混沌の軍勢

【デュエプレ】ボルバルザークの脅威炸裂!デュエプレの歴史「混沌の軍勢」編

編集者
デュエプレ攻略班
最終更新日

『デュエプレ(デュエマプレイス)』の第4弾カードパック「混沌の軍勢」における対戦環境の歴史を掲載。第4弾環境で流行ったデッキや戦略を紹介しているため、ぜひ参考にどうぞ。

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混沌の軍勢とは?

対戦環境を激変させた弾4弾パック

第4弾の代表的な追加カード一覧
ヘブンズ・ゲート ヘブンズ・ゲート光ブロッカー2体の召喚コストを無視して場に出せるS・トリガー呪文。登場以降対戦環境のトップデッキの中で活躍し続けている。
凶星王ダーク・ヒドラ 凶星王ダーク・ヒドラ自分の召喚したクリーチャーの同種をサルベージし続ける強力なリソース補助を持つクリーチャーとして、原作では一度禁止カード扱いになった経緯を持つカード。デュエプレ版ではサルベージ対象に同名制限が課せられた結果、ほとんど使用されていない悲しき運命を辿っている。
西南の超人 西南の超人ジャイアントの召喚コストを大きく軽減するサポーター。ジャイアント軸のデッキを確立させた。
剛撃戦攻ドルゲーザ 剛撃戦攻ドルゲーザ登場時に大量ドローが可能なジャイアント。ジャイアントデッキの展開力を支えるカードとして活躍。

「混沌の軍勢」とは2020年6月25日にリリースされ、対戦環境を激変させた第4弾のカードパックだ。目玉カードとしては、長い間対戦環境のトップデッキの核として爪痕を残している《ヘブンズ・ゲート》を始め、同じく新アーキタイプとしてウェーブストライカーが登場。

また、原作では禁止カード扱いになった経験もある《ダーク・ヒドラ》の登場や、《西南の超人》と《ドルゲーザ》の追加によってジャイアントが強化されるなど特色の強いカードが数多く実装されている。

環境初期

ジャイアントデッキが流行るが・・・

デッキレシピ 特徴
青緑ジャイアント 青緑ジャイアント ジャイアントデッキの基盤となったシンプルな2色デッキ。青緑基盤を元に闇文明を加えた除去型や、光文明を加えた天門型、火文明を加えて《炎槍と水剣の裁》を使えるようにした型が存在した。

第4弾環境で初めに流行ったデッキは、《西南の超人》と《ドルゲーザ》が追加され、初めてデッキとして確立されたジャイアントだ。パワーが高く凄まじい展開力も備えていた分かりやすく強いデッキと言った印象が強く、多くのユーザーが使用した。

しかし、《西南の超人》を引けない場合の不安定さや、速攻ビートに弱いと言った弱点が要因となり、徐々にユーザー数が減少。最終的にはTier2程度の強さのデッキとして評価を受けている。

ウェーブストライカーが徐々に頭角を現す

デッキレシピ 特徴
ラッカウェーブストライカー ラッカWS 光火自然3色のウェーブストライカーデッキ。序盤盤面の除去が優秀で、ビートに強いビートデッキとして活躍した。
ネクラウェーブストライカー ネクラWS 光闇自然3色のウェーブストライカーデッキ。ラッカ型に比べビート耐性は劣るものの、《ジャギラ》の大量ハンデスがひたすら強力なため、あらゆるデッキに対してゴリ押しが効くとして人気を博した。

第4弾パックから新しく追加された新デッキ、ウェーブストライカーが徐々に頭角を現し始める。環境に合わせて各文明のウェーブストライカー同士をカスタマイズできたため、第4弾環境の最後まで環境トップデッキの一角として活躍した。

天門のTier1デッキが確立

デッキレシピ 特徴
5c天門 5c天門 当時の大型ブロッカー《エリクシア》《ザーディア》《バルホルス》の3軸を使いこなすための天門デッキ。単純なデッキパワーの高さゆえ、当時のTier1デッキ最上位に位置していた。

