【デュエプレ】環境考察【バジュラカップ前期】
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デュエプレ/デュエマプレイスのバジュラカップ前期までの環境を振り返る。環境の中心となっているデッキの振り返りや新弾環境の特徴をまとめているため、環境把握の参考にどうぞ。
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バジュラカップ前期までの流れ
初期はリーフ速攻系が猛威を奮う
新弾環境初期とも言えるバジュラカップ初日からは、注目を集めていた「バジュラ」を扱うプレイヤーがまだ多く存在したこともあり、速度に弱いという弱点をつくため「アストラル・リーフ」を軸にした速攻デッキが一気に環境の中心へと躍り出た。
速攻デッキでは有るまじきリソースの確保能力に優れ、従来の速攻デッキよりもクリーチャーの展開性能の底上げに繋がっている。
赤青速攻のデッキレシピ |
青緑速攻のデッキレシピ |
青単速攻のデッキレシピ |
ドロマーカラーのデッキも散見
使用するSRカードが非常に多く、構築難度が非常に高いデッキであるイニシエートとガーディアンのドロマーカラーデッキだったが、初期から使用しているプレイヤーも散見。
小型獣ですら手が付けられないほどの強化を受ける「ペトローバ」を軸とした強力な種族強化によって、Tier1候補として初期から活躍するデッキとなった。
ドロマーイニシエートのデッキレシピ |
ドロマーガーディアンのデッキレシピ |
ボルコンデッキが復活
初期の第2弾環境ではあまり触れられていなかったボルコンだが、除去耐性を持つ「ペトローバ」や「アストラル・リーフ」のクリーチャー展開力に対抗できる「サウザンド・スピア」とチャージャー呪文のコンボ性能に焦点を当てたクローシスカラーのボルコンデッキが徐々に猛威を奮い始めた。
「アストラル・リーフ」や「アクアン」と言った大量リソースの獲得に優れたカードの追加で「ロスト・ソウル」の需要が高まり、コストが重いというネックもチャージャー呪文が解消している。
レベリオン・クワキリが注目される
手札を潤沢に蓄えるデッキが増えたため、相手の手札枚数でパワーが上下する「レベリオン・クワキリ」が環境に多く見られることとなる。主に青緑の速攻デッキで活躍し、序盤の対抗札が無ければ何も出来ず押し込まれることも珍しくない程のカードパワーを誇った。
環境の裏では赤緑速攻も大暴れ
環境の裏ではシールドを削る速度に重点を置いた、最も速さに優れた速攻デッキである赤緑速攻デッキも密かに暴れていた。他速攻デッキに類を見ない1コスト獣の多さやスピードアタッカーで、既存の速攻デッキを置き去りにする速さを秘めている。
第1弾環境では優秀な低コスト獸は火文明に集中していたため、あまり注目されていなかったデッキタイプだが、第2弾で自然文明に「怒髪の豪腕」などの優秀な低コスト獣が加わった影響で強化を受けたデッキタイプの一つとなった。
アクアンブラックが徐々に環境を押し上げる
闇文明を中心としたビート戦略と除去コントロール戦略をバランス良く熟すアクアンブラックも徐々に注目され始める。特に「悪魔神バロム」が投入されるようになってからはTier1デッキへ踊り出ることとなる。
「バロム」が投入されるようになった背景としては、「アクアン」や「ボルギーズ」などの第1弾では無かった序盤を支えるカードの充実化や、そもそも環境に闇文明軸のデッキが少なく、「ペトローバ」の強力な種族強化ビートすら壊滅させられる「バロム」は非常に環境とマッチしていたことが挙げられる。
採用カードによっては速攻対策に寄せることや、ビート面を強化することもできるため、あらゆる環境に対応しやすいデッキとなっている。
最終的にネクラ二角コントロールが流行
バジュラカップ中期の環境では「アストラル・リーフ」を軸とする速攻とボルコンのほぼ2極化となっていたため、速攻を封じるハンデスと除去コントロールに刺さる「アルカディアス」「二角の超人」を軸にしたネクラ二角コントロールデッキが急増。
「アストラル・リーフ」の進化前潰しや「ロスト・ソウル」発動前ターンなどの重要な場面で未だに真価を発揮する「ゴースト・タッチ」や「ブレイズ・クロー」と相打ちが狙える「汽車男」の1枚ハンデスも徐々に評価を回復し、大量にデッキへ投入されている。
「二角の超人」は第1弾環境から除去コン相手に相性が良いカードとして注目されていたため流行るのは必然とも言えるが、「ロスト・ソウル」が流行した影響でデッキトップから引いてきた際に1枚でテンポの回復が可能なカードとしても需要が高まっている。
環境考察まとめ
一枚ハンデスの評価が見直される
新弾カードの追加でリソース確保が容易になった環境であったため、初期の頃は「ゴースト・タッチ」や「汽車男」などの1枚ハンデスが軽視される状況だったが、「アストラル・リーフ」着地前や「ロスト・ソウル」発動前などの真価を発揮できる場面が分かりやすくなったため、評価が回復している。
速攻と除去コンの2極化
基本的には速攻とコントロールの2極化が進んでおり、中速ビート系のデッキと言えば、ドロマーやアクアンブラックなどの中速ビートに除去コントロールが混じったデッキが中心で、第1弾の様なシータビートなどの純粋な中速ビートは姿を消している。
恐らく「アストラル・リーフ」を軸にした苦手な速攻デッキが蔓延しているということもあるが、コントロールを相手にしても自然を入れずにチャージャー呪文でマナ加速が行え、手札を蓄えても「ロスト・ソウル」が飛んでくることが影響している。
クリスタル・パラディンの需要も上がるか?
環境に比較的ブロッカーを多く含むネクラ二角コンが増加してきたことでビート系デッキでは「クリスタル・パラディン」の需要が上がってくることが予想される。対して手札を多く消費する「ブレイズ・クロー」などの超軽量クリーチャーはハンデスによる早期のリソース枯渇に繋がるため投入を控えた方が良いだろう。