帝釈天

【陰陽百鬼物語GO】帝釈天のスキル性能とステータス

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陰陽百鬼物語GO攻略班
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陰陽百鬼物語GO(百鬼GO)の帝釈天のスキル性能とステータスを掲載。帝釈天のリセマラ・最強それぞれの評価や使い方、プロフィール情報についても掲載しているので、百鬼GOの帝釈天について知りたい時の参考にどうぞ。

帝釈天の評価とステータス

帝釈天の評価

帝釈天

リセマラ 最強
A リセマラランキング A 最強ランキング
短評
・味方火属性の会心7回ごとに必殺技発動
・必殺で敵全体を攻撃しつつ防御減少
・味方の会心発生率が高いほど活躍する

みんなの評価

基本情報

名前 レア 属性
[紅蓮夢華]
帝釈天
SSR 火
役割 攻撃DMG
デバフ 呪術

初期ステータス

攻撃力 125 防御力 178
HP 249 素早さ 119
会心率 14% 会心DMG 50%

帝釈天の特徴 / 使い方

味方火属性の会心7回ごとに必殺発動

帝釈天は「王の盛宴」で、味方火属性が会心攻撃を7回発生させるごとに必殺技を自動発動する。1ターンで7回以上の会心を発生させれば毎ターン発動も可能なため、デバフと全体攻撃が連発可能だ。魂石などで味方の会心率を底上げしておくのも有効。

縁結神のバフと相性が抜群

縁結神を所持しているなら帝釈天と組ませるのがおすすめ。縁結神は味方の会心率をバフで高められるため、帝釈天の強みが活かしやすい。

敵全体の防御力を下げつつ攻撃

帝釈天の必殺技は、敵全体へ防御力減少を与えつつ攻撃する。「王の盛宴」効果での自動発動も狙えば高い頻度で全体攻撃を行いつつ、早い段階で最大3重までデバフを与えられるので、防御力が高い敵に対しても使いやすい。

ゆるそば
ゆるそば
帝釈天は、火属性味方依存の全体攻撃アタッカー兼デバッファー妖怪。火属性味方が会心を発生させるたびにバフが溜まり、7重で全体攻撃ができます(複数回攻撃も有効)。全体攻撃時には金蓮による防御ダウンも付与可能なので、ダメージを出しつつデバッファーとしての役割も持つ優秀な妖怪です!

帝釈天は引くべきか?

火属性サポートが欲しいならおすすめ

帝釈天は、必殺技で防御力ダウンのデバフを付与しつつ、全体攻撃でサブアタッカー適正もある攻守ともに優れているキャラ。味方火属性の会心攻撃によって重数を獲得し、7重で全体攻撃を自動で発動するため、会心攻撃が得意な鬼切や会心バフを付与できる縁結神を所持している場合は引くのがおすすめ。

帝釈天の戦闘スキル

スキル1:通常攻撃

スキル 効果
天誅
天誅
敵単体に攻撃力の50%相当の呪術ダメージを与える。
タイプ 範囲 カテゴリ CT
アクティブ 単体 - -

スキル2:特殊スキル

スキル 効果
王の盛宴
王の盛宴
帝釈天のターン開始時に「王の盛宴」幻境を展開する。帝釈天が生存している間、幻境は存在し続ける。
「王の盛宴」幻境内で火属性の味方が会心攻撃を与えるごとに、帝釈天は「制裁の力」を1重獲得する。
「制裁の力」:最大7重。7重に達すると「制裁の力」は解除され、ダメージが40%アップした必殺技を自動的に1回発動する。帝釈天は1ターンに1回のみ自動的に必殺技を発動できる。
タイプ 範囲 カテゴリ CT
パッシブ - - -

スキル3:必殺技

スキル 効果
刹那蓮華満開
刹那蓮華満開
敵全体に「金蓮」を1重付与する。2ターン持続。その後、敵全体に攻撃力の90%相当の呪術ダメージを1回与える。
「金蓮」:1重ごとに防御力が8%ダウンする。最大3重。
タイプ 範囲 カテゴリ CT
アクティブ 全体 弱体 3

