【遊戯王デュエルリンクス】ヴォルカニック・ウォールは強いのか?
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- デュエルリンクス攻略班
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遊戯王デュエルリンクス攻略班ライターの日常プレイに関する小ネタを掲載するコラム記事。デッキ構築のポイントや細かいプレイングなどを1週間に1回のペースで紹介していく。
©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
©Konami Digital Entertainment
ヴォルカニック・ウォールについて
はじめに
今週の担当 ▶りっくデュエルリンクス攻略班の新入り。ウィッチクラフトの申し子。新レギュ環境で思ったほどウィッチクラフトが強くなくて絶望している。 |
12月6日にオリカの「ヴォルカニック・ウォール」がデュエルリンクスに実装された。「ウォール」という名称から連想される防御性能は一切なく、何が「壁」なのかイマイチ不明。
しかし、カード効果は非常に優秀で可能性の塊と言える。今週のコラムでは、ヴォルカニック・ウォールについてりっくの熱い思いをぶつけていく。
オブライエンのレベルアップ報酬
「ヴォルカニック・ウォール」は、現在開催中のイベント「DDキャッスル侵攻編」で獲得できる「オースチン・オブライエン」のレベル45報酬だ。攻撃スキップと引き換えに、デッキトップからカードを3枚墓地に送る永続魔法。いわゆる「墓地肥やしカード」である。
「悪さ」をするカードの典型
ウォールは、典型的な「悪さをするカード」、すなわち運営が意図してない使われ方をするカードになると予想できる。それらのカードは色んなデッキに「出張」することが多く、これまでも「ネオス・フュージョン」や「光の援軍」などが数多くのデッキに出張してきた。
出張カードの多くは墓地肥やし系カードだ。墓地肥やしカードがことごとくリミットにぶち込まれている現状で、運営はまた新たな墓地肥やしカードを実装したと言える。しかも、毎ターン使えるのだ!運営はなぜ学ばないのか。
ヴォルカニック・ウォール |
オブライエン詳細 |
DDキャッスル侵攻編 |
光の援軍 |
ネオス・フュージョン |
ヴォルカニック・ウォールの使い道
墓地肥やしデッキで採用
「ヴォルカニック・ウォール」は、墓地肥やしがメインギミックとなるデッキと非常に相性が良い。特に、先攻で使用した場合、「攻撃宣言のスキップ」の制約が制約にならないため、ただただ使い得だ。
非速攻系デッキでの使用がおすすめ
「ヴォルカニック・ウォール」の攻撃宣言スキップという制約は、デュエル中盤から終盤にかけては意外に重たい。墓地を肥やしてモンスターを展開しても、結局攻撃できず盤面を制圧できない事態が発生するからだ。
したがって、墓地を肥やしつつも攻め急ぐ必要がないデッキに採用するのが良い。墓地肥やし系デッキすべてと相性が良いわけではないことに注意しよう。
ヴォルカニック・ウォールが使えるデッキ
ウィッチクラフトデッキ
おそらく、現環境で「ヴォルカニック・ウォール」と最も相性が良いのがウィッチクラフトデッキだ。魔法とモンスター効果のコンボで攻めて守るウィッチクラフトでは、アドバンテージしか産み出さない。
魔法カードはエンドフェイズに手札に戻る
ウィッチクラフト魔法カードは、自分のエンドフェイズに手札に戻る共通効果を持っている。つまり、「ヴォルカニック・ウォール」で墓地に送ることが手札を増やす行為に繋がるのだ。
罠カードには墓地効果がある
ウィッチクラフト罠カードには墓地効果がある。マスターピースは墓地から魔法カードを除外し、デッキからウィッチクラフトを特殊召喚できる。また、パトローナスは自身を除外して除外ゾーンのウィッチクラフト魔法を手札に回収する効果を持つ。
他にも、下級モンスターにも墓地効果があり、基本的にウィッチクラフトカードなら何が落ちてもラッキーだ。
ウィッチクラフト・コラボレーション |
ウィッチクラフト・サボタージュ |
ウィッチクラフト・デモンストレーション |
ウィッチクラフト・マスターピース |
ウィッチクラフト・パトローナス |
堕天使デッキ
かつての環境TOPデッキの「堕天使」も相性が良いと言える。堕天使デッキは墓地からの特殊召喚をしたり、墓地カードの回収をしたりと、とにかく墓地に依存している。「ヴォルカニック・ウォール」は十分初動札になるだろう。
堕天使の戒壇で蘇生
「ヴォルカニック・ウォール」で墓地に落とした堕天使モンスターを手札の「堕天使の戒壇」で蘇生するだけで初動となる。堕天使モンスターが複数墓地に落ちていれば、1ターンで上級モンスターが2体展開可能だ。
アムドゥシアスで堕天使カードが回収可能
「ヴォルカニック・ウォール」は、手札の堕天使カードを1枚切り、墓地の堕天使カードを手札に回収する「堕天使アムドゥシアス」とも相性が良い。墓地に「堕天使の追放」が落ちれば、好きな堕天使カードをデッキからサーチできるため、やりたい放題となる。
堕天使の戒壇 |
堕天使アムドゥシアス |
堕天使の追放 |
その他採用候補デッキ一覧
墓地ギミックが重要となるデッキは他にもたくさんある。以下は、りっく目線の「ヴォルカニック・ウォールと相性が良さそうなデッキ一覧」である。現在「ヴォルカニック・ウォール」は1枚しか実装されていないため、どのデッキにも採用しやすいはずだ。ぜひ試してみよう。
ヴォルカニック・ウォールが使えそうなデッキ一覧 | |||
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サンドラ |
磁石の戦士 |
クリストロン |
レヴィオニア |
武神 |
ヴェンデット |
魔妖 |
ヴァンパイア |
ヴォルカニック・ウォールはぶっ壊れか?
環境を壊すレベルではない
最後に、実際「ヴォルカニック・ウォール」がどの程度脅威なのかについて考えたい。結論としては、あくまで墓地肥やしの一手段に過ぎないと言えるだろう。結局の所1枚しか実装されていないため、ランク戦などで頻繁に被害を受けることは少ないはずだ。
先攻時に初手に来る確率は、20枚デッキで20%、25枚デッキで16%、30枚デッキで13%程度。すでに墓地肥やし手段が豊富なデッキに追加するなら良いが、ウォール1枚に依存した墓地肥やしギミックはあまり役に立たないだろう。使う際には注意が必要だ。