【FGO】ロムルス=クィリヌスの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ロムルス=クィリヌス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
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ロムルス=クィリヌスの元ネタ
クィリヌスのプロフィール
出典 | ローマ神話 |
地域 | 欧州 |
時代 | 紀元前6世紀 |
誕生年月日 | 不明 |
没年 | 不明 |
出典の詳細
出典は「ローマ神話」
クィリヌスの出典はローマ神話であり、ユピテルやマルスを含めた三主神として伝わっている。ロムルスもローマ神話が出典だが、史実ではなく神話の登場人物として考える方が有力視されている。
ローマ神話はギリシャ神話をローマ人向けに翻訳し、ギリシャ神話の物語を取り入れたものでもある。ギリシャ神話にない要素として、ローマの建国伝説なども含まれている。
ロムルスの史実詳細はこちら |
クィリヌスの史実・伝承
クィリヌスの伝承
クィリヌスはローマ人とサビニ人が争いの後に和解した際、サビニ人から伝わった神とされている。ローマ人にとってクィリヌスは、平和時における軍神マルスと同一視されていたこともある。
その後、王政ローマの初代王ロムルスが神格化した姿として伝わるようになる。さらに信仰の中心になっていた三主神として、ユピテル、マルスと共に祀られた。
ロムルスとの関係
伝承でのロムルスの最期は、豪雨の中姿を消したとされている。一説では不仲だった元老院が暗殺し、「ロムルスはクィリヌスの化身であり、天に帰った」と元老院議員が主張したともされている。
ギリシャ神話との関係
ローマ神話ではギリシャ神話の神々や物語を取り入れているが、クィリヌスと同一視されている神はギリシャ神話にいない。ローマ神話では下記のように様々な神が別名になり、オリュンポス十二神を始めギリシャ神話の神々と同一視されている。
ギリシャ神話では主神がゼウスであるのに対し、ローマ神話ではユピテル、マルス、クィリヌスが三主神とされている。
ローマ神話 | ギリシャ神話 |
---|---|
クィリヌス | - |
マルス | アレス |
ユピテル | ゼウス |
ユーノー | ヘラ |
ミネルウァ | アテナ |
アポロン | アポロン |
ウェヌス(ヴィーナス) | アフロディーテ |
メルクリウス | ヘルメス |
ディアーナ | アルテミス |
ネプチューン | ポセイドン |
ケレス | デメテル |
ウゥルカーヌス | へファイストス |
ウェスタ | ヘスティア |
プルート | ハデス |
宝具の元ネタ
ペル・アスペラ・アド・アストラ
宝具名 | 我らの腕はすべてを拓き、宙へ 『ペル・アスペラ・アド・アストラ』 |
||
ランク | EX | 種別 | 対星宝具 |
レンジ | 1〜90 | 最大捕捉 | 800人 |
宝具説明
同名の英霊が有する宝具『すべては我が槍に通ずる』と本質を同じくする大宝具。「文明の発展と拡大」という概念が宝具へと昇華されたモノ。
世界を裂き、文明を拓き、いつか星々の宙(ソラ)へまで届かんとする浪漫なる両の腕は、まるで光の槍が如し───それは森羅万象を制する人々の傲慢の顕れであると同時に、まだ見ぬ明日を夢見て進歩を続けんとする人々の煌めきの顕れでもある。
攻撃へと用いれば苛烈な破壊をもたらす。守り、生み出すために用いれば、更なる輝きを見る事になるだろうが───本作では基本的に使用されない。
ダウンサイジングされてはいるが国造りの権能の一側面、或いは応用、という可能性がある、とホームズおよびダ・ヴィンチは予想を口にしている。
宝具名の由来
ラテン語の格言「ペル・アスペラ・アド・アストラ(per aspera ad astra)」が由来。日本語訳で「困難な道を通って星を目指す」という意味。
ナインライブズ・ローマ
宝具名 | 射殺す百頭・羅馬式 『ナインライブズ・ローマ』 |
||
ランク | A | 種別 | 絶技宝具 |
レンジ | - | 最大捕捉 | 自身 |
宝具説明
ギリシャ神話の大英雄ヘラクレスが編み出した戦闘方法。彼の壮絶な戦いのすべてを見守っていた軍神マルス(アレス)によって伝えられ戦闘情報───或いは、「ヘラクレスを父とする」というロムルスにまつわる伝承が、新たな現界にあたり昇華されたもの。
流派ヘラクレス・ローマ分派。光の槍にも似た拳閃の乱打は命なき怪物であろうと鏖殺し、星空に煌めきを迸らせる。
常時発動型の宝具。本作ではスキルとして表現されている。真名解放時には烈光の乱打を繰り出すが、本作では基本的に使用されない。
宝具名の由来
「ナインライブズ」は9つ、もしくは100の頭を持つヒュドラを退治した逸話が由来かと思われる。
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
冠位の資格を持つ
2部5章オリュンポスでは大召喚器アイテールを用いて、グランドランサーとして召喚されている。ただし、カルデアでの召喚では冠位を捨てており、グランドランサーのままでは現界できなかったことをボイス内で明かしている。
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | ロムルスとの関係 |
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ネロ |
「ローマの栄光と影の体現者」として妹のように愛するローマ皇帝。 |
カリギュラ |
弟のように慕うローマの英霊。2部5章にてクィリヌス召喚の触媒となった。 |
カエサル |
ローマの英霊。お互いのボイスで子供の認知と婚姻についての会話が聞ける。 |
アルテラ |
軍神マルスの剣を使う英霊。 |
アルテミス |
ローマ神話のディアーナと同一視される女神。 |
ヘラクレス |
ロムルスの父とも伝わるギリシャの英霊。 |
ブーディカ |
ローマ軍と戦ったブリタニアの女王。 |
参考文献
・wikipedia
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