【FGO】由井正雪の元ネタ・伝承と史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「由井正雪」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)で由井正雪(ゆいしょうせつ/ゆいまさゆき/由比正雪)考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
由井正雪の元ネタ・伝承と史実解説
出典 | 史実、『慶安太平記』 |
地域 | 日本 |
時代 | 江戸時代(17世紀) |
慶安の変の首謀者
由井正雪は江戸時代末期に生きた軍学者で、慶安の変(由井正雪の乱)の首謀者である。慶安の変は武断政治と呼ばれる厳しい法整備の下、仕える先がなくなり浪人となった武士たちを率いて、幕府転覆を計画した事件を指す。
幕府転覆は失敗に終わる
幕府転覆の計画は露呈しており、由井正雪は自害に追い込まれた。遺体は幕府によって磔になる、連座制で近親者も皆殺しになると酷い最後であった。
しかし、慶安の変のおかげか、浪人の増加が治安の悪化に繋がっていると幕府側も認識し始めた。そして、4代目将軍徳川家綱以降は、武断政治から学問や教育の奨励で人心を収める文治政治へと変わっていった。
武田信玄の生まれ変わり
由比正雪の生涯を書いた実録本『慶安太平記』では、由比正雪は武田信玄の生まれ変わりと書かれている。また、島原の乱でまとめ役を担っていた森宗意軒(もりそういけん)から、幻術を教わったなど現実的ではない大幅な脚色がされている。
Fateシリーズでの設定と活躍
初出は『Fate/SR』のマスター
Fateシリーズにおける由井正雪の初出は『Fate/Samurai Remnant』である。ライダーのマスターとして選ばれ、プレイヤーが操る宮本伊織とは異なり、自らの意志で「盈月の儀」に参戦し、万物の願望機たる『盈月』を求める。
FGOではサーヴァントとして実装される
『Fate/Samurai Remnant』では実在する人物、マスターとして登場した由井正雪だが、FGOではキャスタークラスのサーヴァントとして実装された。キャスタークラスで実装されたのは、『慶安太平記』で描かれた森宗意軒に教わった幻術が発端と考えられる。
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Fateシリーズでは女性
中性的な顔立ちと着込んだ出立ちから性別は人目でわかりにくい由井正雪だが、Fateシリーズでは女性として書かれている。なお、『Fate/SR』においてバーサーカーとして召喚された宮本武蔵いわく、異なる世界では異なる性別、つまり男性の由井正雪がいるようだ。
©コーエーテクモゲームス
由井正雪の関連キャラクター
キャラ | 関連 |
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丑御前 |
『Fate/SR』にて召喚に応じたサーヴァント。 |
宮本伊織 |
『Fate/SR』にて盈月を巡り敵対したマスター。 |
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