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【FGO】新宿のアヴェンジャーの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「新宿のアヴェンジャー」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

新宿のアヴェンジャー

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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新宿のアヴェンジャーの元ネタ

新宿のアヴェンジャーのプロフィール

出典 伝承、史実、小説
地域 アメリカ
時代 不明
誕生日 不明

出典の詳細

真名はへシアン・ロボ

新宿のアヴェンジャーの真名は、へシアン・ロボ。複数の異なる逸話を持つ幻霊が結合した複合型サーヴァント。

「へシアン」はスリーピー・ホロウの伝説で知られるドイツ軍人のこと。「ロボ」はシートン動物記で有名な狼王ロボ。

名前にはないが、創作上の人物である透明人間ジャック・グリフィンの幻霊も融合されている。「透明化」という要素だけ抽出された概念礼装に近い存在になっている。

ロボの史実・伝承

狼王ロボの物語の背景

「狼王ロボ」は、アメリカの博物学者アーネスト・トンプソン・シートンによる創作物語。日本では「シートン動物記」の1つとして伝わっている。

1892年に画家から博物学者に転向したシートンは、ある日狼による牧場の被害を解決してほしいという手紙が届く。シートンは当時多くの狼狩りに参加しており、現地を訪ねて家畜を襲う狼の群れを追った。

そこで出会った古狼・ロボを巡る逸話を、後にシートンは「狼王ロボ」として創作したとされている。

狼王ロボのあらすじ

牧場経営者の知人から助けを求める手紙が届いたシートンは、ニューメキシコの一地区カランポーに向かう。牧場では魔物と恐れられる巨躯の古狼・ロボの群れによって、何百頭もの家畜が殺されていた。

ロボは「悪魔が知恵を授けた」と称されるほど知性が高く、人前には決して姿を晒さず罠は全て看破され、牧場主やハンターは何もできなかった。そこで数多の狼の群れを退治してきたシートンに助けを求めた。

シートンは依頼を受け、ロボの群れを追跡した。シートンはロボの捕獲に苦戦するが、追跡を続ける内にロボの妻と思われる真っ白な狼・ブランカの存在に気づく。

シートンはロボの弱点をブランカだと悟り、ブランカを先に捕獲。ブランカを投げ縄で絞殺する。妻を奪われたロボは冷静さを失い、遂に罠で捕獲される。その後ロボは人間から与えられた餌や水を一切口にせず、餓死した。

へシアンの史実・伝承

スリーピー・ホロウの伝承

「スリーピー・ホロウ」はアメリカのニューヨーク近郊で伝わる伝説。また、小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した「スケッチ・ブック」という短編集の一篇として小説化されている。

伝説では、開拓時代のアメリカに来た残虐なドイツ人騎士を中心に語られている。騎士は首を斬られて殺害されたが、やがて「首なし騎士」として復活。光る眼を持つ馬に乗り、ニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っているという。

アーヴィングが短編集の中で書いた「スリーピー・ホロウの伝説」の設定では、首なし騎士はヘッセン大公国出身のドイツ人傭兵を指す「へシアン」だったとしている。

ジャック・グリフィンの史実・伝承

映画「透明人間」の概要

ジャック・グリフィンとは、1993年に公開された映画「透明人間」の主人公。原作はH・G・ウェルズによる同名小説。

科学者だったグリフィンは、「モノケイン」という新薬の実験を行う過程で、自身の身体が透明になってしまう。さらにグリフィンは狂気に取り憑かれ、殺人や強盗を繰り返す。

警察に追われたグリフィンは納屋へ隠れるが、警察が納屋に火を放ちグリフィンは重傷を負う。グリフィンは婚約者に看取られ、亡くなったと同時に身体が元に戻っていった。

宝具の元ネタ

フリーレン・シャルフリヒター

宝具名 遥かなる者への斬罪
『フリーレン・シャルフリヒター』
ランク C 種別 対人宝具
レンジ 1〜5 最大捕捉 1人

宝具説明

二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。

因果を逆転するほどの力は持たないものの、宝具のレンジ内で微妙に世界への偏差を加える事によって「首を刈りやすくする」状況を形作る。一撃で首を刈る、絶殺宝具。

宝具名の由来

ドイツ語で「フリーレン」は「凍る」、「シャルフリヒター」は「処刑人」を意味する。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

カヴァスⅡ世について

亜種特異点1にて、へシアン・ロボを倒すために利用されたカヴァスⅡ世は、実際にアーサー王が飼っていたとされる犬の名前が由来。

カヴァスは物語集の「マビノギオン」に書かれた「キルッフとオルウェン」という物語に、アーサー王の犬として登場。巨大な猪トゥルッフ・トゥルウィスを狩るために、狩猟犬として活躍した。

カヴァスはアーサー王の一番のお気に入りで、鹿狩りのときには他の全部の犬を後回しにして、カヴァスを最後に解き放つのが習わしだったという。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 新宿のアヴェンジャーとの関係
エルキドゥ
エルキドゥ
人の匂いがしない、ロボが気を許すサーヴァント。意思表現を理解できるため、通訳もできる。
ナーサリー
ナーサリー
人の匂いがしない、ロボが気を許すサーヴァント。ロボは半分創作物語の存在だからか、意思はなんとなく理解できる。
アルテラ(サンタ)
アルテラ(サンタ)
「マンガでわかる!FGO」にて、子供系サーヴァントにロボを子犬としてプレゼントする。

参考文献
・FGOマテリアルⅤ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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