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【ツイステ】 物語の考察とストーリー(ネタバレ込み)解説

更新日時

ツイステッドワンダーランド(ツイステ)の物語の考察とストーリーのネタバレ解説をご紹介!7つの大罪と寮の対応説や主人公の考察、元ネタや関連作品からの考察も紹介しているので、ツイステ攻略の参考にどうぞ。

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ストーリーのネタバレを含む記事です
本記事はツイステのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
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エース=裏切り者説の考察

エースの姓「トラッポラ」の真意とは?

ハーツラビュル寮の「エース」が裏切り者だという説がある。諸説あるが、エースの姓「トラッポラ(Trappola)」が、「罠、裏切り」という意味を持つことからきているようだ。また、確かにエースは、第1章において寮長の座をかけてリドルに決闘を申し込むので、ある意味では裏切り者だと言える。

しかしエースの「裏切り」によってハーツラビュル寮は結果的に平穏を取り戻した。そのため、確かにエースは「裏切り者」の性質を持つが、その性質によって寮に平和をもたらした、トリックスター的な存在だとも考えられる。

さらに「トラッポラ」とは、ヴェネチアに起源をもつ古いカードゲームだ。ハーツラビュルのキャラたちの名前がトランプに対応していることも考えると、ハーツラビュルはカードゲーム「トラッポラ」のように、個性あるカード(キャラ)同士がぶつかり合うスラップスティックのようだ、とも考察できる。

「トラッポラ」の起源はタロット!

カードゲーム「トラッポラ」の起源はタロットカードだ。後述するように、サバナクロー寮の3名がタロットに対応しているという考察もあるため、「ツイステ」内にはタロットを元ネタとした設定も多々散りばめられている可能性ありだ。

7つの寮と7つの大罪の考察

7つの寮は7つの大罪に対応している?

対応する大罪 対応する悪魔
ハーツラビュル 憤怒 サタン
サバナクロー 怠惰 ヴェルフェゴール
オクタヴィネル 強欲 マモン
スカラビア 嫉妬 レヴィアタン
ポムフィオーレ 色欲 アスモデウス
イグニハイド 暴食 ベルゼバブ
ディアソムニア 傲慢 ルシファー

※寮と大罪の対応には諸説あり。

ツイステの各寮は、「七つの大罪」に対応している可能性がある。七つの大罪とは、カトリック教会の根幹をなす教えで、人間が克服すべき罪のことだ。例えばハーツラビュル寮は、リドルが自身に従わぬ寮生たちに対して憤った末、オーバーブロット化したため「憤怒」に該当すると仮定してみた。

サバナクロー寮は、レオナは優秀な実力を持ちながら、姑息な手段でマジフトで勝利を手にしようとした「怠惰」な行いから。オクタヴィネル寮は、多くの生徒と契約して魔法を奪い、自身の力としようとしたアズールの商法から、「強欲」の可能性が高い。

他、これから配信中の寮についての詳細な情報は不明だ。しかし、恵まれているカリムに対するジャミルの「嫉妬」、美を追求して寮生にも美を強要するヴィルの「色欲」な一面、弟を思うがあまり科学の知識を貪るイデアの「暴食」な思想、人間風情がと見下すマレウスの「傲慢」さから、七つの大罪に分類してみた。

8つの枢要罪の可能性もあり

対応する8つの枢要罪
ハーツラビュル 憤怒
サバナクロー 怠惰
オクタヴィネル 強欲
スカラビア 憂鬱
ポムフィオーレ 色欲
イグニハイド 暴食
ディアソムニア 傲慢
オンボロ寮 虚飾

7つの寮にオンボロ寮を足し、「8つの枢要罪が対応している」とする説もある。確かにオンボロ寮に所属する「グリム」はうぬぼれやであり、枢要罪の1つ「虚飾」が対応する可能性もある。虚飾の通り、現実は「オンボロ寮」だという皮肉も効いている。

7つの社会的罪にも一致している?

