【ツイステ】6章「冥府の番人 」のあらすじとネタバレと感想
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ツイステッドワンダーランド(ツイステ)の6章「冥府の番人 」のあらすじとネタバレと感想をご紹介!冥府の番人の全ストーリーのあらすじとストーリーのネタバレまとめ、感想、カウントダウン画像の伏線についても記載しているので、冥府の番人のストーリーを楽しむ際のお供にどうぞ。
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公式で発表になったあらすじ
前編
VDCが終わった晩、豹変したグリムに襲われた主人公。エースとデュースに相談し、一緒にグリムを探そうとするが、寮長たちに招集をかけた学園長に先を越されてしまう。数日後、VDC参加メンバーはヴィルの呼び出しを受け……。
中編1
『S.T.Y.X.』本部にて自らを「所長代理」と名乗るイデアに迎えられるオーバーブロット経験者一同。一方『カローン』が過ぎ去った学園では……。
中編2
嘆きの島に辿り着いた主人公たちはオルトの案内により島の内部へと歩みを進める。その頃、精密検査を終えたオーバーブロット経験者達は……。
後編1
「ゼロをゼロのままにしないために」と動き出したオルト。オーバーブロットにまつわる因果に考えを巡らせるイデア。『レテの河』による『洪水』まで、あと数時間。
後編2
イデアとオルトの計画の阻止をするため、そしてグリムと再会するため、『タルタロス』の最深部『冥府』を目指す主人公たち。そこで彼らは、世界をかけた勝負に挑む。
ストーリーのネタバレまとめ
前編
真夜中にエースとデュースを呼び出した監督生は、凶暴化したまま姿を消してしまったグリムについて二人に相談する。談話室へと移動したエース・デュース・監督生は学園長・クロウリーを呼び出して事情を説明。クロウリーは己の知識を語り、グリム凶暴化の原因についての仮説を立てる。その後、クロウリーは教師と各寮の寮長を招集し、グリムの探索に乗り出す。オルトによって無事に捕獲されたグリムは、クロウリーによって身柄を拘束される。
数日後、オンボロ寮談話室ではNRCトライブメンバーが集合して反省会を行っている最中に、突如として学園が謎の集団の襲撃に遭う。謎の侵入者達はヴィル、ジャミル、リドル、レオナ、アズール、グリム、クロウリーが連れ去られてしまう。残された面々は学園長室に集合し、状況の整理を行う。
トレインとマレウスによって、襲撃者は『嘆きの島』でブロットの研究を行う機関『S.T.Y.X.』の『カローン部隊』であると判明する。同時刻、連れ去られたリドル、レオナ、アズール、ヴィル、ジャミルは同じ輸送機に入れられ、嘆きの島へと移送されていた。輸送機が嘆きの島へ到着し、リドル達が開いたハッチから外へ出ると、そこには「S.T.Y.X.所長代理」と名乗るイデアの姿があった。
中編1
「S.T.Y.X.所長代理」として登場したイデア。そんなイデアに対し、オーバーブロット組は「この状況について説明しろ」と怒りを顕にするが、「君たち、何か忘れてないかなぁ?ここはどこ?僕は誰だっけ?……僕がボスだ」と凄むイデアに、オーバーブロット組は不承不承従うことにする。一方、学園長室では依然としてマレウス達有識者を中心として、「嘆きの島」及び「シュラウド家」についての認識のすり合わせが続いていた。
一同が解散した後、監督生はエース達が担ぎ込まれた保健室へ向かう。目覚めていたエペルと合流し、彼の提案によってポムフィオーレ寮に宿泊することとなった監督生。二人が鏡舎から寮へ向かおうとしたその時、突如鏡から飛び出してきたルークとエペルが激突してしまう。ルークはヴィルに化粧水を届けなければ!と叫びながら嘆きの島へ向かうべく学園を飛び出していき、エペルと監督生もルークの後を追って学園を飛び出す。
その頃、グリムを除くオーバーブロット組はイデアからS.T.Y.X.やブロットに関する説明を受け、被検体として、ブロット計測の為のバトルシミュレーションを受けることとなる。イデアが粛々と検査を進めていると、突如として館内にアラームが鳴り響く。襲撃者到来の知らせを受けたイデアがドローンの映像で襲撃者の姿を確認すると、なんとそこにはルークの姿が!
