※記事内容および画像はCBT中のものです。仕様などは正式版で変更される可能性があります
レポートのポイントまとめ
- 高クオリティなストーリーの面白いRPG
- 史実ネタとオカルトネタが豊富に使われた物語
- シナジーが大事なターン制カードバトル
- シンプルだが楽しめる育成要素と箱庭要素
リバース:1999とは?
世紀末タイムリバースRPG
ゲーム概要
リバース:1999は、終焉をもたらす「ストーム」の謎を追う物語が展開される世紀末タイムリバースRPGだ。プレイヤーは時の観測者「タイムキーパー」として、様々な時代を舞台に、映画のように重厚なストーリーを体験できる。
バトルはターン制のカードバトル
スペルカードは同種類が隣り合うと「ランクアップ(融合)」する。カードは使用するだけでなく「移動」させることも可能であり、移動とランクアップはそれぞれ別にアルティメットで必要な「MP」を増加させるため、ときには「使用」ではなく「移動」を繰り返すのも手である。
タイムキーパーとしてストームの謎を探る物語が展開
本作は、不可思議な現象とともに時代を巻き戻す「ストーム」の謎を追う物語を展開する。主人公「ヴェルティ」はタイムキーパーというストームの影響を受けない存在であり、1999年より前の時代(1966年代や1920年代など)で、各時代にいる「神秘学者(アルカニスト)」たちとともにストーム発生の真相を探っていく。
主なキーワード | |
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ストーム | 1999年最後の日に訪れた謎の脅威。 様々な異常現象を発生させた後、時代を巻き戻す。 ストームに巻き込まれた人や時代は消滅する。 |
タイムキーパー | ストームの影響を受けず、自由に行動できる存在。 主人公「ヴェルディ」は「聖パブロフ財団」に任命されたタイムキーパー。 |
神秘学者 (アルカニスト) |
魔術や錬金術といった非科学の力を使える人種。 本作の世界においては普通の人々(人類)にも存在を認識されており、時代によっては大きな軋轢がある。 「聖パブロフ財団」は神秘学者の集まる政府よりの機関だが、「マヌス・ヴェンデッタ」という過激派組織も暗躍している。 |
リバース:1999の特徴
オカルティックな雰囲気と豊富な史実ネタ
ストーリーの特徴は、オカルティックな雰囲気と豊富な史実ネタだ。序盤は1960年代や1920年代のアメリカを舞台に物語が進む。例えば、1920年代は大恐慌前のアメリカにおける暗黒時代特有の空気が再現されており、民衆は「禁酒法」などに発言で触れる。他にもその次代の映画や本などが会話に出たり……と細かいネタが豊富にあるぞ。
加えて、本作はオカルトネタも多数取り入れている。話の中心になるのが「神秘学者(アルカニスト)」たちなのもあり、魔術や錬金術が登場し、作中でも不可思議な現象が多数起きていく。実際にあったとされるオカルト絡みの有名な事件も登場する。
なお、作中における神秘学者への人類(非神秘学者)からの扱いは、不気味なもの不条理なもの……といった扱いであり、実際そのような認識を抱かれておかしくない出来事も作中では多い。
プレイヤー視点でもホラーに近い描写に出くわすほか、神秘学者に対する生々しい偏見や悪意も作中では描写されている。総じて、「重々しい」空気が刺さる人には非常に刺さるだろう。
先が気になるストーリー
ストーリーには多種多様な魅力があるが、最も強い魅力は「先が気になる」ことだろう。ストームがなぜ発生しているのか?が最大の謎であるのだが、過激派組織「マヌス・ヴェンデッタ」との暗躍や対決など、物語のフックとなるイベントも多い。
主人公の「ヴェルティ」にも明確なドラマや人物設定が存在しており、CBTで体験できる範囲でも幼少期がガッツリと描かれる。幼少期の話は隔離された教育施設にいる子どもたちを描いたものであり、主人公のトラウマの源泉や先の見えない閉塞感がすごかった。
幅の多い細かな演出
本作の演出の幅は多い。ストーリーがフルボイスであるのに始まり、カット絵の表示など場面ごとに印象的な演出が用意されている。また、幽霊に近い敵に背後から近づかれたキャラクターが迫真の顔をしたり、主人公が幻覚を見ている場面ではテキストとは異なるボイスが背景で流れていたり……と、細かな演出も多い。