対応する7つの社会的罪
ハーツラビュル 理念なき政治
サバナクロー 労働なき富
オクタヴィネル 道徳なき商業
スカラビア 人格なき学識
ポムフィオーレ 良心なき快楽
イグニハイド 人間性なき科学
ディアソムニア 献身なき信仰

7つの社会的罪とは、イギリスで発祥し、インドの思想家・ガンジーが普及した罪の概念だ。例えばハーツラビュルなら、理不尽に首をはねるリドルの振る舞いが「理念なき政治」と一致する。サバナクローなら苦労せずに結果を得ようとするレオナの態度が「労働なき富」となる。

オクタヴィネルなら、まさにアズールのあくどい商法が「道徳なき商業」と重なる。スカラビアやポムフィオーレが「7つの社会的罪」に対応しているかは、今後の物語配信を待とう。

サバナ寮と「タロット」の考察

サバナ勢のユニーク魔法はタロットに対応?

キャラ ユニーク魔法 タロット タロットの意味(正) タロットの意味(負)

レオナ
王者の咆哮 皇帝 男性、権力、経済的成功、物質的成功など 経済的失敗、男性的な不安、弱い支配者など

ジャック
月夜を破る
遠吠え
不安、変化、瞑想 真実が明らかになる、不安を突破するなど

ラギー
愚者の行進 愚者 自由、突飛な発想、旅立ち 向こう見ず、愚鈍、恐ろしい未来など

サバナクロー寮3名のユニーク魔法の名称は、「タロットカード」の3枚に酷似しており、対応の可能性がある。例えばレオナの「王者の咆哮」はタロットの「皇帝」と対応しているとすると、「皇帝」の逆位置の意味は「男性的な不安」「弱い支配者」といった意味となり、レオナの抱える不安とも幾分重なる。

さらにジャックの「月夜を破る遠吠え」に対応の可能性ありのタロット「月」には、遠吠えをする犬の絵柄が描かれている(ライダー・ウェイト版)。また、ラギーの「愚者の行進」に対応の可能性ありのタロット「愚者」は、番号でいうと0にあたるジョーカー的な役割をもつタロットで、ラギーの性格にもどことなく重なる。

主人公(監督生)の考察

主人公だけがヴィランズではない可能性あり

ツイステにおける考察要素として「主人公」は外せない存在だ。基本的にツイステの主人公の性別・出身地等は物語内では「不明」で、ユーザーが自由に設定を投影できる存在となっている。

しかし主人公はクロウリーから「猛獣使いの才能がある(扱いづらい寮生たちを繋げられる)」と言われたり、生徒たちが眠る「棺」から勝手に鍵を開けて出てきてしまったりと、他の生徒たちとは明らかに異なる能力を持つ。

つまり、カレッジの寮生たちが「ヴィランズ」だとすると、主人公は「(ディズニー作品の)ヒーロー」もしくは「プリンセス(性別は関係なく、立ち位置)」を象徴する存在なのかもしれない。いずれにせよ、物語が進行するにつれて、現在は無色透明な存在である「主人公」の謎も明らかになる可能性は高い。

グリムの考察

最終的には闇落ち要素を複合した怪物に?

グリムの元ネタヴィランズは、現状不明だ。しかし、グリム=ツイステの冒頭に出現するモンスターの可能性はないだろうか? なぜならグリムは物語中、黒い「魔法石」を美味しそうに食べており、様々なオーバーブロットの要素をグリムの中に蓄積している可能性があるのだ。

ツイステ冒頭のチュートリアルバトルに出現するモンスターは、猫のような顔をしつつ、蛇の形の尾やタコのような足を有する。つまり、ボス戦で出現する闇落ち魔法士たちのキメラである可能性が高い。もしかすると、将来的に変わり果てたグリムと交戦…の可能性もあるかもしれない。

冒頭のモンスターのモデルは「キマイラ」?

様々な要素を持つ冒頭のモンスターの姿は、ギリシャ神話の怪物「キマイラ(キメラ)」と酷似している。キマイラはライオンの頭、山羊の体、蛇の尾を持ち、口から炎を吐く力を持つ。ちなみに、キマイラはその奇妙な姿から、「理解できない夢」の象徴と考えられている。

ツイステと「エピックミッキー」の考察

ツイステのモチーフは「エピックミッキー」?