中編2
無事に嘆きの島へと辿り着いたルークたちは、イデアと対峙する。命がけで嘆きの島へとやってきたルーク達がヴィルに渡して欲しいと取り出した薬品を検分し、それがスキンケア用品であると確認したイデアは「命に関わる薬じゃないんかい!!!」とナイスツッコミを入れる。イデアは頭を抱えながらも、オルトと追加実装された問題児の対応をすり合わせ、オルトにルーク達の案内を任せる。
イデアと別れた後、ルーク達はオルトに先導されてS.T.Y.X.本部内へと足を踏み入れる。オルトからの事情聴取を受けたルーク達。オルトから、何故嘆きの島へやってきたのかを聞かれたルークは、「やれるだけのことはやったという為だ」と答え、ルークの回答を受けたオルトは、物思いに耽りながらイデアの元へ帰還する。グリムの検査を行っていたイデアは、オルトにグリムの検査結果について詳細を語る。オルトと会話を重ねながら、イデアは「呪いと祝福」「シュラウド家の秘密」について話す。
話に一区切り着いた所で、イデアは研究所員から被検体達に難があり手を付けられないと報告を受け、問題児たちの元へ行く。するとそれぞれが好き勝手に我儘を言い出し、イデアはまたも頭を抱える。その時、ファントムの被検体テストが始まり、その場に居た者たちは3時間暇つぶしをしなければならなくなる。文句を言う問題児たちに暇つぶしとして、オルトはゲームを提供する。オーバーブロット組とオルト、イデアはワイワイと盛り上がりながら3種類のゲームをプレイする。
ヴィルがスター・ローグをプレイし、イデアはスターローグについて熱く語りだす。イデアの嘆きを聞いたヴィルは「最初から何も行動を起こさなければ、可能性はゼロ。アタシ達まだ18歳よ?諦めるには早すぎる」と語り、ヴィルの言葉はオルトの心に刺さる。無事にテストが終わった後、問題児達はそれぞれ待機ルームへと戻っていくが、イデアはヴィルだけを残し、例のルークから渡された美容液をヴィルに手渡す。
「レテの河」を使い、S.T.Y.X.の秘密を知ってしまった全ての者達の記憶を書き換えるのは「嘆きの島の番人」の役目。レテの河を使えば、ナイトレイブンカレッジの生徒たちの記憶から、S.T.Y.X.の襲撃からの一連の出来事の記憶は全て消去されてしまう。楽しい思い出も全て消えてしまうという事実を前に、自分に出来ることについて考えを巡らせながら廊下を進むオルト。その時、どこからともなく声が聞こえ、オルトは精神を操られてしまう。
後編1
イデアはS.T.Y.X.所内にある個室にて、NRCにおける連鎖オバブロ事件を密告してきた人物や一連の事件に関しての考察を巡らせていた。そこに、ネトゲ仲間の「マッスル紅」からチャットが飛んできて、イデアはマッスル紅とゲームで遊ぶ約束をしていた事を思い出す。マッスル紅と後日改めて遊ぶ約束を取り付けたイデアは、週末を心待ちにする。
一方、マッスル紅ことリリアは、再度S.T.Y.X.が襲撃してくる可能性なども考慮し、ディアソムニア寮内で警戒態勢を取っていた。そこにシルバーとセベクがやってきて、セベクが「マレウスが居ない!」と大騒ぎし始める。リリアはシルバーと共にセベクをなだめつつ、マレウスが居るであろうオンボロ寮にワープした。
崩壊したオンボロ寮の談話室内にマレウスの姿を見つけたリリアは、マレウスとしばし語らう。マレウスの話に耳を傾けながら、リリアはマレウスの心の成長を感じながら、妖精族として生きていく上で忘れてはならない感情について語る。
所は変わり、イデアの元に端末通信で「 レテの河」の洪水準備が整ったとの報せが入る。定刻通りに発動させようとイデアが指示出しをしていると、突然館内の電気が落ち、管制室や内線電話での通信ができなくなってしまう。イデアは非常用ドアコックを使って廊下に出ると、状況の分析と把握を行いながら、管制室へと向かう。所員達からの報告を受け、不測の事態に驚いていると、オルトからの通信が入る。オルトとの対話によって、この騒動がオルトによって引き起こされた事、対話している相手がORTOではなく「オルト」である事に気づいたイデアは「タルタロス」の入り口へと駆ける。