スキルレベルの目標と強化優先度

スキル名 目安 優先度
スキル1 天誅 天誅 7 ★★★☆☆
スキル2 王の盛宴 王の盛宴 7~10 ★★★★☆
スキル3 刹那蓮華満開 刹那蓮華満開 10 ★★★★★

スキル3を最優先に強化

スキル3は、全体攻撃の火力と防御力ダウン量がアップする。特に防御力ダウンはパーティ全体の火力をアップできるため、最優先で強化しよう。

次点でスキル2を強化

スキル2は、自動発動の必殺技の火力量がアップする。鬼切や青行燈のような会心率の高い味方と編成する場合は、発動回数が増えるのでより火力貢献ができるようになる。そのため、スキル2強化後は次点でスキル3を強化しよう。

スキル1も出来る限り上げる

スキル1は、通常攻撃の火力をアップする。その他追加効果はないため優先すべきスキルではないが、サブアタッカーなので上げておくことで最終ダメージ量に影響されやすい。最初は7を目安に、虹昌石が余っている場合は10まで上げても良い。

帝釈天の特殊スキル

隊長スキル

攻撃力強化[火]
Lv1 火属性全員の攻撃力が18%アップ。
Lv2 火属性全員の攻撃力が36%アップ。

特性

呪詛強化 → 呪詛強化・限界突破
Lv1 敵の被ダメージが6%アップする。
Lv2 敵の被ダメージが12%アップする。相性有利時、与ダメージが12%アップし、被ダメージが12%ダウンする。
Lv3 敵の被ダメージが18%アップする。相性有利時、与ダメージが18%アップし、被ダメージが18%ダウンする。

特性

会心率強化 → 紅蓮夢華
Lv1 会心率が9%アップ。
Lv2 会心率が18%アップ。
「王の盛宴」幻境を展開する時、全ての敵に「金蓮」を1重付与する。「制裁の力」は6重に達すると解除され、必殺技を自動的に1回発動するようになる。
Lv3 会心率が27%アップ。
「王の盛宴」幻境を展開する時、全ての敵に「金蓮」を1重付与する。「制裁の力」は6重に達すると解除され、必殺技を自動的に1回発動するようになる。
「王の盛宴」幻境内で敵が会心ダメージを受けると、被ダメージが20%アップする効果を付与する。1ターン持続。

サブスキル

攻撃力強化[火]
Lv1 火属性攻撃力が12%アップ。
Lv2 火属性攻撃力が24%アップ。

2凸以上を目指すのがおすすめ

帝釈天を凸させる場合は、2凸以上を目指すのがおすすめ。2凸効果で幻境展開時に金蓮1重付与と「制裁の力」が7重から6重に変更される。敵の被ダメージが必殺技発動前からアップすることに加え、6重により自動発動頻度が高くなるので、鬼切や青行燈と一緒によく使用する場合にはおすすめ。

帝釈天と相性の良いキャラクター

キャラ 役割/理由
縁結神
縁結神
バフ・会心率アップでバフを溜めやすくできる
・通常攻撃でバフを溜めることが可能
鬼切
鬼切
攻撃・会心率が高く、バフを溜めやすい
・必殺技で速攻7重溜めることが可能
青行燈
青行燈
攻撃バフ・会心率が高く、バフを溜めやすい
・必殺技でバフを複数獲得可能
・帝釈天の攻撃頻度次第ではろうそくの炎を溜めやすい
山風
山風
攻撃・HP50%以下時は確定会心なのでバフを確実に獲得可能
鳳凰火
鳳凰火
攻撃・会心率が高く、バフを溜めやすい
・会心発生で必殺技を2回連続で使用できるので、一気にバフを溜めることが可能

帝釈天と相性の良い魂石

魂石 理由
[紅蓮夢華]帝釈天・愛
[紅蓮夢華]帝釈天
・専用魂石
・金蓮が付与された敵攻撃時に会心率30%アップ
提灯お化け・愛
提灯お化け
・専用魂石の代用
・単純な火力アップ
寄生霊・愛
寄生霊
天邪鬼赤・愛
天邪鬼赤
提灯小僧・愛
提灯小僧
天邪鬼緑・愛
天邪鬼緑
・専用魂石の代用
・素早さ12アップで行動回数を増やす