ツイステは、ディズニーのゲーム「エピックミッキー」をモチーフにしている可能性がある。エピックミッキーとは、忘れ去られたキャラクターが暮らす「ウェイストランド」を舞台に、主人公のミッキー・マウスが魔法の筆を手にして冒険するアクションゲームだ。

ミッキーが魔法の筆を用いて戦う姿は、マジカルペンで戦うツイステのキャラと似ている。さらに、エピックミッキーのヴィランズ「シャドー・ブロット」は、ミッキーが魔法の筆をイタズラした際に生まれたインクの魔物で、シャドー・ブロットのせいで、ウェイストランドは荒れ果ててしまった。

ミッキーとシャドー・ブロットは対になる存在であり、魔法の筆の使い方によって、ミッキーは善にも悪にもなるのだ。これはツイステのキャラが魔法を多用した末、オーバーブロットを起こした過程と似ており、魔法の使い方を誤れば闇が生まれるという共通点がある。

「エピックミッキー」には他にも元ネタが豊富!

ツイステはディズニーヴィランズだけでなく、ディズニー短編映画をモチーフにしているものもある。例えば、オンボロ寮の元ネタとされる「ミッキーのお化け退治」や「ミッキーの夢物語」、ハッピービーンズデーの元ネタ「ミッキーのジャックと豆の木」といった作品だ。

しかし、エピックミッキーにも「ミッキーのお化け退治」「ミッキーの夢物語」「ミッキーのジャックと豆の木」のステージが存在する。魔法の筆、ブロット、そして元ネタのディズニー短編映画といった共通点があるため、ツイステはエピックミッキーから着想を得ている可能性が高い。

オンボロ寮と「ディズニー短編映画」の考察

元ネタは「ミッキーのお化け退治」の可能性あり

主人公とグリムが住むオンボロ寮は、「ディズニー短編映画」に登場する様々な建物をモチーフにしている可能性が高い。例えばオンボロ寮の外観と談話室は、「ミッキーのお化け退治」に登場する幽霊屋敷と似ている。さらに、主人公の自室は「ミッキーの夢物語」に登場するミッキーの部屋とほとんど一緒だ。

ちなみに、ゲーム「エピックミッキー」の冒頭にも、ミッキーの夢物語と同じ部屋が登場する。主人公の立ち位置が「(ディズニー作品の)ヒーロー」であるとするなら、オンボロ寮はミッキーと関連する短編映画から着想を得ているのではないだろうか。

ストーリー(ネタバレ込み)解説

ストーリー(ネタバレ込み)解説
▼プロローグ ▼エピソード1 ▼エピソード2
▼エピソード3 ▼エピソード4 ▼エピソード5

プロローグ

魔力を持たない主人公とグリムの出会い

物語の舞台は、おとぎ話の世界の先にある歪んだ「ツイステッドワンダーランド」。主人公は「闇の鏡」に導かれ、ツイステッドワンダーランドの魔法学校、「ナイトレイブンカレッジ」にやってきた存在だ。しかし主人公は、なぜ自分が導かれたのか、どのようにしてここへ来たのかも分からないのだった。

「ナイトレイブンカレッジ」とは魔法を持つものが魔法士としての修行を積む名門学校。しかし主人公は魔力さえ持っていなかった。そのため、入学式の「寮分け」ではどの寮にもふさわしくないと鏡に言われてしまう。

主人公と同じく、入学を拒否された存在がもう1人いた。魔力を持つ猫のようなケモノ「グリム」だ。人間ではないという理由で入学拒否されたグリムは、主人公と共に「オンボロ寮」へ身を寄せることとなった。

魔法石を探しにドワーフ炭鉱へ

トラブル続きの主人公とグリム。2人は偶然出会ったエースとデュースと揉め、食堂の高価なシャンデリアを壊してしまう。退学の危機を免れるため、4人は「ドワーフ鉱山」へ赴き、シャンデリアの原料である魔法石を探しにいく。

しかし鉱山内には、インク壺の形をした顔の怪物が棲んでいた。ひとまず退却するも、「絶対に退学したくない!」と言い張るデュースと「死ぬよりマシだ」というエースは仲違いしてしまう。そんな2人を主人公はいさめる。力を合わせなければならない現状を今いちど確認し、4人は再び鉱山内へ踏み入れる。