原作から人気の高い天門デッキでは環境初期から早くも研究が進み、Tier1の一角を成すデッキが誕生。当時の強力なブロッカーである《エリクシア》や《ザーディア》《バルホルス》を全て扱える集大成とした5c型の天門が誕生し、環境終期を飛び越えて以降の弾も活躍する程に至っている。

ブリザードは変わらずビートの代表格

デッキレシピ 特徴
青緑ブリザード 青緑ブリザード 水自然のシンプルなカラーのブリザードデッキ。当時は《ダイヤモンド・ブリザード》を確定サーチする手段が無く、リソース補助ができる水文明と組み合わせるのが一般的だった。

第3弾から強力なビートデッキとして暴れ回っていたブリザードだが、第4弾でも変わらずビートの代表格として定着。ただし、天門やウェーブストライカーなどメタを貼られる存在が増えた影響で、全盛期ほどの勢いは無くなっている。

環境中期

ボルバルの汎用性が目立ち始める

デッキレシピ 特徴
白抜き4cボルバル 白抜き4cボルバル 青黒のハンデス軸に《ボルバルザーク》を突っ込んだコントロールデッキ。ハンデスや除去で遅延して、《ボルバルザーク》の能力発動に必要な10ターン目を目指す。

第4弾環境で問題となったのが、《ボルバルザーク》の存在だ。第3弾環境から10ターン目を迎える可能性が高い中速〜低速デッキのフィニッシャーとして汎用性の高さが注目されていたカードだが、第4弾環境からいよいよ問題性が浮き彫りになってくる。

中でも白抜き4cボルバルは、《ボルバルザーク》の問題性を最も如実に表したデッキと言えるであろう。4cと謳っているものの、デッキの大半は青黒カラーがベース。残りの赤緑部分のほとんどは《ボルバルザーク》で完結していると言った状況だ。

詰まるところ、36枚でデッキを構成した後は、残りの枠に適当に《ボルバルザーク》を突っ込むだけである程度強力なデッキが完成するのである。以降速攻以外のデッキほとんどに《ボルバルザーク》が出勤する事態に陥っていく。

環境終期

マッドネスを積んだガルザークも登場

デッキレシピ 特徴
白抜き4cガルザーク 白抜き4cガルザーク 闇火自然のガルザークデッキ定番カラーに《アーク・デラセルナ》と《エマージェンシー・タイフーン》を投入してハンデスを対策したデッキ。《ガルザーク》と他ドラゴンによるビートが基本戦略。

白抜き4cボルバルを中心にハンデスが流行ったため、《アークデラセルナ》を積んだガルザークデッキも3弾環境から引き続き登場。当時のミッドレンジデッキの中では早期決着が付くデッキだったため、珍しく《ボルバルザーク》の採用が無いデッキだった。

以降の環境変動は無し

当時のTier1デッキまとめ
5c天門
┗当時のTier1デッキの最高峰
白抜き4cボルバル
┗天門デッキに対して唯一有利だったデッキ
 ただし、ビート全般に弱い
ウェーブストライカー
┗ビートデッキに対して有利を取れるビートデッキ
 天門も《ジャギラ》で太刀打ち可能
 ボルバルコントロールに弱い
ブリザード
┗速攻ビートの中で最も強力なデッキ
 ただし、WSと天門に苦戦
 デッキパワーの高さでギリギリTier1に居座る

以降第4弾環境は、ほとんど環境の変動が無いまま幕を閉じてしまう。環境上位デッキの内半分のデッキはフィニッシャーが《ボルバルザーク》となっており、環境への息詰まりを抱えたまま、次弾の5弾環境へと突入するのであった。

次回予告「永遠の戦禍」編

ボルバル環境はどうなる!?

次回はボルバル環境を引き継いだまま5弾環境へと突入。五王を有する5弾カード達は果たして環境を塗り替えられるのか・・・。

第3弾「英雄の時空」編