2026年9月17日から9月21日まで開催された「東京ゲームショウ2026(以下、TGS2026)」。
そのホール4で存在感を放っていた「レベルファイブ」ブースでは、『レイトン教授と蒸気の新世界』、『スナックワールド RELOADED』、『デカポリス』、そして『ホーリーホラーマンション』の4作品に関する展示と試遊が行われていた。
本レポートでは、「レベルファイブ」ブースで体験した4作品『レイトン教授と蒸気の新世界』、『スナックワールド RELOADED』、『デカポリス』、『ホーリーホラーマンション』の試遊内容をお届けする。
目次
『レイトン教授と蒸気の新世界』|蒸気立ちこめる新天地で味わう考える気持ちよさは健在
最初に試遊したのは、2026年12月10日に発売が予定されている、「レイトン教授」シリーズの最新作『レイトン教授と蒸気の新世界』。街中に仕掛けられたナゾを解き明かしながらゲームを進めていく、ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャーだ。
TGS2026の試遊版では、ストーリーの一部と、3つのナゾトキを体験できたので、本レポートではその様子を紹介する。
プレイ開始と同時に広がる「レイトン教授」の世界
試遊を開始して、まず筆者が驚いたのは、細やかな背景グラフィックから伝わる街の温度感だ。
建物の造形や通りの奥行き、そこに暮らす人々の存在感が描かれていて、「この街でどんな出来事が繰り広げられるのか」と自然に興味を引かれる。単にナゾを解くためのステージではなく、探索や会話を通して、その土地の文化や暮らしに触れていく「レイトン教授」シリーズとしての魅力がしっかり宿っていた。
また、全体の色使いも興味深く、温かみのあるトーンの中に蒸気文明らしい金属的な質感や重厚感が差し込まれることで、幻想的でありつつ生活感もある独特の雰囲気を作り出している。
そして、そんな初めて足を踏み入れる土地は、プレイヤー自身を一人の訪問者のように感じさせてくれる。画面の向こうに広がる景色に対して、レイトン教授たちと同じ目線で驚きや発見を共有できる感覚があり、導入の引きを強めていた。
最初のナゾトキではメモ機能が自然に活躍。状況を整理しながら解いていける
移動後にムービーが挟まると、早速1つ目のナゾが出現した。画面をスクロールさせて「エッグマフィン工房」の全体を観察し、最も多い窓の形、取っ手の形、トランプのマークを満たす入口を探そうというナゾだ。
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とにかく真面目に数えていく必要があるナゾだが、ここで役立つのがメモ機能。Yボタンを押すと画面上にペンやスタンプを使って書き込めるようになる。ナゾを解く過程で「ここを整理したい」「一度書き出したい」と思ったものを画面に書き残せるため、落ち着いて答えを導き出せるぞ。
Yボタンを押すだけですぐにメモを残せるので、問題への集中を妨げずに思考を補助でき、ナゾのテンポが崩れないのもポイントだ。
2つ目のナゾでは、ひらめきコインの使いやすさが際立つ。困った時の助け舟として機能
1つ目のナゾを解いてエッグマフィン工房に入ると、発明家の弟子バーグに遭遇。どうやら発明家のエッグマフィンに会うためには、奥の部屋に繋がるための扉を探さなければならないらしい。この扉探しが2つ目のナゾとなる。
2つ目のナゾトキは、壁一面のドアから条件に合致するものを探すもので、メモ機能はあまり役に立たない。ひとまず筆者は地道に探していくが、見つからずに苦戦した。そこでシリーズおなじみのヘルプ機能である「ひらめきコイン」を使うことに。
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ナゾトキをしていると「答えそのものは見たくないが、考え方の入口だけ欲しい」という場面も多く出てくる。そんな時にひらめきコインを使うと、段階的にヒントへアクセス可能だ。
ナゾトキでとっかかりを見失うと進行がそのまま止まってしまうこともあり得るが、本シリーズは自分のペースでヒントを引き出せるため、物語や探索の流れを切らずにプレイを続けられる。こうした「次のひらめき」へ導くサポートが充実しているおかげで、ナゾトキが苦手なプレイヤーでも安心して手を出しやすい。
