【FGO】ラクシュミー・バーイーの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ラクシュミー・バーイー(ラクシュミー/アラクシュミー)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
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ラクシュミー・バーイー |
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ラクシュミー・バーイーの元ネタ
ラクシュミー・バーイーのプロフィール
出典 | 史実 |
地域 | インド |
時代 | 19世紀 |
誕生日 | 1835年頃 |
ラクシュミー・バーイーの出典
女神ラクシュミーとの関係
ラクシュミー・バーイーは史実上の人物であり、ヒンドゥー教の女神・ラクシュミーとは別の存在。
しかし、FGOに登場するラクシュミー・バーイーは女神ラクシュミー(アラクシュミー)の分霊が宿っている設定になっている。そのため、女神ラクシュミーの元ネタ・史実も合わせて解説する。
ラクシュミー・バーイーの史実・伝承
ラクシュミー・バーイーの出自
ラクシュミー・バーイーは、出自や幼少期の記録に不明瞭な部分が多い。マラーターと呼ばれる没落した民族の生まれとされている。
若い頃から剣術や乗馬を学んでいた伝説があるが、定かではない。生年月日も不明で、1828年や1835年頃に生まれたという説がある。
王妃としての記録
ラクシュミー・バーイーは1842年にジャーンシー藩王国の王であるガンガーダル・ラーオと結婚する。
藩王国とは、当時イギリスの植民地下だったインドにおいて、イギリスの条約によって認められた領国であった。
1851年に第一子が誕生するも、すぐに病没してしまった。さらに夫であるガンガーダル王も1853年に病死してしまう。
ラクシュミー・バーイーは養子を迎えて藩王国の存続を図った。しかし「失権の原理」という当時の政策で養子による相続が認められず、1854年に藩王国はイギリスに併合されてしまう。
インド大反乱での活躍
ラクシュミー・バーイーは王国を失ったものの、1857年に勃発したインド大反乱を機にイギリスへの抵抗を開始。ジャーンシー城を奪還し、私財で集めた傭兵や民衆を募って義勇軍を率いた。
義勇軍の戦いぶりは敵のイギリス軍からも評価され、ラクシュミーはカリスマ性と優秀な戦術能力から「インドのジャンヌ・ダルク」とも称された。
しかし1858年4月に砦は陥落し、ラクシュミー・バーイーはわずかな味方とともに砦を脱出する。
グワーリヤル城での最期
その後、ラクシュミー・バーイーはグワーリヤル藩王国のグワーリヤル城を奪取し、拠点にする。
イギリス軍はグワーリヤル城に大軍を率いて攻撃。ラクシュミー・バーイーは前線で指揮するも狙撃され、1858年6月に戦死した。
グワーリヤル城は陥落し、ラクシュミー・バーイーと何度も戦ったイギリス軍のヒュー・ローズ少将は、ラクシュミーの遺体を荼毘に付して葬儀を行ったという。
ラクシュミーの元ネタ
ラクシュミーのプロフィール
出典 | ヒンドゥー教、インド神話 |
地域 | インド |
時代 | 紀元前1500〜900年頃 |
誕生日 | 不明 |
ラクシュミーの史実・伝承
ラクシュミーの出自
ラクシュミーはヒンドゥー教における天地創造神話である乳海攪拌の際に誕生した女神。美や富、幸運を司り、ヒンドゥー教の最高神ヴィシュヌの妻とされている。
ヴィシュヌは数多くの化身(アヴァターラ)があるが、ラクシュミーもヴィシュヌの化身にそれぞれ対応する姿や別名がある。
ラクシュミーには姉のアラクシュミーがおり、ヴィシュヌがラクシュミーの夫になる条件として、姉にも配偶者を付けるよう頼んだ神話もある。
アラクシュミーの出自
アラクシュミーは乳海攪拌の際に、ラクシュミーと共に生まれた。不幸や貧困を司る女神とされている。
インド哲学における循環する時代の一つ、カリ・ユガを支配する悪魔カリの二番目の妻とされている。
宝具の元ネタ
ナヒン・デーンゲー
宝具名 | 侵奪怺えぬ拒絶の王国 『ナヒン・デーンゲー』 |
||
ランク | B | 種別 | 対軍宝具 |
レンジ | 1〜40 | 最大捕捉 | 200人 |
宝具説明
彼女の『絶対に祖国を渡さない』という強い決意、願いが形になった宝具。本来は敵対者の侵入・攻撃を防ぐ絶対的な領域を発生させる結界宝具である。
『彼女はジャーンシー王国を命をかけて守った存在である』という定義により、『彼女が守っているものは彼女の王国である』と因果を繋げる事で発動する。
今回はセイバーとして召喚された事により、『外敵に対する拒絶』の概念を攻撃に転化させた対軍宝具として機能させている。
宝具名の由来
ジャーンシー藩王国がイギリスに併合される際に発した「メーレー・ジャーンシー・ナヒン・デーンゲー」という言葉から。
意味は「我がジャーンシーは決して放棄しない」で、城の接収時にイギリス兵らに告げたという。
Fateシリーズでの設定
史実との相違点
擬似サーヴァントに近い状態で召喚
サーヴァントとして召喚されたラクシュミー・バーイーは、女神ラクシュミーの分霊が宿っている。そのため神性を持ち、疑似サーヴァントのような状況になっている。
さらに、実際に宿っているのは女神アラクシュミーの方で、不運の女神として稀に不幸な目に遭っている。
FGOでの小ネタ
アルトリア顔で実装
ラクシュミー・バーイーは「インドのジャンヌ・ダルク」と呼ばれているためか、ジャンヌの顔と似ている。実際にマイルームでの会話でも親近感があると話している。
イラストレーターもジャンヌと同じ武内崇氏が担当している。ちなみに、アルトリア顔特性がある。
各サーヴァントの声優・絵師一覧 |
「武内崇」氏が担当するサーヴァント一覧 |
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | ラクシュミー・バーイーとの関係 |
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ジャンヌ |
異名の元になった人物。 顔も似ている。 |
術ジル |
ジャンヌと間違えられて追いかけられているそう。 |
ラーマ |
妻であるシータが女神ラクシュミーの化身。 2部4章でも絡まれる。 |
シータ |
女神ラクシュミーの化身。 |
関連リンク
参考文献
・wikipedia
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