支援だったら後衛など、予め配置する場所にセオリーが存在するが、重要なのは更に細かい配置場所だ。各キャラクターは敵に攻撃できるマス範囲が決まっているため、より多くの敵を攻撃できる効率的な場所に配置する必要がある。
また、反対に敵が攻撃できる範囲も予め決まっており、配置されているキャラを長押しすることで確認可能だ。敵からの被弾を最小限にしつつ、効率良く敵を倒せる配置を自身の手で導き出す楽しさは、戦略性の高い本作ならではの魅力だ。
自動でキャラクターの配置も可能
戦闘では自動でキャラクターの配置を決めてくれる機能が存在しており、あまり戦闘に興味が無くストーリーだけを楽しみたい方でも安心して遊べるぞ。効率は多少落ち、完全クリアで貰える報酬が減ることもあるが、ストーリーを進める上では問題なく使用可能だ。
プレイしたライターの感想
気づいたら物語を読み進めてしまう面白さがあった
今回、先行プレイでブラウンダストストーリーをプレイした筆者は、IP元の『ブラウンダスト』をプレイしたことが無く、初見でストーリーを読ませてもらった。そんな中で個性溢れるキャラクターたちのクスッと笑えるようなやり取りや、細かく描かれた物語の展開の分かりやすさは、気づいたら夢中で読み進めてしまう面白さがあったぞ。
また、キャラクターはストーリーを進めれば必ず入手できる点も好印象だった。本作はガチャでもキャラを入手できるが、手に入るキャラはいつかストーリー上で登場するキャラしか存在しないため、入手するのが早いか遅いかの違いしか無い。
『ブラウンダスト』の世界観が好きで物語をゆったり楽しみたい方は本作を、多くのキャラを集めて戦略性の高いバトルを楽しみたい方は、IP元で好評配信中の『ブラウンダスト』をプレイすると良いだろう。
ブラウンダストストーリーのゲーム概要
ゲーム名 | ブラウンダストストーリー |
---|---|
ジャンル | ノベルゲーム/ロールプレイング |
プラットフォーム | iOS/Android |
価格 | 基本プレイ無料 |
リリース日 | iOS:2022年11月29日 配信済 Android:2022年11月29日 配信済 |
公式サイト | http://jp.brownduststory.com/ |
公式X | https://twitter.com/B_Story_JP |
コピーライト | ©NEOWIZ & GAMFS Inc. |
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