ゲートオブナイトメア(ゲトメア)とは?

人気漫画家「真島ヒロ」氏が携わる王道RPG

ゲーム概要

ゲート オブ ナイトメア(ゲトメア)は、豪華制作陣により作られた王道ファンタジーRPGだ。キャラクターデザインと世界観は人気漫画家「真島ヒロ」氏が担当している。人が暮らす「現実世界」と人々の夢が具現化した世界「レムリアス」を舞台に、壮大な冒険が繰り広げられるぞ。

真島ヒロ氏は『週刊少年マガジン』が誇る人気漫画家

フェアリーテイル 63巻
▲『FAIRY TAIL』63巻表紙 ©真島ヒロ 講談社

真島ヒロ氏は、『週刊少年マガジン』が誇る人気漫画家だ。リアル路線が中心だったマガジンで異例のファンタジーとして人気を博した『RAVE』や、11年間も同誌の看板漫画を務めた『FAIRY TAIL』は今なお高い人気を誇る。現在は、スペースファンタジー『EDENS ZERO』を連載中だ。

ゲトメアは真島ヒロ氏の魅力を再現できるのか?

真島ヒロ氏のポテンシャルを最大限発揮する開発体制

Gate of Nightmares スタッフ
▲真島ヒロとのスクエニというビッグタッグ

結論から言うと「ゲートオブナイトメア(ゲトメア)」は真島ヒロ氏のポテンシャルを全力で活かそうとしたゲームだ。豪華制作陣の中に真島ヒロ氏がいるというより、真島ヒロ氏のイラストと世界観を活かすために、スタッフを配置した印象すら受ける。

この印象は本記事のレビュアーひとりが勝手に受けたものではなく、真島ヒロ氏のTwitter投稿からも伺える。

一般的なゲームよりも、イラストと世界観の担当者が担う部分は多いのだ。加えて、制作会社はRPG制作の老舗中の老舗「スクウェア・エニックス」であり、真島ヒロ氏の得意分野「ファンタジー」を描く会社としては、これ以上ないほど適任だろう。

シナリオ担当は『ドラゴンクエスト8』で王道感あふれる物語を見せた「藤澤仁」氏、音楽担当は真島ヒロ氏の代表作『FAIRY TAIL』のオリジナルサウンドトラックも制作した「高梨康治」だ。どちらも1人でプロジェクトの主軸になり得る人物であり、その実力に疑いようは無い。

真島ヒロ氏の作り出すRPGのような臨場感

真島ヒロ 代表作と冒険感
▲『RAVE』35巻『FAIRY TAIL』1巻『EDENSZERO』1巻 ©真島ヒロ 講談社

本記事では、ゲトメアの魅力を語る前に、まずイラストと世界観を担当する真島ヒロ氏の魅力について語る。ゲトメアの魅力を語るうえで、真島ヒロ氏の魅力は必要不可欠だからだ。

真島ヒロ氏の描く作品は様々な魅力を兼ね備えているが、今回着目するのは、漫画を読んでいるのにRPGをプレイしているかのような臨場感を得られる点である。より具体的に言うと次の3点だ。

  • バトルと成長を通してキャラへの愛着が湧く
  • まだ見ぬ場所とキャラに対してワクワクする
  • 不思議な生物やモンスターの造形が良い

真島ヒロ氏の既存作で解説

RAVE テンコマンドメンツ
▲10の姿に変身する剣「テン・コマンドメンツ」/『RAVE』 3巻 179pより引用 ©真島ヒロ 講談社

例えば、『RAVE』は序盤の伏線が回収される終盤のクライマックスを高く評価された作品だが、主人公の成長に合わせて10種類の姿に変身する剣「テン・コマンドメンツ」など、キャラの成長やシナリオ進行度を分かりやすく表現する工夫も存在した。

FAIRY TAIL 最初の四天王
▲『FAIRY TAIL』最初の敵四天王ポジ「エレメント4」 /『FAIRY TAIL』 7巻表紙より引用 ©真島ヒロ 講談社

『FAIRY TAIL』では、ひと目見ただけで「強そう」と感じさせる敵が出し惜しみ無く登場した。また、仲間キャラの掘り下げと成長を描くエピソードも多く、お気に入りのキャラが誰であろうと活躍するカタルシスがあったぞ。