答えに気づいた瞬間がとにかく気持ちいい。レイトンらしい快感が詰まっている
奥の部屋に入ると発明家エッグマフィンが設計図を書いているところに遭遇した。どうやら設計図を書く時に使用している「手」に問題が起きて線が引けないとのこと。発明家エッグマフィンの設計図に線を引くお手伝いをするというのが試遊最後のナゾとなる。
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3つ目のナゾは、あみだくじ状になっている設計図に1本線を足して、上から順に数字が若くなるよう並べるというもの。今のままでは、「3」が一番下になってしまっているので、「5」と「7」を下にずらしたい。しかし、あみだくじのどこに置いても、1が下に動いてしまったりと他の数字が上手く成立しなくなってしまう。
最初はあみだくじの中で解決する方向に考えが引っ張られて、「どう解くんだろう」と少し悩む。しかし、問題文やあみだくじの外をあらためて見返した瞬間に、「あ、そういうことか!」というヒラメキにつながる。そのヒラメキが起きた瞬間こそ気持ちが良いのである。
この「自分で見つけた」と思える手応えが味わえるからこそ、多くの人が「レイトン教授」シリーズのナゾトキを待ち望むのだろう。
まとめ:自分で「歯ごたえ」を決めながらもレイトン教授の世界を存分に楽しめる作品
『レイトン教授と蒸気の新世界』の試遊は、3つのナゾとストーリーを軽くなぞる短めのものだったが、それでも過去作に負けず劣らずの歯ごたえと、独特の世界観を感じられた。
特にナゾに関しては、ちょっと頭をひねらないと解けない骨太なナゾも健在であることが分かった。歴戦のレイトン教授ファンでも、歯ごたえのある挑戦が味わえるだろう。
その一方で、ナゾトキ初心者であっても、ひらめきコインやメモ機能をフル活用すれば、カジュアルに物語を進められるのも見逃せない。誰でも自分に合ったプレイスタイルで遊べる、そんなワクワクする新世界での冒険が製品版では楽しめそうだ。
『デカポリス』|仮想空間で事件を追う捜査体験と、論理で切り開くバトルが融合した意欲作
続いて試遊したのは『デカポリス』だ。近未来を舞台にした「クライムサスペンスRPG」であり、プレイヤーは「現実が完全にコピーされた仮想世界 DECASIM」を通して、事件の真相を追う。
今回の試遊版では、証拠集めから推理、そして戦闘までの一連の流れを楽しめる「事件クエスト」と、街をパトロールして制限時間以内に犯罪者を沢山捕まえる「街パトロール」の2モードがプレイできたが、今回はスタッフの方におすすめされた「事件クエスト」のプレイ内容をレポートする。
DECAスキャナーで必要な情報を素早く調査
今回捜査するのは、マフィアのボスとナンバー2、そして下っ端の3人が殺されてしまった事件となる。どうやら殺害には戦闘用ドローンが使われていたようだ。
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現場検証は実際にキャラクターを動かしながら進めていく。今回使用したPS5コントローラーでは、左スティックで主人公「ハーバード・マークス」を移動させたりしながら現場に落ちている証拠に対して✕ボタンでインタラクトする。
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証拠を集める中で重要になるのが「DECAスキャナー」の存在だ。使用することで、証拠に繋がる場所や人物など気になる場所がハイライトされる。プレイヤーはDECAスキャナーのヒントをもとに、捜査を進められる。探索系のゲームでは、初心者が“どこを調べればいいのか分からない”状態に陥りがちだが、本作はそのあたりの導線がかなり丁寧に設計されている印象を受けた。
この辺りの「捜査のしやすさ」により、証拠集めが煩雑になりすぎず、テンポよくゲームを進められる。シリアスな推理アドベンチャーとしての要素を備えながらも、ゲームとしてのわかりやすさをしっかり意識した作りであり、ジャンルに不慣れなプレイヤーでも遊びやすそうに感じた。
