【デュエプレ】氷の世界にようこそ!デュエプレの歴史「英雄の時空」編

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デュエプレ攻略班
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『デュエプレ/デュエマプレイス』の第3弾カードパック「英雄の時空」における対戦環境の歴史を掲載。第3弾環境で流行ったデッキや戦略を紹介しているため、ぜひ参考にどうぞ。

デュエプレの歴史「英雄の時空」

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英雄の時空とは?

多色カードが初登場するパック

「英雄の時空」は、デュエプレにて多色カードが初登場した第3弾となるカードパックだ。以降デッキの多色化を進める足掛かりとなった弾と言える。

TCGではプレ殿のボルバルザーク収録

無双竜機ボルバルザーク

「英雄の時空」発表当初、最も注目されたカードと言えば、「ボルバルザーク」だろう。TCG版では、デッキに投入禁止となっているプレミアム殿堂入りを果たしたカードだ。

勿論デュエプレでは能力が修正されており、《ボルバルザーク》の代名詞であるEXターンの追加に10ターン経過制限がかけられている。なお、デュエプレ初となる殿堂入りを果たすのが・・・。

環境初期

2、3日と立たず環境がブリザードに染まる

ダイヤモンド・ブリザード

「英雄の時空」環境が始まり間も無く、環境は《ダイヤモンド・ブリザード》により凍り付いていた。《ダイヤモンド・ブリザード》と言えば、マナゾーンからスノーフェアリーを回収しながら、多面展開を行うビートが得意なカードだ。

ただし、実装当初はマナゾーンに加えて、墓地からもスノーフェアリーを回収できた。つまり、既存の《ダイヤモンド・ブリザード》よりもリソースの回復性能が高く、実質的にマナ加速効果も付いていたため、展開力も凄まじい性能で実装されたのだ。

青緑を起点に多様なブリザードデッキが誕生

デッキレシピ 特徴
青緑ブリザード 青緑ブリザード 当時のブリザードデッキの基本形とされた型。多面展開とバウンス除去をバランス良くこなせる。ビートリソースに特化させ、《アストラル・リーフ》と組み合わせた型や、《エマタイ》+《アーク・デラセルナ》のギミック搭載型も存在。
トリーヴァブリザード トリーヴァブリザード 青緑型からの派生形。水文明のドローテンポを残しつつ、《ペトローバ》によって盤面の制圧力を向上させている。
ネクラブリザード ネクラブリザード 水文明の安定性を取り除いた代わりに、墓地リソースを強化した型。ブリザードデッキの中でも随一の爆発力を誇った。

ブリザードデッキとしては、当時非常に安定性が高いとされた青緑型を基本型に、多様なデッキが誕生。基本となる青緑型に加えて、トリーヴァ型、ネクラ型の2種が活躍していた。

入り乱れるサエポヨボイス

愛嬌妖精サエポヨ

《ブリザード》の増加により、目立った関連カードが《サエポヨ》だ。登場時の「ドッキドッキ!するっね!」や効果発動時の「このハンマーは私の初恋♡」と言った独特な抑揚のボイスを、あまりにも対戦環境で聴く機会が多く、ノイローゼ気味になるプレイヤーも増加したとかしないとか。

ブリザード対抗デッキも登場

デッキレシピ 特徴
リースボルバル リースボルバル フィニッシャーを《ボルバルザーク》に据えた対ブリザードデッキ。《グライス・メジキューラ》がメタビートとして活躍した。

あまりにも《ブリザード》の勢いが強すぎたため、対ブリザード専用デッキが登場。弱点となる除去コンデッキを《ブリザード》が駆逐していたため、問題無く運用できていた。にも関わらず、《ブリザード》の勢いは衰えていない。

