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【FGO】オルガマリーは強い?実際に使ってみて正直レビュー!

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FGO攻略班
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FGOの10周年サーヴァント「オルガマリー・アニムスフィア/Uオルガマリー」は強いのか、実際に色々な編成で使ってみて検証しています。強く使うためのコツについても紹介しているので、オルガマリーを使う際の参考にどうぞ。

fgo-オルガマリー正直レビュー

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

はじめに

fgo-オルガマリー-召喚画面

10周年の節目としてオルガマリーが実装されました!今からFGOを始めようと思っている人にとっては「どうしてこうなった」状態かもしれませんので、ネタバレ的な意味でも深くは語らないでおきたいと思います。

この10年の間、(特に『マンガでわかるFGO』で)いじられまくっていたため最早ネタキャラの認識だった所長ですが、実装で引っさげてきた性能はわりとガチ目でした。そして複雑でややこしいので、強みがいまいちわかりにくいという声もちらほら……。

そこで、実際にオルガマリー所長を使用してみて、「ぶっちゃけ強いの?」「宝具レベルはどのくらい必要なの?」といった部分について正直レビューをしていきたいと思います。

オルガマリーの性能レビュー

宝具は広範囲特攻かつ横バフが強い!

fgo-オルガマリー-宝具

まずは、オルガマリーの宝具やスキルの性能面のチェックから。宝具は人・星に対する特攻持ちです。星特攻はともかく、人特攻は汎用性の高い広範囲特攻で強いです。

味方全体に撒けるバフとNP効果も便利

オルガマリーの宝具効果で、味方全体に汎用的な火力バフの「攻撃力アップ」と、宝具発動に必要なNPを撒けるのも優秀です。「攻撃力アップ」の効果倍率は宝具レベルに依存しているため、宝具を重ねるほど強みを感じられる性能です。

NP供給効果は、無条件で10%、「星・人属性か今を生きる人類」特性をもつキャラは追加でNP10%を獲得できます。オルガマリー自身はどの再臨段階でも「星」か「人&今を生きる人類」があるため、NP20%のリチャージが可能です。

再臨変更で二役にも三役にもなる!

fgo-オルガマリー-スキル変化

オルガマリーは再臨1&2と再臨3でスキル性能が変化し、メインアタッカーからサブアタッカー、サポーターと一人で何役もこなせます。宝具システム周回からクリティカル周回、TAを狙った高難易度まで、広範囲での活躍が期待できる性能です。

メインアタッカー運用は再臨1&2

fgo-オルガマリー-再臨1&2

メインアタッカーとしてオルガマリーを使うなら再臨1か再臨2で編成しましょう。自己を強化するスキル効果が豊富であるのに加え、NPを最大にするNPチャージスキルを所持しているため、宝具を使いまわしやすいです。

自身のカードのみは場に配るスキルによりブレイブチェインを組みやすいのもメインアタッカー向きと言えます。同時にスター50個獲得により、クリティカル攻撃が確定する点も強み。

サブアタorサポート運用は再臨3

fgo-オルガマリー-再臨3

サブアタッカーやサポート運用は、再臨3段階で編成しましょう。火力バフが自分中心だった再臨1&2と異なり、再臨3は味方全体を補助する効果が多いです。火力だけでなくNP供給も可能で、宝具と組み合わせるとNP40%〜50%を味方全体に配れます。

再臨変化で所持特性も変わる

fgo-オルガマリー-特性

オルガマリーは、再臨変更でスキル以外に所持している特性も変化します。スキル効果を無視して、特性変化を意識した編成を組むことはほとんどないと思いますが、再臨状況がどちらでも良い場合は天地人相性を意識して再臨段階を切り替えて見るのも良さそうです。

また、地味に再臨1&2では「秩序悪」ですが、再臨3では「秩序善」に変化します。「秩序かつ善」に絆ボーナスが入る「レポートチェック」は再臨3のみ有効です。

オルガマリーシステムの使用感

火力不足に悩まされる

fgo-火力不足

オルガマリーシステムの使用感は、「宝具2でも火力不足を感じる」です。イベント時の周回を想定して、NP50%礼装を装備させた場合、道中の敵が10万を超えると取りこぼす可能性がありました。

イベントのフリクエはLv90で10万弱、Lv90+で15万弱の敵が道中に出現するため、宝具1〜2では6積みシステムアタッカーとしては活躍できません。宝具ダメージで一掃できるラインとしては、宝具3以上がおすすめです。

オルガマリーシステムはNP50%礼装を装備させる場合、Wコヤンスカヤとオベロンかマーリンを編成しましょう。宝具レベルが低めなら、追撃のクリティカルでダメージを伸ばせるマーリン、宝具5なら宝具火力を伸ばせるオベロンが良いです。

