【デュエプレ】NewDivision|週間メタウォッチ|2024年5月第2週|第25弾環境
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『デュエプレ(デュエマプレイス)』の2024年5月第2週(5月4日〜5月10日)環境考察を掲載。Tier表の解説や各種デッキの立ち位置、デッキの相性状況を記載しているので、ぜひご参考にどうぞ。
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デッキ関連データベース | ||
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大会デッキ |
無課金 |
初心者 |
今週のTier表と全体相関
UKへの対抗意識が高まる
今週はTier1の中でもトップクラスの環境優位性を誇っている「UKパンク」が、使用率においても高くなってきたため、対策意識が高まっていた。「UKパンク」対策といえば「天門」なのだが、ビッグマナの「5cコントロール」や「モルトNEXT」も蔓延っている中、扱うには未だ心許ないといった状況だ。
そういった中で注目を集めたのが「光単サザン連鎖」となっている。「天門」では不利が付いてしまうデッキへも対抗しながら、対「UKパンク」キラー筆頭としての立ち位置を手に入れていた。
純ビートが立ち位置を向上
一方で「天門」が活躍しづらいということは、「レッドゾーン」などの強力な純ビート系のデッキが優位性を増すということでもある。以前まではカウンター系のデッキに封じられていた「サソリス」も、より幅広い戦略を取りやすいデッキタイプへと変化し、Tier上位に浮上することとなった。
逆に、純ビッグマナの代表格として先週地位を向上させた「5cコントロール」だが、純ビート勢力の復活と「光単サザン連鎖」の高速《アルファリオン》によって少し立場を悪くし、Tierを落としている。
公認大会では巨大エグザイルが活躍
公認大会では「巨大エグザイル」の入賞が複数報告されている。「天門」がビートデッキへのストッパーとしての役割を十分にこなせていない今、「UKパンク」同様カウンターの強い本デッキの需要は高い。ある程度のリーサル速度を出せるビート戦略を持ちながら、対ビートも可能なデッキとして、「UKパンク」に立ち位置は似ている。
構築変化があったデッキ
水火UKパンク
レシピ例 |
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注目ポイント |
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「光単連鎖」と「ビッグマナ」への対抗意識が強まる |
マッドネス不採用が増加傾向 |
光単連鎖とビッグマナへの対抗意識↑
「UKパンク」では、「光単連鎖」系デッキの《オリオティス》《コッコルア》といった小型獣を処理するための《超次元キル・ホール》や《超次元ボルシャック・ホール》の採用が多く見られた。また、「5cコントロール」などのビッグマナへ速度勝ちするための《キリモミ・ヤマアラシ》の採用枚数が増加傾向にある。
代わりに、マッドネスや「天門」を見据えた《GENJI・XXX》へといった採用は減り、「闇単ヘルボロフ」や「天門」といったデッキへの対策意識は弱まっているといった状況だ。
光単サザン連鎖
レシピ例 |
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注目ポイント |
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環境に非常に刺さりやすい《アルファリオン》を扱える「サザン」デッキ |
S・バック《パニッシュ・ホールド》による防御手段も定番化 |
サザンでアルファリオンを扱うために
「UKパンク」に対して「天門」以外に有利をつけられるデッキとして、直近では《アルカディアスD》の呪文ロックを採用した「サザンルネッサンス」が挙げられるが、さらに《アルファリオン》の採用によって《スパーク》を採用したデッキにも対抗手段を手に入れたデッキが「光単サザン連鎖」だ。
「サザンルネッサンス」とほぼ同じ動きを取りながら、「連鎖」の動きも加えて《アルファリオン》を高速展開。通常の「サザンルネッサンス」デッキよりも、より広い対面をカバーできるようになっている。
S・バックによる防御手段が定番化
以前までの「サザン」デッキの防御手段としては《ドラゴンズ・サイン》が主だったが、今週にはS・バック《パニッシュ・ホールド》を採用したデッキが増加。S・トリガーが薄い「サザン」だからといって下手に攻めると、クリーチャーをタップ制圧されてしまう危険が出てきている。
光火レッドゾーン
レシピ例 |
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注目ポイント |
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《龍覇 ストラス・アイラ》の採用が目立つ |
ストラス・アイラの採用が増加
「光火レッドゾーン」では、《龍覇 ストラス・アイラ》の採用が目立っていた。《メリケン・バルク》を装備し、「光単サザン連鎖」などの小型獣を意識した結果だろう。他にも《シンカイヤヌス》と組み合わせ、《ガイアール・ホーン》の装備ですぐさま《レッドゾーン》の侵略元になれるなど、器用な働きを見せてくれる。
5cコントロール
レシピ例 |
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注目ポイント |
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対「闇単ヘルボロフ」として《M・A・S》の採用が増加傾向 |
対「闇単ヘルボロフ」の対抗意識↑
「5cコントロール」では、《M・A・S》《エビデゴラス》を採用し、弱点としていた「闇単ヘルボロフ」のハンデスへ抗う構築が増えていた。サポートとして、初動にもなり《エビデゴラス》の龍解や《鬼丸「覇」》のガチンコジャッジをサポートする《ブレイン・ストーム》の採用も多く見られる。
自然単サソリス
レシピ例 |
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注目ポイント |
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長期戦を見据えた構築へ変化 |
《獣軍隊 ゴアラ》採用による制圧力の強化 |
長期戦を見据えた構築へ
「自然単サソリス」では、以前までの前寄せ構築から少し変化し、《ボアロアックス》を龍解させやすく、長期戦も見据える構築へと変化している。空いた枠には「光単連鎖」など、盤面を構築しなければならないデッキに刺さる《獣軍隊 ゴアラ》などが採用。盤面コントロールの択も取りやすくなったことで、短期戦と長期戦の戦略をよりバランス良く選択できるようになっている。
新勢力
5cMAS
レシピ例 |
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注目ポイント |
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優秀なドローソースによる潤沢な手札から長期耐久を狙うデッキ |
純ビートと「闇単ヘルボロフ」に有利 ┗デッキ特性が非常に尖っている |
新たな長期耐久デッキ
「5cMAS」は、優秀なドローソース《エビデゴラス》による潤沢な手札リソースから、《スパーク》系トリガーなどを仕込み、長期ターンの耐久を狙うデッキだ。最終的には《世紀末HDM》によって全てを吹き飛ばし、ワンショットを狙う形になるため、立ち位置としては《インフェルノ・サイン》殿堂入り前に存在した「トリガーロージア」に近い。「レッドゾーン」などの純ビートや「闇単ヘルボロフ」のハンデスコントロールに対抗する新勢力となっている。
ただし、メタ対象以外のデッキには《トンギヌスの槍》《ダイハード・リュウセイ》や《アルファリオン》といった絡め手で制されることも多く、環境的立ち位置としてはやや尖った位置にいるデッキと言えるだろう。
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