評価・レビューとプレイの感想

【龍が如く7】評価・レビューとプレイの感想

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神ゲー攻略班
最終更新日

『龍が如く7』の評価・レビューを掲載!龍が如く7の良い点、悪い点をはじめ、シリーズファンも初プレイのユーザーにもわかりやすくお届け!攻略班のプレイの感想も掲載しているため、龍が如く7の最新情報として参考にどうぞ!

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「龍が如く7」の総合評価レビュー

幅広いユーザー層が楽しめるRPG!
仲間との共闘を楽しめるバトルが熱い!
物語と実力派俳優らによる演技が素晴らしい

幅広いユーザー層が楽しめる任侠RPG!

幅広いユーザー層が楽しめる任侠RPG!

『龍が如く7』は、従来シリーズの空気感を踏襲しながらも、王道RPGのコマンド式バトル(ライブコマンドRPG)を採用するなど、より幅広い層にアピールするゲームへ進化した。そのため、シリーズのファンも、これまでのシリーズを未プレイのプレイヤーも楽しめる内容だ。

もちろん、多くのサブストーリーやミニゲーム、クリア後のやり込み要素もあり、ボリュームたっぷりの内容だ。ライトユーザーからコアゲーマーまで幅広い層のユーザーが楽しめるタイトルである。

「仲間」との共闘を楽しめるバトルが熱い!

「仲間」との共闘を楽しめるバトルが熱い!

『龍が如く7』が従来シリーズから最も大きく飛躍した点は、何より「ライブコマンドRPG」と名付けられたコマンド式のバトルシステムだろう。従来の喧嘩アクションスタイルより、「ドラクエ」や「ペルソナ」のように、相手の弱点を考えた上でのコマンド決定が求められる。

ただしRPG形式と違うのは、『龍が如く7』のバトルでは、敵と味方の位置どりによって味方の追撃が増えたり、敵の攻撃を阻止できたりする点だ。つまりリアルタイムで味方との連携を考えられるので、「仲間との共闘」を感じられる熱いバトルを体験できる。

また、今作のチーフプロデューサー・横山昌義氏は、「仲間と苦楽を共にする」をテーマにしたとし、このテーマにはRPG形式のバトルシステムが必要不可欠だった、と語っている。ただし喧嘩アクション要素も引き継ぎ、ジャストガードなどの技術力でバトルの難易度が変わるバランスにしたと語っている。

物語と実力派俳優らによる演技が素晴らしい!

物語と実力派俳優らによる演技が素晴らしい

『龍が如く7』でも、従来シリーズのシリアスな任侠ドラマは健在だ。特に今作では、中井貴一や堤真一を始めとする一流俳優の演技が見事で、シリアスなシーンでの感動がひとしおである。ヤクザ社会を生き抜く男たちのシリアスな物語に、胸が熱くなり、感情移入してしまうだろう。

前作より大幅に広くなった街歩きが楽しい!

前作より大幅に広くなった街歩きが楽しい

『龍が如く7』の序盤の舞台となる「横浜」のマップは、従来シリーズと比較してもかなり広く、歩きごたえがある。街の再現度も素晴らしく、ただ歩いているだけでも楽しいくらいだ。

また、今作の攻略にはそれなりのレベル上げが求められる。そのため街を散策して敵を倒したり、サブストーリーのクリアなどが求められるが、作業ゲーというよりも、リアルに街を散策している気分で、退屈せずに進められる点も良い。

「バトル」の評価レビュー

良い評価

戦略的に戦えて面白い!

戦略的なバトルが面白い

従来シリーズから大きく変貌を遂げたコマンド式のバトルだが、予想していたほどには違和感はなく、むしろ敵に対する攻撃の選定や味方との位置どりなど、戦略を持って戦える点が面白い。

また、ボタン入力によるダメージ増加要素や、街のオブジェクト(看板など)を用いた攻撃などもあるため、アクション的な物足りなさも感じない。従来の喧嘩アクションスタイルをより戦略的に楽しめるようになった点において、今回のバトルシステムの変更は正解である。

また、従来のシリーズをやっていないユーザーや、アクションよりRPGに慣れているユーザーも、すんなり馴染めるだろう。技(極技)も多いため、飽きることなくバトルを楽しめる。

悪い評価

若干テンポの悪さを感じる場面あり

アクションからコマンド式に移行したことで、アクション特有の没入感がやや失われたことは否めなかった。また、アドベンチャーパートとバトルパートが明確に分かれているため、イベントバトルでは特に、ムービーとバトルを交互に行なっている感が若干残念ではあった。

また、カメラワークやターゲットを選択する際の操作性などは及第点だと感じた。もっとスムースな操作性なら爽快さに繋がり、バトルのテンポをもっと心地よく感じられただろう。

「ストーリー」の評価レビュー

良い評価

終盤で真相が明らかになる際は感動!