検証クエストと発生ダメージログ

編成 fgo-イベント周回を想定した編成
クエスト 奏章4 大法廷
動き ・S3は初手使用(マーリンNP補助で100%)
・味方の補助タイミングはNP50%装備時と一緒
ダメージ 【1wave】 304,936(約10万/体)【2wave】 327,584(約11万/体)【3wave】 233,331

黒聖杯システムは課題解消で使用感◎

fgo-黒聖杯システムで1体あたり15万

礼装を黒聖杯に変えれば、宝具2でも道中15万ダメージが出せるため、汎用性が上がります。3ターン目はオベロンバフにより1体あたり45万ダメージが出せ、推奨Lv90+までのフリクエでは汎用的に活躍可能です。

検証クエストと発生ダメージログ

編成 fgo-システム周回編成
クエスト 奏章4 大法廷
動き ・S3は封印
・味方の補助タイミングはNP50%装備時と一緒
ダメージ 【1wave】 301,184(約10万/体)【2wave】 464,143(約15.4万/体)【3wave】 490,222

追撃で撃破する前提の運用がおすすめ

fgo-追撃で撃破する前提

宝具での火力不足は追撃のクリティカルブレイブチェインでも補えるため、追撃前提で編成を組むと良いです。高HPの敵が出現する2ターン目や3ターン目でスキル1を使用し、自身のカードだけを場に出しましょう。

2ターン目にスキル1を使用した場合でも、3ターン目に再使用が可能。スキルLv10であればスキル使用後CT5になり、Wコヤンスカヤの補助でCT1まで短縮可能です。

システムにおける宝具ダメージの理論値

編成 宝具威力(7騎士/人星特攻時)
黒聖杯
S3不使用
【宝具Lv1】
1T目:61,423 (107,305)
2T目:67,542 (101,187)
3T目:84,146 (147,068)【宝具Lv2】
1T目:81,816 (142,990)
2T目:98,128 (147,068)
3T目:130,755 (228,634)【宝具Lv3】
1T目:92,011 (160,833)
2T目:114,952 (172,303)
3T目:157,555 (275,535)【宝具Lv4】
1T目:97,109 (169,754)
2T目:123,746 (185,494)
3T目:171,829 (300,515)【宝具Lv5】
1T目:102,207 (178,675)
2T目:132,794 (199,067)
3T目:186,686 (326,514)
NP50%礼装
開幕S3使用
【宝具Lv1】
1T目:38,989 (51,095/68,044)
2T目:52,548 (78,697)
3T目:100,093 (174,976)【宝具Lv2】
1T目:51,902 (68,044/90,642)
2T目:69,981 (76,320)
3T目:155,561 (272,045)【宝具Lv3】
1T目:58,359 (76,518/101,941)
2T目:89,395 (133,968)
3T目:187,456 (327,860)【宝具Lv4】
1T目:61,587 (80,755/107,591)
2T目:96,229 (144,220)
3T目:204,442 (357,588)【宝具Lv5】
1T目:64,816 (84,993/113,241)
2T目:103,262 (154,769)
3T目:222,124 (388,529)

※天地人、クラス相性等倍の最低乱数ダメージを記載。NP50%礼装想定は礼装効果やステータス補正を加味していない。

横並び編成での使用感

システム以上に火力が低く重課金者向け

fgo-重課金者向け

横並べ編成は火力バフが味方全体に満遍なく付与されるため、バフを集中付与できるシステム編成よりもオルガマリー自体の火力は低くなります。宝具2時点だと、システム周回で8〜10万だったダメージが、横並べでは4〜5万になっています。

火力を伸ばすにはオルガマリーの宝具をLv5に引き上げるか、装備礼装を火力特化にするのがおすすめ。オルガマリーのレベルをLv120にしてステータスを上げるのも良いですが、Lv100以上にするにはサーヴァントを重ねるか、絆レベルを上げて得られるサーヴァントコインが必要です。

検証クエストと発生ダメージログ

編成 fgo-横並べ周回編成
クエスト 千子村正強化クエスト1
動き ・2waveでマシュ→オルガマリーで宝具チェインし、3waveに攻撃宝具が撃てる状態にする
ダメージ 【1wave】 32,838(手持ちマリー)【2wave】 64,883(フレンドマリー)【3wave】 228,234(マシュパラディン)

補助性能目線でも宝具5推奨

fgo-補助性能

自身の宝具ダメージだけでなく、補助性能目線でも横並べで編成するオルガマリーの宝具はLv5が望ましいです。なぜなら、宝具効果で付与できる、全体攻撃力アップの効果が宝具レベル依存で変化するからです。

宝具1では10%の補助効果が、宝具2で20%、宝具5で30%までアップします。補助目線でも、基本は宝具5、最低宝具2は欲しいと言えます。

相方は誰がベスト?

