『デュエプレ(デュエマプレイス)』の2024年8月第5週(8月24日〜8月30日)環境考察を掲載。Tier表の解説や各種デッキの立ち位置、デッキの相性状況を記載しているので、ぜひご参考にどうぞ。
今週のTier表と全体相関
Tier |
デッキ/直近のTier変動(元Tier) |
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1.5 |
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※▲Tier上昇 ▼Tier下降
ロージア天門とネロ・ソムニスの快進撃
今週大きく動いたデッキが、「巨大ロージア天門」と「ネロ・ソムニス」と言えるだろう。「巨大ロージア天門」は、《タイタニス》や《プレミアム・マドンナ》の活躍で、従来の受けデッキの弱点が解消され、《バラディオス》が攻守両面で刺さる環境になっている。
「ネロ・ソムニス」に関しては、「ゼロ・フェニックス」や「メカオー」に対して有利をつけるビートデッキとして急激に使用率が増加。今環境は《ギャロウィン》さえ出てしまえば対応できるデッキが限られてくる。
「ネロ・ソムニス」や「ロージア天門」の増加で立ち位置を悪くしたのが「レッドゾーン」となっており、通常の「5cニューゲイズ」はミラミス型に役割を奪われている形だ。
新規登場デッキ
ネロ・ソムニス
レシピ例 |
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注目ポイント |
《ギャロウィン》が刺さるデッキが多い特に「ゼロ・フェニックス」「レッドゾーン」に対して有利 |
急激に浮上して来た「ネロ・ソムニス」は、《ギャロウィン》が今環境において非常に優秀なカードとなっており、破壊除去がメインである「ゼロ・フェニックス」や「レッドゾーン」に対して非常に刺さりやすいカードとなっている。また、ビートデッキでありながら、《ギャロウィン》を絡めた破壊除去コンボが多彩であり、受けの強い「ロージア天門」に対しても互角に渡り合えるのも大きなメリットとなっている。
ただし、弱点も明白で、破壊以外の除去を持ちながら、盤面再生力が高い「サソリス」や、早期の上振れを持つ「ミラミスニューゲイズ」などのビッグマナ系は厳しい場合も多い。
モルト王
レシピ例 |
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注目ポイント |
盤面を形成する必要性が高い「メカオー」や「ロージア天門」に有利 |
クロニクル環境以前から徐々に影が薄くなりつつある「モルト王」だが、今週は「グレートメカオー」や「ロージア天門」といった盤面形成に依存するデッキに対して有利を取れるデッキとして、若干使用者が見られた。特に《バーニング銀河》は、《ヘブンズ・ヘブン》や《ボアロパゴス》を破壊できるカードとして優秀だ。
構築に変化があったデッキ
光自然ロージア天門
レシピ例 |
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注目ポイント |
デッキ構成が大分固まってきた。 |
ビート対面だけではなく、従来受けデッキが苦手としていたデッキに対しても戦える |
《バラディオス》を後ろ盾にした攻撃的な動きも特徴 |
「光自然ロージア天門」は、構築に大きな変化は無いものの、ようやくテンプレ構築が固まって来たといったところだ。従来通りビートデッキに対して強力な抑止力を持つのはもちろん、従来受けデッキが苦手とする「ゼロ・フェニックス」のようなデッキにも《タイタニス》や《プレミアム・マドンナ》といったメタカードが採用されているため、五分以上に渡り合えるようになっている。
「グレートメカオー」や「ゼロ・フェニックス」など、大量のクリーチャーを盤面に並べるデッキが多く、《バラディオス》が環境的に刺さりやすくなっているのも大きなメリットだ。盤面がある程度整えば、《バラディオス》を後ろ盾に無理やりビートを仕掛けていくアグレッシブな動き方も増えている。
レッドゾーン
レシピ例 |
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注目ポイント |
《レッドゾーンNeo》の採用によって、3ターン目侵略のルートが増加 |
《マッハ55》採用によって対除去コントロール意識強め |
個人的に《ジャッカルショット》もおすすめ |
「ロージア天門」や「ネロ・ソムニス」の増加で立場が危うい「レッドゾーン」だが、新たに《レッドゾーンNeo》の採用によって速度が強化された型が登場。《マッハ55》も採用され、「ゼロ・フェニックス」などの破壊除去主体のデッキに対してメタを貼りつつある。
また、個人的には《ジャッカルショット》もおすすめ。《レッドゾーン》の除去範囲外となっているブロッカーを器用に破壊できるのはもちろん、通常は突破が難しい《ダルク・アン・シエル》を貫通できる貴重なクリーチャーだ。
他注目デッキ
ミラミスニューゲイズ
レシピ例 |
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注目ポイント |
「5cニューゲイズ」では出せない制圧速度の需要が増加 |
《カレイコ》などメタの減少で扱いやすく |
「ロージア天門」の影響で《ヴィルヘルム》を上手く扱える点がメリットに |
「5cミラミスニューゲイズ」は通常の「5cニューゲイズ」では出せない制圧速度の需要が高まった結果、使用数が復活。以前より《カレイコ》などのメタも大分減少しているため、扱いやすくなっているのも拍車をかけている。
また、クロニクル初期環境とは違い「ロージア天門」も存在しているため、盤面を取りやすい《ヴィルヘルム》を上手く扱えるのがメリットになっている。
ゼロ・フェニックス
レシピ例 |
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注目ポイント |
「ミラミスニューゲイズ」に刺さりやすい |
「ミラミスニューゲイズ」が増えるということは、ハンデスと盾焼却を持つ「ゼロ・フェニックス」が再び活躍する機会となる。《タイタニス》などのマッドネスや強力な除去耐性を持つ《プレミアム・マドンナ》といったメタに苦しめられてきた「ゼロ・フェニックス」だが、「ミラミスニューゲイズ」は特性上《タイタニス》を採用する余裕がほとんどないため、存分にハンデスでテンポを崩していける機会が増えている状況だ。
レッドゾーン
レシピ例 |
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「レッドゾーン」では、「ミラミス」が復活したことで当然だが《カレイコ》採用の闇火型が再び需要増。また、闇火型でも「グレートメカオー」対策の《閃光の守護者ホーリー》がタッチカラーで採用されるパターンが多い。