【第五人格】「ビリヤードプレイヤー」(マーカス・ソーン)の性能と立ち回り解説
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第五人格(IdentityV)のハンター『「ビリヤードプレイヤー」/マーカス・ソーン』の特徴や立ち回りについて掲載中!外在特質(特殊能力)や存在感によって解放される能力のほか、長所短所についても記載しているので、「ビリヤードプレイヤー」を詳しく知りたいかたはぜひ参考にどうぞ!
「ビリヤードプレイヤー」の最新情報
| 「ビリヤードプレイヤー」の7月2日調整内容 |
|---|
| サバイバーが1人脱落した後の暗号機後退割合が毎回12%→9% に減少 |
| 手球の持続時間が16秒→11秒に短縮 |
| 負傷状態のサバイバー1人ごとの慣性持続時間増加量が2.5秒→2.1秒に減少 |
遅延能力が弱体化
サバイバーが1人脱落した後、封鎖領域内の暗号機後退割合が9%に低下。サバイバーが3人になってから長期戦になりやすかったため、遅延能力が弱体化している。
チェイス能力が弱体化
慣性の持続時間が、負傷状態のサバイバー1人ごとに2.1秒となった。慣性の持続時間が減少しているため、引き球で出現後のチェイス能力が低下した。
「ビリヤードプレイヤー」の評価と入手方法
評価と入手方法
| 名前 | マーカス・ソーン |
| 声優 | 未公開 |
| 誕生日 | 未公開 |
| 評価 |
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| 入手方法 |
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「ビリヤードプレイヤー」のユーザー評価
「ビリヤードプレイヤー」の外在特質の解説
| 外在特質 | 効果 |
|---|---|
| 慣性 | 球の運動経路を離れると、「マーカス」の身体能力が強化され、ほとんどの操作速度が20%、移動速度が18%上昇すると同時に、付近のサバイバーの位置が表示される。6秒間持続。 【ポケットショット】 「マーカス」が球の運動経路を離れた後、場内にいる負傷したサバイバーの数に応じて慣性が強化される。負傷状態のサバイバー1人につき、慣性の持続時間が2.1秒、最大8.4秒まで増加する。 |
| 存在感0 | |
|---|---|
| 撞点 | チャージ時間:12秒 チャージ数:3/8回「マーカス」はマップ内に1つずつ撞点を設置し、繋げることで、運動経路を定める。1つ目の撞点が設置されてから一定時間以内に新たな撞点を設置することで、固定経路が形成される。経路の生成距離には最短4メートル、最長35メートルの制限がある。 |
| 仮想の怪物 | チャージ時間:20秒 チャージ数:2/2回「マーカス」は半径8メートル以内の経路上の任意の地点を選び、「箱の中の怪物」となって自動的にその経路上を高速移動する。移動中にスキルを使用することで、経路上の任意の地点へ瞬間移動できる。怪物は最大30秒間操作可能。 「箱の中の怪物」は経路に入ると通常攻撃と操作が行えず、物理衝突や制御効果を受けなくなるが、スキルは発動できる。 |
| 引き球 | 「箱の中の怪物」として経路上を移動している間、自身から8メートル以内の任意の地点を選択し、経路を離れて「マーカス」に戻ることができる。ただし、経路に入ってから2秒間は離脱できない。 |
| 封鎖領域 | 「マーカス」が1つ目の撞点を設置した後、自分から終了するか、25秒経過して自動的に今回の撞点設置が終了すると、次の撞点は距離の制限を受けなくなる。封鎖されていない撞点が3~4個存在する時、「マーカス」はそれらを繋げて立体的な封鎖領域を形成できる。設置を完了するか領域が封鎖された後、領域内の全ての撞点と経路は80秒後に消失する。 【エントロピー制御】 封鎖領域が形成された6秒後から領域が消えるまで、38秒ごとに1回領域の内部がスキャンされる。領域がスキャンされると、その中にいるサバイバーの輪郭と、解読進捗が最も多い1台の暗号機の進捗が5秒間表示される。同時に、その暗号機の解読進捗が15%後退し、暗号機がカウントに入る。いずれかのサバイバーが脱落した後、1回の暗号機後退進捗は9%まで下がる。各暗号機には37秒のカウントが設けられており、カウント中は進捗を後退できない。 |