そもそも横並べ編成ということは、横に並べるアタッカーも必要です、では、横並べ編成として、オルガマリーと相性の良いサーヴァントには誰がおすすめなのか、シナジーで判断し候補を挙げてみました。

相互支援ができるロウヒ

fgo-ロウヒ

横並べでベストと言い切れるキャラとしては、ロウヒが上げられます。ロウヒとオルガマリーは、それぞれお互いに所持していない火力支援ができるためシナジーが高いです。

ロウヒもNP20%供給を持つため、NP30%のみ凸礼装を装備させたオルガマリーでも即時宝具が狙えます。アペンドスキル2の解放優先度が下げられるため、別のアペンド解放や聖杯転臨にコインのリソースを回せる点でおすすめです。

同じ性能なのだからオルガマリーも相性◎

fgo-オルガマリー(第3再臨)

同じ補助性能を持つため、フレンドから第3再臨のオルガマリーを借りてWオルガマリー編成を組むのも強力です。各オルガマリーの要求スペックは高いですが、オルガマリー以外の1枠にNP80%と高倍率火力支援を付与できます。

マシュパラディーン

fgo-マシュパラディーン

メインアタッカーを持つ性能であれば、オルガマリーとの相性は基本良いと言えるため、代表として誰でも獲得可能なマシュパラディーンを候補としました。一度補助宝具を使用するという一手間が必要ですが、オルガマリーの補助により宝具の立ち上がりは早いです。

fgo-マシュパラディーン-20万ダメージ

マシュパラディーンは無課金で獲得できるキャラながら、Wオルガマリー編成で等倍20万以上のダメージも出せるため、運良くオルガマリーの宝具を重ねられた微課金マスターでも組める相方です。ただし、マシュが攻撃宝具を獲得できるのは奏章4クリア後です.....。

カード固定周回の使用感

一番安定感があった

fgo-カード固定周回

1-3-1、1-1-2、3-1-1などのエネミー構成でカード固定によるクリティカル周回を試したところ、システムや横並べよりも一番安定感ありました。ただし、スキル3を一度しか使えない場合、宝具BBで約60万ダメージほどであったため、ボスのHPが80〜100万の90++周回ではあと一歩及ばない可能性があります。

クリティカルがメインであるため、宝具レベルはある程度自由と言えます。ただし、道中で宝具を1回でも使用する場合、宝具効果の攻撃力アップが宝具レベル依存で上昇するため、やはりカード固定周回であっても、オルガマリーの宝具レベルはLv2〜Lv5
が望ましいです。

スキル3を1〜2回使うのが肝

fgo-スキル3を1~2回使うのが肝

クリティカルメインの周回をする場合、火力バフが豊富なスキル3をできるだけ重ねがしてダメージを伸ばすのがおすすめです。ただし、1ターン目に全体宝具発動が必要な場合は、オルガマリーのアペンドスキル5Lv10が必須。

fgo-オルガマリーのスキル再使用が間に合わない

1ターン目に全体宝具を使うにはコヤンスカヤのNP供給&CT短縮スキルを最初に使う必要があり、結果として3ターン目にオルガマリーのスキル再使用が間に合いません。そこで、スキルのCTを1短縮できるアペンドスキル5をLv10にしておけば、3ターン目にすべてのスキルが再使用でき、より広範囲のフリクエに活用可能です。

検証クエストと発生ダメージログ

編成 fgo-カード固定周回検証編成
クエスト 2部5章 星間都市西部(1-1-2)オデコ 光糸導く迷宮(3-1-1)奏章4 永遠の氷牢(1-3-1)
動き ・初手でオルガマリースキルは全て使用
┗3T目に再使用できるものは使う
・複数敵の所は全体宝具を使用する
┗対狂以外の全体EX攻撃は低火力
・QABよりも宝具BBやBAB優先
┗コヤンバフがバスターのみに影響
ダメージ 【1wave】 単体へ23万(7騎士特攻含む)【2wave】 単体へ19万
(1waveで宝具使用してれば22万)【3wave】 単体へ33万(7騎士特攻含む)
(道中宝具1回使用してれば38万)
(道中宝具2回使用してれば52万)
(宝具1回+3T目で宝具BBなら73万)