相手に合わせた会話スキルが捜査の手応えを生む
また、捜査パートの途中では捜査メンバーの「会話スキル」を使いながら相手の反応を引き出し、当事者の証言を掘り下げていくというシステムも存在している。
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相手によっては素直に話してくれない場面もあり、どの仲間を選択して会話スキルを使うかがポイントになっている。相手が怯えているなら、その気持ちに寄り添える仲間を選ぶなど、相手の態度を見極め、情報を引き出す流れは、まさに取り調べや聞き込みをしている感覚だった。
事件ボードとシンキングキューブで集めた情報を線につなげる
捜査で手に入れた証拠や証言を整理し、事件の全体像へ迫っていく場面では、「事件ボード」と「シンキングキューブ」の2つが重要となる。集めた情報をただ積み重ねるだけでなく、整理・接続しながら推理を進める工程がしっかり描かれており、ここが『デカポリス』の醍醐味のひとつだと感じさせた。
まず、事件ボードは、手がかりや人物関係、発生した事象などを俯瞰して確認できる仕組みになっており、捜査の進行状況を把握しやすい。
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情報量が多くても頭の中だけで整理しなくてよいため、プレイヤーは「今何がわかっていて、何がまだ不明なのか」を視覚的に認識しながら推理を進められる。
また、捜査上で手に入れた証拠品は、うさぎ型アバターのマノマニーに分析してもらうことで、新たな証拠品や情報を手に入れられるため、これらを駆使しながら事件の真相を目指していく。
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事件ボードが完成したら、最後に事件の最も重大な事実について考察を行い、シンキングキューブを完成させる。断片的な情報から仮説を組み立て、真相に近づいていく工程が、抽象的すぎず、かといって単純化されすぎてもいないバランスで表現されていた。
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証拠を集める“捜査”と、それを意味のある形に再構成する“推理”が分けて設計されていることで、推理パートがただの正解当てではなく、「集めた情報をどう読むか」が問われる形だ。
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手がかり同士がつながり、曖昧だった事件像が一気に輪郭を帯びていく瞬間は、自分が刑事になり、真相を突き止める快感をもたらしてくれた。
作戦を考えながら論理的に戦うバトルスタイル
犯人を捕まえるための戦闘パートは、敵の性質や状況を見極めつつ、どの攻撃を選ぶべきかを判断していく思考型のバトルコンテンツとしてまとめられている。
まず、作戦によって特定の攻撃タイプの威力上昇などが効果として発生するため、犯人に効きそうな攻撃手段を考える必要がある。
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バトル自体はターン制のコマンドバトルであり、敵味方の行動がある程度予測できる(味方の手番が来たとしてもあらゆる行動が選べるわけではない)ため、「次に回復出来ないから、今回は回復させておこう」と、常に1手先を読みながら戦うといった工夫も大事となる。
さらに、攻撃の手段によって犯人に「いかり」や「きょうふ」といった感情値がプラスされていき、一定値を超えると、各感情値に応じた効果が付与される。
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「いかり」を増やすと、犯人の攻撃力が上がる代わりに防御力が下がるので、一気に畳みかけるタイミングで「いかり」状態にして強力な攻撃を叩き込んだり、事前に攻撃力ダウンを付与して、被ダメージを抑えるといった戦い方も、戦闘のキモになってくる。
そしてバトルの終盤には「ZONE」モードへ突入する。犯人の精神状態から本質を上手く見抜き、犯人に刺さる言葉を選択すると「BREAK」となり、精神的に追い詰めることで犯人の心を折るのだ。