冥府の門が開いている事をイデアが確認するのと同時に、わずかに開いた門の隙間から「オルト」の声が語りかけてくる。そしてイデアはタルタロスの門を開き――ドクロのユニット内に収まっていたイデアの魔法石が、一気にブロットによる汚染を受け、漆黒へと染まる。タルタロスの門が開いた事によりS.T.Y.X.本部内はさらにブロット濃度が上昇。被験体の収容区画にいたグリムは、タルタロスから漏れた瘴気に触れたことで再び自我を喪い凶暴化する。
同刻、ヴィルは館内の異常に戸惑っていた。魔法封じのチョーカーが外れて魔法が使えるようになった事を確認したヴィルは、ルークが持ってきてくれた化粧水に己のユニーク魔法を使用し、ドアロックを破壊できる劇薬の生成に成功する。廊下に出たヴィルは、劇物を利用してジャミル、リドル、アズール、レオナを脱出させる。全員で何が起こっているのか解らないながらに情報を分析しつつ、魔法で寮服に着替えながらマジカルペンを召喚した直後、カローンの急襲を受けたオバブロ組は応戦し勝利する。依然として状況はつかめないが、ヴィルの提案により、事態が悪化する前に管制室を目指すことに。
その頃、ヘカーテ地区の研修施設でも、エペル・ルーク・監督生が突然の停電に戸惑っていた。ルークは聞き耳を立てて情報を得てから、あらかじめヴィルのコスメの一つにかけておいた己のユニーク魔法「果てまで届く弓矢」を使って、ヴィルの移動を確認した。更にルークは非常用ドアコックの位置を探り当てて扉を開き、エペルと監督生を連れて本部を目指し始める。
ルーク達が本部入り口へとたどり着くと、S.T.Y.X.の所員がカローンに襲われていた。応戦して所員を救出したルーク達は、戦闘を続けながら退避を試みるものの、敵はどんどん増え続け、所員と監督生は逃げ遅れてしまう。このままやられてしまうのかと監督生が覚悟を決めたその時、エペルが覚醒し、ユニーク魔法「真紅の果実」を発動。結界で所員と監督生の命を救う。所員から話を聞いたルーク達は、ヴィル達オバブロ組を救出するために、改めて本部を目指す事にする。救った所員からS.T.Y.X.所員用のIDカードを譲り受けたルーク達は、オバブロ組の元へと急ぐ。
ルーク達が奮戦していた裏で、管制室を目指していたオバブロ組もカローンに襲われているS.T.Y.X.所員と遭遇していた。所員を救出したオバブロ組は、半狂乱になる所員に管制室までの道案内をさせながら話を聞き出そうとするが、怯えきった所員では埒が明かず、見かねたジャミルが「蛇のいざない」を使って所員を操り、道案内をさせて管制室へと到着。絶望に打ちひしがれて弱気になっていたオペレーター達に喝を入れる。
ヴィルがオペレーター達にイデアの居場所を尋ねれば、どこからともなくオルトが語りかけてくる。オルトとイデアは現在「タルタロス」の最深部である「冥府」に居るという。ヴィルはオルトから「『冥府』と『タルタロス』を開放して一度世界を崩壊させ、一度リセットして新世界を創る」という計画を打ち明けられる。ヴィルはオルト達のチャレンジを応援しながらも己の夢や志をリセットされる事に断固抵抗するとし、敵対を宣言。ヴィル以外のオバブロメンバーも、それぞれの理由によってオルト達との敵対を選んだ。オルトの通信が途切れた後、更にカローン達の攻撃は激しさを増す。
無数に襲い来るロボットタイプのカローン達にヴィル達が必死で応戦していると、エペルが駆けつけ、ユニーク魔法を行使。合流したルーク達と共に、ヴィル達はカローンを撃退。再会を喜びつつ、どうやってここまで来たのかや、グリムの居場所について状況確認を行う。
