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【FGO】ジャックドモレーの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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『FGO(フェイトグランドオーダー)』のキャラ「ジャック・ド・モレー(ジャックドモレー・フォーリナー)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

モレー元ネタ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ジャックドモレーの元ネタ

ジャックドモレーのプロフィール

出典 テンプル騎士団の伝承、史実
地域 欧州、キプロス、シリア地域の十字軍国家
時代 13世紀~14世紀
誕生年 1244年?
死没 1314年

ジャックドモレーの史実解説と伝承

テンプル騎士団第23代目総長

ジャック・ド・モレーは、テンプル騎士団の第23代目総長を務めた人物である。ブルゴーニュ地方の小貴族であったとされているが、象徴的な逸話などは残されておらず、詳細な人物像は判明していない。

テンプル騎士団とは?
テンプル騎士団は、中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会の名称。十字軍活動以降、聖地エルサレムへの巡礼者を保護する目的で設立された。教会の最高責任者や国王から支援され、課税免除など多くの優遇を受けていた。構成員の財産を換金し、独自の国際的な財務管理システムを所有していた。

異端の罪で逮捕される

ジャックドモレーを含むフランス全土のテンプル騎士団会員たちは、1307年10月13日、異端の罪で一斉に逮捕される。異端者の集まりの汚名を着せて、テンプル騎士団の資産を没収しようと企む、当時のフランス王「フィリップ4世」の謀略だった。

テンプル騎士団は多くの優遇や特権により多くの資産を蓄えると共に、フランス国の最大の債権者であった。多額の債務を抱えるフランスは、債務の帳消しと資産の没収により、財政難を解消しようとした。

火刑に処される

異端の罪で逮捕されたジャックドモレーは、1314年に「再堕落ルラプス」の罪で、生きたまま火あぶりの刑に処された。異端の罪は濡れ衣だったが、匿名の証言を採用可能な「異端審問方式」を用いられたために、有罪に持ち込まれたのである。

死の間際に呪いを遺す

火刑に処される間際、ジャックドモレーはフィリップ4世とクレメンス5世は1年以内に死に絶え、フィリップの家系も途絶えると呪いの言葉を残した。因果関係は不明だが、フィリップとクレメンスは同年の1314年に死亡。フィリップの息子や孫も1328年までに全滅している。

シュブニグラスとモレーの関係

悪魔信仰とクトゥルフ神話の繋がり

モレーがかけられた冤罪の中に悪魔信仰、特にバフォメットの存在があり、後世には山羊をモチーフとするバフォメットと邪神シュブ=ニグラスを繋げる解釈がクトゥルフ神話で語られている。サテュロス風に変化する宝具演出や「月の鏡玉」という台詞から「ムーン・レンズ」との親和性が高い。

「深淵の聖母」シュブ=ニグラス

フォーリナーのモレーに干渉する邪神シュブ=ニグラスは「深淵の聖母」「森の黒山羊」などと呼ばれ、サバトとも関連付けられる。ラムジー・キャンベルの小説「ムーン・レンズ」ではレンズで集められた月光で姿を現すとされ、モレーが眼鏡を外さない理由の一環とも考えられる。

宝具の元ネタ

13日の金曜日

宝具名 13日の金曜日
『ヴァンドルディ・トレイズ』
ランク A 種別 対人宝具
レンジ 1~13 最大捕捉 23人

宝具説明

ヴァンドルディ・トレイズ。凄惨な拷問と処刑の幕開けの地である“タンプル塔”。おどろおどろしい異界と化した塔内で行われる悪魔崇拝の黒ミサ。高濃度の呪いは実体となり、降臨する冒涜的な生物が敵を蹂躙し、その胎内へと飲み込む。

宝具名の由来

フランス全土のテンプル騎士団員が一斉に逮捕された1307年10月13日、「13日の金曜日」が由来。なお、宝具詠唱にある「ルラプスの炎」は火刑を宣告された時の罪状にちなんだもの。「掛乞い」は一定期間後に代金を要求する「掛け売り」の取り立て行為、または取り立て人を指す。

Fateシリーズでの設定

風評による無辜の怪物とクトゥルフの邪神

フォーリナーのモレーは、風評と汚名で霊基の変質した「無辜の怪物」が、邪神シュブ=ニグラスの干渉でさらに変化、悪性が強化された存在。伝承群によって性別が「邪神の快楽に適した形」として女性に変化し、修道士のモレーとは別個の存在となっている。

FGOでの小ネタ

ジャックドモレー

アーケードで先にセイバーのモレーが実装

ジャック・ド・モレーはフォーリナーが登場するより先に、FGOアーケード限定で星5セイバーが実装されている。アーケード6章『騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム』では敵役として登場。ハロウィンイベント終盤の分岐に現れた「魔獣赫」とも関わりがある。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 モレーとの関係
ジルドレェ(剣)
ジルドレェ
フランス元帥。テンプル騎士団二代目総長、ロベール・ド・クランの末裔。マイルームで騎士団の黎明期に関する感謝を述べている。キャスターのジルドレェには通じ合う部分があるらしい。
ジルドレェ(術)
ジルドレェ
マリー
マリー
フランス王妃。マイルーム台詞では直接関わらないが、サンソンやデオンを通して皮肉や悪意の対象なのが伺える。
サンソン
サンソン
フランス革命期、処刑人としてフランス王家の幕引きに関わった人物。王家を憎むモレーはマイルームで好意的に接しているが、サンソンからは避けられている。
デオン
デオン
フランス王家に忠誠を誓う人物。マイルームではモレーがフランス王家にツケで大量の注文を行い、デオンが慌てて止めに入るデオンをからかう様子が見られる。
ナーサリー
ナーサリー
直接の絡みはないが、「プリズマ・コーズ」内で「黒ひつじさん」と称しシュブ=ニグラスの召喚呪文を唱えるシーンがある。

参考文献
wikipedia

関連リンク

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