主人公たちは洞窟内から怪物をおびき寄せた。さらに、エースの魔法で強化したグリムの炎魔法と、デュースの物理魔法で怪物をひるませ、4人は魔法石の入手に成功した。

晴れてカレッジの生徒となった主人公とグリム

炭鉱内の魔物を倒し、魔法石を持ち帰った4人に驚く学園長・クロウリー。クロウリーは、プライドの高いカレッジの生徒が「協力」したことに大きく感動していた。そして主人公に対し、「魔力はないが、生徒たちを協力させあう力がある」と評し、カレッジへの所属を認めた。

エースとデュースの退学は撤回された。さらに、グリムも魔法石のペンダントをもらい、カレッジの生徒の資格が与えられた。こうして魔力を持たず、出自も不明な主人公は、カレッジに所属し、様々な生徒たちと触れ合うことになったのだった。

エピソード1「真紅の暴君」

厳格過ぎる寮長「リドル」の問題

ある日主人公がオンボロ寮で寝ていると、エースが飛び込んできた。なんでも、リドルの好物「苺のタルト」を食べたことでリドルの逆鱗に触れ、魔法封じの首輪をかけられてしまったらしい。

タルトの件以外にも、「ハートの女王の法律」を重視するリドルの厳格さは度を越していた。幼少期よりリドルを知るトレイだけはその厳しさを見守り、他の寮生との調整役の役割をも担っていたが、そんなトレイにさえ「マロンタルトを作った」ことが法律違反だとして魔法封じの首輪をかけようとする。

「こんなのは許せない」と憤るエース。学園長クロウリーが「では寮長の座を奪えばいい」と助言する。なんでも、正式な決闘の手続きを踏めば、魔法を使った戦いが許可されるというのだ。エースもデュースもグリムも、決闘を決意した。

寮長の座をかけた戦いとリドルの暴走

トレイによれば、リドルは厳し過ぎる教育ママのもと、生活のすべてを規律によって支配されて育ったという。しかし決闘当日、エースはリドルを殴り、「お前の横暴さは教育ママのせいじゃない、お前自身のせいだ。自分では何も考えてないじゃないか!」と直談判する。

するとリドルの形相が豹変する。「お母様は正しいんだ!」と叫ぶリドルの姿は、おぞましい異形へと変化した。学園長クロウリーは「オーバーブロットを引き起こしてしまった」と絶望する。過去のトラウマが引き金となり、リドルの魔力は暴走してしまったのだ。

オーバーブロットが長引くとリドル自身の命も危ない。トレイは自分のユニーク魔法を放ち、リドルのユニーク魔法の効果を打ち消した。その隙に、主人公たちとエース・デュース・ケイトたちは力を合わせ、戦いの末にリドルの正気を取り戻すことに成功した。

リドルの過去と本当の望み

遠のく意識の中、リドルは自分の過去に想いをはせていた。リドルはいつも「真っ赤な苺のタルト」が食べたかったが、厳格な母は「カロリーオーバーだ」「糖質過多だ」というように、リドルの純粋な子供らしい要望に応えてはくれなかった。

息苦しさを感じて生きていた幼きリドルにとって、トレイやチェーニャは「遊びも学問だ」と遊びに誘ってくれる稀有な友達だった。特に、ケーキ屋を営むトレイの家で食べる苺のタルトは、幼いリドルの目には宝石のように輝いて見えた。「友達が欲しい」「外でいっぱい遊びたい」…それこそがリドルの本当の望みだった。

リドルが目を覚ますと、寮生の皆が集っていた。リドルはトレイに「本当はマロンタルトが食べたかった。もっとトレイたちと遊びたかったんだ」と号泣する。そしてまだ怒っているエースに、リドル自らタルトを用意することを約束し、豪勢な「なんでもない日」のパーティを開催して大団円を迎えたのだった。

エピソード2「荒野の反逆者」

学園内にはびこる「怪我人続出事件」の真相

このところカレッジ内では、「マジフト」選手候補に怪我人が続出する現象が起きていた。早速主人公たちが当事者の1人であるジャミルに聞き込みすると、調理中に一瞬意識が遠のき、手元が狂って怪我をしたという。ジャミルによれば、それは「相手の行動を制御するユニーク魔法」ではないかということだった。