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バトルパートは、戦略性を重視した構成になりつつ、その場その場の判断も合わせてテンポ良く脳を使う快感もある。じっくりと頭を使う捜査パートとのメリハリが効いていて、事件のクライマックスを彩る役割としてうまく機能していた。
まとめ:本格的な捜査をしつつ犯人を見つけ出す爽快サスペンスゲーム
『デカポリス』は、ポップな見た目と裏腹に、本格的な事件捜査から犯人を特定し、バトルを通して犯人を確保するシリアスなサスペンスストーリーを楽しめる作品だ。
DECAスキャナーで手がかりを拾い、会話スキルで証言を掘り下げ、事件ボードとシンキングキューブで真相へ迫り、最後は作戦を練ってバトルを制する。各プロセスがひと繋がりとなり、刑事として事件を追う体験が実現されている。
捜査ゲームとしての没入感と、レベルファイブ作品らしい親しみやすさ。その両方を備えた『デカポリス』では、“自分で事件を解いている感覚”をとことん味わえそうだ。2027年のリリースを楽しみに待ちたい。
『スナックワールド RELOADED』|ポップな見た目で、遊びごたえは想像以上
続いて試遊したのは2017年に発売された『スナックワールド トレジャラーズ』のリメイク作となる『スナックワールド RELOADED』だ。プレイヤーは勇敢なる冒険者「トレジャラー」となり、ランダムに生成されるダンジョンを探索して装備を集めていく。
今回の試遊では、アニメ『スナックワールド』の主人公「チャップ」くんたちが登場する「トレジャラボード【夢】」モードをプレイできたので、その模様をレポートする。
テンポ良く進んでいく戦闘が気持ちいい
「トレジャラボード【夢】」では、いくつかのルートから自分が欲しいジャラ(武器)があるマップを選択しながら先に進んでいく。今回は、最初のチュートリアルマップのみ固定で、以降は2つのマップから選択してジャラを集めていき、ボスと対決する形式だった。
ダンジョンへ入ると敵との戦闘が始まるため、小気味よく敵をなぎ倒しながら奥を目指す。操作は分かりやすく移動から攻撃までもスムーズで、敵を見つけたら距離を詰め、連続攻撃でテンポ良く削っていく流れは、アクションゲームらしい爽快感がしっかりある。
一方で、ただ攻撃ボタンを押しているだけではなく、敵の位置取りや間合いを見ながら立ち回っていく必要もある。強敵との戦いでは、ただ一辺倒に攻め続けるだけでなく、敵の攻撃予兆に合わせ、一度回避してから攻撃を叩き込むような動きも求められる。
雑魚戦ではテンポの良さが前に出る一方で、強敵との戦いになると回避やタイミングの見極めが重要になる。この緩急があることで、戦闘は単調になっていない。遊び始めは感覚的に楽しめ、慣れてきたら熟練の冒険者のような立ち回りを味わえる。そんな作りに感じられた。
装備が変わるとプレイ感も変わる
『スナックワールド』らしさとしてやはり印象的なのが、ジャラを切り替えながら戦うシステムだ。マップクリア時にジャラを獲得していき、それらのジャラを切り替えながら敵に対応していく過程では、新鮮なプレイ感を何度も味わえる。
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近距離武器で少し重めの一撃を狙ったり、遠距離武器で安全にコツコツとダメージを与えたり、装備ごとの使用感がはっきり違うのが面白い。武器が変われば攻撃のテンポも変わるため、新しいジャラを手に入れる意義もわかりやすい。数値面の強化だけでなく、「各武器ごとに立ち回りと強みが変わる」という実感が得られるのは、本作の大きな魅力だろう。
また、装備を切り替えながら戦うアクションRPGは、システムが複雑になりすぎると途端に敷居が高くなる印象だが、本作は見た目も演出もわかりやすく整理されているため、装備ごとの違いを直感的に楽しみやすいのも魅力だ。
1回のサイクルは短めで遊びやすい
「トレジャラボード【夢】」を含めた「トレジャラボード」は、敵を倒しながら先へ進み、報酬を目指して探索していく王道の流れを楽しめる。ルートを選びながら、1ステージ2分前後で先へ進めたため、1回ごとのクエスト進行が重すぎないことがうかがえた。
