【デュエプレ】2021年ガントラの軌跡
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『デュエプレ(デュエマプレイス)』の《ガントラ・マキシバス》の活躍の軌跡をまとめたコラム記事だ。2021年の《ガントラ》の活躍を振り返りや、《ガントラ》と一緒に活躍したカードも紹介しているので、ぜひ参考にどうぞ。
はじめに
公式にもネタにされたガントラ
今回は2021年の活躍のしすぎで公式にもネタにされた《ガントラ》の軌跡について紹介していく。マナをどんどん運んでくれる《ガントラ》の活躍はどこまで続くのだろうか。
ガントラの意味
《ガントラ・マキシバス》の略語
まずは、「デュエプレ」で頻繁に見聞きする言葉「ガントラ〇〇」について知らない方のために簡単に説明しよう。そもそも「ガントラ」とは《ガントラ・マキシバス》のカード名の略だ。
能力自体は攻撃にマナ加速を行う単純なものだが、低コスト帯にも関わらず高めなパワーラインを誇っているため、序盤の攻めの軸を築くカードデザインになっている。
ガントラを組み込んだデッキの特徴
マナ運びからスムーズな大型獣運用
「ガントラデッキ」の特徴としては、《ガントラ》のマナ加速を活用した大型獣のスムーズな運用が挙げられる。特に6コスト獣との繋がりが良く、《ガルベリアス・ドラゴン》が組み合わされるフィニッシャーの定番だ。また、デッキリストの空いたスペースには、多数のトリガーを仕込む構築が多く、ビートへの耐性も高い特徴がある。
ガントラビートのレシピ例 |
ガントラの軌跡
ガントラの軌跡まとめ |
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初登場は第8弾パック |
《驚天》デッキの登場で兆しが見え始める |
《驚天》ナーフにより本格稼働開始 |
天敵《武者》の登場でデッキカラーが変化 |
《烈流神》ナーフ |
《アレクセイ候》の登場で環境TOPに対抗 |
2021年ラストは強力な除去能力を入手 |
初登場は第8弾パック
《ガントラ》が初収録されたパックは、2021年2月18日にリリースされた第8弾パックだ。DP殿堂入りしている《ゲキメツ》などゴッドが初登場した弾でもある。しかし、初登場時の評価はあまり高くはなく、「ドリームメイト」系のデッキに入れ替え候補の選択肢としてあり得る程度の評価だった。
《竜極神ゲキメツ》の評価 |
「驚天」デッキの登場で兆しが見え始める
《ガントラ》活躍の兆しが見え始めたのは、《驚天の超人》が登場した2021年4月22日にリリースされた第8弾EX環境からだ。序盤から理不尽なパワーを叩きつける《驚天の超人》を《運命の選択》で射出するムーブが注目され、《ガントラ》にも徐々に適用されていった。
《驚天の超人》の評価 |
《運命の選択》の評価 |
優秀な6コスト帯も揃い始める
なぜ《ガントラ》も注目を浴びたかというと、当時《ガントラ》のマナカーブの延長線上に優秀な6コスト帯カードが揃い始めたためである。序盤にしては高いパワーを誇る《ガントラ》に続いて、次のターンには《ガルベリアス・ドラゴン》や《アガピトス》と言った強力な高コスト帯へ一気にアクセスできてしまうため、序盤から中盤へと安定した高パワービートが可能な点が評価された。
《ガルベリアス・ドラゴン》の評価 |
《連珠の精霊アガピトス》の評価 |
「驚天」ナーフにより本格稼働開始
本格的な《ガントラ》流行が始まったのは、2021年6月10日に実施された《驚天の超人》ナーフ以降となる。《運命の選択》で射出できなくなった《驚天の超人》に代わり、トリガー性能が高いビートデッキの需要と一緒に《ガントラ》が立ち位置を受け継いだ形だ。
また、当時流行った《ガントラ》のデッキカラーは、光火自然のベースカラーに《烈流神》用の水文明を加えた4色となっている。当時はまだ《天門》も流行していたため、ブロッカーを貫通する能力を持っていた《烈流神》がフィニッシャーとして重宝された形だ。
《烈流神アギョウ・ウンギョウ》の評価 |
《ヘブンズ・ゲート》の評価 |
天敵「武者」の登場でデッキカラーが変化
続いての転機は、2021年5月27日にリリースされた第9弾パックに収録された《マッハアーマー》が関係している。サムライ種族の登場により大幅に強化された《武者ドラゴン》が、《ガントラ》の前にメタデッキとして立ちはだかったのだ。除去性能の高い《武者ドラゴン》の前に、《ガントラ》側はデッキの改良を余儀なくされた。
《竜装ザンゲキ・マッハアーマー》の評価 |
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の評価 |
黒(青抜き)ガントラの登場
本危機で登場したのが、水文明を抜いた代わりに闇文明を投入した「黒ガントラ(青抜きガントラ)」となる。《武者ドラゴン》の除去でも盤面を維持できる《アルバトロス》の他、確定除去の《デーモン・ハンド》を投入できると言ったメリットが注目された形だ。
《霊翼の宝アルバトロス》の評価 |
《デーモン・ハンド》の評価 |
「烈流神」ナーフの影響
《ガントラ》が暴れていた中、ナーフ候補として注目を集め、実際にナーフを受けてしまったのが《烈流神》だ。ナーフ執行は2021年9月30日となっている。問題は「烈流神」ナーフの影響を《ガントラ》が受けたのかという点だが、先述した通り《烈流神》を入れない構築との二刀流が事前にできていたため、あまり影響は受けていない。ゆえに、2021年12月現在まで《ガントラ》は環境で暴れ続ける事態となる。
「アレクセイ候」の登場で環境TOPに対抗
2021年10月21日に登場した第10弾EXでは、サムライに対して強力なメタ性能を発揮する《アレクセイ候》を取り入れて、環境TOPのサムライデッキに対して対抗している。環境が変わっても新しいメタ要素を取り入れて常に環境TOPに居座っている状況だ。
《邪眼銃士アレクセイ候》の評価 |
2021年ラストは強力な除去能力を入手
2021年ラストを締めくくったのは、《DEATHドラゲリオン》を投入した「黒ガントラ」だ。自軍の盤面を制圧されても、《DEATHドラゲリオン》のマイナス9000打点によるAOEで殴り返す驚異的な破壊能力を手に入れている。
《超神星DEATH・ドラゲリオン》の評価 |
最後に
2022年の活躍にも期待しよう
《ガントラ》デッキで特筆すべきは、あらゆる環境に対して柔軟にメタカードを取り入れられるデッキのカスタム性の高さだろう。今後も《ガントラ》の上位互換が登場しない限りは、カードプールの増加によって強化されていくデッキタイプであると言える。2022年の活躍にも期待しよう。