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【FGO】カルナの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「カルナ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

カルナの元ネタ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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カルナの元ネタ

カルナのプロフィール

出典 マハーバーラタ
地域 インド
時代 紀元前1500〜900年頃
誕生日 不明

出典の詳細

インド叙事詩「マハーバーラタ」の英雄

カルナはインド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する英雄の1人。インド二大叙事詩と称され、ラーマが登場する「ラーマーヤナ」と並ぶ。

また、世界3大叙事詩の一つともされており、アキレウスが活躍する「イーリアス」やギリシャ神話の叙事詩「オデュッセイア」と共に名を連ねる。

カルナの名称

カルナという名前は、生まれた時に耳飾りを付けていたことから「耳」を意味する。これは母親のクンティーが、カルナの父・スーリヤと同じ黄金に輝く鎧を持つことを求めたことが由来する。

カルナは母の願い通り、黄金の鎧と耳輪を着けて生まれてきた。その鎧は皮膚のごとくカルナの体に繋がっているので脱げなかった。また、この鎧がある限りカルナは不死身だった。

カルナの史実・伝承

カルナの出自

カルナは太陽神スーリヤとクンティーの間に生まれる。クンティーは後にクル王・パーンドゥの妃となるが、それ以前にカルナを生んでいた。

そのため、クンティーは婚前に出産していたことが発覚するのを恐れ、生まれたばかりのカルナを箱に入れて川に流してしまう。

その後、カルナは御者(馬車に乗って馬を操る人)のアディラタに拾われ、ラーダーという養母に育てられる。

異父兄弟との関係

カルナを捨てた母親・クンティーはパーンドゥと結婚する。しかし、パーンドゥは性交をすると死んでしまう呪いにかかっていた。

クンティーは夫の許しを得て他の神々と交わり、ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナの3兄弟を生む。

さらにパーンドゥの2人目の妻・マードリーも別の神々と交わってナクラ、サハデーヴァの双子を生んだ。

この5人はパーンダヴァ5兄弟と呼ばれ、彼らパーンダヴァ族とカルナが属するカウラヴァ族の争いが「マハーバーラタ」という物語の中心になる。

カルナとアルジュナの出会い

カルナは武芸者ドローナの弟子であった。ドローナの弟子にはパーンダヴァ兄弟もおり、アルジュナはドローナの一番弟子でもあった。

カルナはアルジュナに並ぶ弓の使い手になるも、ドローナは身分が劣る者を上位の王族と同列に扱うのは問題だとし、カルナに奥義を授けなかった。

これに業を煮やしたカルナは、ドローナの師・パラシュラーマに弟子入りし、彼から奥義を授けられている。

パーンダヴァ族との因縁

弓の名手になったカルナは、ある日王家が主催する競技会に飛び入り参加した。競技会にはパーンダヴァ兄弟も参加しており、中でもアルジュナが武芸に秀でていた。

しかしカルナもアルジュナに負けず劣らずの芸を魅せ、脚光を浴びる。さらにカルナはアルジュナに挑戦しようとするも、王族に挑む階級がなかったカルナは周囲に侮辱される。

他にもパーンダヴァ兄弟のビーマがカルナの義父を侮辱したなどが原因で、カルナとパーンダヴァ族の溝は深まっていった。

クルクシェートラの戦い

カルナの親友であったカウラヴァ族のドゥルヨーダナは、クル国の王位を狙っていた。そのためにドゥルヨーダナはパーンダヴァ兄弟を征服しようと、サイコロ賭博に招待する。

不正をして賭博に勝利したドゥルヨーダナは、パーンダヴァ兄弟を追放して財産、領土、妻など全てを奪い取った。その後、ドゥルヨーダナは領土の返還を拒んだため、両者の間で戦争が始まる。

これがクルクシェートラの戦い(クルクシェートラ戦争)であり、カウラヴァ族に味方するカルナと、パーンダヴァ兄弟のアルジュナが戦うきっかけになる。

カルナの呪いと不幸

クルクシェートラの戦いが始まる前、カルナは母親のクンティーとクリシュナによってパーンダヴァ族に戻るよう説得を受けた。この時、パーンダヴァ兄弟とカルナが異父兄弟であることを知る。

しかしカルナはドゥルヨーダナから受けた恩を返すためにこれを拒否する。だが、母の心中を思って、カルナはアルジュナ以外の兄弟を絶対に殺さないという誓いを立てた。

また、アルジュナの父・インドラは息子を勝たせようと、カルナを騙して黄金の鎧を奪っている。ほかにもカルナは不幸から数々の呪いを受けており、これがアルジュナとの戦いに影響する。

カルナの最期

クルクシェートラの戦いの17日目に、カルナとアルジュナは決着をつけるべく激戦を繰り広げる。

しかし、カルナは呪いのせいで戦車の車輪が大地に沈み動けなくなる。この隙にアルジュナは弓矢を放ち、カルナは首を射落とされて絶命した。

カルナは死後に昇天し、自身の父親である太陽神スーリヤと一体化したとされている。

宝具の元ネタ

ヴァサヴィ・シャクティ

宝具名 日輪よ、死に随え
『ヴァサヴィ・シャクティ』
ランク EX 種別 対神宝具
レンジ 2〜5 最大捕捉 1人

宝具説明

インドラに鎧を譲り渡した逸話から、カルナは黄金の鎧を分解、破棄する事で神殺しの槍をその手に宿す。

神々の王ですら扱えきれなかった光の槍。全身を剥離の血に染めて放つ一撃はあらゆる不浄を一掃する。

宝具名の由来

「ヴァサヴィ・シャクティ」はインドラがカルナを騙して黄金の鎧を奪った時、代わりにインドラが与えた槍の名称。

インドラの正体に気付きながらも、カルナは体と一体になった鎧を血に塗れながら切り裂いて渡したことから、インドラは感心してこの槍を渡している。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

クラスと宝具

カルナはFate/Grand Orderだけでなく、Fate/ApocryphaやFate/EXTRA CCCなど数多くのシリーズ作品に登場しているサーヴァント。

クラスはどの作品もランサーだが、アーチャーやライダーとしても適性がある。

また、設定上では黄金の鎧と耳輪の逸話である「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)」などの宝具も有する。

ラーマの宝具との関係

ラーマの宝具である「羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)」は、カルナの宝具の1つである「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」と同名であるが、Fateシリーズでは起源が違う。

ラーマは生まれた時から身につけていた不滅の刃とされており、カルナは師匠であるパラシュラーマから授けられた弓術の奥義となっている。

また、FGOではカルナがEXアタックの際に目から出すビームが「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」に該当する。

ちなみに、パラシュラーマは、ラーマと同じくヴィシュヌ神の化身である。ラーマが登場する「ラーマーヤナ」では、パラシュラーマとラーマは顔を合わせている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 カルナとの関係
アルジュナ
アルジュナ
異父兄弟であり、宿敵。
ラーマ
ラーマ
カルナの師匠・パラシュラーマと関わりがある。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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