【デススト2】ルーは本当に死亡した?正体とネタバレ解説
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デスストランディング2の「ルー」を解説。デススト2ルーの死亡についてやBBポッドに出現した謎、正体に加え、巨大なルーについても掲載しています。
| ネタバレを含みます |
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| ルーについてのネタバレを含みます。閲覧するときはご注意ください。 |
これまでのルー
サムと一緒にアメリカ再建の旅をしたBB
ルーは、デスストランディング1でサムといっしょにアメリカ再建の旅をしたBB。元々は廃棄される予定だったが、サムが旅に連れて行くことを決め廃棄を免れる。ルーは旅の最後に命が尽き、焼却処分が決まったが、情が移っていたサムは焼却できずにいた。ルーのネクローシス化が進む中、必死に呼びかけるサムに応えるようにルーが泣き出した。奇跡的に生き返ったのだ。
BBとは?
BBとは「ブリッジ・ベイビー」の略称であり、アメリカ再建を目的とした組織「ブリッジズ」が開発した対BT用のセンサー。作るには脳死状態の母の胎内から在胎7ヶ月で摘出し、疑似胎内環境のポッドに入れる必要がある。BBは、脳死状態の母と繋がっていた影響でビーチとも繋がっており、その関係でBTの存在を感知し、オドラデクを通して配達人に伝えていた。
両親は謎のままだが名前は明かされた
ルーは、デスストランディング1のラストで、サムから「ルイーズ」と呼ばれ名前が判明する。BBから普通の赤ん坊となったルイーズだが、両親や素性もわからず、サムが親代わりとして育てることになった。2人はUCAから逃れるため、メキシコ国境付近で隠れるように暮らしていた。
2章でルーは本当に死亡したのか
赤装束の集団に襲われたが逃げのびた
ルーは、サムがメキシコ大陸をQpidで繋いでいる際に赤装束の集団とヒッグスに襲われて亡くなったかに見えた。だが、実際にはフラジャイルのビーチジャンプによりあの世へ逃げ延びていた。しかし、このときフラジャイルは命を落としており、同時にルーを助けた記憶を失ってしまったため、サムにはルーが助からなかったと伝えている。
あの世でニール・バナに守られる
あの世に逃げのびたルーは、ニール・バナによって守られていた。ニールは、サムの妻ルーシーと関係を持っていた男で、生前はルーシーのお腹の子、つまりルーをブリッジズから逃がすために協力していた。だが、逃亡する直前にブリッジズに感づかれ、ニールとルーシーは命を落としてしまう。亡くなった後も、ニールはルーを守っていた。
なぜルーはBBポッドの中にいる?
サムの幻想で本当はいない
亡くなったとされていた後もポッドの中にいたルーの正体は、サムが見ていた幻想だった。サムは、ルーを失った精神的苦痛から逃れるために無意識的に幻のルーを生み出していたが、オーストラリア大陸を繋ぐ旅を通して徐々に回復し、最終的にルーの死を乗り越え、幻のルーも見えなくなった。
真実は9章で仲間たちから説明される
ポッドのルーが幻想ということは、9章の終盤で仲間たちから説明される。それまで動いていたオドラデクは、一緒に旅をしていたドールマンが操っていた。ドールマンは、オドラデクを動かす役割のほか、サムのメンタルケアも兼ねて一緒に旅をしていたのだった。
ルーの正体は何者?
サムとルーシーの実の娘
ルーの正体は、サムとルーシーの実の娘だった。ルーシーのお腹の子どもは、母と一緒に対消滅(ヴォイド・アウト)で死亡したと思われていたが、実際にはブリッジズがルーシーの胎内から摘出していたと考えられる。
その後は 「コア・ブリッジベイビー計画」の人柱として利用されそうになるも計画は失敗。廃棄処分になる寸前のところ、おそらくブリジットの命令で「BB-28」の型番が与えられ、結果的にサムの手に渡ることになった。
コア・ブリッジベイビー計画とは?
コア・ブリッジベイビー計画とは、カイラル通信の初期構想にあった計画。元々カイラル通信の経路であるビーチを繋ぐ人柱BBは1人、つまりルーだけで機能する予定だったが失敗し、結果として9体の人柱BBが必要になった。
トゥモロウはルーの成長した姿
旅の途中でサムたちの仲間となったトゥモロウは、ルーが成長した姿だった。赤ん坊からなぜ少女と呼べる姿まで成長したのか、その理由は不明である。
考えられる理由としては「あの世」と「この世」の時間のズレだろう。フラジャイルが命を落としても、肉体がしばらく活動できたように「あの世」は「この世」よりも時間の流れが早いと考えられる。ヒッグスに襲われたとき、ルーは長い時間「あの世」で過ごしていたため、「この世」からの視点からは急激な成長を遂げた推測できる。
新しい絶滅体の1人
トゥモロウは、新しい絶滅体の1人である。根拠の1つとしてはヒッグスが、トゥモロウを使ってラスト・ストランディング(人類の絶滅)を起こそうと画策していた点だ。また、絶滅体の一部でもあるサムの子どもであるため、絶滅体として産まれる条件は十分に備えていると考えられる。
ルーに関する考察
フラジャイルがルーを託したのはニール?
ルーは、結果的にあの世にいたニールに守られるが、ここで一つの疑問が残る。なぜルーとニールが繋がっていたのかという点だ。ニールは、ルーシーと関係はあったが、ルーと直接繋がるほどの接点はない。
さらに疑問なのは、フラジャイルがルーを託した相手を「彼」ではなく「彼ら」と複数形で表現した点だ。ニールに託したのなら「彼」で良いはず。わざわざ「彼ら」にしたのは、託した相手がニールだけではないことを示唆している。その証拠に、16章のムービーではニール以外の多くのBTがルーを守るように動いていることから、フラジャイルがルーを託した相手は「ニールを含むBTたち」と考えられる。
蛹状態という絶滅体の防衛機構
あの世に逃げたルーは、体を未知の物質で覆い、蛹のような状態で眠っていた。蛹状態についての明確な解説はなかったが、作中の様子から推察するに、動けない代わりに絶対的な防御を誇る形態と考えられる。
蛹状態とは、絶滅体が自らの身を守るために使える一種の防衛機構なのかもしれない。そのため、作中で蛹状態になったのは絶滅体のトゥモロウだけであり、生きた状態であの世に長く留まっても悪影響などが出なかったと考えられる。
15章に登場した巨大ルーは絶滅体本来の姿
15章の最後に、ビーチへ突然巨大な赤ん坊姿のルーが出現する。なぜ巨大な赤ん坊として出現し、そして消えてしまったのか、一切の説明はない。考えられる説の一つは、赤ん坊の姿そのものが絶滅体の本来の姿だというものだ。
絶滅体とは、ラスト・ストランディング(人類の絶滅)を引き起こせる存在だが、絶滅とは「滅び」と「再生」を象徴する現象でもある。例として挙げられるのが恐竜の絶滅だ。支配者である恐竜が絶滅したことで、多種多様な生物が生まれて繁栄したように、赤ん坊の姿は、絶滅の後に訪れる新しい生命の誕生を象徴しているとも考えられる。
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