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1プレイごとの区切りが明確であり、短時間でも達成感を得やすいが、装備収集というやりこみ要素も存在する。だからこそ、筆者は「あっという間に終わってしまったな。もっと遊んでいたいな」と感じた。同時に、このテンポの良さが周回プレイの快適さに直結しており、ハクスラ的な面白さを支える大事な土台になっている印象も受けた。
まとめ:サクッと遊べる!それでも手応えと奥深さも感じられるアクションシステム
『スナックワールド RELOADED』は、見た目のポップさに反して、やりこみの深さを感じさせるアクションRPGだった。戦闘は直感的で入りやすく、それでいて装備の使い分けや敵への対応にはきちんと手応えがある。ダンジョン攻略のテンポも良く、装備収集の快感もわかりやすい。気軽に触れられるのに、遊べば遊ぶほど深みが見えてくるタイプの作品だ。
重厚すぎる雰囲気のRPGには少し構えてしまうが、アクションや装備集めは好き。そんな人には、かなり相性のいいゲームと言えるだろう。『スナックワールド RELOADED』は、2027年のリリースを予定しているので、そんな人は来年を楽しみに待とう。
『ホーリーホラーマンション』|実体化させたモノノケを上手く使うアクションホラーRPG
最後に試遊したのが『ホーリーホラーマンション』だ。レベルファイブの看板タイトルである『妖怪ウォッチ』のコンセプトを受け継ぐ、完全新作のゴーストクラフトRPGである。
今回の「世界の全部が遊び場DEMO」版では、主人公テンの住む町の探索と、ボスとのバトルまでプレイできたので、その様子をレポートする。
「ソウル」を「モノノケ」にできるカメラ「キャメロン」
本作の大きな特徴が、意思を持つ謎のカメラ「キャメロン」を使ってモノノケを“実体化”させるシステムだ。町のあちこちに出現しているソウルに対して用いることで、モノノケとして実体化させたり、大きくジャンプする足場として利用したりできる。
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『ホーリーホラーマンション』では、ソウルの実体化によって、日常的に見ているものが、攻略に繋がるようになっている。タイトルに「ホラー」とあると、どうしても暗い場所を慎重に歩くような重い雰囲気を想像しがちだが、本作はむしろ、モノノケの不思議な力をポジティブに活用しながらテンポよく進む明るめのテイストだ。
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見た目は不気味でも、ゲームとしてはライトに遊びやすく、次はどんなモノノケと出会えるのかと期待しながら進められる作りだと感じた。
黄色いソウルを変化させて飛び跳ねることも
ソウルには、モノノケを仲間にする緑色のソウルもあれば、黄色やピンク色のソウルが見つかることもある。そして、主に町に設置されている街路樹や植木、そしてポスト等に付いている黄色いソウルを実体化させると、上に乗って飛び跳ねることができるようになる。
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木々がただ背景として置かれているのではなく、ソウルによって足場となり、寄り道をするときの導線としても機能するため、フィールド移動自体に立体的なアスレチック要素が生まれていた。どうやら本作は街路樹や植木といった身近な存在を冒険の足場に変換してしまうことで、フィールド全体に遊びを用意しているようだ。
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そして、アスレチックで町中を遊び回るときに便利なのが「酔わないカメラ」だ。普段はテンの背後に回り込むようなカメラ視点であるが、R3ボタンを押すと、斜め上からの俯瞰視点になる。
「酔わないカメラ」であれば、キャラクターが激しく動いてもカメラ移動が緩やかになるので、3D酔いをしやすい人でも、問題なく動き回れる。
アスレチックの本分はダンジョンで更に楽しめる
