【知恵のかりもの】時系列の考察｜ストーリーネタバレ解説

時系列と世界線の考察

関連する世界線は大きく分けて4つ

『知恵のかりもの』が位置する世界線は、大きく分けて4つある。それぞれ解説していくが、主に舞台となるマップや出現する種族、ストーリーの時系列などで考察している。

リンクの冒険後の可能性と根拠

『知恵のかりもの』は、リンク敗北ルートの『リンクの冒険』の後の話と考えられる。根拠としては、どちらにもマスターソードが登場しない点だ。『リンクの冒険』以前にハイラル王国は衰退しており、マスターソードが紛失したため、その後の物語である『知恵のかりもの』にも登場しなかった。

リンクの冒険までの時系列順ルート

作品	あらすじ
神々のトライフォース	封印戦争が遠き過去となったある嵐の夜、リンクは女性の声を聞き、目を覚ました。ハイラル城の地下牢に幽閉された、ゼルダ姫の声であり、ゼルダ姫を救うためリンクが旅立つ
夢をみる島	異国での修行を終えたリンクは、船に乗りハイラルの地に戻ろうとしていた。大嵐にあって不思議な島「コホリント島」に漂着。リンクはフクロウの導きに従って脱出を試みる
ふしぎな木の実	ハイラル城に導かれた少年リンクは、城の奥深くに安置されていたトライフォースから試練を与えられ、見知らぬ大地へと運ばれた。その大地は巫女が敵に連れ去られた影響で各地に異変が発生しており、リンクは巫女の救出の冒険に出る
神々のトライフォース2	ハイラルに突如現れたガノン復活を企てる司祭「ユガ」は、7賢者の子孫たちを絵画の中に封印してしまった。連れ去られた7賢者の子孫たちを助けるべく、リンクはユガの後を追った
トライフォース三銃士	おしゃれを愛する「ドレース王国」のフリル姫が、魔女「シスターレティ」の呪いで脱げない全身タイツを身に着けさせられてしまう。呪いを解くべく3人の勇者が立ち上がる
ゼルダの伝説初代	ハイラル地方の小王国に大魔王「ガノン」の軍勢が侵攻し、王家の秘宝「力のトライフォース」が奪われた。リンクはゼルダ姫の救出とガノン討伐を決意する
リンクの冒険冒険	トライフォースを巡って起きた悲劇により、永遠に眠る魔法をかけられてしまったゼルダ姫が横たえられていた。トライフォースを完全なものとし、ゼルダ姫の魔法を解くためリンクが立ち上がる

4つの剣＋後の可能性と根拠

『4つの剣＋』と『知恵のかりもの』で登場する種族は似通っている。川ゾーラやデクナッツ、ゲルド族も登場し、海ゾーラも時系列の過去作である『トワイライトプリンセス』にも登場しており、同一種族が登場している点から『4つの剣＋』のその後の可能性が考えられる。

どちらにも神隠しが存在する

『知恵のかりもの』では裂け目に飲まれることを「神隠し」と呼ぶが 『4つの剣＋』でも人が消えるのを「神隠し」と呼んでいた。昔から人が消えるのを「神隠し」と呼んでいたとルーベリが話しており『4つの剣＋』の未来が舞台だとしたら辻褄が合う。

4つの剣＋までの時系列順ルート

封印ルート作品	あらすじ
ムジュラの仮面	タルミナという異世界で、ムジュラの仮面を持つ「スタルキッド」に時のオカリナを盗まれる。ムジュラの仮面があると、タルミナが滅亡することを知り、ムジュラの仮面を止めるべく冒険が始まる
トワイライトプリンセス	牧童として働く青年リンクは、影の領域に引きずり込まれ、体が獣の姿になってしまう。牢屋の中で出会った「ミドナ」と会話をし、「影」の世界の話を聞いたリンクは、ミドナと協力しながら世界で起きている謎の現象を調査する旅へ出る
	ハイラルは突然出現した黒い雲に包まれてしまう。聖域への扉を開こうとしたその時、リンクとよく似た影が現れてゼルダ姫と6人の巫女たちを捕らえ、姿を消してしまった。ゼルダ姫たちを救出するために、リンクはフォーソードを抜く決意を固める

神々のトライフォース後の可能性と根拠

『知恵のかりもの』は『神々のトライフォース』その後の世界線と考えられる。根拠として、PVに写ったマップと神々のトライフォースの世界が酷似している。ハイラル城やヘブラ山の地形もぴったり一致しており、神々のトライフォースのその後が描かれた作品と考察できる。

ガノンのデザインが一致

『知恵のかりもの』に登場するガノンは、神々のトライフォースとデザインが一致する。『時のオカリナ』のような人型ではなく、豚のマモノに似たデザインとなっている。

登場する種族的に矛盾点も多い

神々のトライフォースにマップなどは酷似しているが、本来は登場しない種族がいる。ゲルド族や海ゾーラは、本来神々のトライフォースに出現しないため、単なるその後の作品ではなく、何らかの改変や派生世界の可能性もある。

神々のトライフォースのあらすじ

作品	あらすじ
神々のトライフォース	封印戦争が遠き過去となったある嵐の夜、リンクは女性の声を聞き、目を覚ました。ハイラル城の地下牢に幽閉された、ゼルダ姫の声であり、ゼルダ姫を救うためリンクが旅立つ

ティアキン世界の可能性と根拠

『知恵のかりもの』は、『ティアーズオブザキングダム』世界線の可能性がある。ティアキンに登場する「ロビン」と似た「ルーベリ」や、家具の模様もティアキンと完全に一致している。また、リンクが使っている弓のデザインもティアキンの弓とも似ており、独立しているティアキン世界線と考えられる。

耳が尖ったゲルド族はブレワイから登場

『知恵のかりもの』では耳が尖ったゲルド族が登場するが、耳が尖ったゲルド族は『ブレスオブザワイルド』から登場する。『時のオカリナ』時点ではゲルド族の耳は丸く、ハイリア人と交わるうちに少しずつ耳が尖っていったため、時系列的には後半に属すると考えられる。

川ゾーラと海ゾーラなど矛盾点も多い

ティアキン後の可能性を考えたが、川ゾーラと海ゾーラが登場している矛盾点がある。どの時系列と考えてもどこかに矛盾点が生じてしまうため、今までの時系列とは全く別の時間軸の世界とも考えられる。

ティアキン関連のあらすじ

作品	あらすじ
ブレスオブザワイルド	謎の女性の声で目覚めたリンクが、なくした記憶と厄災ガノンを止めるために、シーカーストーンの力を狩りてハイラルの大地を冒険する
ティアーズオブザキングダム	厄災ガノンを倒し平和になったハイラル。だが、ハイラルの地下から瘴気が発生し、調査に向かったゼルダとリンクは、謎の怪物に襲われ、ゼルダが行方不明となる。ゼルダ捜索と瘴気の謎を解くため、再びリンクが冒険に出る

ストーリーネタバレ解説

過去作はプレイするべき？

プレイしなくても問題ない

『ゼルダの伝説知恵のかりもの』は、過去作と物語はつながっていない。他作品を知っていれば分かる小ネタもあると思われるが、ストーリーに直接関与はしないため、初のゼルダ作品でも問題なくプレイできる。

知恵のかりものってどんなゲーム？

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