| 存在感1000 | |
|---|---|
| 手球 | 待ち時間:18秒「マーカス」が任意の経路上に手球を打ち出す。一定時間(距離に比例する)経過すると手球が落下し、自動的に経路に沿って11秒間移動する。サバイバーが拘束されているロケットチェアの付近ではエネルギー消費が激しく、移動時間が短くなる。行動可能なサバイバーが一定範囲内を通過した時、手球は素早く対象をロックし、捕捉する。「マーカス」は3秒以内にもう一度ボタンをタップするかドラッグすることで、捕捉したサバイバーの手球を自身の付近8メートルから11メートルの環状エリア内に移動させることができる。サバイバーが拘束されているロケットチェアの付近では、手球捕捉後の移動時間が1.8秒まで減少する。 |
| 存在感2500 | |
|---|---|
| 撞点-上級 | 「マーカス」のビリヤード技術が向上し、経路を離れた後の着地アクション速度が上昇する。 |
撞点
マップ中に撞点を設置。2つ目以降を設置すると、すでに設置してある撞点との間に経路が生成され、「仮想の怪物」スキルで経路上を高速移動できる。経路は障害物や高低差を無視でき、複数の経路を生成可能なのでチェイスでの先回りや暗号機巡回などに利用可能だ。
仮想の怪物
身体をボールに変化させ、撞点が2つ以上繋がっている経路上を高速で移動可能。移動中は攻撃や操作が行えないが、新たな撞点の設置や、8メートル以内にある他の経路へ移動できる。移動する際はボール形態で高速移動し、サバイバーが逃げる方向に合わせてルートを生成/選択しよう。
スタンやノックバック効果を受けなくなる
仮想の怪物を使用中は、サバイバーのスキルによるスタンやノックバックを受けない。スタンを受けそうな場面では、仮想の怪物を使用して回避するのも有効だ。
引き球
仮想の怪物スキルで経路を移動中に、8メートル以内の任意の地点に人間形態で出現できる。出現後は外在特質「慣性」により操作速度や移動速度が上昇し、付近のサバイバーの位置が表示されるため、障害物越しに隠密されても気づきやすい。
存在感が溜まると経路離脱時の着地速度上昇
存在感が2500になると、人間形態に戻った際に発生する着地アクション速度が早くなる。チェイスに素早く移れるため、サバイバーが板や窓を乗り越える前にダメージを与えやすい。
封鎖領域
撞点を3つ以上設置した状態でスキルボタンを押すか、4つ目を設置するとすでに生成した経路が繋がり封鎖領域を形成可能だ。封鎖領域内は形成して6秒後から、領域が消えるまでの間、38秒ごとにスキャンされる。
スキャンされたサバイバーは位置が表示され、解読進捗が最も多い暗号機の進捗が15%減少する。索敵に使用できるほか、解読が完了しそうな暗号機の進捗を戻し解読遅延をかけることもできる強力なスキルだ。
手球
存在感1000で解放。撞点か経路上に手球を打ち出す。手球は11秒間経路上を移動し、サバイバーが一定範囲に入ると捕捉する。捕捉されたサバイバーは「ビリヤードプレイヤー」本体の8〜11メートル範囲内の任意の位置に出現させられるため、周囲に板や窓が無い場所に出現させよう。
拘束中のサバイバー付近では持続時間が短縮
サバイバーが拘束されているロケットチェア付近では、手球の持続時間が約2秒、捕捉後の拘束時間も1.8秒まで短縮される。そのため、キャンプ中は救助役のサバイバーを手球で捕捉しづらい。
|
第五人格 攻略班 |
「ビリヤードプレイヤー」の長所と短所
| 長所 |
