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【FGO】イヴァン雷帝の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「イヴァン雷帝」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

イヴァン雷帝

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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イヴァン雷帝の元ネタ

イヴァン雷帝のプロフィール

出典 史実及び異聞帯
地域 ロシア
時代 16世紀頃
誕生日 1530年8月25日
没年 1584年3月18日

イヴァン雷帝の史実・伝承

イヴァン雷帝の出自

1530年イヴァン4世(イヴァン雷帝)は、ルーシ王国のテレムノイ宮殿で生まれる。

3歳の大公位

1533年、イヴァン4世は父・ヴァシーリー3世の逝去により、3歳にして大公に即位する。国を治めるに足らない年齢であったため、政治は行えず、形式的な即位であった。

幼いイヴァン4世の代わりに実権を握ったのは母・エレーナ・グリンスカヤであった。彼女に異を唱えたユーリー公、アンドレイ・スタリツキー公、そしてエレーナの伯父ミハイル・グリンスキー公は投獄されてしまう。

貴族支配

5年後、エレーナが逝去すると、シュイスキー家とべリスキー家による貴族支配が始まる。貴族がルーシ王国を治めるようになり中央政権は弱体化してしまう。

イヴァン4世は8歳にして両親を失い、中央政権の弱体化の影響で満足な食事も取れなかったとされている。

モスクワ最初の皇帝

1547年、イヴァン4世は成人となった日に戴冠した。戴冠によって、ルーシ国が独立した君主であること、そして自らが「皇帝」であることを周囲に知らしめ、外敵から祖国を守ることを宣言した。

イヴァン4世が名乗った「皇帝」はかつてのローマ皇帝・カエサルに由来したもの。権力が神に起源を持つとされており、ロシアにおいてはイヴァン4世が初めて名乗った。

皇帝となったイヴァン4世は、戴冠から1ヶ月後、妻にアナスタシア・ロマノヴナを迎え、親政を開始する。

イヴァンの親政

1549年、イヴァン4世は、シリヴェーストル司祭ら顧問団に助言を求めつつ、国の改革を進める。以前の統治は大貴族たちによる貴族会議が主であったが、イヴァン4世は全国で並列化し、民衆を搾取から保護する統治へと変化した。

命にかかわる大病

1553年、イヴァン4世は生死に関わる大病を患う。カザン・ハン国を陥落させ、征服するも、その帰り道でイヴァン4世は床に伏せてしまう。

死を覚悟したイヴァン4世は後継者として1歳のドミートリーを定める。しかし、最近力を付けつつあるザハーリン家が、貴族支配を行う可能性を恐れた側近は、イヴァン4世従兄弟であるウラジーミルを推薦する。

結果としてイヴァン4世は奇跡的に病から回復するが、貴族内での対立が浮き彫りになってしまう。

イヴァン4世の失墜とアナスタシアの死

数々の不安を抱えていたイヴァン4世はアナスタシアの死によって豹変する。

1558年、ドイツとの間にリヴォニア戦争が勃発すると、思うようにならない戦況に苛立ちを覚え、側近の進言を否定し、全軍をリヴォニア戦線につぎ込む。しかしリヴォニア征服には至らず、側近からの信頼も失っていく。

戦争への焦りと側近への不信感に怒りを募らせるイヴァン4世の頼りはもはや妻・アナスタシアのみであり、それを理解していた妻もうまく気性を宥め、落ち着かせていた。しかし1560年、アナスタシアは病気によって逝去してしまう。

イヴァン4世は妻の死を周囲による策略だと疑い、誰のことも信じなくなっていった。

弾圧の時代

1565年、イヴァン4世は直轄領政治を開始する。イヴァン4世は、ロシアの領土を、「大貴族が保有する統治地」と「皇帝が直接管理する直轄領」の2つに分けた。

直轄領政治ではオプリチニキ(国家親衛隊となった護衛兵)の力を借り「裏切り者」を徹底的に弾圧・処刑する方針を取る。

大貴族のフョードロフ=チェリャドニンや、府主教フィリップ、イヴァンの従兄弟であるウラジーミル・スタリツキー公らが次々と処刑され、その人数は7年間で4500名以上とされている。

戦争の集結・イヴァン4世の晩年

イヴァン4世の晩年、25年にも渡ったリヴォニア戦争は集結を迎える。

1571年、クリミア軍の襲撃をオプリチニキ軍が阻止するものの、失敗に終わり、暴力的統治の現界が見えると翌年には直轄領政治を廃止すると、1575年に玉座を降りる。

その後1582年、スウェーデンとポーランドによる侵攻を抑えられず、敗戦を続けたロシアは、2国と講和を結び、損害だけを残して戦争は集結する。

戦争の集結を見届けたイヴァン4世はその2年後、1584年3月18日に亡くなる。

宝具の元ネタ

ズヴェーリ・クレースニーホッド

宝具名 我が旅路に従え獣
『ズヴェーリ・クレースニーホッド』
ランク A+ 種別 対城/対人宝具
レンジ 0 最大補足 1人

宝具説明

真名解放すると、イヴァン雷帝は在りし日の巨大な獣へと変化し、相手を容赦なく粉砕する。

宝具名の由来

ロシア語で「ズヴェーリ」は獣、「クレースニーホッド」は十字行を意味しており、いずれ皇帝が行き着くとされる天上の国への行進「神獣の十字行」が由来である。

チョールヌイ・オプリチニキ

宝具名 我が夢路に這い出よ黒犬
『チョールヌイ・オプリチニキ』
ランク B 種別 対人宝具
レンジ 領土内全て 最大補足 3000人

宝具説明

イヴァン雷帝が非常大権の際に導入した親衛隊(オプリチニキ)が変貌した宝具。イヴァン雷帝が眠りについた際に、自動発動する制圧宝具であり、雷帝に仇なす存在を鏖殺せんと奔走する。

宝具名の由来

ロシア語で「チョールヌイ」は黒を意味する。「オプリチニキ」はイヴァン雷帝の親衛隊の名称であり「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、箒で掃き出す」という意味が込められている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

異聞帯の存在

FGOにおけるイヴァン雷帝は、正史とは異なった「行き止まりの人類史」を歩んだ者として登場している。

−100℃前後の大寒波に見舞われたロシアに蘇り、世界最初の獣人(ヤガ)として存在しており、ロシアが獣人の異聞帯となるかどうかの分岐点を担う。

Fateシリーズでの小ネタ

目の位置

アナスタシア曰く「目が苦手」と言われているが目に見える部分が見当たらず、不明とされていた。

その後、2018年クリスマスイベントにおけるブラダマンテの「額についているのが眼ですね!」との発言により、無事目の位置が判明した。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 イヴァン雷帝との関係
アナスタシア
アナスタシア
雷帝の妃同じ名前を持つ皇女
異聞帯では本当の妻だと思いこんでいた
アマデウス
アマデウス
宮廷音楽家
2ヶ月の間休むこと無くピアノを引き続け、雷帝をねむらせていた
サリエリ
サリエリ
2部1章で自身をアマデウス・オルタであると洗脳されていた宮廷音楽家
アマデウスの後を継いでピアノを弾いていた
ブラダマンテ
ブラダマンテ
クリスマス2018にて対峙する
雷帝曰く「臀部が良い」

参考文献
・FGOマテリアルⅦ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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