主人公たちは怪しい人物がサバナクロー寮のラギー・ブッチであることを突き止めたが、ラギーは「俺がやったって証拠あるんすか?」と言い、立ち去ってしまう。同じサバナクロー寮のジャックによれば、ラギーのユニーク魔法は「相手に自分と同じ動きをさせられる」というもの。

さらに、ジャックによれば、ラギー1人ではなく他のサバナクロー寮生もグルになっているとのこと。そしてマジフト候補生を怪我させ、サバナクロー寮の確実な優勝を狙っているというのだ。ジャックは同寮ながら、そんな姑息な策を練る寮長・レオナに憤りを感じていた。

追い詰められたレオナと暴走する魔力

レオナはラギーに秘密裏に指示を出し、ユニーク魔法で選手らを操っていた。3連覇達成中のディアソムニアの選手にも、一般生徒たちの大群を仕向けて怪我をさせた。ラギーはレオナの元へ戻って作戦の報告をする。サバナクロー寮の生徒たちは「王様バンザーイ!」とレオナを賛美した。

しかし不正をきらうジャックはリドルらと共にレオナに直談判する。さらに、ラギーのユニーク魔法によって負傷させたと思っていたディアソムニアの選手たちは、ケイトのユニーク魔法により守られていた。

するとレオナは「俺は嫌われもものの第二王子。真っ向勝負したって勝てるわけはない」と開き直る。マジフトでどうしても1位を獲るために姑息な計画に乗っていたラギーも他の寮生も、「ここまできて諦めるなんて…」とレオナに反発。するとレオナの感情の爆発と共に、魔力も暴走を始めた。

レオナの過去の悲しみと未来

主人公たちは暴走したレオナを止めることに成功した。レオナは実は、横暴な態度の奥で「第二王子」である自分の立場をコンプレックスに思っていた。もし「第一王子」であればもっと褒められ、将来を嘱望されたろうと苦しみ、自身の生まれを呪っていたのだ。

結局、サバナクロー寮生たちのマジフト出場は許可された。例年通りディアソムニア寮が優勝したものの、ジャックもレオナも「来年は絶対に勝つ」と決意を新たに。さらにレオナの甥・チェカも現れ、「レオナおじたんの試合、かっこよかった!」と直球に褒められると、流石のレオナも態度を軟化させるのだった。

エピソード3「深海の商人」

狡猾な商人との契約と罠

グリム・エース・デュースはアズールと契約し、期末テストで高得点を取れる虎の巻を入手した。しかし、高得点を取ったにもかかわらず、彼らは「上位50名以内に入る」という契約を果たせなかったため、アズールの手駒となってしまう。

なんと、グリムたち以外にも同様の契約を結んだ生徒が多数おり、平均点が跳ね上がった結果、契約を満たせなかったのだ。グリムたちから助けを請われた主人公は「彼らを救う代わりに、3日後の日没までにアトランティカ記念博物館のとある写真を奪ってくる」という契約をアズールと交わす。

だが、アズールの差し金でリーチ兄弟が邪魔をして、主人公たちは博物館に入れなかった。代わりにアズールの契約書を破ろうと試みるも失敗に終わり、契約の期日が迫る一方。最初から不利な契約をどう達成するか。そんな時、主人公はアズールの契約の弱点に気づき、一計を案じる。

自暴自棄となったアズールの暴走

契約期限当日。主人公たちがアトランティカ記念博物館に赴くと、再びリーチ兄弟が邪魔をしてきた。このままでは日没までに写真をアズールに渡せない。焦るグリムたちとは裏腹に、主人公はとある二人の力を信じ、賭けていた。

主人公が立てた計画とは、自分たちがリーチ兄弟を引きつけている間、無理やり協力させたレオナとラギーによって契約書を盗み出させるというものだ。計画は成功し、レオナのユニーク魔法で契約書が塵と化して、グリムたちはアズールの呪縛から解放される。

だが、これまで他者から奪ってきた能力が水の泡となったことで、アズールは自暴自棄となった。虚ろな表情で「お前の力を寄越せ」と見境もなく他者から魔法を奪う姿に、リーチ兄弟も呆れる始末。そして「もう昔の自分に戻るのは嫌だ」とオーバーブロットを引き起こし、暴走を始めた。

