【遊戯王デュエルリンクス】不知火がオノマトに有利か検証してみた
遊戯王デュエルリンクス攻略班ライターの日常プレイに関する小ネタを掲載するコラム記事。デッキ構築のポイントや細かいプレイングなどを1週間に1回のペースで紹介していく。

©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
©Konami Digital Entertainment
今回のコラムについて
オノマトと不知火の相性を検証
今回のコラムでは、「最強デッキランキング」SSランクのオノマトデッキと、オノマトに優位を取りやすいと言われることが多い不知火デッキとの相性を検討する。プレイヤーの熟練度や採用札に応じて勝率は変動するが、ユーザーの皆様が両デッキを使う際の参考になれば幸いである。
やり込むほどに理解が深まるマッチアップ
不知火vsオノマトは対戦すればするほど理解が深まっていく対面。不知火側は罠の撃ち方の精度が上がり、オノマト側は相手の罠を踏みながら展開する方法が身についていく。苦手な人も諦めず何度も調整を重ねよう。
最強デッキランキング
担当ライターと使用デッキ
主にりっくがオノマトを、恋次郎が不知火を使用した。プレイングの違いによる相性関係の偏りを避けるため、一通り確認した後にデッキを交換して再検証も行った。
検証結果と相性分析
今回はオノマトが勝ち越し
計11戦中、オノマトが6勝、不知火が5勝となり、今回はオノマトデッキが勝ち越した。先攻を取った方が自由に動けるため、基本的に先攻側が有利と言える。
相性は五分に近い
今回はオノマトが勝ち越したが、数を重ねれば限りなく5分寄りの勝率に近づくと考えられる。不知火が勝つためには安定して罠を2伏せ以上する必要があり、初手でモンスターを引きつつ罠を2枚以上構える確率は70%越えとかなり高い。罠の撃ちどころさえ見誤らなければ十分戦える。
発狂する恋次郎
検証の過程でりっくのオノマトのプレイングが向上すると事態は思わぬ方向に向かった。不知火を使って段々と思うように勝てなくなった恋次郎は発狂し、突如オノマトをピンポイントでメタり始める。
「連鎖除外」で「ガガガシスター」を除外してご満悦。一応対策札なのかもしれないが、もちろん当該レシピでの対戦結果は勝敗にカウントしていない。
オノマトと不知火の戦い方
不知火目線の戦い方
| 戦い方のポイント |
| シスターをロックするか効果を止める |
| エクシーズをさせないように罠でモンスターを処理する |
不知火側は罠の使い方が最も重要となる。特に「ガガガシスター」周りの処理を最優先しよう。オノマトデッキはエクシーズをしないと戦えないため、エクシーズまでの動きに妨害をかけるか、出てきたエクシーズ体を「底なし落とし穴」でロックする戦い方が基本だ。
オノマト目線の戦い方
| 戦い方のポイント |
| 「ガガガヘッド」を安易に出さない |
| 「サイクロン」は罠を全処理する時まで使わない |
| 先攻はトレミスでOK |
オノマトvs不知火戦では、基本的にオノマト側の方が乗り越えるべき課題が多いため慎重なプレイが求められる。相手に罠が2枚ある状態で安直にワンキルを狙いに行くと、キルを取れないばかりか後続確保さえ難しくなるため注意しよう。
先攻はトレミスでシスターを回収

先攻時は「ガガガシスター」と「ズバババンチョーGC」で「セイクリッド・トレミスM7」を立てるだけで十分だ。ATK2700を越えてリシドがワンキルしてくることはまずないからだ。先攻でトレミスの効果を使いシスターを手札に戻せば、返ってきたターンで再び強い動きが可能だ。
後攻はじっくり攻める