夏イベ2025の90++周回でも活躍

fgo-90++

水着BBに頼らずとも、CT短縮補助で2wave分はカード操作スキルが使えるので、水着2025の夏イベで開放された90++フリクエの周回でも活躍しました。イベント特攻50%や、配布礼装による特攻バフ200%があったため、宝具Lv1やLv2でも周回できています。

イベント特攻の50%は特攻バフと同枠なので、敵が人属性だった場合は、光のコヤンスカヤによる特攻バフ付与で補える場面があるかもしれません。今後も、「敵がバーサーカー」かつ「高HPエネミーが人属性」の場合は、90++で猛威を振るう可能性が高いです。

アタッカー別添えもできるがメリット△

fgo-アタッカー別添え

オルガマリーのカード操作とスター供給を利用して、控えに置いた主力とオルガマリーを交代する運用も可能です。ただし、自分で殴ったほうが効率が良い場面が多いです。

オーダーチェンジでオルガマリーと主力を入れ替えた場合、主力の火力を補助する枠が1枠のみになるため、期待するほど火力は伸びません。オルガマリーをそのままアタッカーに据えれば、2体のコヤンスカヤで火力とCT短縮補助ができて火力を伸ばしやすいです。

その他の使い道

高難易ギミックの対策役

fgo-高難易ギミックの対策役

オルガマリーは他にも、高難易度のギミック対策要員として編成に組み込めます。スキル3の全体支援効果の中に、高難易度で活躍できる効果が含まれているためです。

再臨1&2では「無敵貫通」、再臨3では「全体無敵と弱体無効」を全体付与できるため、ギミックに応じて再臨段階を切り替えて味方をサポートしましょう。特に再臨3では、他のスキルでも味方を支援できるため活躍頻度は高いです。

夏イベ高難易度でも活躍!

fgo-夏イベ高難易度

オルガマリーの高難易度支援効果は、夏イベ2025の高難易度でも活躍しました。魅了や宝具封印などの厄介なデバフが多用されるクエストでしたが、オルガマリーの3ターン持続する全体弱体無効付与で、攻略難易度のハードルが下げられました。

結論

宝具5なら最強格に並ぶ性能

fgo-宝具5なら最強

オルガマリーは強いのか?の結論は、「敵を倒せるだけのダメージを出せる宝具5まで上げきれば最強レベル」です。どうしても宝具レベルが低い状態では活躍の範囲が狭く、クリティカル前提の運用だとしても取り巻きを倒すためには全体宝具の火力が一定以上である必要があります。

宝具5にしやすいタイミングなのが追い風

10周年の今、オルガマリーの大衆評価がやや高めに感ますが、要因は「大量の配布石でオルガマリーを宝具5にできたマスターが多かったから」なのかもしれません。星5サーヴァント宝具5(完凸キャラ)を使えば強く感るのは必然ではあります。

クセの強い性能で万人向けではない

fgo-クセの強い性能

強みを活かしきるには宝具レベルが必要である上、性能面もピーキーで万人向けではありません。NP全消費スキルを持つ手前、スキルを封印するか、宝具を使わないか、臨機応変な選択を迫られる場面があるため、少なくとも初心者におすすめできる性能ではないです。

クラス相性的にも使い勝手が悪め

fgo-オルガマリーのクラス相性

オルガマリーのクラス相性は、ルーラー+αというクラス相性で、そもそもアタッカーとして望まれるクラス相性ではないです。一部フォーリナーの相性も含まれますが、フォーリナーが相性有利なバーサーカーやプリテンダーには防御不利か攻撃等倍です。

純粋なルーラークラスというわけでもないので、ルーラーと異なりATK補正も1.0倍です。素のATKも高くないため、火力を伸ばすには宝具を重ねるか、ATKを上げるために聖杯転臨が必要になります。

最後に

fgo-オルガマリー-END

オルガマリーの使用感レビューは以上となります。使い方にひと工夫必要でトリッキーなキャラですが、10周年の長寿タイトルで多くの古株マスターを抱えているゲームとしては、このくらい「クセがありつつも活かせれば強いキャラ」の実装は新しさがあって良いと感じました。

ただし、やはり宝具レベル圧を感じるため、初心者や微課金ユーザーには全力でおすすめとは言えないのも事実……。みなさんは引きたくなりましたでしょうか?少しでも興味があるなら、引いておきましょう。

アンビーストクラスは多分めったにPUされない貴重クラスのはずです。……と言って、8月27日からのEXクラスピックアップでこっそり復刻したら笑ってください。もし復刻するようなら宝具を重ね体気持ちはありますが、今年の星5水着キャラが3騎もいたので貰えた石1,000個は枯渇しました。

水着ガチャの詳細

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