オペレーター達によってグリムが「タルタロス」の門潜っていってしまったと発覚。ヴィルは冥府に居るオルト達の元へと向かう道すがらで拾っていこうと提案する。止めるオペレーターに正論を叩きつけたNRCの生徒達は、オペレーターからIDカードと本部の地図、トランシーバー、3つのキーホルダーを譲り渡される。オペレーター曰く、3つのキーホルダーは対ファントム用決戦アームズという兵器の起動キーであるという。なんでも、タルタロス第6層には格納庫があり、そこにはジュピター家の始祖が「原初のファントム」を封じる際に用いたとされる「雷帝の槍」が1本ずつ、計3本安置されているとオペレーターは語る。オペレーターから槍の注意点などを聞いたヴィル達は、3手に分かれて「タルタロス」のタワー攻略を目指す。
冥府では、イデアとオルトがNRC生達を待ち構えている。冥府の底に、心底楽しそうなオルトの笑い声がこだました。
後編2
オーバーブロット組とルーク、エペル、監督生の面々は、3手に分かれてそれぞれタルタロスタワー第1〜第3の第12層を目指し始める。ケージから出てきたファントム達が行く手を阻むが、NRCの面々は魔法で敵を蹴散らし、先を進むが、道中で度々岩、氷、炎のタイタンズの襲撃を受ける。生徒たちは職員から借り受けた「雷霆の槍」を起動し、タイタンズに向かって強力な雷撃をお見舞いし、原初のファントムを撃退しながら第12層に到達する。
し生徒たちが第12層の格納庫で雷霆の槍を充電しながら急速をを取り、1時間程が経った頃、突如とてつもない轟音が辺りに鳴り響いた。まだ雷霆の槍の充電が不十分であったが、生徒たちは槍を手に非常階段へと飛び出す。すると、辺りには今まで以上に濃厚な瘴気が立ち込めていた。
管制室からの通信によれば、冥府の門が開き始め、ブロット濃度が更に上昇を続けているという。これ以上タルタロスの下層フロアに留まるのは非常に危険であるため、ただちに離脱せよという指示を聞いた生徒たちは、職員が用意してくれた3台のチャリオットに乗り込み、緊急退避を試みる。緊急脱出のさ中、リドルが冥府の底から何かが這い出てくるのに気づいた。冥府から這い出てきたものは、オーバーブロットしたイデアであった。イデアはシュラウド家のものが持つユニーク魔法を発動させ、冥府の門を開門させる。すると、開かれた冥府の門から、更に巨大な何かが這い出てきた。生徒たちに気さくな調子で話しかけてくる怪物――それは、怪物の姿へと変わり果てたオルト・シュラウド。そして、オルトの肩部分には、グリムの姿が。
シュラウド兄弟の野望を阻止すべく、リドルとアズール、レオナとジャミルが連戦し、雷霆の槍の電撃をお見舞いするものの、オルトを倒すには至らない。そして、戦いで冥府と同化したオルトに近づきすぎたリドルは、生気を吸い取られて髪が白髪になり、倒れてしまった。力を使い果たした面々はヴィルたちに後を託し、戦線を離脱する。後を託されたヴィルたちは、全ての力を注いで雷霆の槍の一撃をお見舞いする。三度目の正直で、ついに力尽きたオルトの体が、イデアとグリムを取り込んだまま冥府の底へ落ちていこうとしている。二人が道連れになるのを阻止しようと、ヴィルは衝動的に冥府へ飛び込んだ。
意識を失ったイデアは、過去を回想する。いまだ家や過去に縛られて苦しむイデアに、オルトは語りかける。「まだこっちに来ちゃだめだ。もうなにも諦めなくていい。兄ちゃんには未来がある。あの日の僕らの夢を叶えてくれ」と。イデアが意識を取り戻すと、オルトの姿はなかった。オルトの代わりに居たのは、老いさらばえ変わり果てた姿となったヴィルである。リドル以上にオルトに肉薄した影響で、ヴィルは老いてしまったのである。しかし、ヴィル以上に深刻な状況にあるのはグリムで、彼は息をしていなかった。