アスレチックの面白さは、屋外の移動だけに留まらない。ピンク色のソウルを実体化させると、ダンジョンの入口が登場し、探索ができるようになる。例えば、町中のカフェに置かれているケーキから突入すると「ケーキのいいダンジョン」という、なんともコミカルな名前のダンジョンへ入れる。
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ダンジョン内のアスレチックは、単なる通路移動ではなく、その場の構造や、アスレチック化できるオブジェクトを見つけながら進む必要がある。高低差のある足場や進行ルートを見極めながら、ケーキの頂上を目指すという楽しさが演出されているのだ。
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また、探索の過程では冒険に役立つアイテムも発見できる。ダンジョン内を歩き回って貴重なアイテムを確保し、この先の戦いに備える。そんな一連のサイクルは、製品版でも重要な鍵を握りそうだ。
怪異との対決を戦略的に楽しめるカード選択式バトル
試遊の最後では、ボスとして口裂け女が登場。
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バトルでは、ここまでに集めたモノノケたちを使役しつつ、攻撃や、味方の回復といった行動が割り振られた手札を選びながら戦う。
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また、必殺技カードを使用すると、相手に特定の属性を付与できる。その上で、属性に対して相性の良いカードで追撃すれば、大ダメージを与えることが可能だ。モノノケによって扱える属性は変わるようなので、より大きなダメージを生み出す組み合わせを考えることも重要になりそうだ。
まとめ:モノノケとの関わりが遊びの中心にある新鮮なホラーアドベンチャー
『ホーリーホラーマンション』は、アスレチック要素も取り入れながら、仲間にしたモノノケを使役して戦う要素もあるコミカルなゲームだ。モノノケは敵であると同時に、進行を助ける力にもなり、世界を広げる存在にもなる。
日常の延長線上にいるユーモラスで不思議な存在など、『妖怪ウォッチ』に通じる魅力がしっかりと受け継がれている一方で、アスレチック要素による冒険感の底上げや、現代的で多国籍な世界観とキャラクターなど、確かな違いが見て取れる。「コンセプトを受け継いだ完全新作」という触れ込みに違わぬ、高いポテンシャルを感じさせてくれた。
また、『ホーリーホラーマンション』はレベルファイブ史上最大級のクロスメディアプロジェクトとして展開されていくとのことなので、ゲームだけにとどまらず、様々な媒体でのテンくんとモノノケたちの活躍に期待しよう。
総まとめ:四種四様の多彩な世界観で遊び手に夢を見せてくれるタイトル群
「レベルファイブ」ブースで試遊した4タイトルは、それぞれ全く異なる世界観でありながら、絵柄や設定、遊びやすさなど、随所に「レベルファイブ」らしさが見られた。
『レイトン教授と蒸気の新世界』では、シリーズ独特の世界観とナゾトキの気持ちよさ、そしてひらめきコイン等の遊びやすくする仕組みが練り込まれている。『デカポリス』では、実際に事件を捜査しているようなシリアスな没入感に、DECAスキャナーをはじめとした探しやすさのサポートでサクサク楽しめる仕組みが作られていた。
『スナックワールド RELOADED』では、直感的な戦闘アクションにやりこみ度合いの強い装備収集要素がプラスされて、とっつきやすく飽きづらくなっている。そして、『ホーリーホラーマンション』では、日常的なアイテムをモノノケ探しやアスレチックといった非日常的な要素へと転換するワクワク感が見えてきた。
どのタイトルも来年以降の発売となるようだが、ジャンルやゲーム性は違えど、プレイヤーを楽しませる工夫とホスピタリティは共通だった。タイトルごとに見れば、それぞれの作品にしか無い確かな個性と面白さも感じられるので、どの作品から発売されても楽しく遊べそうだ。
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