EDENSZERO 地図
▲次の行き先を地図を見ながら話す場面 /『EDENSZERO』3巻 4pより引用 ©真島ヒロ 講談社

『EDENS ZERO』では、壮大な目的のために知らない場所から知らない場所へと冒険していくワクワク感が存在し、まさにRPGのような冒険が楽しめる。『EDENS ZERO』は宇宙を冒険する物語だが、惑星ごとのケレン味が効いた設定も面白い。

RAVE プルー
▲『RAVE』の看板キャラ「プルー」/ 『RAVE』1巻表紙より引用 ©真島ヒロ 講談社

『RAVE』のマスコットキャラ「プルー」をはじめ、全作品を通して真島ヒロ氏の作品には不思議な生物が多数登場し、異世界感を強く感じさせてくれる。造形の幅も広く、ドラゴンのような力強さと神秘性を感じさせる生物も登場するぞ。

「RPGのような臨場感」がRPGに昇華された

ゲトメア クエストクリア
▲クエスト勝利時の画面

ジャンルがRPGである以上、当たり前といえば当たり前だが、ゲトメアには「RPG特有の臨場感」が存在する。真島ヒロ作品が持っていた「RPGのような臨場感」を王道ファンタジーRPGとして昇華しているのだ。

記事の後半は、真島ヒロ作品の読者だったスタッフが、ゲトメアを実際にプレイして感じた面白さを語っていく。ゲトメアと真島ヒロ氏を絡めつつ、王道ファンタジーRPGとしての良さを具体的に解説するぞ。

レビュアーは真島ヒロ作品と王道RPGをたしなむT

本記事の作成者「スタッフT」は、『RAVE』『FAIRY TAIL』を全巻読み、『EDENS ZERO』を毎週楽しみにしている人物。ゲームだと『ドラクエ』もナンバリングは全部やっているなど、王道RPGもたしなむ。

実際にプレイして感じた王道RPGとしての面白さ

バトルと成長を通してキャラへの愛着が湧く

ゲトメアは、リアルタイムに戦闘するアクションRPGであり、真島ヒロ氏がデザインしたキャラが動き回る。バトルは3人1組のチームで戦い、キャラチェンジを駆使しつつ戦う。各キャラは剣や魔法、弓などキャラごとに異なる武器を持ち、個性を反映したスキルを持つ。

バトルを通して操作キャラへの愛着を深め、気に入ったキャラを育成していくのが本作における楽しみのひとつだ。なお、真島ヒロ氏渾身のイラストにより、ひと目見た段階でキャラの印象は強く残り、操作する前からどんなキャラかなんとなく分かってしまうのが地味にすごい。

ゲトメア スターシステム
▲この2人にいたっては『FAIRY TAIL』で会った気がする

操作性はシンプルなため、真島ヒロ氏のファンをはじめキャライラストに惹かれてプレイし始める人も安心だ。相棒のモンスター「ナイトメア」たちによるサポートや、オート戦闘機能もあり、アクションが苦手という人でも問題なくプレイできる。

育成要素はキャラの個性を伸ばすもの

キャラ 育成
▲キャラ育成画面

キャラクターの育成はシンプルな仕様だ。育成アイテムでレベルアップやスキルのアンロックができる。スキル自体はキャラの個性や設定を強く活かしているが、育成の自由度やカスタマイズ性はそれほど高くない。

しかし、初心者でもどう成長させれば良いかは分かりやすく、とっつきやすい。また、プレイヤーの自由意志を強く反映させるシステムとして「ナイトメアの育成」が存在し、やりこみやプレイスタイルの試行錯誤はそちらで行える。

キャラクターの育成要素
レベルアップ ・ステータス上昇
・ハッシュタグの開放(※)
※キャラの特徴や性質を示しスキルに繋がる
ランクアップ ・同行するナイトメアの数が上昇
・ハッシュボード(装備品)の枠が開放
覚醒 ・ステータスが上昇
・潜在能力(パッシブで発動するスキル)が開放される
ハッシュストーン ・装備品にあたる
・ステータスを上昇する

テンションが上がる説明書も存在!