ヴィルに指示されたイデアがユニーク魔法で冥府の門を閉ざした後、監督生たちは必死でグリムの背を叩きながら名を呼び、グリムの喉に詰まったものを吐き出させる。無事に意識を取り戻したグリムに安堵しつつ、ヴィルたちの治療を行うため、賢者の島のNRCへ輸送される。なお、レテの河は完全にシステムが破壊され、記憶の消去が不可能となったため、一行は嘆きの島での記憶を保持したままの帰還となる。道中、ヴィルは自身が老人となってしまった絶望を永遠に嘆き続け、大声で泣き続けた。
嘆きの島内部で後処理を行うイデアを残し、NRCへと帰還した生徒たちは、残留組メンバーと再会を果たす。みなが再会を喜びつつ変わり果てたヴィルの姿に驚愕するが、リリアはいち早くヴィルが老いた原因を察し、指摘する。リリアの指摘を受け、帰還組は嘆きの島で起こった大事件を掻い摘んで話して聞かせた。ヴィルを不憫に思ったリリアは、マレウスにとりなしてヴィルにマレウスの魔力を分け与えてやるよう進言する。マレウスの魔力を譲り受けたヴィルは、たちまち元の18歳の姿へと戻った。
ところは変わり、嘆きの島ではイデアがORTHOの体を新たに作り直している。グリムが喉に詰まらせていたものは、オルトのメモリーやプログラムが保存されている魔導式メモリーカードだったのだ。緊張しながらORTHOを再起動すれば、オルトは無事に目覚めた。ORTHOは度重なる雷撃を受けた影響か、はたまた長時間ブロットに晒された影響か、魔導回路が変質し、AIでありながら心を持つに至った。イデアは言う。「もう弟役に縛られなくていい。お前は自由だ」と。そして、ORTHOは己の心で「イデアの弟として、『オルト』してイデアの側に居る道を選ぶ。
数週間後、監督性とグリムは改築されたオンボロ寮に足を踏み入れた。S.T.Y.X.によって綺麗に改修された外装や玄関はまるで新築のようにピカピカに。結果的にフローリングのリフォーム代が浮いたため、VDCの報酬によって談話室のリフォーム、水回りの整備と給湯器の交換も行い、見違えるように快適な暮らしが営めるようになっていた。さすがに監督生の部屋までは改修の手が回らなかったものの、ヴィルが魔法投影機をプレゼントし、簡素な部屋がゴージャスに見えるようになる。
ヴィルの心遣いに喜ぶ監督生の元へ、エーデュース、学園長、イデア、オルトがやってくる。学園長によると、オルトはこれから1年C組に編入するとのこと。学園長はオルトを紹介し、グリムに体調は問題ないかを尋ねてから去っていった。
残った生徒たちは、イデアがお詫びにと持ってきたゲーム機『ワンダー・リンク』でみんなで遊ぶ事に。ジュースやタルトを飲食しながらゲームに興じる、「普通の男子学生の日常」を手に入れたイデアとオルト。そんな二人を見守りながら、ヴィルとルークはシュラウド兄弟の「奇跡」と「愛」について語る。
その日の夜、再びオンボロ寮の鏡が光り、ミッキーとの再会を果たす。監督生はグリムを起こしてミッキーに会わせようとするものの、グリムにはミッキーの姿が見えないという。ミッキーも監督生も、互いの姿以外はひどい霧がかかっていて認識できないことを知り、監督性の留守中に銀髪の不思議な瞳の男の子が監督生の部屋に居たと教えてもらった所でその日の逢瀬を終える。
一方、ディアソムニア寮の談話室ではマレウス、リリア、シルバー、セベクが集って雑談に興じている。マレウスはセベクたちの話に耳を傾けながらも、物思いに耽る。S.T.Y.X.の襲撃を受けた夜、半壊したオンボロ寮の談話室でリリアが呟いた言葉や、運動場で聞いたヒトの命の儚さ。人間という種族の脆さと強かさは、果たしてマレウスにどんな変化を与えたのか?物語は7章へと続く。
カウントダウン画像の伏線
カウントダウン画像 | |
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カウントダウンセリフ |
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オルトのカウントダウンセリフ |
君は生きてるヒト?じゃあ、兄さんの友達になってよ。 |
