第2弾環境

【デュエプレ】新弾初期環境振り返り

編集者
デュエプレ攻略班
最終更新日

デュエプレ/デュエマプレイスの新環境初週について振り返る。アストラル・リーフやバジュラの初期環境を終えての評価や、今後の環境展望などを予想しているためぜひ参考にどうぞ。

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バジュラとリーフの評価は?

超竜バジュラの評価

超竜バジュラ

現状ではカードプール不足でTier1入りは難しい?

リリース前発表でプレイヤーに絶大な衝撃を与えた「バジュラ」だが、実際にランクマッチ環境で運用してみた結果、現状のカードプールの中で「バジュラ」の能力を最大限に発揮するのは難しいと感じた。以下詳細を述べていく。

進化元に恵まれていない

軽量進化元ドラゴンの例
黒神龍ゾルヴェール 紅神龍メルガルス 黒神龍ギランド
TCG版の進化元の例
ジャックライドウ ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つ進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする。

「バジュラ」の進化元で優秀なカードとして「ゾルヴェール」が挙げられるが、それ以外のカードの性能は比較的低いものとなっている。「バジュラ」を軸とするデッキを構築するには、無理やり「ゾルヴェール」以外の進化元ドラゴンも投入する必要があり、デッキパワー低下の要因にもなっている。

また、基本的な進化元にパワー4000が多く、新規カードの「サウザンド・スピア」などで進化元を潰され、メタられやすいのも原因だ。

他ランデスカードが充実していない

TCG版のランデスカード例
マナ・クライシス ■S・トリガー
■相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
ミルドガルムス ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。その後、自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置く。

「バジュラ」以外のランデスカードが存在しないということも、「バジュラ」が活躍できない要因となっている。TCG版の環境を例にしてみると、「バジュラ」が環境に出てきた時期は他ランデスカードが充実してきた時期であり、出てきた当初から環境上位に君臨していたわけではない。

「バジュラ」がTCGで流行った当時は、他ランデスカードで相手のマナ加速を抑えながら、「バジュラ」というフィニッシャーに繋げられたため、「バジュラ」の強力なランデス効果をさらに活かせる環境となっていたのだ。

デュエプレ独自のS・トリガー環境が逆風となる

アクア・サーファー デーモン・ハンド

デュエプレの環境は盤面に召喚できるクリーチャーの数が7体に制限されているため、初期からS・トリガーの影響力が強い環境となっている。

どうしてもコストが全体的に重いドラゴンで進化という過程を得るにあたって、通常のクリーチャーと違い盤面を一つ犠牲にすることに等しい。「デーモン・ハンド」や「アクア・サーファー」といった強力なS・トリガーがフル投入される昨今では、1度でもS・トリガーを踏むと、それが致命傷となることも少なくない。

また、新環境は速攻ビートが中心ということも有り、S・トリガー焼却により逆転を許さない「ボルメテウス」の期待値が大きくなっており、現状では存分に力を振るえない「バジュラ」よりもフィニッシャーとして「ボルメテウス」を使った方が環境に適しているという理由もある。

アストラル・リーフの評価

アストラル・リーフ

速攻デッキの救世主

パワー3000に下方修正されたのは手痛いが、3枚ドローが強力であることは変わり無く、デュエプレでも幅広い速攻デッキで活躍が見込めるカードといった印象だ。途切れない速攻デッキほど恐怖を感じるデッキは無い。

全てのデッキで採用される程のパワーはない

リリース前ではほとんどのデッキで採用される程のパワーを秘めているのでは?という評価だったが、1コスト進化元の不在で最低でも3ターン目からの召喚に限られる点や、パワー3000への低下の影響も受け、投入するのであればほぼ速攻デッキに限られるという評価へ変わった。

特に進化元である2コストクリーチャーにデッキの大半が縛られるという点がネックとなり、デッキ構築の拡がりを狭めている。

1枚ハンデスも効きやすくなった

ゴースト・タッチ

TCG版の頃であれば、1コストクリーチャーから「アストラル・リーフ」へ繋がる2ターン速攻が決められ、1枚ハンデスがほぼ意味の無いものと化していたが、デュエプレでは3ターン起動となったため、その前に進化元や「アストラル・リーフ」本体を墓地に落とせる「ゴースト・タッチ」の1枚ハンデスも十分活躍する環境となっている。

総合すると強すぎず弱すぎず?

新パックリリース前は、環境を壊すほどの活躍を見込まれた「アストラル・リーフ」だが、2コストクリーチャーに止められるパワーへの弱体化、1コスト進化元の不在が予想以上に響き、手札にパーツが揃わない場合の不安定さも考えると、強すぎず弱すぎずといった評価だ。

新弾初期環境と今後の展望について

初期は昔懐かしのデッキが顔を見せるが・・・

紅神龍バルガゲイザー

新弾初期の環境では、連ドラやバジュラが軸のデュエマを経験した人であれば昔懐かしのロマンデッキが見られる傾向があったが、次第に「アストラル・リーフ」を軸にした速攻デッキが環境を蹂躙。「アストラル・リーフ」の強さを見せつける環境となっていた。

ドロマーデッキも人気

聖天使クラウゼ・バルキューラ 守護聖天グレナ・ビューレ

イニシエートやガーディアンを軸にした光・闇・水文明のドロマー型のデッキも人気となっている。タップキル性能の高さで速攻デッキにも張り合える強さを示し、今後のメタデッキの一つになる可能性は高い。

今後の環境は速攻とコントロールの2極化?

速攻デッキに「アストラル・リーフ」が加わり、非常にデッキパワーを高めており、弱点であったコントロール型デッキでも、上手く回転した速攻デッキは止められない事象が発生している。

コントロール型のデッキもチャージャー呪文などが加わり強化され、速攻デッキ1強の環境とはならないと予想されるが、速攻デッキが明らかな強化を受けた現状、前環境で存在していたミッドレンジ型の中速デッキが淘汰される可能性も有る。

以前の環境考察記事まとめ

以前の環境考察記事も掲載中。環境を振り返ることで新たな発見やメタ関係を見つけ出せる可能性もある。以下リンク先では以前の環境記事のまとめやデッキ相性表、環境デッキの対策方法を掲載しているため、ぜひ参考にしていただきたい。

以前の環境考察記事まとめ

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