【デスストランディング】世界観の解説（ネタバレなし）とデススト用語集

デスストの概要

分断されたアメリカの繋がりを取り戻す物語

デスストの舞台は、近未来の北アメリカだ。北アメリカは、「デス・ストランディング」と呼ばれる怪異によって都市間の繋がりが分断されていた。

北アメリカを再び1つにするため、「伝説の配達人」である主人公・サムは、各地の「カイラル通信」の起動を大統領より依頼される。謎の敵BTや、配達依存症のミュールを退けながら、サムは冒険に出る。

重量システムを搭載した配達ゲーム

各地のカイラル通信を起動させるため、主人公・サムは様々な物資の配達を依頼される。物資には重量があり、サムは道程でバランスを崩したり時には転倒する。

重量システムのせいで、最初は普通に歩くこともままならない。物資の重量バランスをコントロールし、目的地まで無事に物資を届けることがデスストの醍醐味だ。

デスストの世界観の解説

ヴォイドアウト（対消滅）

ヴォイドアウトとは、BTと呼ばれる幽霊のような存在と人間が接触すると起こる現象だ。ヴォイドアウトが発生すると、町一帯が消滅する規模のクレーターが出現してしまう。

BTと人間の接触によるヴォイドアウトを利用したテロリズムも行われており、テロの牽引者・ヒッグスはサムの前に立ちはだかる。BTだけでなくBTを利用するヒッグスもまた、アメリカを分断させる大きな原因だ。

時雨（タイム・フォール）

時雨とは、「デス・ストランディング」という天変地異後に降るようになった雨で、触れたものの時間を早め劣化させる特性を持つ。触れたものが生物なら老い、建築物や機材なら劣化してしまう。

ゲーム中では、時雨に降られるとサムの荷物が劣化するという大きなデメリットがある。そのため時雨を防いだり、時雨の降る地帯を迂回して進むことが必要だ。

カイラル通信

カイラル通信は、北アメリカ大陸に存在する「カイラル結晶」と呼ばれる鉱物を利用した通信網だ。大容量の情報の受送信はもちろん、莫大な量の電力の供給も行えるため、人々の生活に欠かせないライフラインである。

重要なライフラインであるカイラル通信を各地に繋げることが、サムの目的だ。また、カイラル通信をつなげばミュールの位置が分かったりバイクを充電できたりと、ゲーム内でのメリットも多い。

BT

BTとは、天変地異「デス・ストランディング」以降に出現するようになった幽霊のような存在だ。通常の人間は感知できず、サムのようなDOOMS（能力者）や、BB（ブリッジ・ベイビー）を装備した人間にのみ、モヤのような形状で見える。

BTには3種類存在する。人の呼吸と音を感知する「ゲイザー」と、ゲイザーが見つけた人間をタールの中へ引き込む「ハンター」、そして大型で強力な「キャッチャー」だ。ゲーム中、サムは息を止めてしゃがみ歩きをし、BTに見つからないようにする必要がある。

BB（ブリッジ・ベイビー）

BB（ブリッジ・ベイビー）とは、人口羊水とへその緒と共に専用カプセルに収められている胎児だ。BBを装備することでBTを視認できるようになるが、BBの詳細は謎に包まれており解明されていない部分が多い。

ゲーム中、サムはBBを装備しているため、水中や悪路は慎重に踏破する必要が生じる。BBに負荷がかかりすぎるとBBは泣き出し、しまいには自家中毒に陥って機能しなくなってしまうのだ。

ミュール

ミュールとは、「配達依存症」に罹った人々で、ゲーム中何度もサムの荷物を狙って襲ってくる。ミュールは、「自分たちの配達技術こそ世界のシステムを支えている」というプライドが、病的に肥大化した人々なのだ。

目に見えないBTとは違い、ミュールは目に見え、殴打や武器使用で気絶させることができる。ミュールから物資を奪還して冒険を有利に進めることも可能なので、サムは何度も対峙することとなる。

デススト用語集

DOOMS

DOOMSとは、BTの姿を視認できる不思議な力を持った「能力者」のことだ。主人公のサムはレベル2のDOOMSで、BTの気配を感じられる。フラジャイルはサムより高レベルのDOOMSなので、BTの姿をはっきり見分けられる。

帰還者

帰還者とは、BTに飲み込まれた際に生じるヴォイドアウトから生還できる者のことだ。通常の人間はヴォイドアウト時に消滅するが、帰還者であるサムは、あの世とこの世の間「結び目」を経てこの世に生還できる特殊な体質だ。

ネクローシス

ネクローシスとは、人間が死亡して48時間以上経過するとBT化してしまう現象だ。死者を放置するとBTになるため、死体は速やかに焼却しなければならない。ゲーム中、サムがミュールを殺害した場合も同様だ。