魂石 理由
妖狐・智
妖狐
・会心ダメ最大40.8%アップ
・味方次第では4重を維持しやすい
驍浪荒川の主・智
驍浪荒川の主
・会心ダメ最大60%アップ
・敵2~3体時に装備推奨
判官・智
判官
・呪術ダメ最大36%アップ
・強固なバリア必須
風麒麟・智
風麒麟
・会心率15%アップ
※会心バフキャラ未所持の場合
酒呑童子・智
酒呑童子
・会心率18%アップ
・必殺技発動時1ターン会心ダメ30%アップ
石距・智
石距
・敵の攻撃力か防御力を15%ダウン
・パーティの生存能力が上がる
朧車・智
朧車
・自身の素早さ6アップ
・必殺技4回で全体素早さ15アップ

魂石 理由
海坊主・勇
海坊主
・会心ダメ最大48%アップ
・会心率バフキャラ必須
・攻撃力4,000以上推奨
キョンシー兄・勇
キョンシー兄
・会心率最大24%アップ
・火力の安定性が増す
・攻撃力4,000以上推奨
蟹姫・勇
蟹姫
・攻撃力24%アップ
・会心率50%必須
桜の精・勇
桜の精
・呪術ダメ24%アップ
・素早さ130以上必須
判官・勇
判官
・呪術ダメ24%アップ
・会心率50%必須
胡蝶の精・勇
胡蝶の精
・味方の攻撃力最大19.2%アップ
・HP8,000以上推奨
古籠火・勇
古籠火
・味方の素早さ9アップ
・素早さ150以上必須
孟婆・勇
孟婆
・味方の攻撃力12%アップ
・素早さ130以上必須
日和坊・勇
日和坊
・味方全体の素早さ最大9.6アップ
・HP8,000以上推奨

魂石 理由
桃の精・親
桃の精
・会心率18%アップ
・火力の安定性が増す
三尾の狐・親
三尾の狐
・会心ダメ36%アップ
・会心率バフキャラ必須
[少年の約束]晴明・親
[少年の約束]晴明
・敵全体の物理&呪術耐性最大12%ダウン
・最大まで4ターン掛かる
晴明
晴明
・呪術ダメ最大39%アップ
・敵撃破できる場所がおすすめ
座敷童子・親
座敷童子
・素早さ12アップで行動回数を増やす
鬼女紅葉・親
鬼女紅葉
・攻撃力24%アップ

荒と相性の良い装備

武器

武器 理由
為朝の弓
為朝の弓
・呪術ダメアップで火力上昇

装飾品

装飾品 理由
稲荷鈴・金
稲荷鈴・金
・素早さアップで行動回数増加
 └実質的な火力アップ
・先手で幻境展開&防御ダウン付与
芳一の琵琶
芳一の琵琶
・会心率アップで火力安定

帝釈天の声優とプロフィール

声優情報

声優 神谷浩史
代表作 『〈物語〉シリーズ』阿良々木暦『進撃の巨人』リヴァイ『夏目友人帳』夏目貴志

プロフィール

立ち絵
帝釈天
性別
武器 蓮、心霊共感、片手剣
タグ 善、蓮、天人の王
長所 智謀に長けている、面白い、優しい、人の気持ちがわかる、目的を果たすためなら全てを犠牲にすることができる、献身的、我慢強い、打たれ強い、簡単に諦めない
短所 特定のことに執着しすぎる、天邪鬼、たまに自分を過小評価する
趣味 温泉、お香、風呂、冥想、各種踊り、蓮の世話、星や占いの研究
習性 緊張すると体にある目が瞬きをする、蓮の咲き具合は彼の感情を表している
特技 心霊共感、花を咲かせる、占い
性格 礼儀正しい、冷静、感受性が強い、慈悲深い、残酷
関連人物 阿修羅(無二の友)、ヤマタノオロチ(取引相手)、茨木童子(飲み友達)、酒呑童子(飲み友達)、もう一人の堕神(取引相手)
行動の動機 人々を救う、世界平和、英雄
好きなもの 池、咲き誇る花、綺麗な服、誰もいない町、宮殿に響き渡る鐘音、燃え盛る炎
嫌いなもの 騒々しい場所、戦乱と犠牲、傷口
弱点 体にある目、熱いもの、強い酒、くすぐったさ
ギャップ 制裁を加える時には慈悲深い表情を見せる、罪人を裁く時には純真さがある、弱さと強さを併せ持つ
好きな人 決して運命に屈しない英雄、強い戦士
好きな食べ物 蓮料理、鶏足、燕の巣、椰子の飲み物、白きくらげと蓮の実の薬膳
嫌いな人 軟弱な人
嫌いな食べ物 脂っこい食べ物