ゲトメア 取扱説明書
▲ゲトメア 取扱説明書

本作の概要とシステムは、公式サイトに存在するデジタル版「ゲトメア取扱説明書」で確認できるぞ。初代PlayStationの時代を思い出させるようなレイアウトの説明書で、登場人物、ストーリー、システムなどを閲覧可能だ。昔ながらのRPGが好きな人ならテンションが上がる。

ゲトメア取扱説明書を読む

まだ見ぬ場所とキャラに対してワクワクする

ゲトメア イベントシーン
▲ストーリーのイベント場面

ゲートオブナイトメアは、人が暮らす「現実世界」と人々の夢が具現化した世界「レムリアス」を舞台に、壮大な冒険が繰り広げられるRPGだ。主人公たちは「ナイトウォーカー」と呼ばれる冒険者であり、両方の世界で戦う。

2つの世界を股にかけて戦うため、物語の規模は大きく、新しい場所や新しいキャラとの出会いにワクワクできる。また、冒険には危険も存在し、物語上では強敵も立ちはだかるぞ。そして、味方だけじゃなく敵も真島ヒロ節とも言うべき強い個性を見せてくれる

ゲトメア 敵幹部
▲一番最初に登場する敵幹部「ウロボリア」

例えば、敵幹部集団「五聖天」のひとりが序盤から顔を出すが、最初の1人なのに既にキャラが濃い。逆さまになって浮いているという登場の仕方や独特の髪型、慇懃無礼な喋り方など、一瞬のうちにキャラ立ちしていったぞ。

相関図の時点で期待が高まってた

ゲトメア 相関図
▲ゲトメアの登場人物相関図

本作は、リリース前に総勢50名以上に及ぶ「登場人物相関図」を公開している。キャラ全員が真島ヒロ氏による描き下ろしだ。今後の展開を盛り上げそうなシルエットも存在しており、相関図を見るだけでも、物語の厚みや人間関係の深さを感じられる。

キャラエピソードで掘り下げもある

ゲトメア キャラエピソード
▲キャラクターを掘り下げる「エピソード」

ゲトメアの正式版ではクローズドβテストでは未実装だったキャラの掘り下げを行う「エピソード」が実装されている。お気に入りのキャラへの愛着をさらに深められるぞ。キャラエピソード自体はRPGにおいて珍しい機能じゃないが、欠かさず用意してくれたのはありがたい。

不思議な生物やモンスターの造形が良い

ゲトメア OP
▲オープニングの一場面

ゲトメアには「ナイトメア」と呼ばれる夢世界の住人たちが存在し、物語的にもゲーム的にも存在感を持つ。ゲーム内には多種多様なナイトメアが登場し、ゲームを盛り上げるぞ。キャラと同じく、真島ヒロ氏が手掛けたナイトメアの造形はバリエーションが豊富で愛嬌ある者も多い。

ナイトメアは育成の幅が超広い

ナイトメア 融合
▲ナイトメア育成画面

仲間のナイトメアはキャラクターの相棒として戦闘中に活躍する。ナイトメアはゲーム内のクエストで集められるほか、ナイトメア同士の融合で新しく生み出せるぞ。ナイトメアの育成はガチャに左右されず、ゲームをどれだけやり込んだかが反映される

融合の組み合わせは莫大であり、スキルを他のナイトメアへ継承する「スキル継承」が自由度を増やしている。プレイヤーの手で理想のスキル構成を考えるのは、とてもやりごたえがあるぞ。

図鑑要素が楽しい

ゲトメア 図鑑
▲ナイトメアの図鑑

リリース時点で161種類のナイトメアが存在し、見つけたナイトメアは図鑑で能力やスキル、融合のレシピを見れる。ナイトメアのプロフィールも記載されており、人との関係や発生の由来も見れる。図鑑は見ているだけでも面白いぞ。

真島ヒロ氏のファンならプレイするが吉!

真島ヒロ × RPG = 唯一無二の王道RPG

ゲートオブナイトメアは真島ヒロ氏のイラストと世界観を全力活用したゲームだ。真島ヒロ氏の持ち味を生かした結果、本作は王道ファンタジーRPGとしての定番をそつなく押さえつつ、真島ヒロ氏デザインのキャラクターが存分に動き回るという唯一無二の個性を発揮している。

基本となるキャラの成長システムや戦闘はシンプルで分かりやすいため、普段ゲームをプレイしていない人でもとっつきやすく、ゲームの世界を楽しめるだろう。かつゲーマーにとっては、モンスター(ナイトメア)の育成システムがやりこみがいあるものとなっている。

バトルと成長を通して仲間キャラに愛着が湧き、まだ見ぬ場所とキャラに対してワクワクし、不思議な生物やモンスターの造形に感心する……そんなRPGらしいRPGの良さを十二分に味わえるぞ。

みんなの評価

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ゲートオブナイトメア

スクウェア・エニックス/無料

世界の命運を賭けて冒険を繰り広げる完全新作の王道冒険ファンタジーRPG

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