グランサガとは?
高品質のアニメ調グラフィックがすごいRPG
ゲーム概要
グランサガは、高クオリティのアニメ調グラフィックが特徴の大型RPGだ。特にキャラクター造形には強いこだわりが感じられ、アートのような見目麗しい人物が多数登場する。物語としては王道ファンタジーであり、騎士団の仲間たちとともに世界を冒険していくぞ。
第一印象で合う合わないが決まる?
キャラの容姿に着目
結論から言うと、グランサガはキャラクターの美しさを目的とするなら楽しめるRPGだ。6人のプレイアブルキャラクター、人格ある武器「グランウェポン」の中にいる過去の英雄たち、街の施設やストーリーに登場するNPCたち……など見目麗しいキャラが多数登場する。
本作は良質なキャラクターデザインとグラフィックで形作られたゲームだ。アニメ調グラフィックのゲームに限定すれば、現在スマホでサービス中のRPGでも1、2位を争える。
衝突事故に注意
しかし、本作は合う合わないが明確に分かれるゲームでもある。コンシューマと比べても遜色ないグラフィックを見て、コンシューマ向けのアクションRPGに似たゲーム性を期待すると首を傾げることになるだろう。
ゲーム部分のクオリティが低いわけではないのだが、ソシャゲやスマホ向けMMOの文脈に馴染みがあるかで受け止め方は大きく変わる。馴染みがない人が本作をプレイした場合、衝突事故めいた感覚に襲われるかもしれない。
なお、合うかは合わないかはプレイ開始1時間もしないうちに分かるだろう。具体的な焦点は次の3つだ。
- 基本システムにガチャや放置ゲー要素がある
- 誰でも遊べるがアクション要素は薄い
- よく言えば王道のベタな展開が続く
基本システムにガチャや放置ゲー要素がある
グランサガの基本的なゲームシステムは、ソシャゲもしくはスマホ向けMMORPGでよく採用されるものである。ソシャゲ特有のガチャやデイリークエスト、豊富な育成要素が存在しているのに加えて、スマホ向けMMORPG特有のオート機能によって放置プレイが可能だ。
ながら作業に向いており、スキマ時間でのプレイもできる。逆に言えば、じっくり腰を落ち着けてプレイするにはやや味気なく映るかもしれない。なお、各要素自体は手堅く作られており、オート機能のON/OFFなども可能ではある。
また、ソシャゲベースの育成要素とMMORPGベースのコンテンツ量は、それぞれボリュームが多く、すぐには遊び尽くせない。合う人にとっては黙々と遊び続けられる嬉しい環境だろう。
誰でも遊べるがアクション要素は薄い
本作はアクションRPGに分類されるが、回避ボタンに当たるものは無く、アクション要素は薄い。むしろ、オート機能と合わせて、アクションゲームが苦手な人でも遊びやすい点が特徴と言える。
プロモーション動画を見て派手なアクションに期待した場合、肩透かしをくらう可能性があるだろう。また、エフェクトやモーション自体は臨場感あふれるものが多いため、アクションゲーム好きにはもったいなく映るかもしれない。
本作は反射神経や直感よりは、コマンド式RPGのような判断を求められるゲームだ。敵の弱点属性を突くなど、適切な戦闘手段を理解して用意していく必要があり、事前の準備や育成が大事となる。
よく言えば王道のベタな展開が続く
ゲーム開始直後、伝説の英雄と黒い龍が戦う場面から始まるグランサガは、王道ファンタジーど真ん中な世界観が特徴だ。変なひねりは無く、正統派かつヒロイックな物語を楽しめる。
しかし、王道な展開はベタな展開とも言える。安心して見ていられる反面、驚きは少ないかもしれない。
また、ゲーム冒頭の「伝説の英雄vs黒い竜」は、主人公にとって憧れの物語であり、この世界を冒険していく上で非常に大事な話だが、アニメ最終話のようなテンションでいきなり始まるため、人によっては置いてけぼりになる。
メインストーリーはアクション映画のように映像手動で話が進む。細かい説明がない場合もあり、「昔の話が始まったんだろうな」と察する力や、ベタな展開に対する共通認識があるかで理解度が変わるぞ。いわゆる「お約束」が好きかどうかが鍵となる。