帝釈天の伝記

伝記・一
天人の貴族として生を受けた私が、宮殿に足を踏み入れるのはこれが初めてではなかった。
幼い頃、父上の供として宮殿に入り、一族のため、十天衆と祈りを捧げたことがある。
宮殿の前には大きな鐘がいくつも並んでいた。長年風雨にさらされてきたであろうその鐘に、朽ちている様子はない。
私は好奇心に駆られ、最も小さな鐘を叩いてみた。悠久の時を感じさせる音が響く。
鐘の音は、遥か遠くから聞こえたような気がした。それは、まだ知る由もない私の運命のために、漠然とした未来で響き渡っているようにも思えた。
鐘の音に秘められた真意を解き明かそうと耳を澄ましていた私に、父上の叱咤が轟く。
「鐘は新王のためだけに鳴らされるものだ。お前の行いは大いなる不敬に当たる」と父上は言った。
そして今、私は白蓮が咲く池に座り、あまたの楽師が奏でる幾千もの鐘の音を聞いている。皆、私が王に即位する時を恭しく待っているのだ。
相変わらず天命など敬ってはいないが、もはやこの世に私を罰することができる者はいない。
通路の両側に控える祭司らが蓮の花びらを私に振りかける。そして恭しく頭を垂れた大祭司が香を焚きしめた純白の衣を私の眼前に捧げた。
「香が汚れを払い、水が罪を清めるがごとく、過ぎし日の一切が足元の泥と化し、御身が蓮のごとく生まれ変わることをお祈り申し上げます」
「忉利天の名において、過去の業をすべて断ち切り、この池をお出になる時には、白蓮のごとく生まれ変わった新たな王となられますように」
私は問うた。「いかにして業を断ち切れと?」
大祭司は俯いたままこう答えた。「諦めきれぬ最大の願いを告白なさいませ。それを池に捨て置き、二度と振り向かぬこと。ただそれだけにございます」
水面で揺れる蓮の花に向かい、私は独りごちた。
「我が人生唯一の望みは、この手で天人と鬼族の戦いに終止符を打ち、友と手を携え、二度と争いや犠牲のない世を一族にもたらすこと」
「そして、戦は終わった。だが、私の傍らに友の姿はない。そう、我が最大の願いは、我が最大の業となってしまったのだ……」
伝記・二
「私は天域のため、新たな秩序を敷く」
「不公平には、力でしか抗えぬ。だが力こそがこの世で最も不公平なものだ」
かつて私は、友である阿修羅と肩を並べ、鬼族と戦っていた。
先陣を切る阿修羅の精神体を止めることなど、いかなる敵であろうとできはしない。
阿修羅の背中に追従しながら、私は殺りくの中で阿修羅が方向を見失わぬよう精神体の力を使い援護し続けた。
諦めることを知らない阿修羅と、信念を貫く私。
我らは共に戦場を駆け、強者への道を着実に歩んでいた。
私は見ていたのだ。阿修羅の肩越しに、一族の未来と、戦のない輝かしい世界を。
だがこの世に必要なのは、戦を終わらせるために戦う善人ではなく、自ら悪を背負い、戦に終止符を打つ悪人だ。
「新たな秩序のもとでは、出自によりその者の価値を決めることは断じてない。今後は、出自や血筋を問わず、すべての天人の価値は、その精神体の優劣によって決まる。他に秀でる者は特権を享受し、劣る者は深淵の牢獄に落とされる。新たな秩序の前では、全ての者が平等なのだ」
秩序を司る私だけが、絶対的権力の象徴として民の上に君臨し、”不公平”を体現する最後の1人となる。
「だが、この世に、たとえわずかであっても不公平が存在する限り、争いが消えることは永遠にない」
「今日より私は、唯一無二の玉座の主となる」
