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【FGO】キャプテンの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「キャプテン・ネモ(ネモ船長)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

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2部のネタバレを含みます
キャプテンについての真名や、関連ストーリーのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

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キャプテンの元ネタ

キャプテンのプロフィール

出典 「海底二万里」「神秘の島」
地域 インド(作品はフランス文学)
時代 19世紀
誕生日 不明

出典の詳細

真名はネモ船長

キャプテンの真名はネモ船長。フランスの作家ジュール・ヴェルヌが書いた作品「海底二万里」「神秘の島」の登場人物である。

ネモは偽名であり、ラテン語で「誰でもない」を意味する言葉。本名はダカール。

トリトンとの複合サーヴァント

キャプテンはネモ船長としてだけではなく、ギリシャ神話の海神トリトンとの複合サーヴァントでもある。そのため、トリトンの元ネタ・史実も合わせて解説する。

ネモ船長の史実・伝承

ネモ船長の出自

ネモ船長はインドのバンデルカンド地方における大公の息子として生まれる。本名はダカールで、イギリスのインド侵略で迫害されたティッポー・サヒブの甥。南インドに存在したマイソール王国の君主、ティプー・スルターンがモデルとされている。

ヨーロッパへ留学する

10歳の時に学問を学ぶため、父の勧めでヨーロッパへ渡る。父が渡欧を勧めた理由は、ヨーロッパの知識を吸収して当時イギリスに侵略されていたインドを独立させたいと願うためだった。

ネモ船長は30歳までヨーロッパで過ごし、学問や芸術の才能を発揮した。しかし、ヨーロッパやイギリスに対する復讐心は絶えなかった。

ノーチラス号の開発と活動

ネモ船長は1849年に故郷へ戻るも、1858年に起きていたインド大反乱で妻子を失う。その後、部下と共に科学研究に没頭し、潜水艦ノーチラス号を開発する。

ノーチラスはラテン語で「オウムガイ」を意味する。武器として艦首に衝角を装備されており、体当たりで艦船に穴を空けることが可能。

ネモ船長はノーチラス号で、反乱を行う世界中の活動家たちに資金提供を行っていた。財源は沈没船で発見した巨額の金銀があったため、資金には困らなかった。

ネモ船長の経歴については、「神秘の島」で自ら語っていた話に準拠している。ノーチラス号を開発して以降の物語は、「海底二万里」や「神秘の島」で描かれている。

「海底二万里」のあらすじ

主人公のピエール・アロナックス博士は、船舶が巨大な角のようなもので大穴をあけられる怪事件の真相を探っていた。博士は部下と共に海に出るも、逆に船を攻撃されて海に投げ出されてしまう。

博士たちは怪事件の原因ことノーチラス号に救出され、ネモ船長に捕虜として船内に連れ込まれる。博士たちは捕虜ながら待遇の良い船旅を過ごし、博士とネモ船長は友好的になる。しかし、旅の途中でネモ船長は人道的な対応のほか、侵略者への復讐のために残酷な一面も見せる。

物語の後半で、不審感を抱いたアロナックス博士とネモ船長は対立していく。ノーチラス号が国籍不明の軍艦に攻撃され、反撃して撃沈したのをきっかけに、アロナックス博士たちは隙をついてノーチラス号から脱出してしまった。

「神秘の島」のあらすじ

1865年、敵軍の捕虜として捕まっていた主人公のサイラス・スミス技師は、仲間と共に気球を奪って脱出を図る。サイラスたちは無事に脱出をしたものの、気球は墜落して無人島に漂着してしまう。そこでサイラスをリーダーに島での自活が始まる。

生活は順調だったが、サイラスは自分たち以外の人間がいる痕跡を発見。そして謎の人物からの連絡を追っていくと、海底洞窟に停泊していた潜水艦を見つける。

無人島はノーチラス号の寄港地であり、ネモ船長と名乗った老人はサイラスたちに自らの経歴を話す。ノーチラス号の進水から30年が経ち、仲間は全員亡くなったためネモ船長は1人で過ごしていた。

ネモ船長の最期

「神秘の島」では、ネモ船長が自分の死期を悟り、余生を過ごしていた無人島で、流れ着いたサイラスたちに遺言を託す。自分の死後はノーチラス号を棺にして海底深くに沈めて欲しいとサイラスに頼み、全てを話して息を引き取ったネモ船長は、ノーチラス号と共に海底洞窟の底に沈んでいった。

トリトンの元ネタ

トリトンのプロフィール

出典 ギリシャ神話
地域 欧州
時代 紀元前15世紀以前
誕生日 不明

出典の詳細

出典はギリシャ神話

トリトンが登場するギリシャ神話は、およそ紀元前15世紀頃に始まったと考えられている。ホメーロスの二大叙事詩「イーリアス」と「オデュッセイア」の題材でもあり、ギリシャ神話を元に様々な作品が作られた。

トリトンの史実・伝承

トリトンの出自

トリトンは海神ポセイドンと女神アムピトリテの間に生まれた。人間の上半身と魚の尾を持つ人魚のような姿をしていると伝わっている。トリトンの姿は時代が進むにつれて、馬の前足を持つ生き物としてもイメージされるようになった。

トリトンの伝承

父親のポセイドンと同じく、三叉の矛であるトライデントを持っている。さらに、波を自在に操る法螺貝も持っているのが特徴。

法螺貝の音は「強健な野獣のうなり声」と巨人に勘違いされ逃げ出されるほど恐ろしいとされている。また、トリトンは法螺貝を吹いて大洪水から人間を助けた逸話もある。

トリトンは、アルゴナウタイの物語にも登場する。浜に打ち上げられてしまったアルゴー船を乗組員が湖まで運び、湖にいたトリトンに地中海へと導いてもらった話がある。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

幻霊が混じった複合サーヴァント

ネモ船長はマスターであるシオンが召喚した際に、幻霊を掛け合わせて霊基を成立させたサーヴァント。そのため、ネモ船長にはトリトンの霊基も混じっている。

FGOでの小ネタ

FGOアーケードでは大人の姿で登場

FGOアーケード7章では大人の姿で登場。「船長」とだけ名乗っていた。物語中でノアとしての真名を明らかにしているが、容姿が変わっていた理由やネモとの関連性はまだ語られていない。

キャプテン=ネモ船長の伏線

2017年クリスマス

キャプテンの真名が明かされる前に、正体がネモ船長である伏線はイベントやストーリーで度々登場していた。2017年のクリスマスイベントでは、ドゥムジから潜水艦の英霊がいると示唆されていた。

また、インドのダカール王子であったため、マスターのシオンからは「王子(プリンス)」と呼ばれたこともあった。2部4章にてシオンが語った副作戦名「角を持つ怪物」も、海底二万里にて怪物として語られたノーチラス号のことを指している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ネモとの関係
ラクシュミー
ラクシュミー
インド大反乱でイギリスに抵抗した指導者。
2部4章でもキャプテンとの関係が示唆されていた。
メドゥーサ
メドゥーサ
ポセイドンの愛人として有名。
オリオン
オリオン
オリオンはポセイドンの息子とされる伝承もある。

参考文献
wikipedia

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