【FGO】クレオパトラの元ネタと史実解説

クレオパトラの元ネタ

クレオパトラのプロフィール

クレオパトラの史実・伝承

クレオパトラの出自

紀元前69年、クレオパトラ7世は古代エジプトの首都、アレクサンドリアにて父・プトレマイオス12世と、母・クレオパトラ5世の娘として生まれる。

勉強熱心なクレオパトラ

クレオパトラは遊び人であった父を反面教師とし、勉学に勤しむ。父・プトレマイオス12世は、ファラオの地位をしか考えない人物であり、地位を守る為に弟を見殺しにし、国民に重税を強いる暴君であった。

幼い頃から、エジプトの支配者を望んでいたクレオパトラは、子供の頃から努力を重ね、7カ国語を操り、医学や科学に精通した才女となったとされる。

しかし、宦官らは、弟・プトレマイオス13世が幼少であることに付け込み、実権を握られてしまう。クレオパトラ7世は反発するも、策略によって東部国境近くのペルシオンに追放される。

ローマ内戦の余波

当時ローマ帝国では内戦が起きており、カエサルに敗走したポンペイウスは、エジプトを頼って逃げてくる。しかし、カエサルの歓心を得ようとしたプトレマイオス13世は配下にポンペイウスを殺害させてしまう。

ポンペイウスが殺害されたことを知らないカエサルは、軍勢を率いてアレクサンドリアに襲来し、占拠を恐れたエジプト住民の反発に遭う。

カエサルとの出会い

クレオパトラは、エジプト王位を巡る混乱の中で、カエサルと出会う。

カエサルは、混乱を収めるため、プトレマイオス13世とクレオパトラ7世を、アレクサンドリアに呼び寄せ、調停を画策する。しかしプトレマイオス13世派と対立していたクレオパトラ7世の出頭は困難を極めた。

そこでクレオパトラは自らを絨毯に包ませると、カエサルの元へ贈り物として届けさせたのであった。カエサルは、絨毯から現れたクレオパトラに対して美貌と勇気に驚愕し、虜になる。

エジプト女王

一夜を共にした2人は、プトレマイオス派、クレオパトラ派が共同して統治するように声明を出す。

独立王権を諦めきれないプトレマイオス13世は、兵を挙げてクレオパトラたちに攻め込む。しかしカエサル・クレオパトラには敵わず、プトレマイオス13世は返り討ちに合い、殺害される。

その後クレオパトラは、11歳のプトレマイオス14世を、夫として王位に付けると、年上である自らに実権を与え、女王として君臨する。

カエサルは、女王となったクレオパトラとの間に子・カエサリオンを儲けると、ローマへ帰国し、豪華な別荘で暮らし始める。

カエサルの暗殺

クレオパトラが女王となった2年後、カエサルはブルータスらに暗殺されてしまう。カエサルが亡くなって間もなく、クレオパトラはカエサリオンを連れ、エジプトへと逃げ帰る。

逃げ帰ったクレオパトラは、後顧の憂いをなくすため、プトレマイオス14世を毒殺すると、息子・カエサリオンをプトレマイオス15世として即位させたとされている。

アントニウスとの結婚

クレオパトラはカエサルに代わる実力者としてアントニウスとの結婚を画策する。クレオパトラは、カエサルの副官であったアントニウスを金銀で飾った船に招待する。

アントニウスは、妖艶なクレオパトラの姿に魅了され、誘われるがままにアレクサンドリアへと同行すると、その4年後には2人は結婚する。

アクティウムの海戦

アントニウスとの結婚が引き金となり、クレオパトラは戦いに巻き込まれる。アントニウスは、既にカエサルの後継者・オクタヴィアヌスの姉と結婚しており、これに憤怒したオクタヴィアヌスはクレオパトラに宣戦布告する。

アントニウス・クレオパトラ軍は、オクタヴィアヌス軍はギリシャのアクティウム沖で海戦を開始するも、オクタヴィアヌス軍の圧勝に終わる。

クレオパトラの最期

逃走したクレオパトラは霊廟に立てこもるものの、オクタヴィアヌス軍に囚われてしまう。市中引き回しの系による処刑が宣告されるものの、従者に毒蛇を忍ばせたイチジク入りのカゴを持ち込ませると、乳房に噛ませて自害する。

宝具の元ネタ

ウラエウス・アストラペ

宝具説明

真名解放と共に黄金と青の縞模様を持った巨大な蛇を召喚する。召喚された蛇はその身を豪華に変えて昇天し、敵陣の全てを焼き払う。

召喚される蛇は、エジプトで古くから進行されている、猛火と猛毒を司る破壊神・ウラエウス。クレオパトラは騎乗スキルを持っていないため制御出来ず、自らもダメージを食らう。

宝具名の由来

「ウラエウス」はエジプトで古くから進行されている、猛火と猛毒を司る破壊神・ウラエウス、「アストラべ」はギリシャ語で「雷」の意味がある。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

身体能力

史実におけるクレオパトラは武人や将軍等ではなく、身体能力に関する逸話は存在しない。しかし、Fateにおけるクレオパトラは「ファラオ闘法」なる武術を会得し、筋力B・敏捷Aといった高ステータスを獲得している。

Fateシリーズでの小ネタ

王の軍勢

イスカンダルの宝具「王の軍勢」にはプトレマイオスが登場しているとされる。

プトレマイオスはイスカンダルの部下であり、公式イラストやアニメにおいても一般兵とは雰囲気の異なる人物が何名か登場しているため、どれかがプトレマイオスであるとされる。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	クレオパトラとの関係
カエサル	生前に死別した恋人 在りし日の姿に戻ってもらうため、ダイエット計画を立てる

FGO実装済みのファラオ

キャラ名	ツタンカーメンとの関係
ニトクリス	第6王朝のファラオ(ネチェルカラー)と同一視される女王ファラオ。 (紀元前2184〜紀元前2181年) 兄弟の敵を溺死させた逸話を持つ。
ツタンカーメン	第18王朝のファラオ (紀元前1334〜紀元前1325年) 享年18〜19歳の少年ファラオ。 死因は諸説あり現在も不明。
オジマンディアス	第19王朝のファラオ (紀元前1279〜紀元前1212年) 統治期間が長く力のあったファラオ。 宮殿建設や平和条約締結の実績を持つ。
ダレイオス三世	ペルシア支配における3代目ファラオ (紀元前336年〜紀元前332年) イスカンダルに敗北し逃走中に死亡。
イスカンダル	ペルシア軍に勝利してファラオを得た。 (紀元前332年〜紀元前323年) ギリシア系の血筋。 ゼウスの子であると神託を受ける。
プトレマイオス	プトレマイオス朝の初代ファラオ。 (紀元前305年〜紀元前282年) ギリシア系の血筋。 イスカンダルの友であり側近。 エジプト文明を発展させた治世者。
クレオパトラ	プトレマイオス朝の女王ファラオ。 (紀元前51年〜紀元前30年) ギリシア系の血筋。 最後のファラオを息子に持つ。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅣ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

関連記事
クレオパトラ	▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説

キャラ関連記事
最強キャラ	霊基再臨一覧	ボイス一覧

ピックアップサーヴァント

ツタンカーメン

評価と性能再臨画像とマテリアルマイルームボイス・セリフ対象

クラス別サーヴァント一覧

クラス別サーヴァント一覧
剣	弓	槍	騎	術
殺	狂	盾	裁	讐
分	月	臨	欺	獣

属性別サーヴァント一覧

用途別サーヴァント一覧

全サーヴァント一覧