なお、主人公とヒロインに関しても出会いはベタであり、王道のボーイ・ミーツ・ガールだ。主人公「ラス」は伝説の騎士に憧れている若手の騎士団員であり、ある日突然、記憶を失った少女「セリアード」を助けることになる。
グラフィックは裏切らない
見た目へのこだわりは予想以上
ここまで本記事を読み進めた人は「グラが良いだけで面白くないんじゃないか?」と思うかもしれない。だが、本作はビジュアル面に関しては予想以上の頑張りを見せており、鑑賞目当てなら期待以上の喜びを返してくれる。
キャラクターを鑑賞するためにプレイし始めるなら、前述した3つの焦点も大きな障害になりえない。鑑賞目的なら放置ゲーでも問題なく、アクション性が少なくて良い、ベタな展開も王道路線のキャラクターには合っている。
鑑賞目的なら、本作の賛否分かれる部分は長所として働く可能性が高い。加えて、本作はカメラワークへのこだわりやビジュアル面での遊び心に溢れており、「見せ方」に関しては、強いこだわりと自信を感じさせる。
カメラを意識したキャラクターの写し方
グランサガは全体的にカメラの位置が大切にされている。分かりやすい場面で言えば、ガチャを回したときの演出だ。力の入った演出そのものも熱いが、ガチャ演出を担当する「イブ」が華麗なターンとステップを決めながら移動するところも面白い。
ムービーの会話中もカメラはキャラクターを中心に細かく動き、バストアップ写真のようにキャラクターを大きく写す。キャラクターがアイドルのようにカメラへ目線を向けているような感覚になることもしばしばだ。
また、焦点が当たっているキャラクター以外を少しぼかしたりと、ユーザーに見せたいものを強く意識しているように感じる場面も多かった。今何を見せたいかを意識しながら、映像は作られたのだろう。
細かなところで光る遊び心
本作は、データインストール中にミニゲームが遊べたり、サーバーメンテナンス中にキャラクターの画像がランダムで表示されたりと細かな点での遊びが多い。何気ない場面でも、よく見ると工夫に富んでいる。
メンテナンス中の画像が表示されるときは、描き下ろしのセリフがキャラクター1人1人に用意されているし、キャラクターボイスも流れる。メンテナンス中やデータインストール中にしか見れない映像も多そうだ。
メインストーリーのリプレイモードでは、エピソードごとに背表紙付きの本が表示され、専用のイラストも存在する。何気ない要素だが、ビジュアル面には細かな点でも創意工夫を感じ取れた。
また、ゲームメニュー内の様々な画面でキャラクターが登場し、応答してくれる点も芸が細かいと感じた。クエスト画面とメール受け取り画面で違うキャラが用意されているなど、キャラクターが使い回されてない点も良い。
他にも、ゲーム中で一時的に離席する際に使用できるスリープモード使用中は、お助けキャラ「ロム」の寝顔が表示される。解除時は差分の画像も表示されるぞ。細かな点で飽きさせない工夫が光る。
遍在する見目麗しいキャラたち
バリエーションも豊富
本作は主要メンバーをはじめ、魅力的な見た目のキャラが多い。犬も歩けば棒にあたる……どころが、棒の方からプレイヤーに突進してくるレベルで存在すると言っても過言ではないぞ。キャクターのバリエーションも豊富であり、イケメン、美少女、美女、渋いおっさんまで色々いる。
見た目で雰囲気が伝わる6人のプレイアブルキャラ
プレイアブルキャラクターである主要メンバー6人は、見た目で雰囲気が伝わりやすく、操作する前からどんなキャラかなんとなく分りやすい。パッと見の印象で気に入れば、そのままキャラに対する好感度が増していくだろう。
ラス(声優:梶裕貴)
物語で聞いたグランナイツに憧れ、グランナイツとそのリーダーであるグランロード・レオンに憧れている青年。
両親はいないが、物心ついた頃から近衛隊長・カルリッツに育てられた。
