【FGO】コンスタンティノス11世の元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「コンスタンティノス11世/マイケル」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
コンスタンティノス11世の元ネタ
コンスタンティノス11世のプロフィール
出典 | 史実 |
地域 | 欧州 |
時代 | 15世紀 |
誕生年月日 | 1405年2月8日 |
没年 | 1453年5月29日 |
コンスタンティノス11世の史実解説と伝承
東ローマ帝国最後の皇帝
コンスタンティノス11世パレオロゴス・ドラガセスは東ローマ帝国パレオロゴス王朝の皇帝であり、東ローマ帝国最後の皇帝でもある。首都「コンスタンティノープル」をオスマン帝国軍に包囲され、身の安全や財産の保障を提案されるも、最後までローマ皇帝として戦い続けた。
将来を期待されて育つ
コンスタンティノス11世は、東ローマ皇帝「マヌエル2世パレオロゴス」の子として生まれ、幼少期からも優秀だったため将来を期待されて育っていた。コルンティヌス11世が18歳の頃には、母の指導の下でオスマン帝国の「スルタン・ムルト2世」と平和条約に署名を行うなど政治にも足を踏み入れた。
44歳で即位
1449年に即位したコンスタンティノス11世は、当時脅威であったオスマン帝国との平和条約をムルト2世と結んだ。しかし、1451年にムルト2世が没した後の後継者「メフメト2世」は態度を激変。始めは有効的な関係であったが、コンスタンティノス11世が行った政策に反発し、首都の制圧準備に入った。
コンスタンティノープルの陥落と最後
1453年メフメト2世はコンスタンティノープルを包囲し、コンスタンティノス11世に降伏勧告を行う。勧告の内容は身の安全、財産の保障などであったが、コンスタンティノス11世は拒否。
最後までローマ皇帝として戦うことを選び、自らも剣をとってオスマン軍と衝突。最終的に行方不明になり、コンスタンティノープルは陥落。そしてローマ皇帝継承者は途絶え、ローマ帝国は滅亡したことになる。
宝具の元ネタ
テオドシウス・コンスタンティノス
宝具名 | 祈誓たるは三重の貴壁 『テオドシウス・コンスタンティノス』 |
||
ランク | B+ | 種別 | 対軍宝具(自身) |
レンジ | 1 | 最大捕捉 | 7000人 |
宝具名の由来
「テオドシウス」は4世紀に古代ローマ帝国を支配していたテオドシウス1世のことと思われる。テオドシウス1世の死後、2人の息子に東西を分担して統一させたことで、帝国は東ローマ帝国と西ローマ帝国に分かれて統治されるようになった。
コンスタンティノス11世は東ローマ帝国ないしローマ帝国最後の皇帝とされているため、東ローマ帝国における最初と最後の皇帝の名を合わせた宝具名と思われる。
宝具演出の元ネタ
コンスタンティノス11世が守っているのは、オスマン帝国に侵攻を受けている最中の首都コンスタンティノープルかと思われる。描写される街並に現イスタンブールにある「ハギア・ソフィア大聖堂」と思しき教会がある。
なお、実装直後はハギア・ソフィア大聖堂の横に2本の柱が建造されていた。柱はイスラム教の宗教施設に付随する塔「ミナレット」であり、キリスト教教会であった首都陥落前には無かった建造物。コンスタンティノスが守る時期にあるはずがないため、後に修正された。
宝具演出の修正箇所
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
初登場時はマイケルとして登場
コンスタンティノスは2022年のホワイトデーイベントで初登場しており、当初はストーリー内で「マイケル」と名乗っていた。その後、ストーリー内で自らの真名を明かしており、アイテム交換のショップ店員も担当していたが、当イベントでは実装されなかった。
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | コンスタンティノスとの関係 |
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ロムルス |
【ローマ関係者】 王政ローマ建国の初代王。 |
ネロ |
【ローマ関係者】 ローマ帝国の第5代皇帝。 |
カリギュラ |
【ローマ関係者】 ローマ帝国の第3代皇帝。 |
カエサル |
【ローマ関係者】 共和政ローマ末期の政務官 |
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