「この玉座は、私がこれまでに葬った異族の血肉と、私が裁いた同族の信仰の上に築かれたものだ。いずれこの世の全てを我が手中に収め、あらゆるものの頂点に私が君臨する。私が、生きとし生ける者の運命を握っているのだ。唯一、偉大な力を有するこの私だけが!」
かつての闘神、阿修羅は、その血肉とひきかえに奇跡を成し遂げた。阿修羅の体が熱を失い氷のように冷たくなっても、彼が残してくれた温もりの余韻を今も感じることができる。
阿修羅は太陽のように暖かく私を照らしてくれていた。だが私は、凍った月のように彼を突き放し、傷つけてしまった。
歩む速さが違ったとしても、私が彼のために歩みを止めることはない。もし彼が私の立場なら同じことをしただろう。
この世で阿修羅と知り合ったこと以上に私が誇れることはないと、今でも固く信じている。
「あの罪にまみれた玉座で、私だけの“公平”を待ち続けよう」
「その時が来れば、私が捨てたすべての業が我が身に戻り、最後の“不公平”がこの世から消え失せる。その時こそ、永遠に争いとは無縁の、真に安らかな世を迎えることができる」
私は俯き笑顔で蓮の花に話しかけた。「この世において、運命の出会い以上に私が心待ちにしていること」
「それはあなたとの再会だ」
伝記・三
私がすべてを言い終えると、傍らに控えていた大祭司が、滝のような汗を流し震えだした。まるで聞いてはならぬ秘密を聞いてしまったかのように。
そこで私はわざとらしく微笑み、白蓮に問いかけた。「ちゃんと聞いていたか?」
白蓮はただ静かに、水面の小さな波に揺られている。それらは根のない浮草のように見えるが、その実、池の底にしっかりと根を張っているのだ。
神樹を根こそぎ倒すほどの激しい嵐でさえも、水面に漂う蓮の花を断ち切ることはできない。
この世は嘘にまみれている。例えば宮殿の前に並ぶ銅の鐘がそうだ。
命を落とした幾万の霊を慰めるために鳴らすべきものが、新王のために鳴らすものとされ、少し触れただけで不敬だととがめられる。
千年に渡って無数の血肉で織りなされた影により、天界は覆い尽くされているというのに、ここから逃げられる者がいないため、いつのまにか天界の慈悲深さを称えるようになっていた。
私は手を伸ばし、祭司らに着替えを手伝うよう促して、我が罪の告白を聞いた蓮の花を手折った。
大勢の従者に囲まれ、私は鐘の鳴っている方角を目指す。
殿堂の扉を開けると、人々の頭上に高々と宮殿がそびえていた。
片や、私の頭上には果てしない青空が広がっている。純白の雲が浮かび、雲のはざまを白い鳥たちがさえずりながら飛び交う。
貴族たちも十天衆とともに宮殿へと続く道の両脇に跪き、頭をたれ口をそろえた。
「ご即位を謹んでお祝い申し上げます」
最初の一歩を踏み出そうとした瞬間、背後にいた大祭司が足元に跪き、私が手折った蓮の花を渡してほしいと願い出た。
「あなた様の業は、これより先に持ち込むことは叶わぬかと…」
私は微笑み、手のひらを開いて何もないことを示した。その時ようやく大祭司は、あの蓮の花は幻術だったことを悟った。
池にも蓮の花は見当たらず、大祭司が焦って私に尋ねる。「あなた様の願いは、一体いずこに?」
「私の、心の中だ」
鐘の音が鳴り響く中、私はまっすぐと玉座に向かって歩を進めた。
宮殿の鐘は、英雄のため、民のため、祝賀のために奏でられるべきだ。
いつの日か英雄が凱旋し、暴君が死に、戦が終わりを告げた時、ようやく太平の世が訪れる。私はその日の到来を心から待ちわびている。
待っているよ、阿修羅。

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