春日一番

「龍が如く7」のストーリーは、最初こそ春日一番が明るいキャラクターなので明るさを感じられるものの、終盤につれて春日一番のハードな生い立ちや、登場人物たちとの深い繋がりが明らかになる。そのストーリーの重さは紛れもなく「龍が如く」の系譜に連なるにふさわしい。

多くの仲間との掛け合いも楽しい

ナンバとの出会い

システムがRPG式になり仲間が増えたことによって、仲間との掛け合いや絆を強く感じられるゲームになった。さらに、ゲームシステムとして「絆レベル」が存在するため、仲間とのチャットも用意されている。こういったほのぼのする場面は、前作までの桐生一馬では実現できなかったことだろう。

悪い評価

過去作キャラの登場に賛否両論

「桐生一馬」を倒す

「龍が如く7」には、前作までの主人公・桐生一馬をはじめ、真島大吾、冴島大河といった「伝説の極道」たちがボスとして登場する。ただしストーリー上彼らが出なくてはならない必然性はなく、1ファンとしては純粋に嬉しいが、単純なファンサービスになっている感は否めなかった。

しかしながら、真島・冴島・桐生のボスレベルは流石に考えられており、かなりレベルを上げなければ撃破が困難である。「伝説の極道」を表現するのに適正な強さに、過去作ファンならニヤニヤできるだろう。

「ミニゲーム」の評価レビュー

良い評価

「会社経営」が楽しい!

会社経営_お金稼ぎ

「龍が如く7」のミニゲームの顔といえば、「会社経営」だ。ストーリー進行上プレイが必須というわけではないが、鎌滝えりを仲間にするために必要であったり、12章冒頭で300万円を用意しなければならないパートがあったりと、「会社経営」を行わずにクリアすることは現実的ではない。

しかしながら「会社経営」は、物件運用や人材スカウトの要素、さらに戦略が求められる「株主総会」といったゲーム要素に満ち、よくある「経営ミニゲーム」の中でも完成度の高いゲームとなっている。お金を数百万単位で稼げてしまう部分もじつに爽快なのだ。

スロットの「ハーデス」「凱旋」が打てる!

スロットの「ハーデス」「凱旋」が打てる!

「龍が如く7」のミニゲーム「スロット」では、人気機種だった「ハーデス」「凱旋」が打てるところも魅力の1つ。スロットファンであればこの2機種だけでも延々と楽しめてしまうだろう。ただし今作は金策がシビアなので、「会社経営」でお金を稼げる5章以降からスロットを楽しもう。

金策・トロコンに関わらないから純粋に楽しめる

今作の「ミニゲーム」は、過去作のように金策・トロコンに関わるミニゲームが少ない。そのため、純粋なミニゲームとして楽しめるものが多く、「やりたくないのにやらなくてはならない」というゲームバランスではなくなったところも、良いポイントだ。

悪い評価

「会社経営」の後半はダレる

「会社経営」の後半は単なる作業ゲームになってしまう場面が多く、面白みを感じることは少なかった。もう少し会社経営クリアまでの時間やレベルが短いと、バランスがよかった。

「ジョブシステム」の評価レビュー

良い評価

RPGらしさがあって楽しい!

RPGらしさがあって楽しい!

「龍が如く7」のジョブシステムは、純粋に「RPGらしさ」があり、キャラごとに衣装も変わる点が楽しい。また、基本的にどのジョブを選んでもきちんとクリアできるゲームバランスになっており、従来の「アクション」システムに慣れてきたユーザーであっても、あまり悩まずにクリアが可能な点も良い。

悪い評価

上級職があれば更に良かった

「龍が如く7」のジョブシステムは、キャラ固有技が優秀であるため、特に転職をしなくてもクリアできてしまう。例えば、複数のジョブに就けば新たな「上級職」が解放されるといった要素があれば、キャラビルドの楽しさがより大きかっただろう。

攻略班のプレイの感想

バトルの難易度バランスが良く楽しい!

