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【FGO】ヘラクレスの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ヘラクレス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ヘラクレス

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ヘラクレスの元ネタ

ヘラクレスのプロフィール

出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ
時代 紀元前15世紀以前
誕生日 不明

出典の詳細

出典はギリシャ神話

ヘラクレスは、ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄の中でも最強の存在として知られる。

ギリシャ神話の始まりは、およそ紀元前15世紀頃に遡ると考えられている。

ヘラクレスの名称

ヘラクレスは幼名をアルケイデスという。また、アルカイオスとも呼ばれていた。

後に十二の功業を行う際に、巫女から「ヘラの栄光」という意味のヘラクレスと呼ばれたことで、そう名乗るようになった。

ヘラクレスの史実・伝承

ヘラクレスの出自

ヘラクレスはギリシャ神話の主神・ゼウスと人間のアルクメネーの間に生まれた。アルクメネーは、メドューサを退治した英雄ペルセウスの孫であり、ヘラクレスはペルセウスの子孫になる。

アルクメネーはミュケーナイ王の娘で既に結婚していた。しかし、夫が戦争で不在の間にゼウスが夫に変身し、一夜を共に過ごした結果アルクメネーはヘラクレスを身篭った。

ヘラとの因縁

ゼウスの正妻ヘラは、夫の愛人やその子供に苛烈な罰を与えることで有名で、ヘラクレスもヘラから何度も嫌がらせを受ける。

ゼウスが「今日生まれる最初のペルセウスの子孫が全アルゴスの支配者となる」と宣言すると、ヘラは出産の女神に頼んでヘラクレスの誕生を遅らせて邪魔をしている。

また、ゼウスがヘラクレスに不死を与えるため、寝ているヘラの乳を吸わせようとするが、ヘラが気づき失敗。これを恨んでヘラは2匹の蛇を放ったが、幼いヘラクレスは蛇を素手で絞め殺した。

ヘラクレスの成長と結婚

成長したヘラクレスはケイローンから武術を学んだほか、様々な人物から戦闘術を学んで剛勇無双になる。

その後、戦争で活躍したヘラクレスは功績が認められ、クレオーン王から娘のメガラーを与えられる。メガラーと結婚したヘラクレスは、3人の子供が誕生した。

ヘラの狂気と十二の功業

ヘラクレスは結婚後、ヘラに狂気を吹き込まれたことで自身の子供を殺してしまう。正気に戻ったヘラクレスはこの罪を償うため、デルポイへ行きアポロンの神託を伺った。

アポロンは、「ミュケーナイ王のエウリュステウスに仕えて十の勤めを果たせ」と言い、ヘラクレスはこれに従った。

ヘラクレスは十の勤めのうち2つの功績が無効になったため、新たな功業を2つ命じられて十二の功業になった。

無効になった功業の1つは、ヒュドラ退治の際に従者の助けを借りてしまったため。もう1つは、家畜小屋掃除の時に罪滅ぼしのはずが報酬を要求したためとされている。

ヘラクレスの十二の功業
・ネメアーの獅子退治
・レルネーのヒュドラー退治
・ケリュネイアの鹿の生け捕り
・エリュマントスの猪退治
・アウゲイアースの家畜小屋掃除
・ステュムパーリデスの鳥退治
・クレータの牡牛の生け捕り
・ディオメーデースの人喰い馬の奪取
・アマゾンの女王ヒッポリュテの腰帯の入手
・ゲーリュオーンの牛の奪取
・ヘスペリデスの黄金の林檎の入手
・地獄の番犬ケルベロスの生け捕り

ヘラクレスの最期

ヘラクレスはデイアネイラと再婚しており、子供と共に旅をしていた。その旅の途中、ケンタウロスのネッソスが妻を犯そうとしたため、ヘラクレスはヒュドラの毒矢で射殺す。

ネッソスは死ぬ間際に「自分の血は媚薬になるので、ヘラクレスの愛が減じた時に衣服に血を浸して着せれば効果がある」とデイアネイラに言い残した。

これを信じたデイアネイラは、ネッソスの血を採取した。そしてヘラクレスが王女イオレーを手に入れようとするのを察し、デイアネイラはヘラクレスが着る服にネッソスの血を塗ってしまう。

この服を着たヘラクレスは、ヒュドラの毒が混じったネッソスの血で瀕死になってしまう。毒に耐えかねたヘラクレスは炎の中に身を投げ、死ぬことになった。

宝具の元ネタ

ナインライブズ

宝具名 射殺す百頭
『ナインライブズ』
ランク C〜A+ 種別 不明
レンジ - 最大捕捉 -

宝具説明

ヘラクレスが長い戦いの末編み出した戦闘方法。剣であれば剣の最大手を、槍であれば槍の最大手を、弓であれば弓の最大手を発揮したという。FGOでは大剣による最大手を放つ。一息のうちに百撃を加える神速のラッシュ。

ナインライブズとは九つ命を持つ、という意味だが、これは彼が相手にした怪物たちがことごとく「何度殺しても蘇る」特性を持っていたことから「何度蘇ろうと鏖殺する」闘法に至った、という意味合いである。

宝具名の由来

「ナインライブズ」は9つ、もしくは100の頭を持つヒュドラを退治した逸話が由来かと思われる。

ゴッド・ハンド

宝具名 十二の試練
『ゴッド・ハンド』
ランク B 種別 対人宝具
レンジ - 最大捕捉 1人

宝具説明

神の祝福(呪い)によって得た不死性。肉体を屈強な鎧と化す。ランクB以下の攻撃を全て無効化。また、さらに隠された能力として死亡しても自動的に蘇生(レイズ)がかかる。

蘇生のストック数は11回。つまり、ヘラクレスは12回倒されなければ消滅しない。

宝具名の由来

「十二の試練」は、ヘラクレスが成し遂げた12の功業が由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

アルゴー船の逸話

ヘラクレスはイアソンが率いるアルゴー船の勇士として参加していた。しかし、ヘラクレスは旅の途中に上陸した島で置き去りにされた逸話がある。

この逸話には諸説あり、ヘラクレスはそのままアルゴー船から離脱してしまうか、陸路を追いかけ合流するパターンがある。

Fateシリーズでは後者が採用されており、アルゴー船の目的地であるコルキスへ到達している。そのため、コルキスの王女・メディアとは顔見知りの関係。

FGOでの小ネタ

使用する宝具・スキルについて

本来ヘラクレスはバーサーカーで召喚された場合、狂化スキルの影響で宝具の「射殺す百頭」を使用できない。同様にスキル「勇猛」も発動できない。

なお、バーサーカーの状態でも宝具「十二の試練」は発動可能。FGOでのプレイアブルキャラでは使えないが、イベント「ネロ祭再び」など敵としての能力で度々再現されている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ヘラクレスとの関係
イリヤ
イリヤ
Fate/stay nightでのマスター。
しかしプリズマ☆イリヤの世界線では面識がない。
シトナイ
シトナイ
イリヤの擬似サーヴァント。
こちらのイリヤとは面識がある。
ケイローン
ケイローン
生前の師匠。
彼の死因でもある。
アタランテ
アタランテ
同じアルゴナウタイのメンバー。
メディア
メディア
生前の顔見知り。
Fate/stay nightでも共演している。
イアソン
イアソン
アルゴナウタイのリーダー。
三章では彼のサーヴァントとなる。
アーチャー
アルケイデス
幼名であり、自分自身。

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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