豊富なフレーバーテキスト
本作はストーリーや世界観を押し出した作品だが、メインストーリー以外でも豊富なフレーバー要素がある。クエストが進むと、マップ上に新聞や手紙などの読み物が配置されたりするぞ。
また、キャラを入手し「絆」を上げることで見れるフレーバーテキストも読み応えがあり、各キャラの装飾品に関する情報や出身年代に応じた文化的背景を閲覧可能だ。
各種フレーバーは、世界観をより深く知れる情報が多く存在しており、各事件に対する一般民衆の反応が見れたり、各キャラの内情に迫るような詩的な表現を見れる。世界観や人物の背景を考察したい人など、読み物を深く楽しみたい人にはたまらない要素だろう。
シナジーが大事な戦闘
ターン制のカードバトルを採用した本作は、シンプルだが奥深い戦闘を楽しめる。キャラクターの持つスペルカードは「アタック」「デバフ」「バフ」「カウンター」「回復」と種類があったうえで、同じアタックでも単体攻撃や範囲攻撃があったり、追加効果などに違いがある。
そのため、同じ役割を持つキャラでも適正は様々であり、編成時はシナジーを考える必要がある。例えば、デバフを付与できるキャラと弱体化した敵に対して追加ダメージを発生するキャラを編成すれば非常に有用だ。バフとデバフの種類も多く、「行動阻害」系の能力を持つキャラを揃えるなど、相手に対してメタを張る編成も可能だ。
リバース:1999のシステム
バトルシステムの詳細
バトルシステムのポイントまとめ |
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「使用」「移動」「融合」を駆使して敵と戦う
リバース:1999のバトルでは、キャラごとに2種類ある「スペルカード」を使用して戦うが、プレイヤーは最大3回の行動回数内でカードの「使用」か「移動」を行える。使用の際はターゲットも選べるぞ。なお、使用後に空いた隙間は、残ったカードが右にスライドすることで詰められる。
移動は「ランクアップ(融合)」を意図的に行うために用いる。ランクアップによりカードの効果が強化されたり、効果が追加されるぞ。なお、ランクアップは使用や移動後に自動で行われるため、行動回数は消費されない。
手札は7枚までターン初めに補充される
スペルカードはターン開始時に最大7枚まで補充される。ターン終了時の手札数は補充される数に影響しない。最大……と表現したのは、戦闘メンバーの数によって手札の数と1ターン中の行動回数が変わるからだ。
例えば、控え1名を含めた4人全員が生存しているときは、手札7枚で3回まで行動できる。戦闘不能で戦闘メンバーが1人まで減った場合はカード枚数が5枚になり、行動回数も1回まで減るぞ。
MPをためてアルティメットを発動させる
カードを「使用」「移動」「融合」させると、そのカードに対応したキャラクターの「MP(モキシーポイント)」が増加する。MPが5まで貯まると、次ターンの開始時に「アルティメット」と呼ばれる必殺技用のカードが追加されるぞ。
長期戦は行動阻害や回復で制する
長期戦になるなら、MPを貯めるまでは「回復」「バフ」「デバフ」のカードが便利だ。特にデバフで与えられる状態異常は種類が豊富にあり、「武装解除」で敵のアタックを使用不可能にしたり、「沈黙」で敵のバフやデバフを使用不可にできたりする。
主人公の能力「調律」でサポートする
主人公は直接戦闘に参加しないが、自分のMPを持ち、MPを使った特殊な能力「調律」を使用できる。調律はターン内の行動回数を減らさずに、スペルカードのランクを上げたり……と、様々な効果を発動させる。調律はパーティー編成時に切替可能であり、様々な戦法に組み込み可能だ。
育成システムの詳細
育成システムのポイントまとめ |
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素材を利用して強化する
本作の育成システムはシンプルだ。いわゆる限凸にあたる「塑造」を除いて、どの強化もクエストで得た素材を利用する形である。基本は「レベルアップ」と「洞察(レベル上限の解放やパッシブスキルの開放ができる)」で能力を上げつつ、「共鳴」や「心相」で細かい強化を施す。
装備ガチャは無い
