【デュエプレ】デュエプレの歴史「超獣の始動」編
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『デュエプレ(デュエマプレイス)』の第1弾カードパック「超獣の始動」における対戦環境の歴史を掲載。第1弾環境で流行ったデッキや戦略を紹介しているため、ぜひ参考にどうぞ。
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超獣の始動とは?
デュエプレの記念すべき第1弾パック
「超獣の始動」とは、2019年12月18日にリリースされた「デュエルマスターズ・プレイス」における記念すべき第1弾のカードパックだ。本記事では「超獣の始動」時代の対戦環境の歴史の振り返りを目的としている。
また、ライターの記憶が掠れている可能性もあるため、デュエプレ対戦に疲れた際の気分転換程度に読むのをお勧めする。
環境初期
ヴァルボーグ速攻が環境のトップへ一番乗り
▲赤単ヴァルボーグのレシピ | ▲赤青ヴァルボーグのレシピ |
デュエプレがリリースされ最初期の環境に特攻隊長として現れたデッキは、《機神装甲ヴァルボーグ》を軸とする速攻デッキだ。速度に特化した赤単型と、水文明のドローソースを加えて継戦力を伸ばした赤青型に分かれていた。
当時のカードプールでは序盤に現れるパワー5000クリーチャーの対処方法が少なく、一足早く環境のトップメタへと躍り出ている。
《機神装甲ヴァルボーグ》の評価 |
栄華は永くは続かず
強力なデッキと見られた《ヴァルボーグ》だったが、活躍は意外なほどに早く終わりを見せる。今でこそ当たり前となっているが、対ビート相手のS・トリガーを8枚以上積み込むデッキが増え始め、《ヴァルボーグ》デッキの弱点が露天。《ヴァルボーグ》を処理されると急激に失速するという弱点が環境に合わず、姿を消している。
クローシスボルコンの大流行
▲クローシスボルコンのレシピ |
「超獣の始動」環境で最も流行したと考えられるのが、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》をフィニッシャーに据えた除去コンデッキだ。最初に流行った構築は水/闇/火文明を軸にしたクローシス型。当時は《ゴースト・タッチ》や《汽車男》がランダムハンデス効果だったため、手札の枯れやすい速攻デッキの天敵となっていた。
《ヴァルボーグ》が衰退したのは本デッキの影響も大きい。
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の評価 |
《ゴースト・タッチ》の評価 |
《汽車男》の評価 |
青単デッキがオールラウンダーで活躍
▲青単ランサーのレシピ |
《ヴァルボーグ》《ボルメテウス》と続いて人気を博してきたのが、《クリスタル・ランサー》を筆頭とする青単デッキだ。流行していたボルコンのハンデス戦略に対して、水文明特有の強力なリソース回復手段《ストリーミング・ビジョン》などを駆使して対抗し、中速寄りの速攻ビートを得意としていた。
《クリスタル・ランサー》の評価 |
《ストリーミング・ビジョン》の評価 |
環境中期
ブルジョワデッキ第一人者シータビートの流行
▲シータビートのレシピ |
プレイヤーのゲーム内資金が溜まってきた環境中期では、当時最も作成難度が高いとされていた中速ビート型のデッキであるシータビートが流行の兆しを見せ始める。
ボルコンの流行に合わせてハンデスを対策できる《ペコタン》《マーメイド》の強力なリソース回復コンボや、手札リソースを回復しながら除去カードに対して強力なデコイ性能を発揮する《二角の超人》。フィニッシャーには《ツインキャノン・ワイバーン》と言った大型スピードアタッカーを搭載し、除去コンに対して優位な立ち位置のデッキとして活躍した。
《ペコタン》の評価 |
《ミラージュ・マーメイド》の評価 |
《二角の超人》の評価 |
《ツインキャノン・ワイバーン》の評価 |
ヴァルボーグの代わりにラッカ速攻が流行
▲ラッカ速攻のレシピ |
失速を見せていた速攻デッキ群だが、《ヴァルボーグ》の代わりに光/水/火文明を軸にしたラッカ速攻が台頭。光文明のタップカウンターと水文明のリソース回復性能、火文明の速攻をバランス良く取り入れており、環境終期まで活躍。
結果としてボルコンに有利なシータビート、シータビートに有利なラッカ速攻、ラッカ速攻に有利なボルコンの3竦みが完成し、メタの外で青単がオールラウンドに活躍する環境が完成した。3竦み+青単の関係性は環境終期まで続いている。
環境終期
ボルコンが不穏な動きを見せ始める
▲緑抜き4cボルコンのレシピ |
大流行していたボルコンだったが、環境終盤に差し掛かり不穏な動きを見せ始める。なぜなら、ビートデッキの間では《バースト・ショット》や《ファントム・バイツ》と言ったパワー2000ラインを破壊する除去カードを警戒し、《ブルレイザー》や《ペコタン》の採用が増えており、対処に限界を感じたプレイヤーがクローシス型の改良に着手。
結果として光文明の《ピカリエ》などの中型ブロッカーを採用した、当時のカードプールでは難しい光/水/闇/火文明の4c型へと変化させ、各種デッキへの対応力を強化させたデッキが登場した。
また、ボルコンのミラーマッチの対策が可能な《アルカディアス》の投入も自然と行えるため、可能性を感じたプレイヤーから続々と4c型のボルコンへと乗り換えている。
《奇襲兵ブルレイザー》の評価 |
《光輪の精霊 ピカリエ》の評価 |
《聖霊王アルカディアス》の評価 |
最終的には二角ボルコンも出現
ボルコン同士の対ミラーマッチの研究が進んだ結果、シータビートの十八番《二角の超人》をも吸収したボルコンが誕生。《二角の超人》は、リソースを回復できるボルコンの対ミラーマッチ用の大型デコイとして、第1弾環境の役割を終える結末となった。
第2弾「伝説の再誕」編 |
関連イベント
SPルールマッチで第1弾環境が再現
開催期間 | 8月12日(木)17:00〜8月23日(月)23:59 |
主な報酬 | ・《ムシャ・ルピア(PR)》 ・第9弾EX SRチケット |
期間限定イベントのSPルールマッチ「メモリアル・ディビジョン」にて、過去の第1弾環境が再現されている。本記事の流行デッキを参考にイベントに挑もう。