【FGO】ティアマトの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ティアマト(ラーヴァ/ティアマト)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
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最新情報 |
元ネタ |
声優絵師 |
ティアマトの元ネタ
ティアマトのプロフィール
出典 | 古代メソポタミア神話 |
地域 | メソポタミア |
時代 | 紀元前20世紀頃 |
誕生年月日 | 不明 |
没年 | 不明 |
出典の詳細
メソポタミア神話の創世神
ティアマトはメソポタミア神話で、アプスーと対を成す創世神である。塩水を司る母神で、淡水であるアプスーと混ざり合い、より若い神々を生み出した。ラフムとラハムをはじめとして、ティアマトが生んだ神たちはさらに次世代の神々を生み出していった。
「混ざり合う水」の神話は、ペルシャ湾中部の淡水と海水が混ざる場所の特色から連想されたと考えられている。バビロニアの創世記叙事詩「エヌマ・エリシュ」の冒頭では、「全てを運んだもの」とも表現される。
原初の海「ナンム」
ティアマトは、シュメル神話に登場する海の女神「ナンム」が原型だとされる。シュメール人は世界を閉じたドーム状だと捉え、ドームの外には原初の海が広がっていると考えていた。原初の海を神格化したのがナンムであり、時代が下るにつれてティアマトと呼ばれるようになった。
創造の母であり混沌の具現
ティアマトは原初における混沌や女性原理の象徴とされ、神話体系では寛容な創造の母と混沌の恐ろしさ、2つの側面が描かれている。世界を創る材料にされるほど巨大な体を持ち、竜や海蛇のような姿と考えられてきた。現在は水や動物の姿とする説もある。
「エヌマ・エリシュ」におけるティアマト
ティアマトは多くの神々を生み出したが、夫のアプスーは神々の騒々しさに耐えられず、新しい神々を滅ぼそうと企てる。ティアマトは反対し、子に優しくするようアプスーを諭した。のちにアプスーは計画を実行しようとしてエアに殺されたが、ティアマトは子供の側に立った。
しかし、マルドゥークがティアマトの塩水をかき乱したのをきっかけに、ティアマトは配下の神々に説得されて復讐を決意する。ティアマトは新しい子供として11の魔獣を生み出し、指揮官のキングゥに「天命の書板」を与えて神々と対峙した。
子供たちに敗北して天地創造の礎になる
叙事詩「エヌマ・エリシュ」で、ティアマトは戦いの末にマルドゥークの手で倒され、解体される。ティアマトの死体は二つに引き裂かれて天と地に分けられ、世界の基になった。また乳房は山になり、眼からはチグリス川とユーフラテス川の二大河川が生じたとされる。
宝具の元ネタ
毅き仔よ、創世の理に抗え
宝具名 | ナンム・ドゥルアンキ 『毅き仔よ、創世の理に抗え』 |
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ランク | EX | 種別 | 対界宝具 |
レンジ | 0〜99 | 最大捕捉 | 100人 |
宝具説明
一時的に『生命の海』に戻り、竜体霊基として顕現、その巨大霊基による魔力放出で敵を粉砕する、極めて単純・物理的な攻撃宝具。とにかく全力をだしきるため、その後はひたすら甘えん坊モードになり、マスターに甲斐甲斐しく世話をされないと拗ねてしまう。
宝具名の由来
「ナンム」はティアマトの前身であった海の女神ナンムを指し、「ドゥルアンキ」は「天と地の繋ぎ目」の意味を持つ。ナンムは神話で天と地が結合した「天地の山」アン、キを生み出している。アンが天、キが地を意味する。
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
虚数空間に追放されていた
Fate世界でもティアマトは生命を生み出す土壌であったが、生態系が確立されると不要なものとして、神々に虚数空間へ追放されていた。1部7章では人理定礎の崩壊と、ゲーティアの送り込んだ聖杯の力によって虚数の海から帰還し、本能的にもう一度生態系を塗り替えようと活動する。
7章終盤では、「回帰」の理を持つ獣、ビーストⅡとして定義された。母の愛は成長に必要なものだが、成人には不要なもの。人類が次の段階に進む為に乗り越えなくてはいけない「はじまりの女」。
ビーストのクラス相性と設定考察 |
アーケードで先行実装
アルターエゴの「ラーヴァ/ティアマト」は、FGOアーケード限定のサーヴァントとして登場。後にFGOアーケードコラボでアプリ版でも実装された。
1部7章で人類に敗れた記憶を持ち、幼体の姿で顕現している。召喚時には「おまえたちが滅びると、わたしの負けが無意味になる」と発言し、カルデアに協力する。
なお、ラーヴァは「幼虫」を意味する。『Fate/EXTELLA』では、アルテラがアルテラ・ラーヴァと呼ばれる場面が存在した。
FGOアーケードコラボの情報まとめ |
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | ティアマトとの関係 |
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ギルガメッシュ |
ウルクの王であり、神々の時代を断つ選択をした天の楔。1部7章でティアマトと対峙する。所持している宝具の名や物語上の立場などに、かつてティアマトを討伐したマルドゥークに通ずる要素を持っている。 |
ギルガメッシュ |
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エルキドゥ |
神々の造り出した兵器で、大地の分身でもある天の鎖。ティアマトと直接の繋がりはないが、1部7章でエルキドゥの遺体に入った魂はキングゥと名乗り、ティアマトを母さんと呼んだ。アーケード7章でも共演。 |
イシュタル |
ティアマトが生んだ神々の系譜に連なる、アヌ神を父に持つ姉妹。ティアマトから見て遠い子孫にあたるが、1部7章ではイシュタルがティアマトを「母さん」と呼ぶ場面がある。 |
エレシュキガル |
参考文献
・FGOマテリアルⅣ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia
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