イデアのカウントダウンセリフ |
こんなところに来ちゃうなんて…… 君、運命の女神に見放されてるね。 |
イラストとセリフが完全に伏線であった
見返してみると、イグニハイドのカウントダウン画像は逆向きのオルトと嘆くイデアというイラストに、意味深なセリフが付いていた。6章を終えた後に見れば、このオルトは冥府へと堕ちている所だと受け取れる。また、嘆くイデアの姿はまさに「嘆きの島の番人」といった様相である。
プレイした攻略班のネタバレ感想
号泣不可避すぎる
以前から、シュラウド兄弟に関しては色々囁かれており、概ねは巷や自身の考察の通りの過去であったが、覚悟と理解をしていてもなお、どちゃどちゃに泣き申した。特に、オルトの「こっちに来るのはまだ早いよ」のくだりは、そういう展開になるだろうとあらかじめ予測していても、涙が止まらなくなった。
ヴィルパイセンがかっけぇ〜!
5章からそうであったが、ヴィルの内面が強くしなやかで、「君は本当に18歳なのか?人生何周目なんだい?」と問いたくなるような成熟っぷりであった。老いさらばえた姿になり、ショックを受けているにも関わらず、演技であっても「だからどうした。今この瞬間、私は誰よりも美しい」と啖呵を切れる所も、もうとにかくかっこいいの極みだし、気が抜けて年相応に泣き崩れる所も含めて、高感度がうなぎのぼりに上昇した。
レオナの観察眼が流石
レオナ先輩の他者の深層心理を的確に見抜く力がすごい。イデアがヴィルとレオナはタンク役に向いていると作中で言っていたが、タンクは通常、リーダーが担う場合が多いジョブである。ツイステの学生の中では唯一20歳を超えるレオナであるが、正直、年齢以上に内面が成熟していると感じた。
タワー攻略編成の中で、レオナ・ジャミルペアのみが唯一どちらも老いなかった点を考えても、どのラインまでが近寄れる限界かを的確に見抜き、踏み込みすぎないようにしていたのだろう。イデアが「なんでオーバーブロットしたんだ?」と首を捻るのも納得である。
ルーク!!サバナクローだったんか!!
ルークがサバナクロー寮から転寮したと聞いて、マジか!と思ったが、そういえばルークは「ジャングル・ブック」の要素が入っていると明かされていたなぁ!と興奮を隠せなかった。いままであまりレオナと掛け合いをしている印象がなかったが、公式におかれましては今度ぜひ、レオナとルークをガッツリ絡ませたイベントを開催していただきたい。
伏線の張り方と回収の仕方が細やか
例えば、グリムがオルトのメモリーカードを飲み込んだくだり。グリムはずっとブロットの結晶を好んで食べていた。メモリーカードは結晶と同じくらいのサイズであった。つまり、グリムはブロットの結晶と間違えて、オルトのメモリーを飲み込んだのである。要は、ブロットの結晶がグリムの飲み込める、口に含めるサイズであるのは、6章のこの展開の伏線だったと考えていいだろう。このように、「ツイステッドワンダーランド」という1つの作品として全体のストーリーを見た時に、非常に伏線の張り方や回収の仕方が上手いと感じた。
6章攻略情報まとめとチャート一覧 | |||
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6章ストーリー攻略情報まとめ |
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前編の攻略 |
中編1の 攻略 |
中編2の 攻略 |
後編1の 攻略 |
後編2の攻略 |
6-66攻略 |
6-67攻略 |
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童話や神話、魔術、日本史の知識を多く持つガチオタライターがキャラ周りの記事を担当しています。また、各キャラを輝かせられる編成を、日々研究中です。▶ツイステ攻略班Twitter |