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【FGO】テスカトリポカの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「テスカトリポカ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

テスカトリポカ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

テスカトリポカの元ネタ

テスカトリポカのプロフィール

出典 アステカ神話
地域 中南米
時代 紀元前6世紀~15世紀頃
誕生年月日 不明
没年 不明

出典の詳細

出典は「アステカ神話」

テスカトリポカは、「アステカ神話」に登場する、大熊座・夜空の神である。ナワトル語で「テスカトリ(tezcatl)」は鏡、「ポカ(poca)」は煙を意味しており、煙を吐く鏡という意味の名前を持つ。

テスカトリポカの史実解説と伝承

テスカトリポカの概要

テスカトリポカは夜の空、黒耀石、敵意、不和、支配、戦争など幅広い概念と関連付けられている。そのため、「ティトラカワン(我らは彼の奴隷)」「ヨワリ・エエカトル(夜の風)」など、異なる側面を示した別名を多く持つ。

赤、青、白、黒の4兄弟がおり、それぞれテスカトリポカと呼ばれている。その中でも黒の神がテスカトリポカと呼ばれている。

ケツァルコアトルとの因縁

テスカトリポカはケツァルコアトルのライバルとされている。創世神話では当初テスカトリポカが太陽を支配していたが、ケツァルコアトルが大きな棒で殴って太陽の座を交代し、以降は太陽を奪い合っていた。

また、テスカトリポカは呪いをかけた酒をケツァルコアトルを騙して飲ませた逸話もある。酒に酔い妹と肉体関係を結んでしまったケツァルコアトルは、トゥーラの地を追われたとされている。

アステカ創造神話での活躍

アステカの創造神話では、テスカトリポカとケツァルコアトルが協力して世界を創造したとされている。世界が創世される前は海しかなく、シパクトリという怪物がいた。

テスカトリポカは自らの足を囮にしてシパクトリを引きつけて捕らえた。2神はシパクトリの身体から大地を作り出したという。この伝説から、テスカトリポカは片足がない姿で表されている。

テスカトリポカ4兄弟とFGOでの設定

黒のテスカトリポカ

テスカトリポカ

デイビットが黒きテスカトリポカと明言

マスターとされるデイビットが令呪を使う際に、金色長髪のテスカトリポカを「黒きテスカトリポカ」と発言。後に自らが黒のテスカトリポカとも名乗っていた。

青のテスカトリポカ

ウィツィロポチトリ

原典では青=ウィツィロポチトリ

アステカ神話では青のテスカトリポカがウィツィロポチトリとされている。ウィツィロポチトリは太陽神、軍神、狩猟神であり、名前は「蜂鳥の左」という意味を持つ。

作中でも黒を兄と慕う

2部7章の会話でも、トラロックことウィツィロポチトリは黒のテスカトリポカを「兄様」と慕っていた。おそらくウィツィロポチトリとテスカトリポカが兄弟であることから、トラロックが兄様と呼んでいる可能性が高い。

恐竜王が青のテスカトリポカだった

恐竜王

南米異聞帯では、恐竜王が青のテスカトリポカであることがストーリーで明かされていた。2部7章の冒頭で黒のテスカトリポカが「青の考えは分からんな」と発言しており、青のテスカトリポカがいると思われる伏線があった。

白のテスカトリポカ

ククルカン

原典では白=ケツァルコアトル

アステカ神話での白のテスカトリポカは、ケツァルコアトルとされている。ただ、既にFGOで実装されているケツァルコアトルは2部7章内では登場していない。

ククルカンとケツァルコアトルは同一視

アステカ神話のケツァルコアトルは、マヤ神話におけるククルカンと同一視されている。これはケツァルコアトルの信仰が盛んだったため、マヤ文明が影響を受けたとされている。

赤のテスカトリポカ

原典ではシペ・トテックが該当

FGOでは登場しなかったが、原典において赤のテスカトリポカはシペ・トテックとされる。シペ・トテックはアステカ神話における穀物の神とされ、名前は 「皮を剥かれた我らが主」という意味を持つ。

死と再生の神の一柱であり、農業や疾病、季節などの神でもある。自身の皮を剥いで人々に食料を与え、皮を失った状態だと金色の神として描かれたという。

Fateシリーズでの設定

グランドバーサーカーとされている

グランドバーサーカー

2部7章では「グランドバーサーカー」として、テスカトリポカのバトルグラフィックと思われるシャドウサーヴァントが登場していた。テスカトリポカ本人のボイスでも、本来バーサーカーかルーラーで召喚されると発言している。

また、デイビットの契約サーヴァントはバーサーカーかつグランドクラスであることが以前より判明していた。異聞帯のインドに出向いたことを自ら語っており、2部4章でデイビットと同行したのは黒のテスカトリポカであると思われる。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 テスカトリポカとの関係
ケツァルコアトル
ケツァルコアトル
アステカ神話におけるライバル。マテリアルでも「最低最悪の神霊」「クソ蜘蛛ヤロウ」と罵倒している。
ジャガーマン
ジャガーマン
テスカトリポカの戦士。バレンタインではテスカトリポカからカカオを盗んでいたりする。

参考文献
wikipedia
FAMSI The Ancient Codices