|---|
| 撞点間の経路を移動することで長距離高速移動が可能 |
| 封鎖領域により索敵や暗号解読遅延ができる |
| サバイバーとの距離を詰めやすく、距離チェイスに強い |
| 手球によるチェイス性能が高い |
| 短所 |
|---|
| 存在感が溜まるまではチェイス能力が低い |
| 人間形態に戻った後、サバイバーにアイテムを使われると追撃しにくい |
| 高低差のあるマップが少し苦手 |
「ビリヤードプレイヤー」の立ち回り解説
初動は暗号機を囲いつつサバイバーに接近
試合開始後は徒歩でサバイバーがいそうな暗号機へ向かおう。サバイバーを発見した際は、暗号機を囲える位置に撞点を設置して仮想の怪物を使用し、逃げる方向へ経路を生成して追いかけると良い。十分に距離を詰めたら、引き球を長押ししてサバイバーの付近に出現し攻撃しよう。
攻撃後は再び仮想の怪物で追撃
攻撃を当てた後は、再び撞点を設置してから仮想の怪物形態で追撃すると良い。障害物を無視して一気に距離を詰められるので、チェイス時間を短縮できる。
傲慢採用がおすすめ
人格の「傲慢」を採用していると、最初のチェイス中に手球スキルが解放される。手球で拘束すると、サバイバーを強制的に弱いポジションへワープさせて攻撃できるため、チェイスが苦手な方は傲慢を採用してみよう。
| 傲慢の性能と効果解説 |
手球は板や窓を封鎖するように設置する
手球が使用可能になったら、サバイバーが通りそうな板や窓に撞点を設置して手球を使用すると良い。手球が存在している間サバイバーは板や窓を通過できなくなるため、ダメージを与えやすくなる。もし手球で捕捉できなかった場合は、手球がサバイバーを追うように2個目の撞点を設置しよう。
チェイス時以外は暗号機封鎖で解読遅延
キャンプ中や残り暗号機が少ない場合は、解読が進んでいる暗号機を封鎖領域内に入れておこう。能力のエントロピー制御により封鎖領域形成して6秒後から、38秒経過ごとに進捗を15%下げられるため、解読を妨害できれば解読進捗を大きく下げやすい。
チェイス時の撞点を封鎖に利用して撞点節約
チェイスでサバイバーをダウンさせた後、封鎖領域が生成されていない経路があれば、撞点を増やして解読が進んでいる暗号機を囲むのがおすすめだ。撞点を節約できるため、後の試合展開を有利に進めやすくなる。
「ビリヤードプレイヤー」で使えるテクニック
手球設置で粘着を回避
ダウンさせたサバイバーを担ぐ際に、ダウン位置に撞点を設置し手球を配置すると、オフェンスや野人などの接近型サバイバーによる風船救助を防げる。風船救助の狙いが分かっている場合は、先に手球を使って対策しよう。
遠距離粘着が可能なサバイバーは手球で捕捉
遠距離から粘着できるサバイバーが相手の場合は、粘着に来たサバイバーへ手球を放ち捕捉を狙おう。捕捉されている間サバイバーは何もできなくなるため、ロケットチェアまでダウンしたサバイバーを運びやすくなる。
解読中の暗号機に手球を配置する
解読中の暗号機に手球を配置し、解読を妨害するテクニック。サバイバーを拘束中のロケットチェア付近以外では手球が11秒間持続するため、サバイバーは暗号機を解読できなくなる。また、解読中に捕捉したサバイバーを自身の近くにワープさせてダメージを与えるのも可能だ。
手球のワープで4割救助や9割救助を阻止
手球で捕捉した救助役のサバイバーをロケットチェアから離れた場所にワープさせると、4割救助や9割救助を阻止しやすくなる。壁の裏などにもワープさせられるので、もしロケットチェア付近に回り込みが必要な壁のある場合は狙ってみるのもおすすめ。
「ビリヤードプレイヤー」のおすすめ人格構成
| 新人格構成は順次対応中 |
|---|
| 7月2日のアップデートに伴い、新人格を含めたおすすめ構成は順次更新中です。反映まで今しばらくお待ちください。 |
傲慢採用初心者向け人格構成