アズールの過去と自分を受け入れる強さ

主人公たちの活躍によってアズールの暴走は止まった。アズールは幼少期の頃、自身の容姿をネタにいじめられていたのだ。他の人魚とは違う、墨を吐き8本もの足を持つ「グズでノロマなタコ野郎」と。そして彼は研鑽を積んでユニーク魔法を完成させ、脳天気な人魚共を見返してやると決意する。

目が覚めたアズールに、主人公たちは契約通り写真を渡す。実はオンボロ寮を取り潰して「モストロ・ラウンジ」の店舗拡大を狙っていただけでなく、写真に写っている肥満体型だった自分の過去を隠滅するために、アズールは主人公に契約を取り付けたのだ。

ジャックたちに諭されたアズールは、リーチ兄弟を連れて主人公一行と共に博物館に写真を返しに行く。アズールは、海の魔女のようになりたいと願いながらも、ずっと過去の自分を否定し続けていたのだと悟った。そして騒動の詫びとして主人公たちをもてなし、一件落着したのだった。

エピソード4「熱砂の策謀家」

寮長「カリム」の圧政と違和感

NRCにウィンターホリデーが到来。主人公とグリムは学園で休暇を過ごす中、ジャミルと遭遇する。どうやら寮長カリムの指示で、休暇中に寮生たちは勉強や魔法の特訓を行うらしい。スカラビアに来ないかという申し出を断ろうとするも、何故かジャミルの提案を受け入れてしまう主人公。

ジャミルに連れられてスカラビアへ行き、主人公は寮長カリムのもてなしを受けた。朗らかな態度のカリムに主人公やグリムは好感を示すも、カリムは一転して寮生たちに圧政を強いる。優しいカリムと厳しいカリム。支離滅裂な言動に困惑する主人公とグリムは、スカラビアからの脱出を試みる。

魔法の絨毯で逃亡し、主人公たちが落ちた先はなんとオクタヴィネル寮だった。グリムがアズールたちに事の顛末を告げると、「あのカリムが圧政を?」と満場一致で違和感を示す。困っているクラスメイトは放っておけない。そう嘯くアズールは、スカラビアとの合同合宿を提案する。

圧政の真実と反旗を翻したジャミル

ジャミルの反対を無視し、カリムはアズールの合同合宿の申し出を快諾する。スカラビア寮で過ごす間、カリムに何があったのか突き止めようとする主人公一行。アズールの見解によれば、どうやらカリムは誰かに魔法で洗脳されているらしい。犯人の尻尾を掴むため、アズールは作戦を練る。

カリムを洗脳していたのは、なんとジャミルだった。アズールの罠に嵌ったジャミルは、真相を寮生たちに暴露される。「お前だけは裏切ったりしないよな」と涙声で同意を求めるカリムに、ジャミルは高笑いと罵声を浴びせた。

そして、オーバーブロットしたジャミルは寮生たちを洗脳下に置き、カリムやアズールたちをスカラビアから叩き出したのだ。未だ現実と向き合わないカリムに、主人公は発破をかける。そしてカリムたちは急いでスカラビア寮に引き返し、ジャミルの暴走を止めるために全力を尽くすのだった。

ジャミルの過去と自由への渇望

カリムたちは力を合わせ、ジャミルの鎮圧に成功する。騒動の発端は、ジャミルの家系が原因のようだ。バイパー家はアジーム家に仕える一族で、ジャミルが物心ついた頃から、両親がカリムたちに頭を下げる光景に嫌悪感を示していた。カリムより勝ってはならない。それが両親の教えだった。

実力があるのに一番になってはならないことに、ジャミルは息苦しさを覚える。おまけにカリムの親から多額の援助金を貰った学園長が、カリムを寮長に据えたことでジャミルが憤り、ついに謀反を起こしたのだ。カリムを寮長の座から引き摺り下ろして自分が頂点に立って自由になる、と。

その後、ジャミルが無事に目覚めたことと冬休みの課題終了祝いに、カリムはオアシスで宴を開こうと提案する。主人公たちはスカラビア寮生やアズールたちと共に、熱砂でのパーティーを楽しんだ。呆れた様子とは裏腹に、ジャミルは口元に小さな笑みを浮かべ「やれやれ」と呟いたのだった。