装備ガチャにあたるものはなく、装備品にあたる「心相」もクエストで集めたり、素材交換で手に入る。ちなみに、キャラクター自体はガチャが主な入手方法であり、「塑造(限凸)」はスキル強化に繋がるぞ。
共鳴は好きな能力を補強できる
ステータスを補強する「共鳴」では、自分で「思念」と呼ばれるパーツを選択して定められた枠内にセットしていく。枠と思念は「共鳴レベル」に応じて増えていく。共鳴レベルのアップは他と同じく素材を使用する。
思念は形と大きさが決まっており、すべての思念をセットできるわけではない。自分の上げたい能力を限られた枠内にセットする形だ。なお、クイック装填というおすすめの「思念」を自動で装填する機能もあり、こだわりがそれほど強くない人でも気軽に利用できる。
必要素材へのアクセスは容易
強化しようとして育成素材が足りなかった場合、必要な素材が手に入るクエストへすぐに移動できる。また、クエスト終了時に残り個数も表示されたり、オート周回も可能だ。かつ、必要なスタミナ(にあたるもの)を消費すれば、1回の周回で複数回分の素材を獲得できる。
シナリオキャラの育成素材は返ってくる
CBTのみの仕様かもしれないが、シナリオ上で確定で手に入るキャラを育成すると、育成した分の素材が返ってくるミッションが存在する。多くのキャラを育成したい場合に嬉しい要素だろう。
箱庭要素の「ウィルダネス」
本作には箱庭要素の「ウィルダネス」がある。六角形のマスをセットしていき、島を拡張できる。島を拡張すれば生産施設を作ったり、施設を強化したりなど、実用的な恩恵も得られるぞ。また「川を◯マス分繋げろ」などのミッションを達成すればアイテムも貰える。
また、ショップでは一定のテーマに沿ったマスも購入できるため、自分好みの島を作っていける。島の形も左右対象である必要が無く、マスを回転してはめたり……など、かなり自由な島づくりが可能だ。
特にオススメなポイント
とにかくストーリーと世界観が良い
リバース:1999最大の魅力は、何よりもまずストーリーと世界観だ。主人公には明確なキャラ性があり、幼少期から続く彼女個人のドラマに始まり、底の見えないオカルティックな雰囲気や先の気になるストーリーなど、高い演出力と相まって牽引力がものすごい。
また、フレーバーテキストも多く、読み物が好きな人には強く刺さるだろう。ガッツリと新聞記事が読めたりするのももちろんだが、よく見れば楽しめる細かな小ネタも多い。例えば、スキルカードのランクアップはバトル的にも大事だが、そっとフレーバーテキストが増えていたりする。
他にも、本作は多くのRPGと同じく「属性(作中では本源と呼ばれ、属性有利な相手にはダメージが30%増加する)」が存在するが、各属性(本源)の呼称は「獣」「木」「星」「岩」「知」「霊」など本作の世界観に合わせたものだ。
かつ、図鑑ではキャラごとに「林間の憧憬[木]」など、各キャラの本源についてより詳しい情報が書かれている。どんな性質を持ったキャラかが詩的に表現されており、キャラの掘り下げに繋がっているぞ。
やりこみコンテンツの一種である「人工夢遊」でも、夢の中をさまようような独特の空気感のストーリーを楽しめる……など、ストーリー目当てで始めた人が飽きないような仕様や工夫が多い。
バトル自体もキャラの個性を活かしたスキルを使うため、バトルや育成を通してキャラに愛着を湧かせる人も安心だ。総じて、シナリオを楽しみたい人なら損をしないゲームと言えるだろう。
鳴潮のゲーム情報
ゲーム名 | リバース:1999 |
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ジャンル | ロールプレイング |
プラットフォーム | iOS/Android/PC |
価格 | 基本プレイ無料 |
リリース日 | 未定 |
公式サイト | https://re1999.bluepoch.com/jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Reverse1999_JP |
コピーライト | © Bluepoch Co.,Ltd. All Rights Reserved. |
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