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【FGO】曲亭馬琴と南総里見八犬伝の元ネタ

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「曲亭馬琴」の元ネタである史実を解説。「南総里見八犬伝」の詳細や、原典となる歴史や史実と設定の相違点、登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

曲亭馬琴/南総里見八犬伝/椿説弓張月

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

馬琴の元ネタ

馬琴のプロフィール

出典 史実
地域 日本
時代 18世紀
誕生年月日 1767年7月4日
没年 1848年12月1日

馬琴の史実解説と伝承

馬琴の生い立ち

馬琴は用人の家系の五男として生まれる。本名は滝沢興邦であり、曲亭馬琴は戯号であり、他にも様々な号を使い分けて作家活動を行なっていた。

馬琴が9歳の頃に父が亡くなり、10歳には長男に代わって家督を継いでいる。しかし14歳の頃には仕えていた松平家を出て、母や長男と同居を始めるようになる。

作家として活動するまで

幼い頃から文芸に親しんでいた馬琴は、俳諧を深めて戯作者としての道を歩む。馬琴という号は17歳から使っていた。

執筆活動が本格的になったのは30歳からで、それまでは活動をしながら履物商などで稼ぎを得ていた。27歳の時には結婚しており、1男3女の父親になっている。

長男は医者となり宗伯興継と名乗るようになったが、病弱だったため医業を辞めて馬琴の校正を手伝っていた。宗伯は医師の娘である土岐村路と結婚しており、後に路も馬琴の執筆活動を手伝うようになる。

馬琴の執筆活動

馬琴は原稿料のみでほぼ生計を立てることができた日本で最初の著述家とされており、多くの作品を執筆している。1807年に「椿説弓張月」や「三七全伝南柯夢」を刊行したのを境に名声を築き、1814年には完結まで約28年に及んだ代表作「南総里見八犬伝」を刊行している。

路との口述筆記と馬琴の最期

馬琴は67歳の頃から視覚に異常があり、1839年である73歳には失明してしまう。さらに1835年には一人息子の宗伯まで亡くなっており、不幸が重なる。

それでも宗伯の妻である路の手伝いで、口述筆記により作家活動を続けており、その最中に八犬伝を完結させている。その後未完の作品があった中、1848年に82歳で亡くなった。

南総里見八犬伝の詳細とあらすじ

南総里見八犬伝の概要

「南総里見八犬伝」は日本文学史上最大の長編小説とされており、全98巻106冊で構成されている。中国古典の「水滸伝」や「三国志演義」の影響が強い伝奇小説になっている。

ストーリーのあらすじ

作中の舞台は室町時代後期であり、名字に「犬」の字を持つ八人の若者・八犬士たちが主人公。それぞれ仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字がある数珠の球を持ち、8人が因縁に導かれて集結していく物語になっている。

物語の始まりとなる安房国の里見家は、逆臣の妻である玉梓を斬首したことで呪いを受けていた。ある日、里見義実は飼い犬である八房に、冗談で敵将の首を取れば娘の伏姫を与えると言ってしまう。

すると八房は本当に敵将の首を持ち帰り、伏姫と結婚させることになった。やがて伏姫は犬の子を懐妊していないことの証明として切腹し、命を絶つことになる。

伏姫が亡くなる際、持っていた数珠から霊気を宿った八つの玉が飛び散ったことで、各地に八犬士の8人が誕生した。義実は家臣である金碗大輔に八つの玉を追わせ、伏姫の子である八犬士を探す旅が始まった。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

イベントや礼装で名前だけ登場

馬琴の名前はイベントなどで度々登場しており、水怪クライシスでは「兎園小説」の著者として名前が上がっている。また、水着イベントでは大人アンデルセンが馬琴の名を出しており、アンデルセンの北斎へのボイスでも馬琴に興味を示している。

なお、史実でも縁のあった北斎だが、水着北斎の絆礼装やバレンタイン礼装にて「椿説弓張月」や「南総里見八犬伝」の作品名がフレーバーテキストに記載されている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 馬琴との関係
葛飾北斎
葛飾北斎
馬琴の作品に最も多く挿絵を描いたとされている。親しい間柄で北斎は馬琴の家に居候していたこともあったそう。
水着北斎
水着北斎
源為朝
源為朝
馬琴の代表作「椿説弓張月」で主人公として描かれている。

参考文献
wikipedia

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