グリムの異変とミッキーとの邂逅

グリムは夜も更けたスカラビア寮を徘徊する。オーバーブロットを起こした際に落ちる『黒い石』を探していたのだ。しかし、何かに取り憑かれたように虚ろな目で「石……石……」と呟く。そしてグリムは石を見つけて食した後、「もっと食いてえんだゾ」と不気味に笑った。

一方、監督生は自室で寝ようとしていると、壁にかかっている鏡が光り輝いた。以前から監督生の夢の中で誰かが語りかけていたが、その正体は『ミッキー・マウス』だと判明する。何の因果か、互いに別世界にいる監督生とミッキーは、鏡を通じて次第に交流を重ねていくのだった。

エピソード5「美貌の圧制者」

『NRCトライブ』の結成とVDC強化合宿

ホリデーが明け、『全国魔法士養成学校総合文化祭』の開催が近づく。文化祭では音楽発表会『VDC』が行われるため、NRC代表としてエース、デュース、カリム、ジャミル、ヴィル、エペル、ルークが選抜された。そして彼らは『NRCトライブ』として、オンボロ寮で強化合宿を行うこととなる。

だが、リーダーであるヴィルの指導は非常に厳しいものだった。食事制限や洗顔などの細かいルールを守りつつ、ハードな練習もこなさねばならないのだ。圧制を強いるやり方に耐えられなくなったエペルとデュースは、ついにレッスン中にポールルームを飛び出してしまう。

自分らしく振る舞えない、要領よくこなせない鬱憤を2人は海岸で吐き出す。その後、エペルとデュースは「今の自分にしかない強さ」を理解し、ポムフィオーレ寮に戻った。一悶着あったものの、最初のチグハグな関係が嘘だと思えるほどに、NRCトライブの結束力はより強まるのだった。

絶望するヴィルと美への執着

文化祭当日。NRCトライブがリハーサルを行うと、メディアは彼らのパフォーマンスを褒め称えた。だが、次にリハーサルを行ったロイヤルソードアカデミー(RSA)チームが見る者全ての心を鷲掴み、NRCチームよりも目立ってしまう。

RSAチームを率いていたのは、ヴィルのライバル俳優のネージュ・リュバンシェ。ドス黒い感情を抱いたヴィルは、ユニーク魔法を使ってネージュに呪いをかけようとする。監督生たちが間一髪で止めに入り事なきを得たものの、危うく惨事になりかねない状況だった。

完璧主義のヴィルは、ネージュへの嫉妬や憎悪以上に、永遠の眠りを与えようとした己の醜悪さが許せないと絶望する。だが、彼はある結論に至った。世界一の座に着くなら自分以外を醜くすればいい、と。ついにヴィルはオーバーブロットを起こし、歪んだ美への執着を肯定してしまったのだ。

ヴィルの苦悩と主役への憧憬

NRCトライブたちは闇落ちしたヴィルを制することに成功。ヴィルは幼少期から俳優業に就いていたが、いつも敵役ばかりだった。主役に選ばれるためなら、どんなにきつい練習や手入れも厭わない。だが、今日に至るまで努力が報われる日などなかったのである。

無事にヴィルは目を覚まし、VDC本番に挑む。NRCトライブは最高のパフォーマンスを披露したものの、なんと1票差でRSAチームに負けてしまったのだ。悔し涙を流すヴィルを、ライバルであるネージュが励ます。そして半ば無理やり手を取り合い、共にステージで合唱するのだった。

ミッキーとの再会とグリムの豹変

文化祭1日目の夜、鏡の向こうからミッキーが語りかけてきた。監督生はミッキーの存在を証明するために、グリムに紹介しようとする。だが、肝心のグリムが見当たらない。胸騒ぎを覚えた監督生はグリムを探すため、慌てて外へと飛び出した。

VDCステージに辿り着いた監督生は、信じがたい光景を目にする。気味の悪い笑い声を上げ、黒い石を貪るグリムの姿だ。近づくとグリムは凶悪な相貌に変化し、石を取られまいと唸りながら監督生を引き裂く。何が起きたのか理解できぬまま、監督生の意識は段々と遠のいていった。


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