グランロードを目指し、今日も鍛錬を続けている。
セリアード(声優:鬼頭明里)
記憶をなくした、ミステリアスな少女。
デスナイトに追われているところを、ラスたちに助けられた。
その後、ラスたちの騎士団に入団する事になるが、記憶が戻らないことに不安を抱えている。
キュイ(声優:悠木碧)
優れた魔法の才能を制御できず、ある事件をきっかけに村から追い出されてしまった少女。
その後、ラスに誘われ、騎士を志すことになった。
今ではラス騎士団のムードメーカー。
カルト(声優:諏訪部順一)
プライドが高いダークエルフ。
天才だった兄と比べられながら生きてきた。
兄の戦死の報を受けた後、ウィンの提案でラスたちの騎士団に入ることに。強くあらねばならないというプレッシャーによりシニカルな性格となったが、裏で鍛錬を積む真面目で努力家な一面も覗かせる。
ナマリエ(声優:沢城みゆき)
妹の治療費を稼ぐために傭兵になり、その後近衛隊長・カルリッツの提案で騎士団に入った。
傭兵時代に培った能力のおかげで、即座な戦場判断に優れる。
ルールに縛られるのが嫌いだが、寂しがり屋でもある。
白馬の王子様に会いたいと夢見る、純情な一面も。
ウィン(声優:安元洋貴)
常に仲間思いで責任感のある、ラス騎士団の実質的リーダー。
ラスたちにとっては母のように優しく、頼れる存在。
しかしながら、入団前の自分のことを話そうとしない。
メインキャラはより好みの容姿に変更可能
プレイアブルキャラクターは、「容姿」を変更可能である。大胆なイメチェンが可能なため、ヒロインを自分好みの見た目にする……なども可能だ。容姿はイベントムービーなどにも反映されるぞ。
NPCも美人やイケメン揃い
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メインストーリー、サブストーリー、街の施設……など様々な場所で美女やイケメンが登場する。メインキャラクター以上に気に入るキャラがいるかもしれない。
また、遊び心を階説した際にも触れたが、メニュー内の各種画面でも様々なキャラクターが登場するぞ。ゲームをプレイするなら、様々なシステムを一度は覗くと良いだろう。
装備品やモンスター図鑑も見どころあり
本作には装備品として「グランウェポン」と「アーティファクト」があり、グランウェポンは英雄の魂が具現化したものという設定どおり、固有のプロフィールや個性が設定されている。キャラクタークエストも存在するぞ。
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アーティファクトも専用のイラストが存在しており、様々な美麗グラフィックを眺められる。コレクションしていくのも楽しいだろう。
モンスター図鑑も同様だ。可愛いモンスターからかっこいいモンスター、はては萌え系のモンスターまで色々いる。図鑑で説明文も読めるため、自然とモンスターに愛着が湧きやすい。
鑑賞するタイプのゲーム
ひと目で気に入ればプレイし続けられる
グランサガは、ビジュアル面に特化したRPGだ。鑑賞目的でプレイするなら、損はしないだろう。バリエーション豊富な見目麗しいキャラクターや、力の入ったカメラワークと細かな遊び心により期待以上の「見せ方」を見せてくれる。
アクション性は薄味だが、代わりに誰でも遊べる敷居の低さがあり、鑑賞目的ならゲーム性もマッチするだろう。ソシャゲやスマホ向けMMORPGをベースにしており、育成ボリュームやコンテンツボリュームは大きく、合う人ならば黙々と遊び続けられるぞ。
見た目で興味を持ったならプレイして試すのをオススメする。序盤をプレイしてファーストインプレッションで惹かれたなら、そのままプレイヤーにとっての良作となり、スマホゲームの中でも突出した高品質のグラフィックを堪能できるぞ。
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