【FGO】エウロペの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「エウロペ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
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エウロペ |
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エウロペの元ネタ
エウロペのプロフィール
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | 欧州 |
時代 | 紀元前15世紀頃 |
誕生年月日 | 不明 |
出典の詳細
出典は「ギリシャ神話」
エウロペの出典は「ギリシャ神話」。エウロパとも表記され、「ヨーロッパ」という地名や木星の衛星「エウロパ」の名前の由来でもある。ミノア系の大地の女神や、クレタ島の女神と同一視される場合もある。
エウロペの史実・伝承
エウロペの出自
エウロぺはフェニキアの古代都市テュロスの王アゲノルと、テレパッサの間に生まれる。テュロスの王女であり、カドモス、キリクス、ポイニクスという兄弟もいる。
他にもタソスという兄弟もいるが、タソスはテレパッサとポセイドンの子と言われている。
ゼウスとの出会い
美しい女性に成長したエウロぺは、ゼウスに一目惚れされる。ゼウスはエウロぺを手に入れるために、自身を白い牡牛に姿を変え、花を摘むエウロぺに近づいた。
白い牡牛に気づいたエウロぺは、大人しい牛を気に入って撫でたりして遊んだ。そして、エウロぺが背中に跨ると牡牛は猛スピードで走り出し、エーゲ海を渡ってクレタ島へと連れ去ってしまう。
元の姿に戻ったゼウスは、エウロぺとの間にミノス、ラダマンテュス、サルペドンをもうけた。その後、3人の息子はクレタ王であるアステリオス(怪物ミノタウロスとは別人)の養子になった。
ゼウスからの贈り物
ゼウスはエウロぺの元から去るとき、青銅製の自動人形タロスと猟犬ライラプス、投げたら必ず命中する槍を渡した。その後ゼウスは再び白い牡牛になり、星空へと昇っておうし座になったと言われている。
タロスはクレタ島を守る人形(あるいは牡牛)で、ヘファイストスあるいはダイダロスによって作られた。アルゴナウタイとクレタ島にやってきたメディアによって呪文で眠らされ、弱点の踵に刺さった釘を抜かれて失血死したという。
猟犬ライラプスは狙った獲物を絶対に逃がさないと言われている。一説ではヘファイストスがゼウスのために作ったとされ、後にミノスの宝物だったとも、アルテミスの宝物だったともされている。
エウロぺの兄弟と息子たちのその後
エウロぺがゼウスに連れ去られた後、アゲノル王はエウロぺを探し出すまで帰ってくるなと息子たちに命令した。息子たちはエウロぺを見つけられなかったので帰国できず、それぞれ他の土地に移住した。
また、クレタ島ではエウロぺの息子ミノスがクレタ王を継いだ。ミノスはポセイドンの怒りに触れたことで、妻のパーシパエーが怪物ミノタウロス(アステリオス)を産むことになる。ちなみにパーシパエーはキルケーの姉妹にあたる。
ほかの息子のサルペドンは、兄弟であるミノスと喧嘩をして島を追い出される。その後、トロイア戦争でトロイア側として参加した。戦争ではアキレウスの親友パトロクロスによって殺されている。
宝具の元ネタ
スフィリ・トゥ・ターロー
宝具名 | 青銅巨人の超重鎚 『スフィリ・トゥ・ターロー』 |
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ランク | A | 種別 | 対軍宝具 |
レンジ | 1〜50 | 最大捕捉 | 100人 |
宝具説明
大神ゼウスによって贈られた宝具のひとつ。神代の自動機械。青銅の怪物タロス。オリュンポス十二神の一柱ヘファイストス神によって鋳造され、主神によってエウロペへと贈られた超兵器。
エウロペの絶対守護を存在意義とした宝具。その耐久性は凄まじく、神々でさえ容易には破壊し得ない。本来は巨人ではなく「怪物」であったが、ロードス島の巨像と混同して広まった事で現在は「巨人」の形態を得ている。
敵対者を自動的に感知してこれを撃滅する。怒ると、手足を赤熱化させて襲い掛かる。本作では一部攻撃および真名解放のたびに召喚され、敵対者の存在を感知して瞬間的に激怒。赤熱化させた灼熱の大質量鉄拳を敵陣に叩き付ける。
苦手なものは魔女メディア。神代にて、弱点である踵をメディアに攻撃されたため、魔力源である神血イーコールが漏れて機能停止してしまった。
宝具名の由来
「スフィリ」はギリシャ語で金槌。「ターロー」はタロスのことかと思われる。
キオニス・タウロス
宝具名 | 愛らしき白き牡牛 『キオニス・タウロス』 |
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ランク | B | 種別 | 対軍宝具 |
レンジ | 1〜50 | 最大捕捉 | 100人 |
宝具説明
常時発動型の宝具。大神ゼウスの化身である白い牡牛―――とよく似た外見の宝具。愛するエウロペの身を守るためにと主神ゼウスから贈られた宝具。
当初は伝説の通りに猟犬の姿だったが「あなたと同じ姿がいいかもだわ。とっても愛らしいし、とっても枕にちょうどいいの」とエウロペが言った事により、形態が変化した。
背に乗せたエウロペを常に守護している。あらゆる場所を駆ける事が可能で、海上さえ駆ける。エウロペがライダーとして現界した理由となる宝具。
真名解放すれば敵陣を勇猛に駆け回る事になるだろうが、本作では真名解放は行われない。なお、「主神の白牡牛」スキルはこの宝具によって付与されている。
宝具名の由来
「タウロス」は牡牛座を指す。
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
おばあちゃんキャラ
エウロぺは太母としての意識が強く、後世のヨーロッパ系英霊全般を孫や曾孫として認識しているそう。エウロぺの担当イラストレーターであるredjuice氏も「精神年齢おばあちゃんの美少女」とTwitterで言及している。
「アトランティス」では登場せず
エウロぺは2部5章「神代巨神海洋アトランティス」の開幕とともに実装。しかし同ストーリー内では最後まで登場しなかった。
エウロぺが先行して実装された理由は不明。2部5章の後半である「星間都市山脈オリュンポス」での登場に期待される。
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | エウロペとの関係 |
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アステリオス |
エウロぺの息子ミノスの子。血の繋がりはないが、孫のように扱う。 |
アルテミス |
ゼウスと別の妻の間に生まれた娘。 |
メディア |
エウロぺがゼウスに贈られた青銅の怪物タロスを倒した魔女。 |
アスクレピオス |
アポロンの子供。アポロンはゼウスの子供であるため、血の繋がらない孫でもある。 |
ヘクトール |
エウロぺの息子サルペドンは、トロイア戦争でヘクトールたちに味方した。 |
アキレウス |
アキレウスの愛馬ペダソスは、トロイア戦争でエウロぺの息子サルペドンによって殺されている。 |
参考文献
・wikipedia
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