【デュエプレ】環境考察「2020/6/27〜2020/7/3」
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デュエプレ/デュエマプレイスのガルザークカップ〜ドルゲーザカップにおける2020/6/27〜2020/7/3の環境メタデッキの考察を掲載中。現環境のメタデッキリストや流行デッキの傾向などを解説しているため、環境把握の参考にどうぞ。
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環境デッキメタデータ
2020/6/27〜2020/7/3集計分(総対戦数183戦) |
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メタデータの基準はプラチナ、マスター帯レートのマッチ数を集計しメタ環境データとして上位10位以内のデッキを採用。更新日は毎週金曜日を予定しております。 |
順位 | デッキ | マッチ率 | 順位変動 |
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1 |
白抜き4cボルバル |
15.8% | |
2 |
青緑ブリザード |
13.1% | |
3 |
ウェーブストライカー各種 |
12.0% | NEW! |
4 |
5c天門 |
8.7% | NEW! |
5 |
アナカラージャイアント |
4.9% | NEW! |
5 |
青黒バロム |
4.9% | |
7 |
シータメイデン |
4.4% | NEW! |
8 |
赤白速攻 |
3.8% | |
9 |
ドロマー天門 |
3.3% | NEW! |
9 |
クローシスボルコン |
3.3% |
メタデータ考察
白抜き4cボルバル
白抜き4cボルバルの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・闇文明のハンデス除去コントロールに特化 ・水文明でリソース回復にも優れる ・「ボルバルザーク」を用いる安定した決定力 |
第3弾環境の頃は、ハンデス耐性のあるマッドネスギミックを取り入れたドラゴンや、ブリザードデッキの活躍であまり猛威を振えていなかったデッキだが、第4弾環境でハンデスに弱い新規デッキが数多く出現したため、環境のトップメタへと登りつめたデッキ。
天門やジャイアント、ウェーブストライカーと言った新アーキタイプのデッキにハンデス戦略が悉く刺さる形となっている。ハンデスの他にも環境初期は、ジャイアントや天門に刺さる「バキューム・ジェル」や「西南の超人」に刺さる「傀儡将ボルギーズ」と言った除去カードも活躍。
ジャイアントが姿を減らし始め、5c天門デッキが開発されてからは「腐敗勇騎ガレック」と言ったブロッカーメタのカードが投入。ミラー対策には「炎槍と水剣の裁」が投入されるなど、様々に姿形を変えている。
直近では「エクストリーム・クロウラー」が活躍
直近では「エクストリーム・クロウラー」が活躍。「アクア・ハルカス」や「汽車男」、「腐敗電脳アクアポインター」などを再利用しながら、パワー7000打点のW・ブレイカー/ブロッカーを並べられる。速攻デッキの「火炎流星弾」が効かず、ミラーの「無双竜機ボルバルザーク」を牽制など、5コストでありながら状況によっては「二角の超人」以上の活躍を見せている。
青緑ブリザード
青緑ブリザードの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・スノーフェアリーの横展開力の高さ ・水文明の豊富なバウンスでビート戦略を通しやすい |
第3弾環境の頃からトップメタとして活躍するビートデッキだが、第4弾でも勢いが衰えていない。デッキの強化に繋がる新規カードは少ないものの、「ダイヤモンド・ブリザード」を筆頭とするスノーフェアリーの展開力の高さは驚異的。
天門やウェーブストライカーと言った新規デッキは苦手とするものの、ビートの勢いそのままにバウンスカードで不利対面すらひっくり返す可能性を持つ。
環境初期では速攻を苦手とするジャイアントが流行し、直近では同様の速攻ビートを苦手とする白抜き4cボルバルが増えた恩恵も後押しし、環境に適したデッキとなっていた。
ウェーブストライカー各種
ウェーブストライカーの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・各文明のWSを組み合わせて、あらゆる環境に対応可能 |
4弾から新規参入したアーキタイプだが、非常にデッキの種類が幅広い。各文明が得意とする戦略を組み合わせて、あらゆる環境に適応できる。
「略奪秘宝ジャギラ」の大量ハンデスや、「スカイフレーム・リザード」によるブロッカー破壊は天門へ刺さり、「炎神兵ゴリアック」や光文明のWSを用いた盤面戦略は速攻ビートに刺さるなど、対応幅の高さを見せている。
ハンデスや「ファントム・バイツ」などの細かい除去には弱いものの、デッキ構築を2〜3コストのWSに寄せて、手札の使用リソースを抑えた戦略で対抗も可能。
環境初期ではコントロール色の濃いドロマーWS、直近ではビート系のリースWSやトリーヴァWSが多い。
5c天門
5c天門の主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・各多色の巨大ブロッカーで盤面制圧 ・カウンター性能が非常に高い ・「ボルバルザーク」による決定力 |
「ヘブンズ・ゲート」、所謂天門デッキの開発が進んだ結果誕生したデッキ。手札を大量に消費するためハンデスには弱いものの、「ホーリー・メール」を利用したカウンタートラップで、青緑ブリザードなどの速攻ビートデッキをメタとする。単純に「ヘブンズ・ゲート」の発動を狙う型の他、ハンデスを取り入れミラー対面などを意識した方も存在。
「腐敗勇騎ガレック」や「スカイフレーム・リザード」、「テレポーテーション」などでメタを張られる場面も多くなってきたものの、一枚一枚の単純なカードパワーの高さで、無理やり相手を押しつぶす戦略は強力。
