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【FGO】クー・フーリン(キャスター)の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「クー・フーリン(キャスター)/術ニキ/キャスニキ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

クー・フーリン(キャスター)

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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クー・フーリン(キャスター)の元ネタ

クー・フーリン(キャスター)のプロフィール

出典 ケルト神話
地域 欧州
時代 1世紀前後
誕生年月日 不明

出典の詳細

出典はケルト神話のアルスター物語

クー・フーリンの出典は、アイルランドやウェールズで伝承されてきた「ケルト神話」。ケルト神話は「アイルランド神話」と「ウェールズ神話」に分けられており、それぞれ4つの物語群で構成されている。

中でも、クー・フーリンはアイルランド神話の、アルスター物語で中心人物として活躍する。

初出は「Fate/Grand Order」

クー・フーリン(キャスター)はFate/Grand Orderの特異点Fで初登場。ルーン魔術を操るキャスターとして召喚され、偶然出会った主人公たちに味方する。

「炎上汚染都市 冬木」ではマスターが消え、サーヴァントが黒化する中、唯一生存したサーヴァントとして登場。「永遠に終わらないゲームを進める」ために、特異点を維持し続けるセイバーオルタの元に戦いを挑む。

クー・フーリン(キャスター)の人物像

Fate/stay nightに於けるクー・フーリン(ランサー)と同一人物。性格に大きな変化はないが、服装は異なり金属の鎧は身につけない。

キャスターとして現界したことで、導く者としての役割を自らに課していると思しい。真のドルイドではなく、仮初めのそれとして共に在り続ける限り、マスターの行く道を照らしてくれるだろう。

ちなみにランサーの時に使う宝具ゲイ・ボルグは持ち込めず、「キャスターは合わない」とランサーとして召喚された方が性に合うそう。

オーディンの元ネタ

オーディンのプロフィール

オーディンのプロフィール
出典 北欧神話
地域 ノルウェーやスウェーデンなど
時代 不明

オーディンの史実・伝承

世界を創造した神の一人

オーディンは北欧神話に登場する、世界の創造を行った神の一人である。巨人の始祖である「ユミル」を他の神、「ヴィリ」や「ヴェー」と共に殺害。ユミルの身体を元に、世界を構築していった。

知識のために身体を張る

オーディンは知識を得るのに貪欲であり、得るためには自らの首を吊るほどであった。ルーン文字の秘密を得るために、ユグドラシルの木で首を吊り、グングニルに貫かれたまま、9日間も自身を生贄に捧げたのである。

また、オーディンは肖像画などで一般的に、片目が無い状態で描かれる。これはオーディンの知識欲に纏わる逸話が元になっている。

オーディンはユグドラシルの根本にある湖の水を飲めば、膨大な知識を得られる噂を聞いた。ただし、水を飲むには片目を差し出せと番人に求められる。オーディンは知識を得るための代償として、片目を差し出し水に口をつけたのである。

宝具の元ネタ

ウィッカーマン

宝具名 灼き尽くす炎の檻
『ウィッカーマン』
ランク B 種別 対軍宝具
レンジ 1〜50 最大捕捉 100人

宝具説明

無数の細木の枝で構成された巨人が出現。巨人は火炎を身に纏い、対象に襲い掛かって強烈な熱・火炎ダメージを与える。

この巨人の胴部は檻となっており、本来はそこに生贄を押し込める。しかし、宝具として出現した巨人は生贄を収納しておらず、本来収めるべき神々への贄を求めて荒れ狂う。

これはルーン魔術の奥義ではなく、炎熱を操る「ケルトの魔術師」として現界したクー・フーリンに与えられた、ケルトのドルイドたちが操るべき宝具である。

宝具名の由来

古代ガリアで進行されていたドルイド教における生贄の一種「ウィッカーマン」が由来。

オホド・デウグ・オーディン

宝具名 大神刻印
『オホド・デウグ・オーディン』
ランク A 種別 対城宝具
レンジ 1〜80 最大捕捉 500人

宝具説明

今風に言うとマトリクス・オーダイン。真名開放と共に、スカサハより授かった原初の18のルーンすべてを同時に起動する事で発動する宝具。北欧の大神オーディンの手にしたルーンの力が一時的にではあるが解放され、敵拠点に大規模な魔力ダメージを与える。

さらに生存している敵のバフ効果を全解除し、各能力パラメーターを強制的に1ランク減少させ、常時発動の宝具を有していた場合は1~2ターンの間停止する。極めて強力な奥の手だが、FGO中では基本的に使用されない。オーディンによる使用制限が掛けられている可能性もあるが、詳細については不明。

宝具名の由来

「オホド・デウグ」はスコットランド・ゲール語で数字の18を指す。スコットランド・ゲール語は、スコットランドで話されるケルト系言語のこと。「オーディン」は北欧神話の主神・オーディンそのもの。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

特異点Fでの謎

特異点Fでは唯一シャドウサーヴァント化していなかったが、何故生き残れたのかは不明。また、特異点Fの異常の仕組みを知っているそぶりを見せていた。

そもそもFGOの世界で行われた冬木の聖杯戦争で召喚されたキャスターは、クー・フーリンではなく別のサーヴァントだった。これは、別の世界のデータが入り交じった結果発生したコリジョンだとされている。

4周年記念のメモリアルクエストでは特異点Fのクエストが存在し、何故か味方だったクー・フーリン(キャスター)が敵として登場。名前はクー・フーリンではなく、キャスターとして真名は伏せられていた。

オーディンとの関わり

クー・フーリン(キャスター)は所持する宝具の関係もあって、オーディンとの関わりが噂されている。信憑性はともかく、オーディン自身かオーディンと習合した姿という考察もある。

また、バレンタインイベントでは「人理再編」という単語を口にしており、第2部の異聞帯との戦いと何か関わりがある可能性もある。

クー・フーリン(キャスター)=オーディンとする根拠
スカサハから授かったとされるルーン魔術は北欧神話が由来
海外版の絆礼装の名前が北欧神話に深く関わるユグドラシル
┗海外版だと「Yggdrasil Tree(ユグドラシル・ツリー)」
最終再臨でクーフーリンの逸話にはない2頭の狼を連れている
┗オーディンの使い魔「ゲリ」と「フレキ」
第1再臨でフードを被っている
┗オーディンが自身の隻眼を隠して正体を誤魔化す行動
スキル使用時「あいにく首はもう吊らねえよ」と発する
┗オーディンが首を吊った逸話に由来
FGOマテリアルでシグルドが反応している
クーフーリンなら必ず持っている武器、スキルがない

関係の深いサーヴァント

キャラ名 クー・フーリン(キャスター)との関係
アルトリア(オルタ)
アルトリアオルタ
特異点Fで交戦した相手。冬木の聖杯を守護する。
エミヤ
エミヤ
特異点Fで交戦した相手。黒化したアルトリアを守護する。

※Fate/Grand Order material Ⅰ、およびマイルームボイスでは、本来関連のあるサーヴァントに誰とも言及されていない。


参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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