相手が3伏せの場合、手札に「サイクロン」を持っていたとしてもすぐに撃たず、バックをすべて剥がせるタイミングまで抱えよう。基本は墓地蘇生を利用してモンスターを展開することでエクシーズ召喚の圧をかけ、相手に罠を使わせるのが大事だ。
なお、「ガガガヘッド」は墓地のモンスターを蘇生させるが、相手に罠がある序盤で使うのは厳禁。「底なし落とし穴」でロックされると自分のモンスターを処理する方法がほぼなくなってしまい、その後の展開がやりづらくなるからだ。
| 墓地利用で重要になるカード |
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ドドドドワーフGG 場に「ゴゴゴ」か「ドドド」がいれば墓地から自身を特殊召喚可能。バンチョーやオノマトピアが場にいればさらなる展開に繋げられる。 |
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ズバババンチョーGC 墓地の「ゴゴゴ」か「ドドド」を特殊召喚可能だ。打点が1800と下級の割に高く、相手の下級モンスターに突破されにくい点がGood。 |
勝つために重要なカード
不知火デッキの重要カード
| 優先度 |
カード |
ポイント |
| 1 |
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フレンドリーファイア相手の効果発動をトリガーに、場のカード1枚を破壊する罠カード。「ガガガシスター」のレベル調整効果に合わせて横のモンスターを破壊するなど使い道が広い。ガイアデッキ等にも刺さるため2枚は採用しよう。 |
| 2 |
 |
底なし落とし穴相手モンスター召喚時に永久的に裏側守備表示へ変える汎用罠。オノマトのエクシーズ召喚を妨害するために使用する。「ガガガシスター」に撃てば後が続かないことが多い。 |
| 3 |
 |
クリボール相手モンスターの攻撃時に攻撃モンスターを表側守備表示に変更する手札誘発。ワンキル防止札として最適であるだけでなく、不知火デッキの場合はまずクリボールケアはされないため意表をつける。 |
不知火デッキの重要カードは、「ガガガシスター」を妨害するカードたちだ。シスターを裏側守備表示にしてロックしたり、他の罠でシスターの効果を妨害するとオノマトの動きを鈍らせやすくなる。
また、必ずしも採用する必要はないが、ワンキルを止める「クリボール」も有用だ。不知火デッキの「クリボール」はまず読まれないからだ。ただし、「クリボール」の分罠カードが減ってしまうため、よほどのワンキル環境にならない限りは無理に採用しなくても良い。
オノマトデッキの重要カード
| 優先度 |
カード |
ポイント |
| 1 |
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禁じられた聖槍ターン終了時まで対象のモンスターが魔法・罠の効果を受けなくなる速攻魔法。安全にエクシーズ召喚を通したり、「ガガガシスター」への妨害をかわすために使用する。 |
| 2 |
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サイクロン場の魔法・罠を破壊する言わずとしれた速攻魔法。ただし、1枚しか割れないためむやみに使用せず、キルを取るときか盤面制圧の布陣を作るときに使おう。 |
オノマトデッキの重要カードは、バックをケアするカードたちだ。特に、あまり使用者は多くないが「禁じられた聖槍」がイチ推し。「狡猾な落とし穴」を喰らいやすくなる点は覚悟しなければならないが、「禁じられた聖槍」によりサンダードラゴンデッキにも強く出れるため想像以上に有用だ。
不知火のデッキレシピ
使用スキル
| キャラ |
スキル |
 |
終わらない罠地獄自分の墓地に罠カードが3枚以上ある場合に使用できる。自分の墓地にある罠カードをランダムで1枚手札に加え、残りの罠カードをすべてデッキに戻す。このスキルはデュエル中に1度しか使用できない。 |
デッキ構築
オノマトのデッキレシピ
使用スキル
| キャラ |
スキル |
 |
オノマト変化手札の「ズババ」「ガガガ」「ゴゴゴ」「ドドド」カード1枚をデッキに戻し、デッキから「ズババ」「ガガガ」「ゴゴゴ」「ドドド」モンスター1体を手札に加える。このスキルはターン中に1度、かつデュエル中に2度まで使用できる。 |
デッキ構築
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