傲慢を採用しており、初動でチェイス時間を稼がれても存在感1スキルを解放しやすい。存在感1の手球が解放されれば、「ビリヤードプレイヤー」が苦手とする板や窓枠付近でのチェイスを素早く終わらせられる。
中級者以上向けチェイス型構成
破壊欲と閉鎖空間を採用しており、板と窓枠に対してチェイス能力を強化している。特に外在特質「慣性」の効果と破壊欲を合わせると、素早く板を破壊し追撃可能だ。最初のチェイスで手球が無くてもダウンを取れる中級者向けの構成。
主要人格の詳細
| 人格 | 詳細 |
|---|---|
|
引き留める |
・通電後に逆転しやすい ・通電前に1人脱落させておけば、引き分け以上を狙える |
|
傲慢 |
・手球の解放を早め、チェイス能力を強化できる |
|
破壊欲 |
・引き球使用後の板破壊速度をさらに強化できる |
|
衝動 |
・溜め攻撃中の移動速度が上昇 ・外在特質「慣性」の移動速度上昇効果と相性が良い |
|
閉鎖空間 |
・窓枠の往復でボール形態対策をする相手に有効 |
|
コントロール |
・キャンプ時に脱落進度の進行が早くなる ・手球と合わせて時間を稼ぎやすく好相性 |
おすすめの補助特質
| 補助特質 | 詳細 |
|---|---|
|
神出鬼没 |
・存在感が溜まるまでのチェイスの弱さをフォローできる ・機動力が高いため試合後半でもデメリットが無い |
|
監視者 |
・試合後半の暗号機管理がしやすくなる ・慣性の加速効果と合わせてサバイバーに追いつきやすい |
「ビリヤードプレイヤー」の相性
相性の良いサバイバー
| サバイバー | 詳細 |
|---|---|
|
機械技師 |
・機械人形を破壊したあと本体に追いつきやすい ・機械人形破壊で存在感を溜められる |
|
野人 |
・手球のワープで騎乗状態を解除できる |
相性の良いマップ
| マップ | 詳細 |
|---|---|
|
軍需工場 |
・マップが狭く封鎖領域で暗号機を守りやすい ・高低差が無く撞点の経路で移動が楽 |
|
赤の教会 |
|
|
永眠町 |
・開けた場所が多く慣性で追いつきやすい ・直線が多いため撞点経路を活かせる |
「ビリヤードプレイヤー」への対策
撞点の経路から離れる
「ビリヤードプレイヤー」は撞点間を結んだ経路を高速移動するため、なるべく経路付近から距離を離すようにチェイスしよう。特に存在感1000になり手球が解放されたあとは、経路周辺にいると強制的にワープさせられてしまうため、常に経路には気を配っておくと良い。
距離が近づいたら板や窓枠で待機する
「ビリヤードプレイヤー」との距離が近づいたら、倒れていない板や窓枠付近で待機するのがおすすめだ。「ビリヤードプレイヤー」が人間形態に戻った際は着地アクションによる硬直が発生するため、「ビリヤードプレイヤー」の降りた位置を確認して板を倒したり窓枠を乗り越えたりしよう。
人間形態に戻ってからアイテムを使う
「ビリヤードプレイヤー」がボール形態の間は、スタンやアイテム効果を受けない。そのため、アイテムを使うのは人間形態に戻ってからにしよう。人間形態へ戻った後にアイテムで距離を離せば、撞点を多く消費させられ、解読妨害に使用できる撞点を減らせる。
救助時は手球が消えるのを待つ
救助を行う際は、ロケットチェアの前に設置された手球が消えるのを待とう。手球は2秒ほど残るため、手球設置後は攻撃を受けないように距離を離すのもポイントだ。また、ロケットチェアへの接近が厳しいサバイバーの場合は、早めに救助するのもおすすめ。
「ビリヤードプレイヤー」の基本データ
基本データ
| プレイ難易度 |
|---|
|
|
| 基本データ | |||
|---|---|---|---|
| 移動速度 | 4.64m/s | 恐怖半径 | 32.07m |
| 通常攻撃 距離 |
3.12m | 溜め攻撃 距離 |
3.38m |
| 板破壊 時間 |
2.54秒 | 窓乗り越え 時間 |
2.0秒 |
| 板気絶 時間 |