バトルの難易度バランスが良く楽しい!

攻略班の感想
人形アイコン RPGって、どうしても「レベル上げ」が必要だけれど、それも12章だけだし、低レベルでも充分クリアできるバランスが良い。
人形アイコン 意外と戦略を考えなきゃいけないので、バトルはなかなか楽しい。ちょうどいい難易度。

発売前から懸念されていた「ライブコマンドRPG」という今作のコマンド式のバトルシステムだが、戦略を考えて戦うのが意外と楽しい。敵・味方の位置や地形など、状況によって刻々と有利・不利が変わるので、飽きることがない。

また、従来のアクションよりはややテンポの悪さを感じるが、オートバトルシステムがあるし、終盤になれば敵全体を攻撃できる大技も習得できる。そのため、深く考えずにガンガン敵を倒すことができる点も良かった。

4章から難易度がアップしやりごたえあり!

『龍が如く7』は4章「横浜の龍」からぐっと難易度が上がり、やりごたえが格段に上がる。レベル上げや装備の確保、また金策などを計画的に行なっていないとボスに勝てず、歯ごたえのある難易度である。

また、「ドラクエ」シリーズの伝統を踏襲し、『龍が如く7』では敵に負けると所持金が半分になってしまうため、容易に金欠に陥る。そのため、いかに雑魚敵に負けずに勝利するか、という点においても戦略が求められる。

シリアスな世界観と主人公に感動してしまう

シリアスな世界観と主人公に感動してしまう

攻略班の感想
人形アイコン 「龍如」ファンを裏切らないシリアスな物語がいい!終盤の伏線回収も秀逸。
人形アイコン 春日と登場人物たちのキャラが人間味あってよかった。また「龍如」シリーズのギャグ要素もマッチしてて面白かった。

『龍が如く7』の主人公・春日は、尊敬する組長「荒川真澄」に命を助けられた恩を返すため、18年もの服役に耐えた男だ。この設定だけでも、ヤクザ社会の「仁義」の重さに思わず胸が熱くなってしまった。

また、「ソープランドで生まれ、本当の両親を知らない」という主人公・春日の設定も胸に来るものがある。辛い生い立ちながらもまっすぐに仲間を思いやり忠義を尽くす春日や、ナンバをはじめとする仲間たちの絆に、感情移入してプレイが楽しめる。

さらに物語終盤になるにつれて「龍如」らしいハードなストーリー展開を迎える。登場人物たちの関係性も明らかになるのだが、意外な展開もあり驚かされた。「龍が如く7」は物語も純粋に楽しめる良作なのだ。

「春日一番」の主人公変更は正解!

「春日一番」の主人公変更は正解!

攻略班の感想
人形アイコン 春日は、主人公らしい主人公でイイヤツ!
人形アイコン 最初は「桐生じゃない」ということで抵抗があったが、人間味があり、春日を好きになれた。

「龍が如く7」において大きな変更点である「春日一番」への主人公変更は、成功だったと感じた。最初こそ「桐生一馬」ではない点で抵抗があっても、次第に春日の「主人公らしい」明快なキャラクターを受け入れられた。

また、春日は性格こそ明るいものの、背負っているものは桐生一馬に匹敵する重さだ。運命の重圧に負けず、「勇者」さながらに仲間を率いていく様は、新たな「龍如」の主人公にふさわしいと感じられた。

初プレイヤーも楽しめる秀逸バランス!

初プレイヤーも楽しめる秀逸バランス!

『龍が如く7』は、従来シリーズを遊んでいないプレイヤーも違和感なく楽しめるゲームだ。「ドラクエ」や昨今の「ペルソナ」などのRPGに馴染みのあるプレイヤーなら、かなり楽しめるタイトルである。

本作の総合監督・名越稔洋氏は、「アクションでも120%のものを作る自信があった」と語っている。「しかしそれをやってもただマニアックな作品になってしまうだけ。『龍如』のファンにはそこまでアクションが得意じゃない人もいる。もっとファンの期待を上回る作品にしたかった」。

ファンの期待を上回るため、「成長」と「絆」を描く最適なフォーマットとして「RPG」を選択した今作。もちろん、桐生一馬の登場など、従来のプレイヤーも楽しめる要素も網羅されている。より間口を広げつつ、「龍如」のテイストを損ねていないゲームデザインとバランスは、秀逸だ。

龍が如く7を買うべき?アンケート!


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