ドラゴンデッキが密かに注目を浴び始める

デッキレシピ 特徴
デアリガルザーク デアリガルザーク 《ガルザーク》を軸にしたドラゴンデッキ。ドラゴンの除去能力を駆使しながら、中速ビートで攻めていく。

《ブリザード》が猛威を奮っていた頃、密かに《ガルザーク》を中心としたドラゴンデッキに注目が集まる。3弾で強化されたドラゴンのカードパワーで、無理矢理《ブリザード》を押し切る状況も、少なからずではあるが存在した。

2020年5月7日デュエプレ初のナーフ修正

二週間で終了となった伝説?の環境

《ブリザード》が暴れ回った結果、第3弾パック実装から約2週間後、デュエプレ初となるカード能力のナーフ修正アップデートが実施された。墓地からスノーフェアリーを回収する能力が削除され、効果範囲はマナゾーンのみに修正。ある程度カードパワーが抑えられる形となった。

ナーフアップデート後の環境

おや?ボルバルザークの様子が?

デッキレシピ 特徴
青抜き4cボルバル 青抜き4cボルバル リースボルバルのビート耐性を残しつつ、ハンデス要素を加えたデッキ。
白抜き4cボルバル 白抜き4cボルバル ビート耐性を下げる代わりに、ハンデス除去コンに特化させたボルバルデッキ。

《ブリザード》の能力がナーフされた結果、対戦環境が低速化してハンデス除去コンや中速型のデッキも息を吹き返し始める。結果、《ボルバルザーク》の汎用性の高さが目立ち、中速以降のデッキタイプのほとんどに3〜4投されるのがテンプレとなっていた。

マッドネス型ドラゴンデッキの出現

デッキレシピ 特徴
マッドネス型ガルザーク マッドネス型ガルザーク ハンデスを対策するためにマッドネス獣《アーク・デラセルナ》を投入したドラゴンデッキ。マッドネス獣とシナジーが高い《エマージェンシー・タイフーン》がタッチ色で投入されている。

環境にハンデスが戻った結果、ドラゴンデッキにデュエプレ初のマッドネスクリーチャーの一枚である《アーク・デラセルナ》が投入される。以降、ドラゴンデッキは《ブリザード》ナーフ前から一定数の人気を博していた要因もあり、勢いを増していった。

ドラゴン対策として青単が復活

デッキレシピ 特徴
青単ビート 青単ビート バウンス除去、手札リソースの回復、ビートをバランス良くこなせるデッキ。

青単ビートも、ドラゴンに対してバウンス除去が刺さるとして復活している。《ブリザード》よりも速度で劣るものの、盤面をバウンスで除去しながら制圧できる点が評価され、再び使用率が戻ってきていた。

環境最速赤緑速攻デッキの増加

デッキレシピ 特徴
赤緑速攻 赤緑速攻 環境最速の攻撃速度を誇る速攻デッキ。《グライス・メジキューラ》対策として《ボルカニック・アロー》の採用が目立っていた。

《ブリザード》の減少で影響を受けたデッキは、除去コンや中速ビートだけではない。第3弾パックで追加された《ゴンタ》を軸に、環境最速の攻め速度を誇る「赤緑速攻」デッキが増加。速攻デッキ界隈にも大きな変化が訪れた。

復活のブリザード

ナーフ以降使用数を減らしていた《ブリザード》だが、他上位デッキと肩を並べ、環境デッキとして復帰。全盛期ほどの勢いは失ったものの、環境上位デッキ群の一つとして活躍した。

環境終期

除去コン、中速、速攻の三竦みで終幕

最終的な環境は、《ボルバルザーク》率いる除去コンデッキ群と《ガルザーク》率いるドラゴン軸の中速ビート群、《ブリザード》と赤緑速攻率いる速攻デッキ群の三竦みが形成。若干《ボルバルザーク》群優勢で幕を閉じている。

次回予告「混沌の軍勢」編

混沌の軍勢追加!ただし混沌にはならない模様

次回4弾パックのタイトルは「混沌の軍勢」。ただし環境は混沌とはいかず?レッツボ○バ○マスターズ!

第2弾「伝説の再誕」編 第4弾「混沌の軍勢」編