3.49秒 | ||
「ビリヤードプレイヤー」の背景ストーリー
| 「ビリヤードプレイヤー」の背景ストーリー |
|---|
| マーカスの出自を知る者はいない。幼い頃から彼は闘獣場に身を置き、生き延びてきた。勝たなければ腹を満たせない、そんな法の及ばない地で、彼は稀に瀕死の敗者に食料を恵んでやれるほどの実力を持っていた。ところがある日、彼はある偶然のきっかけで貴族の目に留まり、イギリスで流行していた娯楽――ビリヤードに触れた。圧倒的な才能で全ての相手を打ち負かし、たちまちビリヤード場の四大看板選手の筆頭となった彼は、オーナーに莫大な利益をもたらした。マーカスを取り巻く者はたくさんいたが、その多くは心から彼を称えているわけではなく、むしろその転落を待ち望む者たちだった――敗者たちは彼の地位を妬みながらも、圧倒的な実力差を前に声も上げられない。 ただ一人、真摯にマーカスを観察する人物がいた。彼はマーカスの球筋を詳細に記録し、自身の物理学理論の研究に活用していたのだ。マーカスは知らなかったが、その人物こそ未だ会ったことのない彼の実父であり、その「父」の脳裏と原稿用紙にはもう一人の「息子」――「箱の中の怪物」がいた。 19世紀後半、物理学が急速に発展した時代、多くの科学者が描いた永久機関の夢は、熱力学第二法則によって終止符を打たれたように見えた。そんな中で、「箱の中の怪物」は誕生した。それは科学者ウィテカーの頭脳に生まれ、数多の理論モデルを淘汰して完成に近づいていった――ウィテカーの構想では、透明な箱に存在するそれは熱い箱と冷たい箱を仕切る門を見張っており、粒子を選別して温度差を生み出す役割を担っていた。 自分の知らないところでマーカスが生まれていたことなど知らず、理論がまとまった後、ウィテカーは田舎での療養を切り上げて大学に戻り、「仮想の怪物」に関する論文を発表した。「箱の中の怪物」理論は学界に大きな衝撃を与えた。それはまるでお伽話のように、定められた結末に不確定要素をもたらしたのだ――怪物が本当に存在するなら、永久機関だって不可能じゃない。絶対零度へと歩み続ける宇宙だって、息を吹き返す可能性がある。 ビリヤード場でマーカスが圧倒的な実力を見せつけたように、「箱の中の怪物」も物理学界の新星となり、箱の中の粒子だけでなく、物理学界そのものすら支配する王になった。怪物は粒子の移動経路を制御し、絶対的な鉄則を定めていった。それ以外にやることと言えば、気晴らしに箱の外の「父」とマーカスを眺めることくらいだ。 だが、世間の流行は移ろう。英国で盛んだったスリークッションはスヌーカーに取って代わられ、旧式の天才は時代遅れとなった――ライバルたちが牙を剥く中、マーカスはビリヤード場の「事故」で重傷を負い、昏睡状態に陥った。彼が必死に握りしめていたのは、自身の球筋を記録した原稿用紙――もはやこれを記録した者を見つけることだけが、彼にとっての最後の希望と言えた。 同時に、「箱の中の怪物」理論にも欠陥が発見された。外圧によって透明な箱に亀裂が入り、制御されていた粒子が噴出したのだ――それらは束縛を逃れ、王へと牙をむいた……かつての神獣は「疑似科学」のレッテルを貼られ、真っ暗な檻に閉じ込められた。 怒りや悔しさに駆られ、失敗を受け入れられなかった怪物は壊れた箱を叩き続け、「父」をビリヤード場へ――マーカスが埋もれた廃墟の前へと導いた。そして「父」も、彼と「怪物」の共通点に気付いた――「箱の中の怪物」理論は、別の形で実現できるかもしれない。彼が、「怪物」になればいいのだと。 「父」の助けのもと、幾多の曲折を経て、マーカスと「箱の中の怪物」はついに再会を果たした。互いが持つ勝利への執着が拒絶反応を凌駕し、2人は融合して構想上の怪物の姿となる――再び目覚めた「彼」は、周囲にある全ての球体を打ち砕くことだけを考えていた。 |
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