アナカラージャイアント
アナカラージャイアントの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・中盤以降に大型ジャイアントを大量展開 ・闇文明の除去コントロール |
環境初期は、ジャイアントによる中盤以降の圧倒的な展開力はそのままに、「バキューム・ジェル」などでミラー対面や天門を対策できるデッキとして流行していたが、青緑ブリザードの速攻や、序盤のハンデスに対する耐久力の無さが浮き彫りになり、徐々に使用率が低下。徹底的にメタを張られてしまい、動きづらい環境となってしまった。
ただ、「西南の超人」を利用したジャイアントの展開力の高さは、他デッキの追随を許さないまでに強力であり、ポテンシャルの高さは一級品。4色型のデッキなども散見されたため、他色も組み合わせて研究が進むにつれ環境のトップメタに戻る可能性も高い。
青黒バロム
青黒バロムの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・「バロム」による闇文明以外への徹底的なメタ性能 ・豊富なハンデス除去コントロール |
2弾環境より存在する古参なデッキだが、環境が闇文明以外の文明クリーチャーを軸として回ったため、一気に環境デッキの一角へと躍り出た。新規のジャイアントや天門、ウェーブストライカーと言ったデッキのクリーチャーの悉くをハンデス除去と「悪魔神バロム」一枚で一掃できるのが強み。
「西南の超人」に対してメタを張れる「地獄の門番 デスモーリー」や「傀儡将ボルギーズ」と言ったデーモン・コマンドが存在しているのも大きな要因だ。ただ、白抜き4cボルバルと似通ったデッキのため、青緑ブリザードなどの序盤ビートに弱い。
決定力を補うために「無双竜機ボルバルザーク」をタッチ要素で投入する型が主だが、「冥府の覇者ガジラビュート」でリーサルを狙いやすくする型も存在。
シータメイデン
シータメイデンの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・多色小型獣による早いテンポのビート ・「クイーン・メイデン」による序盤からの高火力 |
多色カードが多いためマナ事故を起こしやすい欠点があるものの、序盤から高スタッツの「永刻のクイーン・メイデン」を押し付けられれば、対処できないデッキも多い。
「永刻のクイーン・メイデン」のW・ブレイカーが決まれば相手のシールドが3枚以下になるため、「フォーチュン・ボール」のドローソースを活かしやすく、「霊鳥と水晶の庭園」などの強力なバウンスも豊富など、デッキバランスも優れている。
また、白抜き4cボルバル相手には「一徹のジャスパー」などのメタとなるカードも積まれているため、環境トップメタのデッキに優位を取れる大きなメリットも持つ。ただし、天門系の強力なS・トリガーカウンターを得意とするデッキは苦手としている。
赤白速攻
赤白速攻の主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・環境最速を誇るビート速度 ・豊富なスピードアタッカー ・タップカウンターによる逆転性能 |
赤白速攻は、4弾で新たに実装されたカードによって、環境に姿を現したデッキだ。1弾環境からアーキタイプとして存在してはいたものの、カードプールの狭さから環境に姿を見せずにいた。
前弾環境最速を誇る赤緑速攻に遜色ない速度に合わせて、光文明のタップカウンターによる大逆転も狙いやすく、赤緑速攻に取って代わる格安速攻デッキとして広まり始めている。
カウンターに優れる天門や、盤面の制圧力に長けるウェーブストライカーは苦手としているものの、S・トリガー運に恵まれれば、相手に何もさせずに倒しきるポテンシャルを持つ。
ドロマー天門
ドロマー天門の主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・「ヘブンズ・ゲート」で多色/光文明の大型ブロッカー展開 ・「アルカディアス」の運用が容易 ・安定したドローソース |
4弾環境直後に流行った天門デッキだが、5c天門が開発された結果姿を徐々に消しているデッキ。5c天門との明確な差別化ができる訳では無く、投入できるブロッカーが制限されてしまうため、カードの単体パワーでも負けやすい。
強いて差別化できる点を挙げるのであれば、闇文明のハンデス除去コンを投入しやすく、「アルカディアス」も投入しやすいため、流行りの白抜き4cボルバルに対してある程度対抗できる点だろう。
現状天門デッキは5c型を煮詰めたほうがデッキパワーを上げやすく、敢えてドロマー型の天門を使う意味は薄い。
クローシスボルコン
クローシスボルコンの主な採用カード |
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デッキの特徴 |
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・ハンデス除去コントロールで相手のリソースを徹底消去 ・「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」のシールド焼却 |
環境に天門を代表としたS・トリガーのカウンターを得意とするデッキが増えたため、シールド焼却効果を持つ「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」が注目された結果、1〜2弾環境で活躍したボルコンが一部で復活。そもそもハンデス除去コントロールが環境に刺さり、「炎槍と水剣の裁」と言ったカラー相性の良い新カードが増えた影響も出ていると考えられる。
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以前の環境考察記事まとめ
以前の環境考察記事も掲載中。環境を振り返ることで新たな発見やメタ関係を見つけ出せる可能性もある。以下リンク先では以前の環境記事のまとめやデッキ相性表、環境デッキの対策方法を掲載しているため、ぜひ参考にしていただきたい。