オドラデク

オドラデクは、配達人たちが肩に装備しているセンサーのことだ。地形に対して使うと地形の危険度を測量してくれる。またBT探知機能も搭載しており、BTが近くにいると光ったり回ったりしてBTの存在を知らせてくれる。

ブリッジズ（BRIDGES）

ブリッジズとは、アメリカ大統領ブリジットが、アメリカ再建のために設立した組織だ。長官のダイハードマンやデッドマンなど、サムをサポートしてくれる心強いメンバーが所属している。

UCA

UCAとは、United Cities of America（アメリカ都市連合）の略だ。アメリカ大統領の目的は、孤立した都市を再び繋ぎ直し、UCAを設立すること。サムはカイラル通信網を拡大し、各都市をUCAに加盟させる任務を依頼されている。

分離破壊主義者（ディメンス）

分離破壊主義者（ディメンス）とは、アメリカ再建の阻害を目論むテロリスト集団だ。人間を殺害しBT化させ、ヴォイドアウトを引き起こして各地を破壊している。サムの前に立ちはだかるヒッグスも、分離破壊主義者の一人だ。

プレッパーズ

プレッパーズとは、人々との繋がりを持たず孤立して暮らす人々の総称だ。プレッパーズは独立したシェルターに住んでおり、サムが配達依頼を達成すると報酬をもらえる。他にも、親密度が上がるメリットがある。

結び目

結び目とは、あの世とこの世の境である場所だ。サムがBTに飲み込まれると「結び目」へ移動する。結び目には他の世界のサムや、物資などが浮遊している。サムは「帰還者」であるがゆえ、結び目で自分の肉体へ生還できる。

クリプトビオシス

クリプトビオシスとは、デスストの世界ではありふれた芋虫だ。クリプトビオシスは時雨に耐性があるため、食べると時雨への耐性がつくとして配達人の間では重宝がられている。ゲーム内では食べると血液ゲージを回復する。

ビーチ

ビーチとは、各個人が有する「あの世」に似た空間で、各個人の心象風景のようなものが投影される。従って「ビーチ」の形や規模は、個人により異なる。ビーチを利用した空間移動の技術（フラジャイルジャンプ）なども、デスストの世界では研究されている。

デスストの登場人物

サム・ポーター・ブリッジズ

サム・ポーター・ブリッジズは、デスストの主人公だ。「伝説の配達人」と呼ばれており、BTの気配を感じられるDOOMS「能力者」でありながら、ヴォイドアウトから生還できる「帰還者」でもある。

特異な体質ゆえ、サムの排泄物は研究対象であり、排泄物からグレネードなどの武器の精製も可能だ。サムは他にも「接触恐怖症」や「カイラル・アレルギー」など特殊な体質を有する。

サムのキャラ設定とネタバレ解説

アメリ

アメリは、アメリカ初の女性大統領であるブリジットの娘で、大統領に就任した。アメリカ統一のために奔走していたが、西海岸でテロリストに捕らわれている。

アメリはサムにアメリカ統一のための協力を依頼する。また、アメリは肉体が「ビーチ」にあるため、時を経ても外見が変わらない。

アメリのキャラ設定とネタバレ解説

クリフ

クリフは、サムがBBと接続するたびに見るフラッシュバックの中に登場する人物だ。BBの研究者のように思われるが詳細は定かではない。ゲーム中ではBBに「パパだよ」と話しかけるムービーも存在する。

クリフのキャラ設定とネタバレ解説

ダイハードマン

ダイハードマンはブリッジズの長官で、サムにアメリの救出を依頼した。同時に、サムに助言を与え、サムの旅を遠隔でサポートする存在でもある。

ダイハードマンのキャラ設定とネタバレ解説

フラジャイル

フラジャイルは、フラジャイル・エクスプレスの配達人であり、サムと同じDOOMSである。また、フラジャイルは「フラジャイル・ジャンプ」という特殊な力を持っており、サムの移動を大幅にサポートする。

フラジャイルのキャラ設定とネタバレ解説

ヒッグス

ヒッグスは、アメリカ統治を阻害する分離破壊主義者（ディメンス）のテロリストだ。BTを召喚する力を持っており、BTを利用して何度もサムの前に立ちはだかる。

ママー

ママーもブリッジズのメンバーであり、様々な有益な情報をサムに提示してくれる。また、サムの役に立つ装備の開発を行う。

ママーのキャラ設定とネタバレ解説

デッドマン

デッドマンはブリッジズのメンバーで、ダイハードマンと共にサムをサポートする。サムの装備するBBのメンテナンスなどを担当してくれる。

デッドマンのキャラ設定とネタバレ解説

ハートマン

ハートマンはブリッジズの一員で、心停止する体質のために常にAEDを装着している。サムの体質について研究しており、排泄物からのグレネード開発なども担当する。

ハートマンのキャラ設定とネタバレ解説

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