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【FGO】ラーマの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ラーマ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ラーマ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ラーマの元ネタ

ラーマのプロフィール

出典 ラーマーヤナ
地域 インド
時代 紀元3世紀頃
誕生日 不明

出典の詳細

インド叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公

ラーマはインド叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する主人公。インド二大叙事詩と称され、カルナやアルジュナが登場する「マハーバーラタ」と並ぶ。

ラーマの史実・伝承

ラーマの出自

ラーマはヴィシュヌ神が転生した神の化身だった。ヴィシュヌは人々の祈りから、人間にしか倒せない魔王ラーヴァナの討伐を決める。

ヴィシュヌは子供ができないダシャラタ王の元へ行き、王子として生まれることにする。こうしてダシャラタ王の妃・カウサリヤーからラーマが誕生した。

また、ほかの妃であるカイケーイーからバラタ、スミトラー妃からラクシュマナとシャトルグナが生まれている。

シータとの結婚

成長したラーマはミティラーという王国を訪れる。ミティラーの王・ジャナカは、王家に伝わる「シヴァの弓」に弦を張れる者と娘・シータを結婚させると誓っていた。

どんな求婚者もこの挑戦に失敗していたが、ラーマが挑むと弓に弦を張るどころか真っ二つに折ってみせた。こうしてラーマはシータと結婚した。

王国の追放

ダシャラタ王の妃・カーケーイーはラーマが即位すると自身が虐げられるという猜疑心があった。そして、カーケーイーはダシャラタ王にラーマの追放と自身の息子・バラタの即位を訴える。

ダシャラタは過去にカーケーイーに命を救われたため、2つの願いを叶える約束をしていた。そのため、ラーマの追放に反対だったダシャラタは困り果てる。

しかしラーマは潔く追放の命に従い、王宮を去った。妻のシータとラーマの弟・ラクシュマナもラーマについて行き、王宮を去る。

ラーヴァナがシータを連れ去る

追放されたラーマはダンダカの森に行き着くと、魔王ラーヴァナの妹・シュールパナカーに出会う。

シュールパナカーはラーマに一目惚れして結婚を迫るも、ラーマはシータがいることを理由に断る。これを恨んだシュールパナカーは、兄のラーヴァナを唆してシータを連れ去るよう仕向けた。

こうしてラーマはラーヴァナによって、シータを奪われてしまう。

猿王スグリーヴァとの出会い

シータが連れ去られたところを目撃した猿の王・スグリーヴァは、ラーマに助けを求められる。スグリーヴァは協力の代わりに、自分を国から追放した弟・ヴァーリンの討伐を要求する。

ラーマは約束通りヴァーリンを射殺し、スグリーヴァは各地の猿を召集してシータを捜索させた。そして、シータがランカー島にいることが判明すると、ラーマは猿の軍勢を率いて島へ向かう。

ラーヴァナの討伐

ラーマは弟のラクシュマナや、猿の軍勢である猿王スグリーヴァや軍師ハヌマーンらと共にランカー島に辿り着く。

魔王ラーヴァナも弟のクンバカルナや息子のインドラジットらを率いて対抗し、大戦争になった。

だが最後にはラーマがラーヴァナとの一騎打ちに勝ち、無事にシータを取り戻して故国に帰還した。

シータとの別れと最期

ラーマは国に戻り即位するも、民衆の間ではラーヴァナに捕らわれていたシータの貞潔が噂された。ラーマは苦しみ、シータを追放してしまう。

シータはラーマとの2人の子供を生んだ後、自身の貞潔の証明するために貞潔な自分を受け入れるよう大地に訴えかける。

すると、女神グラニーが大地を裂いて現れてシータの貞潔を認める。シータはそのまま大地の中に消えていった。

ラーマはこのことを深く悲しんで後悔し、生涯でシータ以外の女性と結婚せずに亡くなった。

宝具の元ネタ

ブラフマーストラ

宝具名 羅刹を穿つ不滅
『ブラフマーストラ』
ランク A+ 種別 対魔宝具
レンジ 1〜10 最大捕捉 1人

宝具説明

魔王ラーヴァナを倒すために、生まれたときから身につけていた「不滅の刃」。魔性の存在を相手に絶大な威力を誇る。

本来は矢であり、弓に番えて射つものであるがセイバーになりたかったラーマが無理矢理剣に改造した。ただし投擲武器としての性能は捨てておらず、この剣もブン投げる。

宝具名の由来

「ブラフマーストラ」はヒンドゥー教の最高神の1柱・ブラフマーが持つとされる投擲武器。

原典の「ラーマーヤナ」第5巻でもラーマがブラフマーストラを使用する描写が描かれている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

シータとの離別の呪いの有無

FGOでは、英霊になってもラーマとシータは出会えない呪いがかかっている。

これは、猿王スグリーバ(スグリーヴァ)を救うために敵対した猿バーリ(ヴァーリン)を騙し討ちで仕留めたことが原因になっている。

ラーマを許せないバーリの妻は「貴方はたとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない」という呪いをラーマにかけた。

「ブラフマーストラ」の形状

ラーマの宝具「羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)」は本来統合武器であり、矢状の武器ともされている。FGOでの宝具説明では、ラーマが無理矢理剣に改造したそう。

ちなみにカルナの宝具である「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」は、カルナの師匠・パラシュラーマから授かった弓術の奥義と説明されている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ラーマとの関係
カルナ
カルナ
カルナの師・パラシュラーマとは原点で関わりがある。
アルジュナ
アルジュナ
「マハーバーラタ」に登場する同郷の英雄。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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