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【FGO】始皇帝の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「始皇帝」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

始皇帝

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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始皇帝の元ネタ

始皇帝のプロフィール

出典 史実及び異聞帯
地域 中国
時代 紀元前3世紀
誕生日 紀元前259年2月18日
死没 紀元前210年9月10日

始皇帝の史実・伝承

始皇帝の名称

始皇帝の本名は姓が嬴(えい)、氏は趙(ちょう)、諱は政(せい)となっている。そのため、嬴政とも呼ばれる。

紀元前221年に史上初の中国統一を成し遂げ、始皇帝と名乗った。中国の歴史書「史記」では「秦始皇帝」や「秦始皇」とも記されている。

始皇帝の出自

嬴政(後の始皇帝)は、子楚(後の荘襄王)と趙姫の間に生まれる。本来、父親の子楚は王位を継げる環境にいなかったが、商人の呂不韋により資金などの後押しを受け荘襄王として即位する

趙姫は元々、呂不韋の愛人であったが、荘襄王の寵愛を受け妻となった。しかし、趙姫は結婚する前から妊娠しており、実は始皇帝は呂不韋と趙姫の子供という説もある。

秦王への即位

父である荘襄王の王位を継ぐが長く続かず、わずか3年の治世の後、13歳の嬴政に王位が引き継がれることになる。

まだ若かった嬴政は、政治をほかの人間に任せていた。その中には、荘襄王の頃から仕えていた呂不韋もおり、権力を高めていった。

呂不韋の失脚

政務を牛耳っていた呂不韋だったが、始皇帝の母・趙姫と愛人関係だったことを清算すべく、嫪毐という男を宦官に仕立て上げて趙姫に充てがった。

しかし嫪毐と趙姫が反乱を起こしてしまったことで、呂不韋は責任を追及される。これにより呂不韋は追放され、嬴政が政務を取り仕切るようになる。

秦王時代の出来事

嬴政は即位してから法家思想を学んでおり、中でも韓非の書いた「韓非子」に深く共感した。

韓非子には「国に巣食う蟲とは、儒・俠・賄・商・工の5匹」などと書かれており、焚書など後の始皇帝の思想に影響を与える。

また、巨大な軍事力を誇っていた秦は、他国を攻めては領土を広げていた。紀元前227年には荊軻の暗殺未遂など、嬴政は命を狙われ続けたが、遂に命を落とすことなく秦が中国を統一する。

始皇帝として中国統一

紀元前221年に中国を統一した嬴政は、その記念として皇帝と名乗るようになる。ちなみにこの頃から自称を「朕」に変える。

始皇帝は主要経済や政治の改革を行い、文化圏としての中国の基礎を築き上げた。

ほかにも紀元前219年頃から首都・咸陽に建設し始めた阿房宮や、敵対した遊牧民族に対抗すべく万里の長城の建設などが有名。

焚書坑儒

焚書のきっかけになったのは、紀元前213年に始皇帝が宴の席でのこと。1人の博士が旧来の統治体制である封建制に戻すよう論じた。

始皇帝はこれを諮問にかけ、提案された献策を認可した。その内容が「例外を除いた民が所有する書を焼き捨て、従わない者は顔面に刺青(罪人の証)を入れる」というものだった。

また、ある方士(不老不死の秘術を会得した者)が始皇帝に「真人」の噂を唆し、真人が持つ不老不死の薬を譲り受ければ自らも真人になれるという話を始皇帝は信じた。

しかし多額の予算を費やしたが成果は出ず、元凶となった方士も逃げ出す。始皇帝は他の方士らを尋問すると、互いに密告し合ったため大量の方士が生き埋め(坑儒)に処された。

これらの出来事を合わせて焚書坑儒と呼ばれている。

始皇帝の最期

始皇帝は不老不死を求めて、仙人が住むと呼ばれる山を巡ったとも言われている。また、伝説では不死の効果があると言われていた水銀入りの薬を服用していたともされている。

しかし始皇帝が不死を得ることはできず、病気が重くなった始皇帝は沙丘の平台で亡くなった。

宝具の元ネタ

始皇帝

宝具名 始皇帝
『ザ・ドミネーション・ビギニング』
ランク B+ 種別 対界宝具
レンジ 10〜999 最大捕捉 60億人

宝具説明

始皇帝の敷いた中央集権制度の国威の具現。ただ独りの真人たる帝が、万民の奉仕を礎に万民を守護する法政の容。これを呪的な拘束力として世界そのものに強要する宝具。

ただし対象範囲は始皇帝が自らの領土領民と認識した範囲に限定されるため、厳密には対界宝具のカテゴリには嵌まらない。

宝具名の由来

「ドミネーション」は英語で支配、制圧などの意。ちなみに始皇帝を英語で表記すると、「Qin Shi Huang」や単に「Emperor」と訳すことも。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

中国異聞帯では不老不死に

FGOでは、本来の歴史とは異なる中国異聞帯で登場。始皇帝は不老不死の探求に成功しており、仙人・太乙真人が作った人造人体の残骸を回収して解析し、肉体を機械化する技術を獲得する。

その結果、秦の滅亡は回避され、中国は西洋に先駆けて産業革命など技術的ブレイクスルーを達成。その技術格差を活かして全世界を征服した。

また、始皇帝の機械化した肉体は拡張し続け、最終的に居城であった阿房宮を呑み込んで反重力で浮遊する巨大な機械化聖躯と化した。

真人としての姿も登場

第二部三章では長年追い求めた「真人」である虞美人と出会い、彼女と交渉。始皇帝は真人の身体データを解析し、人型の真人としての体躯を完成させている。

FGOでの小ネタ

始皇帝の性別

始皇帝のプロフィールでは性別が「朕」となっており、エルキドゥやデオンのように通常の性別を持たない。

始皇帝の真人としての肉体は、性別に該当するシステムが組み込まれていないようで、区別がつけられないそう。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 始皇帝との関係
荊軻
荊軻
史実では始皇帝の暗殺が未遂で終わる。
李書文(アサシン)
李書文
異聞帯では「衛士長」として従えていた。
項羽
項羽
異聞帯では「会稽零式」として従えていた。
虞美人
虞美人
始皇帝が探し求めていた「真人」。
異聞帯では一時的に共闘する。
秦良玉
秦良玉
始皇帝が驪山で保存していた凍結英雄の一人。
異聞帯で始皇帝に仕える。
韓信
韓信
始皇帝が驪山で保存していた凍結英雄の一人。
異聞帯で始皇帝に仕える。
徐福
徐福
史実にて、不老不死の霊薬を入手すると進言し、始皇帝から援助を受けた人物。

参考文献
wikipedia

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