【FGO】ビーマの元ネタと史実解説

ビーマの元ネタ

『マハーバーラタ』に登場する英雄

ビーマはインドの大叙事詩『マハーバーラタ』に登場する英雄である。パーンダヴァ五王子の1人であり、超人的な怪力の持ち主で大食漢だったとされ、インドでは怪力の持ち主を「ビーマ」と呼ぶ風習がある。

パーンダヴァ五王子であるビーマは、他の兄弟にユディシュティラ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァがいる。五王子はパンチャーラ国王の娘ドラウパディーと結婚した際、母の言葉を重視して5人の兄弟全員の妻として迎えた。

ドゥリーヨダナとは宿敵

ビーマはドゥリーヨダナの宿敵であり、幼い頃から対立関係にあった。ビーマ含む五王子とドゥリーヨダナ含むカウラヴァ百王子は様々な競争をしてきたが、ビーマは常に勝利しドゥリーヨダは妬んでいた。

ドゥリーヨダはビーマを何度も謀殺しようとしていたが、悉く失敗している。クルクシェートラの戦いではビーマとドゥリーヨダが一騎討ちをし、ビーマが勝利している。

ビーマの最期

クルクシェートラの戦いの後、ビーマは兄弟や妻と共に最後の旅に出た。旅の途中で一行は1人ずつ倒れていき、ビーマは長男のユディシュティラに何故倒れていくのかを尋ねる。

ユディシュティラは「正しい者でも何かしら誤りを犯した、その果報である」と答え、ビーマは大食と怪力への驕りの報いとして倒れる。そのままビーマは他の兄弟や妻と共に、天界へ昇り没したという。

宝具の元ネタ

マールティ・ヴァーユプトラ

宝具名の由来

ヴァーユはインド神話における風の神の名前。プトラはサンスクリット語で子供を意味する。マールティはヴァーユの別名。

Fateシリーズでの設定

アルジュナとの関係

パーンダヴァ兄弟の次男と三男

すでにFGOに実装されているアルジュナとは兄弟の関係にある。アルジュナもパーンダヴァ五王子の1人であり、ビーマはアルジュナの兄にあたる。なお、バレンタイン2023内では主人公の空想だが、アルジュナがビーマのことを「私の兄ちゃん（あんちゃん）です」と紹介している。

なお、兄弟といっても、ビーマとアルジュナは異父兄弟である。母親はクル王パーンドゥの「第1王妃 クンティー」で同じであるが、ビーマの父親は「風神ヴァーユ」で、アルジュナの父親は「インドラ神」である。

FGOでの活躍

バレンタイン2023で初登場

ビーマはバレンタイン2023で初登場し、真名が明かされた。インド英雄叙事詩『マハーバーラタ』に登場する人物で、バレンタイン2023ではヨハンナ像を守護するサーヴァントとして姿を表した。

バレンタイン2023攻略まとめ

関係の深いサーヴァント

サーヴァント	関係解説
アルジュナ	・ビーマの弟
カルナ	・クルクシェートラの戦いではドゥリーヨダナ率いるカウラヴァの戦士として戦ったため、ビーマとは敵対陣営だった。
アシュヴァッターマン